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Infragistics Proprietary1
Web 開発 x インフラジスティックス
Now & Future
Infragistics Proprietary2
自己紹介
桐生 達嗣(きりゅうたつし)
 インフラジスティックス・ジャパン
 Technical Consulting Engineer
 略歴
 SI Company:Web アプリケーション開発
 UI・UX Tech Company:Web フロントエンド開発
 Mail:tkiryu@infragistics.com
 Twitter:@TatsushiKiryu
Infragistics Proprietary3
アジェンダ
1. インフラジスティックス(IG)のご紹介
2. これまでの Web、これまでの IG
3. これからの Web、これからの IG
4. IGの今後のロードマップ
Infragistics Proprietary4
インフラジスティックス
のご紹介
Infragistics Proprietary5
インフラジスティックス
イノベーションの歴史
全ての開発を行うお客様が、より良いユーザー エクスペリエンスを実現
するためのツール、ソリューションを提供
全世界で 200 万人以上の開発者の支持を獲得
z
1989年創立
米国
本社オフィス
開設
2000年
Windows
Forms &
ASP.NET
対応製品
販売開始
2006 年
東京オフィス
開設
WPF 対応製品
販売開始
2008年
UX サービス
部門設立
2011年
HTML5/
Javascript
対応製品
販売開始
2012年
iOS 対応製品
販売開始
Indigo Studio
販売開始
2014年
Xamarin &
Android 対応
製品
販売開始
継続する
イノベー
ション
2016年
ReportPlus
Embedded
提供開始
2017年
Xamarin &
JavaScript 向け
Productivity
Packs 提供開始
Infragistics Proprietary6
1. UI コントロール
2. プロダクティビティ
ツール
3. エンタープライズ
サポート
コントロール、ツール、サポートで開発を支援
 高機能な UI コントロールで作りこみの工数を削減
 グリッド、チャート、エディター、ツリー
 プロダクティビティ ツールを利用し即座に
開発を開始、学習コスト、作業コストの低減
 グローバル、ローカルにおける
エンタープライズに対応したサポート
 優先/電話サポートに加え各種有償サービスをご提案
• テクニカル アカウント マネージャー
• オンサイト サポート
• 各種コンサルティング
• 延長サポート
 さまざまな業種のお客様へのサポート経験
Infragistics Proprietary7
これまでのWeb
これまでのIG
Infragistics Proprietary8
Browser
1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017現在
Server  Java Servlet
 ASP
 JavaScript
 Java Applet
 DHTML
 PHP
 HTML 1.0
Client
1993 – 1999 年頃
Web黎明期
世界初Webブラウ
ザ
JavaScriptの誕生
Infragistics Proprietary9
 prototype.js
Browser
1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017現在
Server  Struts
ASP.NET
 Flex
Silverlight
 FLASH
 Spring
 jQuery / UI
 Ruby on Rails
 Ajax HTML 4.01
Client
NetAdvantage for
Silverlight
NetAdvantage for
ASP.NET
1999 – 2009 年頃
RIAの隆盛
Ajaxの普及
jQueryの誕生
Infragistics Proprietary10
Browser
1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017現在
Server
 ASP.NET MVC
 ASP.NET
Core
HTML5
 AngularJS
KnockoutJS ext
 Grunt ◆Gulp ◆Webpack
 React Angular
 Vue.js
Node.js
 TypeScript
 BACKBORN.JS
Ignite UI
Client
AngularJS ext React ext
Angular ext
 KnockoutJS
2009 年頃 - 現在
Node.jsの登場
HTML5の普及
JavaScript ライブラリ
戦国時代
Infragistics Proprietary11
これからのWeb
これからのIG
Infragistics Proprietary12
これからのWeb
Infragistics Proprietary13
これからの Web
 ますます Web で実現できることが増えていく
 Web 技術がどんどん高度化、複雑化していく
Progressive Web Apps
Web Assembly
WebVR
Web Payments
Offline対応・Push通知
C/C++バイナリの実行
Web上で3Dコンテンツ
Web上の決済
Web Components カスタムタグの作成
Infragistics Proprietary14
これからの Web
 今後ますます求められるもの
マルチデバイス対応 外部システム・クラウドサービス連携
Infragistics Proprietary15
これからの Web
 従来のアプリケーションアーキテクチャでは対応が難しい
マルチデバイス対応
UI描画 / データ入力
ビジネスロジック /
UI構築 / 画面遷移 / 状態管理
外部システム・クラウドサービス連携
Infragistics Proprietary16
これからの Web
 Web API 利用をベースとしたアプリケーションアーキテクチャ
 クライアントサイドの役割増大
マルチデバイス対応
ビジネスロジック
外部システム・クラウドサービス連携
UI描画 / データ入力 / UI構築 / 画面遷移 /
状態管理 / Web API 呼出
Web API = データ連携
Infragistics Proprietary17
これからの Web
 Web 技術の高度化、複雑化
 クライアントサイドの役割増大
生産性
向上
開発
効率化
開発
標準化
保守性
向上
フレームワーク
開発支援ツール
+
課題
コントロール
開発サイクル
の短期化
Infragistics Proprietary18
これからのIG
Infragistics Proprietary19
1. UI コントロール
2. プロダクティビティ
ツール
3. エンタープライズ
サポート
コントロール、ツール、サポートで開発を支援
 高機能な UI コントロールで作りこみの工数を削減
 グリッド、チャート、エディター、ツリー
 プロダクティビティ ツールを利用し即座に
開発を開始、学習コスト、作業コストの低減
 グローバル、ローカルにおける
エンタープライズに対応したサポート
 優先/電話サポートに加え各種有償サービスをご提案
• テクニカル アカウント マネージャー
• オンサイト サポート
• 各種コンサルティング
• 延長サポート
 さまざまな業種のお客様へのサポート経験
Infragistics Proprietary20
Angular への投資
Infragistics Proprietary21
Angular
 エンタープライズ開発での利用に最適
 Web アプリケーション開発のためのプラットフォーム(オールインワンフレー
ムワーク)
 コンポーネント指向アーキテクチャ。部品を作って組み合わせる。
 TypeScriptで開発。実装時の型チェック、IDEのコード補完。
 Angular CLI。ビルド/デバッグ/テスト環境、ひな形生成機能などの提供
 セマンティックバージョニング(SemVer:Semantic Versioning)
 メジャー、マイナー、パッチバージョンに意味を持たせる
 長期サポート(LTS:Long Term Support)
Infragistics Proprietary22
Component
Angular と エンタープライズ
生産性向上
開発効率化
開発標準化
保守性向上
TypeScript
LTS
Angular CLI
SemVer
開発サイクル
の短期化
Infragistics Proprietary23
2014年 2015年 2016年 2017年
AngularJS Angular
Angular のお問い合わせ件数
Infragistics Proprietary24
Ignite UI Family
新たに Angular プラットフォーム向けのUIコントロールを提供
jQuery
Angular
Ignite UI
for JavaScript
Ignite UI
for Angular
jQuery UI
NEW
1. 2.
Infragistics Proprietary25
Ignite UI for Angular
 100% Angular ベース、約30種類のマテリアルデザインのコントロール
 軽量、高速、モバイル、タブレット向け。今後、デスクトップ向けに拡充。
 継続的デリバリーによる素早い機能追加、バグフィックスの提供
 デュアル ライセンス: 非営利、教育目的の使用は無償
 Githubにて全てのソースコードをホスト
 npm で誰でもインストール可能
 npm install igniteui-js-blocks
Infragistics Proprietary26
プロダクティビティ
ツールへの投資
Infragistics Proprietary27
Sketch UI Kit
 Sketch とは、Mac で使用できるデザイン作成ツール
 Ignite UI for Angular 向けのデザイン素材
 Sketch を使って素早く画面デザインを作成
 素材からCSSを抽出して実装に使用可能
Infragistics Proprietary28
Ignite UI
for JavaScript
Ignite UI CLI
 インストールは npm install –g igniteui-cli
 数行のコマンドですぐに環境構築を完了、実行可能
 npm を利用して、製品の利用に必要な依存関係や参照設定を自動的に解決
※Node Package Manger(既にWeb開発においてデファクトスタンダードと
なっている無償のパッケージ管理ツール)
Ignite UI
for Angular
Infragistics Proprietary29
Demo
Infragistics Proprietary30
今後のロードマップ
Infragistics Proprietary31
Webへの投資
Infragistics Proprietary32
開発チーム
開発チーム3x
Web への投資
 開発チームへのリソース投資 3倍
 全プラットフォーム中 最大規模
Infragistics Proprietary33
UIコントロール
Infragistics Proprietary34
Ignite UI for Angular
 今後の開発における3本柱
 チャートコントロールの追加
 リアルタイムデータ、大量
データのサポート
 金融、財務系チャートのサ
ポート
ハイ
パフォーマンスUI
JavaScript
サイズ最小化
デザイン・開発
生産性向上
 グリッド機能の拡張
 列・行仮想化
 ヘッダー/明細表示
 セル内編集
 Excelライクフィルタリング
 列・行の固定
 Excel エクスポート
Infragistics Proprietary35
Ignite UI for JavaScript
 TypeScript、Web Components ベースへの移行
 特定のフレームワークに依存しない設計へ
 かつ、どんなフレームワークとも利用できるように
jQuery
Ignite UI
for JavaScript
jQuery UI
TypeScript
Web Components
Ignite UI
for JavaScript
Infragistics Proprietary36
プロダクティビティ
ツール
Infragistics Proprietary37
Ignite UI CLI
 コマンド(機能)の追加
 テンプレートの拡充
Infragistics Proprietary38
Ignite UI
for JavaScript
コンフィギュレーターの開発
 コントロールを視覚的にデザインできるツールを開発
 Visual Studio Code をはじめとしたコードエディターに対応
Ignite UI
for Angular
&
※イメージです
Infragistics Proprietary39
開発プロセスへの
取り組み
Infragistics Proprietary40
 各フェーズごとに提供しているツールをシームレスに連携し、開発プロセス全
体の生産性を向上。
開発プロセスへの取り組み
デザイン プロトタイプ 実装
Sketch UI Kit Indigo Studio Ignite UI for
Angular
Infragistics Proprietary41
ぜひ今後の IG に
ご期待ください

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モダン Web 開発におけるインフラジスティックスのこれまでの取り組みと今後

Editor's Notes

  1. Web開発におけるインフラジスティックスのこれまでと今後の取り組みについてお話をさせていただきます。
  2. まずは自己紹介をさせていただきます。 私は桐生達嗣と申します。インフラジスティックス・ジャパンでテクニカルコンサルティングエンジニアをやっております。 テクニカルコンサルティングエンジニアとは、弊社製品についてのサポート、あるいやアプリケーションのアーキテクチャやパフォーマンス改善に関するアドバイスなど、単なるサポートにとどまらない、より広範な技術的アドバイスを行う仕事であります。 インフラジスティックスにジョインする前はSI企業に所属し、エンタープライズWebアプリケーションの開発に携わっていました。その後、ユーザーインターフェースに特化した企業に転職し、Webフロントエンド開発に携わっていました。通算10年以上Web開発に携わってきたことになります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
  3. 本日お話させていただく内容ですが、 まず最初に、弊社インフラジスティックスについて簡単にご紹介させていただきます。 2つ目に、「これまでのWeb,これまでのIG」ということで、Webの黎明期から2017年現在に至るまでを、ブラウザ、サーバーサイド技術、クライアントサイド技術、という観点で、簡単におさらいしてみたいと思います。また、そのときIGはどんなことをしていたのかについても触れていきたい思います。 3つ目に、今後のWeb開発において、重要となってくるキーワードと、直近の弊社の取り組みについてお話させていただきます。 最後に、弊社のWeb開発における今後の長期的なロードマップについてお話させていただきます。
  4. ・それではまず、弊社インフラジスティックスについて簡単にご紹介させていただきます。
  5. ・インフラジスティックスは、1989年に創立され、約30年にわたって、様々なプラットフォームに対応するエンタープライズ開発に最適なUIコントロールやツールの開発・提供を行ってきました。現在では、全世界で200万人以上の開発者の方々に弊社製品をご利用いただいています。
  6. ・弊社はUIコントロールの開発をコアとしつつも、そのコントロールを活用するためのツール、弊社はプロダクティビティツールと呼んでいますが、こういったツールを拡充することで、弊社製品をご利用の皆様の開発生産性を向上させようという取り組みを行っています。さらには、最終的に製品をご利用いただく際の製品サポートやトレーニング、コンサルティングなどについても力を入れております。 インフラジスティックスは、約30年にわたってUIコントロール・ツールを提供してきた会社で、今後もそうあり続けます。コントロール、ツール、サポートでエンタープライズ開発を強力に支援する、エンタープライズ開発フレンドリーな会社であります。
  7. 15:35 続いて、「これまでのWeb,これまでのIG」として、Webの黎明期から2017年現在にいたるまでを簡単に振り返ってみたいと思います。
  8. ・まず、Web黎明期 1993年頃 〜 1999年頃の時代から。 ・この頃の大きなイベントとしては、1993年に史上初のWebブラウザ、モザイクがリリースされたことです。その後、1995年にはNetscape や Internet Explorer 1.0 もリリースされました・ ・サーバーサイドのテクノロジーに関していえば、ASP, Java Servlet/JSP, PHP など、サーバーサイドで動的Webページを生成する技術が普及しました。 ・クライアントサイドについては、1995年、今日のWebを支える要素技術のうちの1つ、JavaScriptがリリースされた記念すべき年でした。しかし、当時のJavaScriptは、パフォーマンスが悪く、ブラウザ間の互換性も著しく低いなどの問題がありとても使えるものではなく、Java Appletがよく使用されていました。 ・この頃、Infragisticsは、Webというプラットフォームも生まれたてということもあったかと思いますが、何かしら製品を市場に投入していたということはありませんでしたが、Webに関する動向調査を行っていた時期でありました。
  9. ・2000年代に入ると、Safari、Firefox、chromeといった、今日使用されている主要なブラウザが出そろいました。 ・サーバーサイドに目をむけますと、業務アプリケーションにおいては今日でも広く使われているASP.NETが2002年に登場しました。 ・クライアントサイドのトレンドとしては、大きな2つの流れがありました。1つは、Flash, Flex, Silverlight, などのブラウザプラグインを使用して、インタラクティブ性の高いWebアプリケーションを構築する流れ。もう1つは、プラグインの代わりにAjaxを使用してリッチなWebアプリケーションを作る流れです。AjaxというのはJavaScriptで非同期通信を行う技術のことですが、2005年にAjaxと名付けられ、GmailやGoogle Mapで使用されていることで一躍有名になり、爆発的に普及しました。 JavaScriptは2000年頃には、ブラウザ間の互換性がある程度確立されたため、徐々に使用されるようになっていきました。2005年ころからはJavaScriptライブラリも出始めるようになりました。2006年に登場したjQueryは、非常に使い勝手がよく、かつ、クロスブラウザ対応もやってくれるということで、デファクトスタンダードなJavaScriptライブラリとなって今日に至っています。 ・Infragisticsはこの頃、Microsoft様のASP.NETやSilverlight向けの、UIコントロールを開発して提供しはじめました。ASP.NET向けコントロールは、現在でも多くご利用いただいております。
  10. ・2009年に入ると、今日のWeb開発になくてはならない、Node.js が登場しました。Node.jsは、サーバーサイドのJavaScript実行環境ですが、サーバーに限らず様々なプラットフォームでJavaScriptを実行することができるようになり、JavaScriptの用途の幅を劇的に広げました。 ・クライアントサイドでは、2009年ころから徐々にHTML5 というキーワードが使用されるようになり、2010年のアップルショックと呼ばれる、AppleによるFlashの停止措置が引き金となり、一気にHTML5へのシフトが進むことになりました。アプリケーションプラットフォームとしてのHTML5を支える技術として、JavaScriptの重要性はますます高まるところとなりました。 数々のJavaScriptライブラリ、フレームワークが出現し、戦国時代の様相を呈するようになりました。また、Task runner と呼ばれるビルドツールや、AltJSと呼ばれるTypeScriptなどの言語も登場し、クライアントサイドでもビルド環境を構築する、コンパイルする、というパラダイムが登場しはじめ、JavaScriptを使う上で複雑さが伴うようになりました。 ・InfragisticsもHTML5への取り組みとして、2011年、jQuery、jQuery UI ベースの、業務アプリケーション向けのハイパフォーマンスなUIコントロール、Ignite UI for JavaScript をリリースしました。Ignite UI for JavaScriptの特徴としては、 - 細かい入力制御が可能なエディターコントロールや - カラムチャート、折れ線チャート、といった金融向けなどで必要とされるチャートコントロール - ソートやフィルタリング、ページングといった業務アプリケーションでは欠かせない機能を持ったハイパフォーマンスなグリッドコントロールを提供してまして、エンタープライズでの利用に耐えうるものとなっています。 ー また、KnockoutJS、AngularJS、Angular、React といった主要なJavaScriptフレームワーク向けの拡張機能を提供しているため、これらのフレームワークと一緒に使用することができます。Ignite UI for JavaScript は弊社製品の中で今一番ご利用の多いプラットフォームとなっています。 <まとめ> ・簡単ですが、これまでのWeb、および、弊社Infragisticsの歩みを振り返ってみました。こうしてみると、Webの歩みはJavaScriptの歩みと言い換えてもいいかもしれません。リリース当時悪評高かったJavaScriptが、実行性能の向上、APIの標準化とともに、Ajaxの登場を皮切りに徐々に使用されるようになり、今ではなくてはならないものとなっている、ということで、JavaScriptを使いこなすことができるか否かがWeb開発においては非常に重要になっているといえます。
  11. 15:43 続いて、今後のWeb開発において、重要となってくるキーワードと、直近の弊社の取り組みについてお話させていただきます
  12. ・これからのWebにおいて注目すべきキーワードとして、「Web Components」、「Progressive Web Apps」、「Web Assembly」、「Web Payments」Paymentsの5つを挙げてみました。それぞれ簡単に説明しますと、Web Componentsは独自のHTMLタグを作成することのできる技術、Progressive Web Appsは、オフライン対応やプッシュ通知といった、モバイルアプリが備えている機能をWebにもたらすことができる技術、Web Assemblyは、ブラウザ上で、C/C++などのバイナリコードを実行することができるようにする技術、WebVRは、バーチャルリアリティーやミックスドリアリティーなどでの3Dコンテンツを扱うたの技術、Web PaymentsはWeb技術での決済を実現するための技術です。今後、これらの要素技術が普及していくとみられています。Webで実現できることがどんどん増えて、より高度に、複雑になっていくことが予想されます。
  13. ・一方、直近のWebアプリケーション開発に求められるものとして、PC、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスへの対応や、外部システムやクラウドサービスなどとの連携もますます必要となってきています。しかしながら、それらの要求に応えるためには、従来のWebアプリケーションのアーキテクチャでは難しくなってきています。
  14. ・従来のWebアプリケーションアーキテクチャとはどんなものかといいますと、例えばこのような感じで、サーバーサイドで、UI構築や、画面遷移、状態管理まで行うようなアーキテクチャです。モバデバイスの多様化によって、データは同じでも見せたいUIが異なったり、そもそも、ネイティブアプリからもアクセスできるようにしたい、といった場合に、このアーキテクチャだと、サーバーからは画面を返してしまうので、柔軟にUIを変更することができません。また、外部システムや、クラウドサービスと連携する場合、Web APIを通して利用することになりますが、受け取ったデータを使って画面をクライアントサイドで動的に変更する必要があります。従来型のアーキテクチャのままだと、UI構築のロジックがサーバーサイドとクライアントサイドに分散されてしまい、メンテナンス性に問題が生じる可能性があります。
  15. ・そこで、今後は、クライアントサイドでUI構築を行ったり画面遷移をさせ、サーバーや外部システム、クラウドサービスとはWeb API を使ってデータ連携をおこなうアーキテクチャをする必要が出てきます。このようにすることで、サーバーサイドは、UIの変更に引っ張られず、ビジネスロジックと返すべきデータに注力することができます。クライアントサイドは、PCやモバイルなどに応じて柔軟にUIを変更することができるようになります。ただし、このようなアーキテクチャにするということは、クライアントサイドの役割が増大することを意味します。
  16. これからのWeb開発は、どんどん高度化、複雑化し、クライアントサイドの役割が増大していくことが考えられます。一方で、「開発サイクルの短期化」「生産性向上」「効率化」「開発標準化」「保守性向上」などの課題に対処していかなくてはいけません。これらの課題に対しては、1つには、コントロールやフレームワークを使っていくことが考えられますが、それだけでは限界があります。コントロールやフレームワークを選ぶことに加え、開発をサポートするためのAngularCLIのようなツールの存在も今後ますます重要になってきます。
  17. これからのWeb開発はどんどん難しくなって、クライアントサイドの役割が増えて大変になっていく中で、インフラジスティックスとしての取り組みを、ご紹介したいと思います。
  18. 冒頭で、インフラジスティックスは、コントロール、ツール、サポートの3つで、トータルにエンタープライズ開発を支援していくと申し上げました。1.UIコントロール、2.プロダクティビティツールについてそれぞれ取り組みを行っています。
  19. UIコントロールについては、Angularへ大きく投資することを決定いたしました。
  20. なぜAngularなのかといいますと、Angularがエンタープライズ開発での利用に最適であると、インフラジスティックスは考えているからです。 Angularの特徴としては、Webアプリケーション開発のためのプラットフォームで、少し前までは、オールインワンフレームワークと呼ばれていました。つまり、Angularには開発に必要な機能やツールがすべて備わっていることを意味しています。コンポーネント指向アーキテクチャは、レゴブロックのように部品を組み合わせてアプリケーションを作っていくアーキテクチャです。再利用
  21. Angularが持っているそれぞれのピースが、今後対処すべき、とくにエンタープライズ開発でより重要となってくる課題に対して、うまくマッチするのです。
  22. このグラフは、ワールドワイドで弊社サポートへお問い合わせいただいているAngular件数を表したものです。Angularの登場は2016年からですが、登場直後からかなりの問い合わせ件数があり、年々増加しています。エンタープライズ開発においてAngularへの関心度合いが高いことがわかります。
  23. Angularがエンタープライズ開発に最適であると考えていること、また、実際にAngularへのニーズが非常に高まっていることを受け、この度、Angular向けのUIコンポーネント、Ignite UI for Angular を提供することを決定いたしました。
  24. ・Ignite UI for Angular は、100% Angular ベースで、約30種類ほどのコントロールを取り揃えています。すべてマテリアルデザインにスタイリングされています。
  25. デザインフェーズにおける生産性を向上させることができます。
  26. 先ほどのAngularCLIのように、CLIツールというのは非常にニーズの高いものになっています。インフラジスティックスもIgnite UI CLIを提供するととなりました。このツールを使うことで、数行のコマンドですぐに環境構築を完了し、実行することが可能となります。Ignite UI for JavaScriptに対応しており、そしてつい先日 Ignite UI for Angularにも対応いたしました。非常に速いサイクルで日進月歩の進化を遂げています。
  27. 15:53 詳しい使い方については、今後、Ignite UI for Angular向けのセミナーやハンズオンなども開催していく予定です。また、トライアルいただきサポートをご利用いただくことも可能ですのでご活用いただければと思います。
  28. 16:03
  29. 先ほどAngularに投資した、とお伝えしましたが、インフラジスティックスはWebというもの大きく投資していきます。Webプラットフォームの開発チームの体制を従来の3倍にしました。これは、全プラットフォーム中でも最大の規模になります。これが弊社のWebに対する覚悟の現れです。開発体制を拡充し、Webプラットフォーム製品を素早く市場に提供していきます。
  30. UIコントロールについてのロードマップですが、まずはIgnite UI for Angularについては、今後、ハイパフォーマンスUI、JavaScriptサイズ最小化、デザイン・開発生産性向上の3つを柱に、開発を進めていきます。直近では、グリッド機能の拡張を図ります。列・行固定やExcelエクスポートなど、業務アプリケーションで非常にニーズの高い機能を追加していきます。また、リアルタイムデータ、大量データを扱えるようなチャートコントロールも追加していきます。
  31. 続いて、 UI for JavaScriptについても、jQuery、jQuery UIベースのものから、よりモダンなTypeScript、Web Componentsベースに移行していきます。Web ComponentsというWeb標準の技術を使って開発することにより、特定のフレームワークに依存しない設計にし、かつ、どんなフレームワークとも一緒に利用できるようにしていきます。
  32. プロダクティビティツールに関するロードマップとしては、まずは Ignite UI CLIのさらなる拡張を図っていきます。デモでお見せしたプロジェクトを作る、コンポーネントを追加する、といったコマンドに加えて、さまざまなコマンドを追加していきます。また、テンプレートについても、グリッド以外のテンプレートなども拡充していきます。
  33. ツールに関するもう1つのロードマップとして、コンフィギュレーターという、コンポーネントを視覚的にデザインできるためのツールを今後開発していきます。今お見せしている右側の画像は、弊社のWPF用のコンフィギュレーターですでが、画像中央にチャートのプレビューが表示されており、右側のプロパティウィンドウで値を設定すると、瞬時にプレビューに反映され確認することができます。Web向けのコンフィギュレーターをVisual Studio Codeなどのエディタ向けに提供していく予定です。
  34. 最後に、開発プロセス全体への取り組みについてご紹介させていただいて、私のセッションの締めくくりとさせていただきます。
  35. ・インフラジスティックスは、デザインフェーズ、プロトタイプフェーズ、そして実装フェーズと、開発プロセス全体を一気通貫で生産性向上を図っていくことを目指しています。 ・デザインフェーズでは、先ほど紹介した Sketch UI Kit というデザインツールを提供しています。プロトタイプフェーズでは、今回のセッションでは紹介しませんでしたが、Indigo Studio というプロタイピングツールを提供しています。この Indigo Studio を使うことで、アプリケーションのモックアップを素早く作成し、実開発に入る前に評価することができるので「開発手戻り」を低減することができるというものです。 ・実装フェーズでは、Ignite UI for Angular などのUIコントロールを使って、効率よく実装を行っていただくことができます。 ・現時点でも、インフラジスティックス製品をお使いいただくことで、個々のフェーズの生産性を高めていただくことは可能ですが、インフラジスティックスはさらにその先を目指しています。例えば、Sketchで作成したきれいな画面デザインをそのままIndigo Studioで使えるようになれば、よりリアルなアプリケーションとしてのプロトタイプを作成することができます。さらにそのプロトタイプから、実際に動作するソースコードを吐き出すことができるようになれば、劇的な生産性向上を図ることが可能になるというわけです。 ・実はすでに、デザインからプロトタイプの流れはできており、Sketchで作成したデザインをIndigo Studioに取り込むことができるようになってます。今後は、Indigo Studio で作ったプロトタイプから、実装コードを生成できる機能を開発していく予定です。 以上で、今後のロードマップについてお話させていただきました。IGのWebに対する意気込みを感じていただけたかなと思います。