希代の豪勇・張飛死し、劉備復讐に起つ
- 2. 第 62 集 興兵伐呉(劉備、弟たちの敵討ちのため呉討伐に出る)2009.9.16 更新
―「3 時間で~」第 65 話参照
チャプター① 劉備のいる成都に向けて馬を走らす張飛~
チャプター② 張飛のもとへ部下の范彊・張達が来て「白装束に使う白絹が揃いません」と言う~
チャプター③ 亡き張飛の蛇矛の前で涙ながらに葬儀をいとなむ劉備~
~父・関羽を捕らえた呉の潘璋の首を取り、関羽の遺影の前にささげて拝礼する
関興。
本第 62 集のあらすじは以下の通り(1→4):
1呉討伐を思いとどまらせる事に失敗した孔明、せめて劉備の親征だけは止めさせようと、その
旨を進言。劉備も孔明の忠告に従いそうになった時、張飛が閬中からやって来る。そして関羽
の仇討ち(呉討伐)に手間取っている劉備を責める。
「私自ら出陣しよう
としても群臣がそれ
を止めるのだ」と言
い訳する劉備(右)
それを聞いて怒り出
す張飛(左)
その張飛の言葉に劉備は、再度親征を決意する。
2関羽の弔い合戦には是非白装束(喪服)が必要だと考えた張飛は、部下の范彊・張達に 3 日以内
に全軍の白装束を揃えるよう命じる。そして期限に間に合いそうもない二人を責め、激しく鞭
打つ。
- 3. 凄い形相で范
彊・張達を鞭
打つ張飛(中)
これが原因で、
二人に寝首を
掻かれる
二人はそれを恨み、その夜、泥酔している張飛を刺し殺し、その首をもって呉に投降する。
3関羽だけでなく張飛まで失った劉備は、呉に対する復讐の鬼と化す。そして関羽と張飛の遺児
である関興と張苞を伴って呉討伐に出かける。
4呉討伐でめざましい戦果をあげる劉備軍。なかでも関興は、父・関羽を手にかけた呉の潘璋の
首を取り、みごと仇討ちを果たす。
潘璋が取り落とした父・関
羽の刀振り上げ、潘璋の首
めがけて一撃を加えようと
する関興