CCPMとわたし
- 2. • You&I(読み:ユーアンドアイ)
• 出身 生まれも育ちも名古屋市
• 年齢 30代前半
• 本職 商学部出身の職業プログラマ
• 言語 C++, VisualBasic 6.0, 日本語COBOL
• 日記 http://d.hatena.ne.jp/youandi/
• 所属 名古屋アジャイル勉強会
プログラミング生放送 名古屋支部
わんくま同盟
- 3. • いつ
– 2008年秋頃
• どこで
– 職場で
• どのように
– とある協力会社の方と同じプロジェクトでお仕事
をする事になり、且つ私が作業指示を出す事に
なった時に、「見積もりするならクリティカルチェ
ーン位読んでおくべきですよ。」と言われるorz
- 4. • 2008年当時、指摘をされてすぐに「クリティカ
ルチェーン」を購入
• けど今でもそうですが、読書する習慣がなか
った
• 当時のプロジェクトは、デスマーチ状態で、毎
月3桁残業はデフォルト、終盤に至っては月
180~200時間残業する始末
• とても本なんて読んでいる状況では無かった
- 6. • 本書は・・・、
– 前半は問題提起とTOCやCCPMの概念の説明
– 後半は実践編と事例紹介
• サボってしまって時間が取れなくて前半部分
しか読んでいないですが非常に興味深い内
容でした。
• 以降で、本書で気になった点について紹介し
たいと思います。
- 7. • PDCAサイクル
– アメリカの統計学者だったウィリアム・エドワー
ズ・デミング博士が提唱した、Plan - Do -
Check - Act の開発サイクル。Shewhart
Cycle、Deming Wheelとも呼ばれる。
– 博士は後にPDCAサイクルをPDSAサイクル
(Plan-Do-Study-Actサイクル)と称している。
– 本書では、PDCAの各フェーズで起こりうる問題
点について紹介している。
- 8. • TOCの3つの前提
1. 組織には達成すべきゴールがある
2. 部分の合計は全体にならない
3. 組織の業績はごく少数の変数に制約される
• 本書ではTOCの概念が生まれた背景及び、
3つの前提についての解説が行われていま
す。
- 9. 1. 組織には達成すべきゴールがある
• 企業の場合は、現在から将来に渡ってお金を儲
け続ける事。
• 企業のゴールは3つある。株主満足、顧客満
足、従業員満足である。
• スループットの増加(スループット会計)
スループット =売上 - 在庫
利益 =スループット - 業務費用
- 10. 2. 部分の合計は全体にならない
• 従属性と変動性が組み合わさると、部分の合計と
全体の合計が一致しなくなる。計画は必ず遅れる
ものである。
• 事象には必ずトレードオフとなる関係があり、ロス
が発生してしまう為、連携を考えずにある部分の
みを最適化しても結果が最大化する事は無い。こ
の状態が部分最適化である。
• 従属性と変動性からプロジェクトを守るには余裕
が必要。タスク間に余裕を入れても機能しない。
- 11. 3. 組織の業績はごく少数の変数に制約される
• 一番能力の低いボトルネックが全体のスピード
を決めてしまう。
• そのボトルネックに集中してマネジメントを行う
事で全体のパフォーマンスが改善する。
• TOCでは組織の業績を決定づけるごく少数
の要素を制約条件と言う。
- 12. • CCPM
– テイラーの提唱したタスクを中心とするタスクマ
ネジメントではなく、タスクは遅れる事を前提に
タスク毎の余裕を全て取り除き、納期前にその
余裕を持たせるバッファマネジメントを行う考え
方。
1. 進捗状況が一目で分かる
2. 開発期間の短縮
3. 計画の更新が容易になる
4. 定量的な改善の実施が容易になる
- 13. • CCPMによる改善の進め方
1. 制約条件を見つける
2. 制約条件を徹底活用する方針を決める
3. 他の全てを2番目の決定に従属させる
4. 制約条件を強化する
5. 惰性に注意しながら1番目に戻る
これらをPDCAサイクルと組み合わせて行ってい
く。