曹丕、帝位を奪い魏王朝を開く
- 2. 第 61 集 曹丕簒漢(曹丕、漢の献帝より帝位を奪う)2009.9.13 更新
―「3 時間で~」第 63、64 話参照
チャプター① 解説「曹操が病死した後、華歆ら大臣達は曹丕を『魏王/漢の宰相』に立てた」~
チャプター② 母親(卞氏)に呼ばれて「まさか弟・曹植を殺めないでしょうね」と尋ねられ、恐縮す
る曹丕~
チャプター③ 華歆が群臣と共に参内し、献帝に「魏王・曹丕殿に位を譲られよ」と言う~
チャプター④ 華歆、また参内し、献帝に「魏王に譲位されませんと、お命が危のうございます」
と半ば脅迫する~
チャプター⑤ 白い喪服を着て歩く劉備と孔明ら。解説「漢中王・劉備は献帝が殺されたと誤って
伝えられ…」~
チャプター⑥ 劉備に蜀漢皇帝になるよう説得するため、仮病を使う孔明~
~蜀漢皇帝の座につき呉討伐を高らかに宣言する劉備。
本第 61 集のあらすじは次の通り(1→4):
1魏王・曹操亡き後、長男の曹丕は直ちに魏王の位につく。曹丕は魏王になったものの、最大のラ
イバルである弟・曹植が将来台頭することを恐れ、亡き者にしようとする。しかし、結局、母親・
卞氏のとりなしや、曹植自身の詩作の才が幸いし、曹植は都からの追放処分となる。
2曹植を追放して地位が安定した曹丕は今度、帝位を狙う。そのため大臣の華歆らを漢の献帝のも
とにやり、執拗に譲位を迫らせる。その脅迫にも近い譲位勧告に屈した献帝は、ついに譲位を決
意。曹丕はもくろみ通り、帝の位を受け、漢を廃し、魏帝の位につく。
3既に漢中王の位についた(第 58 集)劉備は、成都に君臨していたが、許昌で曹丕が献帝を廃して
魏帝の位についたことを伝え聞く。さらに献帝は曹丕に殺されたとの誤報も伝わり、劉備は遙か
かなたの許昌に向けて葬儀をいとなむ。孔明は、「献帝が廃された今、漢朝の血をひく劉備殿が
帝位につき、漢朝を継承すべきです」と主張。しかし、劉備はそれを不忠不義にあたるとして承
知しない。そこで孔明は仮病を使い、巧みに道理を説き、ついに劉備を蜀漢皇帝の位につかせる
ことに成功。
いよいよ劉備も皇帝に...