ADTECH COLLEGE #2	

近い将来、開発責任者になるあなたへ
- 少しだけ先に経験した男からの、開発プロセスにまつわるアドバイスと小話集 -
2014年6月25日
GameLogic/GameAudienceユニット 開発責任者 山田直行
開発プロセスといっても、
かんばん方式のタスク管理
GitHub+Pull Requestベースの開発
など、前回のAdtechCollegeで話されたような
開発手法はうちのチームでも採用してます(むしろ真似た)
!
今日は、少し趣向を変えて、
開発チームやプロセスをつくっていくうえで
私が考えてきたこと、やってきたことを
これから開発責任者になるかもしれない
エンジニアのみなさんをメインターゲットに
話したいと思います。
!
これからサイバーエージェントのアドテクが飛躍するために、
自ら開発をリードできるエンジニアが1人でも増えることは
とても意義があります。
今日の話を聞いて、「開発責任者やってみたい!」
と思う人が増えてくれるとうれしいです。
Preface
山田 直行(やまだ なおゆき)
!
1979年生まれ 34歳
埼玉県さいたま市出身 渋谷区千駄ヶ谷在住
浦和市立高校卒
東京大学経済学部経済学科中退(松島斉ゼミ)
!
フリーター、ゲームライター、ウェブコンサルのスタートアッ
プ、ブロガー、ソーシャルゲームのスタートアップを経て、
2011年サイバーエージェント入社。
!
2011/6 2012/12 CyberAgentAmerica

(Zombie Restaurant → FreeAppKing+

→ FreeAppDaily → AMoAd DSP)
2013/01 2013/06 AMoAd DSP インフラ
2013/07 2013/08 AMoAdアドネットワーク 管理画面
2013/09 2013/10 AMoAdターゲティング 技術責任者
2013/11 2014/01 データプラットフォーム 技術責任者
2014/02 現部署
!
職種:インフラ(オペレーションエンジニア)
自己紹介
Contents
1. チームの文化をつくるポリシーを繰り返し言う、貼り出す
2. 一人ひとりのポジションと、チームのフォーメーションを明確に打ち出す
3. 新メンバーへのオリエンを丁寧にやる
4. 座席の配置はコミュニケーションを左右する
5. KPTミーティングで言いたいことを言い合う
6. 技術選定とアーキテクチャを考え抜く
7. テンションの上がるツールを入れる
8. 辛そうにしない
9. コードを書くこととマネジメント業務とのバランスとジレンマ
10. 最終的に正義なのは、高い技術力
1. チームの文化をつくるポリシーを繰り返し言う、貼り出す
途中から文化をつくるのは難しい。コアな価値観は最初に共有する
2. 一人ひとりのポジションと、チームのフォーメーションを
明確に打ち出す
適性を見極めたうえで、個々の
ミッションと立ち位置を共有す
る
個人面談をやる
3. 新メンバーへのオリエンを丁寧にやる
3∼4時間
即戦力になってもらうために、
前提をしっかり理解してもらう
4. 座席の配置はコミュニケーションを左右する
隣り同士の会話は自然と増える
月一ペースで席替え
5. KPTミーティングで言いたいことを言い合う
Keep, Problem, Try
「何かをあらたまって言う場」
をつくる
6. 技術選定とアーキテクチャを考え抜く
何を選んでも一長一短がある
「どうしてこうなってるの?」
に自信を持って答えられること
7. テンションの上がるツールを入れる
ElasticSearch+Kibanaを導入した狙い
8. 辛そうにしない
「売上は全てを癒す」
だけどそれがすぐには叶わない
ことはある
小さな改善を積み重ね、前向き
な雰囲気を維持する
9. コードを書くこととマネジメント業務との
バランスとジレンマ
永遠のテーマ
貴重だったAMoAdでの8ヶ月
10. 最終的に正義なのは、高い技術力
知識と経験を結集して共有する。あらゆる機会を使って学ぶ
などと、ドヤりましたが、
いまのプロジェクトは
個々のチームメンバーが優れており、
理解をもってついてきてくれるからこそ
チームとして成り立っているだけな気もします。
!
日頃一緒に働いているGameLogic/GameAudience/Smalgo
のチームメンバーにはあらためて感謝しています。
!
アドテクスタジオには良い人材が揃っていると思うので、
これからも皆の力を結集して良いものを作っていきましょう!

ADTECH COLLEGE #2 近い将来、開発責任者になるあなたへ