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【LOCALGOODYOKOHAMA×横浜市大教員地域貢献活動支援事業ロジックモデルワークショップ】第1回 PDCA&ロジックモデルについて学ぼう
- 2. 自己紹介
伊藤 健 (いとう けん)
慶應義塾大学 大学院 政策 メデ ア研究科 特任助教- 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任助教
- Asian Venture Philanthropy Network 日本アドバイザー
- 特定非営利活動法人 SROI Network Japan 代表理事
- 日系電子メーカーにて3年間勤務後、2001年に米国Thunderbird AGSIM (アリ
ゾナ州)にてMBA取得 帰国後GEキャピタル社にてコーポレート・ファイナゾナ州)にてMBA取得。帰国後GEキャピタル社にてコ ポレ ト・ファイナ
ンス・業務改善・企業統合など約7年間勤務
- 本業の傍ら2005年からSVP東京パートナー、2007年から2009年までディレ
クターとしてソーシャルベンチャーの育成・支援にかかわる。2008年4月よ
りNPO法人ISLに参画、スイス・シュワブ財団と提携し社会起業家表彰プログ
ラム「SEOY日本プログラム」や、社会起業家養成プログラムを運営ラム SEOY日本プ グラム」や、社会起業家養成プ グラムを運営
- 2010年11月より慶應義塾大学 政策・メディア研究科にて特任助教、
社会的インパクトの定量評価、社会的投資等を研究
2012年に特定非営利活動法人 SROI N t k J を設立 代表理事に就任- 2012年に特定非営利活動法人 SROI Network Japanを設立、代表理事に就任
2
- 4. 被災地起業家支援「廃止」 内閣府事業仕分け
2012.6.11 13:28 (産経新聞)2012.6.11 13:28 (産経新聞)
内閣府は11日、自ら事業の無駄を洗い出す「府省庁版事業仕分け」を
実施し 東日本大震災の被災地で社会貢献を目指す起業家を育成するN実施し、東日本大震災の被災地で社会貢献を目指す起業家を育成するN
PO法人への支援事業(2011年度32億円)を「廃止」と判定した。人材
育成を目的に、職業能力を段位で認定する「キャリア段位制度」導入に向
けた事業(11年度事業費5千万円)も「廃止 抜本的に再検討」としたけた事業(11年度事業費5千万円)も「廃止。抜本的に再検討」とした。
仕分け人の有識者は、NPO法人への支援事業に関し「政策効果の検
証が不十分」と指摘した。
キャリア段位制度導入事業については経済効果を算出していない点に
触れ「なぜ予算が正当化できるのか」などと強調。内閣府の石田勝之副
大臣はいったん「廃止も含め大幅改善が必要」としたが、その後変更した
。キャリア段位制度は人材育成が目的で、食や介護分野などで7段階の
レベルを設定。公募で選ばれた団体が能力を判定する。今秋の導入を目
指している。
4
指している。
4
- 5. 「ひとり親支援事業見直し「ひとり親支援事業見直し 170億円かけ就業わずか」170億円かけ就業わずか」
(2014(2014年年88月月44日日 東京新聞)東京新聞)(2014(2014年年88月月44日日 東京新聞)東京新聞)
経済的に困窮しやすいシングルマザーらにパソコン技術などを身につけてもらい、自宅での副業を
支援する厚生労働省の事業が「費用対効果が低い」として 大幅に見直されることが三日 分かっ支援する厚生労働省の事業が「費用対効果が低い」として、大幅に見直されることが三日、分かっ
た。
五年間で総額百七十億円を投入したが、在宅の仕事に就いた人は四
分の一にとどまり、うち六割の平均月収はわずか五千円以下。事業を検分の にとどまり、うち六割の平均月収はわずか五千円以下。事業を検
証した同省の有識者検討会が「想定した成果を上げておらず、このままの形での継続は妥当ではな
い」と指摘した。
(中略)訓練期間は原則十八カ月。企業側には訓練や仕事の受注にかかる経費を支払い、参加者
にも月額一万五千~五万円の訓練手当を支給するにも月額 万五千 五万円の訓練手当を支給する。
検討会は〇九~一二年度に二十一自治体が実施した二十四事業(約五十六億円分)を検証。参加
者約二千八百人のうち、訓練を終えたのは約二千人で、在宅での就業につな
がったのは約七百六十人だった。た 約 百 十人 。
このうち月収が分かった約五百人を分析すると、約六割は五千円以下で、厚労省
が当初目指した五万円以上の人は一割程度。参加者一人当たりの事
業費は 最高で約八百四十六万円に上った業費は、最高で約八百四十六万円に上った。
検討会が近くまとめる報告書では「事業の趣旨は有意義だ」としつつも「参加者の技術を上げ、
仕事を開拓する企業側の能力、実力の差も成果に影響した」と指摘。仕事の受注を担う専任者を配
置したり、地元企業への売り込みを積極的に行ったりしたケースが一部にとどまったことを要因と
して挙げているして挙げている。
5
- 7. ワークショップの構成ワークショップの構成
【第1回】 (2/3) :PDCA&ロジックモデル
• イントロダクション:PDCAモデルとロジックモデルの概要とケー• イントロダクション:PDCAモデルとロジックモデルの概要とケー
ススタディによる理解
【第2回】(2/10) :ステークホルダー分析とインパクト・マップの作成
• ステークホルダー・モデルと社会課題解決、ケーススタディによる
理解理解
【第3回】(2/17):KPIの設定とインタビュー項目の設定
想定 ジ デ が 本当 問題解決 寄与す も な• 想定したロジックモデルが、本当に問題解決に寄与するものなのか
についての検討を行い、既存の事業とのギャップをPDCAサイクル
の中で、これら指標がどのように活用されるかを考える中 、 指標 活
【最終回】(3/7):まとめと最終プレゼンテーション
インタビ を行 た結果 最終化されたロジ クモデルを全体で
7
・ インタビューを行った結果、最終化されたロジックモデルを全体で
共有、各グループごとに発表を行い、ディスカッションを行う。
7
- 9. 事業評価に対する異なる社会的ニーズ
行政/事業の発注者 事業主体リソースの提供者
• 行政サービス等の社
会的事業の効率をは
• 達成度評価ではなく
、事業の社会的成果
を計る基準が欲しい
• 納税者として行政や
、寄付者としてNPO
のパフォーマンスが かり、高い効率のサ
ービスに集中的にリ
ソースを投下するこ
とで事業効率そのも
を計る基準が欲しい
• パフォーマンスをより
アピールして、多くの
のパフォーマンスが
適正なものか知りた
い
社会的インパクトを とで事業効率そのも
のを高めたい
• 効率の低いサービス
事業を受託したり、
外部からの寄付を引
きつけたい
• 社会的インパクトを
達成している組織や
団体を積極的に支援
したい
は見直し、あるいは
外部への委託を検討
したい
• 組織、事業のミッショ
ンの達成のためには
、どのような事業ポ
したい
• 対外的に、社会的事
業の効率について効
果的にメッセージを
ートフォリオを組んだ
らいいのか、戦略を
組み立てたい
9
発したい
9
- 14. インプット(投入資源)
• インプットとは 対象の事業を実施するために必要な• インプットとは、対象の事業を実施するために必要な
資源(リソース)を指す
• 例えば、事業を実施する資金、人員、材料資材、場所
、人的ネットワーク、技術等の異なるリソースが必要と、人的ネットワ ク、技術等の異なるリソ スが必要と
される
• ただし、何を「インプット」として捉えるかは、事業の目
的や想定する事業範囲によって異なる
14 14
- 15. アウトプット(結果)
• アウトプットとは 対象の事業の実施の結果 発生し• アウトプットとは、対象の事業の実施の結果、発生し
た活動や生産物を指す
• 例えば、事業によって生産された製品、提供されたサ
ービスの他に、調査によって得られた知見もアウトプッビスの他に、調査によって得られた知見もアウトプッ
トとして考えることができる
• アウトプットは、想定する社会的変化に必要な成果物
だが、社会的変化そのものではない
• ただし、何を「アウトプット」として捉えるかは、事業の
15
目的や想定する事業範囲によって異なる
15
- 20. ケース・スタディ「かものはしプロジェクト」
• かものはしプロジェクトは2004年設立のNPO法人
(本部:東京都渋谷区 代表:村田沙耶香 本木啓介 青(本部:東京都渋谷区、代表:村田沙耶香、本木啓介、青
木健太)
• 「強制的に子どもが売られてしまう問題を防止する活動を強制的に子どもが売られてしまう問題を防止する活動を
持続的かつ発展的に行い、世界の子どもたちが未来へ
の希望を持って生きられる」社会を実現するために活動
• スタッフ数9名(日本)、40名(カンボジア)
• 事業高約1億円(主に会員からの会費、寄付による)
• 主な事業内容は、国内での啓発活動、カンボジアにおけ
るコミュニティ・ファクトリーの運営、インドにおける人身売
買防止 ため 活動する と 連携プ ジ ク 実買防止のために活動するNGOとの連携プロジェクトの実
施、カンボジア・インドにおける警察や司法に対するトレー
ニングの実施等
20
ニングの実施等
20
- 24. かものはしプロジェクト(カンボジア・コミュニティファクトリー事業)ロジックモデル
活動 対象 短期 中期 長期
成果(アウトカム)-影響(インパクト)
<学習> <行動> <状態>
資源
(インプット)
生産(アウトプット)
<学習> <行動> <状態>
資金
(会費)
課題認識の
浸透
かものはしへ
の入会・寄付
人身売買課題
解決サポータ
ー層の成熟
人身売買
課題の
啓発
日本社会
資金
(寄付金)
手工芸品
の購買
手工芸
品の
生産・販売
村人の
啓発
観光客等
ファクトリー
経営拡大
スタッフ
継続的就労・
村人の
収入向上
フ クトリ 外
村人の
雇用
職業
トレーニン
グの実施
村の
女性
原材料
ファクトリー外
での安定的
就労
人身売買
減少
グの実施
ライフスキル
トレーニング
実施
起訴案件
生産機材
警察・司法
による
人身売買案件
有罪判決率の
向上
警察・
司法への
警察・
被害者
救出・支援
人身売買
被害者
起訴案件
増加
24
人身売買案件
への認識強化
向上司法への
トレーニング
司法
24
- 26. 次回までの課題
次週までの課題として 以下のワ クをして スライドの形で次週までの課題として、以下のワークをして、スライドの形で
2月9日(月)までに事務局に提出して下さい。
• 担当になった取材先について、自分で団体のリサーチを
行い、次週までにインパクトマップを作ってみる行い、次週までにインパクトマップを作ってみる
• 単に現状をまとめるだけではなく 最終的な目的を達成す単に現状をまとめるだけではなく、最終的な目的を達成す
るためには、どのような事業にするべきか、インプット-ア
ウトプット-アウトカムの連関を検証する
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- 27. 次回(2/10)予告
次週は ステ クホルダ に注目をして 今回学んだロジッ次週は、ステークホルダーに注目をして、今回学んだロジッ
クモデルのフレームワークを掘り下げます。
• 社会課題の解決には、複数の利害の異なる利害関係者(
ステークホルダー)が関わっているステ クホルダ )が関わっている
• 効果的な事業の実施のためのステークホルダーの協力効果的な事業の実施のためのステ クホルダ の協力
関係を考え、今回組み立てたロジックモデルを、ステーク
ホルダー別に整理して考える
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