貸借対照表
- 7. 資産項目の大きさと事業の重要ポイント
• キャッシュの使いみちは?
1. 借入金や社債などの返済(負債に使う)
2. 事業投資やMA(資産)
3. 配当金や自社株買いなどの株主への還元(純資産)
• キャッシュリッチの場合
→多くのキャッシュを事業やMAなどに使うのか、株主に買えるのかをよく考える
• 売掛金や棚卸資産の金額が大きい場合
→回収に時間がかかり、かなりの在庫を持たないといけない
• 有形固定資産が大きい場合
→設備投資型の事業をしているので、稼働率を見る
→NPV法「現時点でいくら かるのか」・IRR法「年平均で何%か」
• 無形固定資産と投資その他の資産(特にのれん)が大きい場合
→これまでに大きなMAを行ってきた→のれんは減損をみるべき
- 11. この節のまとめ
• 貸借対照表は、決算日の"数字の写真" である。
• 一般事業会社では、流動資産、有形固定資産、その他の資産がそれぞ
れの3構成になっていることが多い。また資産の構成比率から事業の構
造の特徴が分かり、大きい項目がその企業の重要なポイントを表して
いることが多い。また資産の構成比率から事業の構造の特徴がわかり
また金額の大きいこうもくがその企業の重要なポイントを表している
ことが多い。
• 賃借対照表の構造、つまり左上と右上が大きい傾向か、純資産比率が
高いか、デットエクイティレシオが低いか、と言った点から、財務的
な安全性が分かる
• 貸借対照表をもとに,キャッシュ以外の資産項目の圧縮、負債、純資産
の項目の増加を検討することによって、キャッシュを生み出すための
具体策を考えることができる。