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UIデザイナーが500ページ超のヘルプを書いて得られたもの
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Keisuke Miyajima
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UIデザイナーが500ページ超のヘルプを書いて得られたもの
1.
UIデザイナーが500ページ超の ヘルプを書いて得られたもの 株式会社グラッドキューブ 宮島 敬右
2.
宮島 敬右 Keisuke Miyajima UIデザイナー HCD-Net認定
⼈間中⼼設計スペシャリスト 3級 テクニカルライティング
3.
「SiTest(サイテスト)」は、ウェブサイトの解析・改善によく⽤いられる 「ヒートマップ」や「A/Bテスト」などのツールを『オールインワン』で提供する、 SaaSのウェブアプリケーションです。
4.
情報設計 ユーザー コンテンツ コンテキスト
5.
情報設計 ユーザー コンテンツ コンテキスト
6.
コンテキスト 背景 多機能なツールでありながら、ヘル プページの情報量が少ない。 お問い合わせに対してヘルプに誘導 しにくいので、利⽤者が増えるほど サポートコストも増える。 ヘルプとしての「あたりまえ品質」を 提供しなければならない。
7.
コンテキスト ⽬的 品質の下⽀え →「サービス利⽤者」の体験向上 お問い合わせ対応の⼯数削減 →「サービス提供者」の体験向上 社員教育のための資料化 →「サービス提供者」の体験向上
8.
不安を抱かずに サービスを利⽤できる コンテキスト ゴール
9.
情報設計 ユーザー コンテンツ コンテキスト
10.
どのレベルの「リテラシー」の ユーザーが⽇常的に使⽤してい る⾔葉で書く? どのレベルの「リテラシー」の ユーザーが理解できる説明量で 書く? ユーザー
11.
カスタマーサポート担当者からの 情報をもとに 「初⼼者〜中級者」に設定
12.
サービス全体と各機能の「利⽤ 前〜利⽤中〜利⽤後」の時系列 「何を達成したいのか」・「何に 困っているのか」 ユーザー
13.
利⽤の時系列とUIの画⾯構成に沿った サイトの構成にする 「機能の説明」と「よくある質問」を 分類する
14.
情報設計 ユーザー コンテンツ コンテキスト
15.
対象のドメインで⼀般的に通⽤ する⽤語・略語にもなるべく説 明をつける 「画⾯上の要素の説明」と「タス クの⼿順」をそれぞれ⽤意する 「問題解決」だけでなく、機能か ら得られる「価値」も伝える コンテンツ
16.
ヘルプもサービスの重要な タッチポイントと位置づけて、 利⽤のモチベーションが上がる コンテンツを⽬指す
17.
UIとタスクのフローについては デザインした⾃分がすべて説明 できる(べき) 技術やユーザーとの契約に関す るは内容はエンジニアとセール ス担当者の協⼒が必要 コンテンツ
18.
正確性の担保や抜け漏れの防⽌には 部⾨・役割を横断した コミュニケーションが不可⽋
19.
3級テクニカルライティングの資格コンテンツ
20.
推薦図書を買って1回講習を受けて 10時間ほど勉強すれば、 わりと⾼い確率で合格できる 受験の費⽤は16,000円くらいで、 HCD認定のような更新の⼿続きもない
21.
過剰にへりくだらない ✕:〜させていただきます。 ○:〜できます。 修飾語の係り受け ✕:⼤幅に時間と費⽤を節約できます。 ○:時間と費⽤を⼤幅に節約できます。 簡潔に ✕:〜することが可能になります。 ○:〜できます。 なるべく肯定的に ✕:〜しないでください。 ○:〜してください。 漢字をひらく ✕:頂く ○:いただく ✕:下さい ○:ください など ⼀⽂⼀義 ⽂⾔の統⼀
22.
https://support.sitest.jp/hc/ja
23.
成果 ヘルプページへのアクセスが増加 ヘルプの活⽤の頻度が向上して サポート⼯数が減少 カスタマーサポート担当者以外の 担当者も、問い合わせに回答で きるようになった
24.
※個⼈の感想です。 1. プロダクトとサービスに対する客観性 2. 説明の⽂章を考えるときのスピード 3.
簡潔に伝えるための⽂章⼒
25.
テクニカルライティングの基礎を学ぶのは、 UIデザインやコミュニケーションの ちょっとしたスキルアップにおすすめです ※個⼈の感想です。
26.
参考にした書籍 『⽇本語スタイルガイド』 『ヘルプサイトの作り⽅』 『⽇本語の作⽂技術』 『実践・⽇本語の作⽂技術』 『分かりやすい表現の技術』 『理科系の作⽂技術』 テクニカルライティングの基礎を 学べる推薦図書 ヘルプサイトを作るプロセスと、 公開後の運⽤を学べる ⽇本語の作⽂の正しい⽂法・構成 を学べる 相⼿に伝わりやすい筋道の⽴て⽅ と、説明の表現や構成を学べる 38年前に出版された名著 「説明書」について⾔及している のは10ページほどだが、本質がす べて書かれている
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