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1
ビジネスプロセスの構造化モデリング手法
PReP Model ®
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PReP Model® is a registered trademark of K-plus Solutions Co., Ltd.
システムアシュアランスと要求工学からみた

ビジネス及び業務プロセスモデリングとその実践ワークショップ
2017年11月24日(金)13:30∼17:00
大阪大学中之島センター講義室404
Structured Modeling Method for Business Process
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目次
2
自己紹介
PReP モデルとは
2つの適用先
PRePモデルツール
PRePモデルのアプローチ
構造化プロセスモデリング
共通テーマ:自動配膳ロボット
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自己紹介
3
田中 康(たなかやすし)
過去
•ソニー株式会社(∼2006)
•情報デザイン
•ソフトウェア開発プロセス改善
•CMMリードアセッサー
現在
•有限会社ケイプラス・ソリューションズ(代表)
•主に超上流コンサルティング
•奈良先端科学技術大学院大学 客員准教授
•要求工学,PBL
•大阪芸術大学 客員教授
•マンガ駆動要件開発,PBL
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4
PRePモデルとは
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PReP Model®
とは
5
Products RelaAonship Process Model
•成果物指向による業務プロセスのモデル化手法
開発の経緯
•2005年:ソニー株式会社のSoCコンカレント開発プロセス設計のために開発
•2010年∼:業務システム開発の要件定義に適用
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パートナー
6
超上流工程での業務プロセスモデリング標準方法として採用
•日立製作所様(hDp:/
/www.hitachi.co.jp/products/it/ex_approach/about/ in Japanese)
•三菱総合研究所
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PReP モデルの特徴
7
•シンプルなモデリング方法
•業務プロセスモデルから,ITシステム要求と業務要件を自動的に導出
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
In Out
Actor
顧客
役割:
タクシーの配車を依
頼する
スムーズに配車されな
いのであれば,他のタ
クシー会社を利用した
い
配車担当
役割:
顧客からの配車希望
を満足し,効率的な
配車運行を行う
Actorのインサイト
運転手
役割:
配車効率を考えて送
迎回答をし,配車指
示に従って送迎を行
う.
効率良く売り上げを上
げたい
広報
ID:3-1
無線タクシー電話番号
更新されている
(会社名,電話番号)
配車申込
(電話番号,利用者名,配車希望場
所,配車希望時刻)
無線配車受付
(利用者名,配車場所,配車希望時
刻)
運行管理支援
ID:3-3
地域マップ
更新されている
(地図,住所)
配車希望を受け付ける
配車合意
顧客と合意した
(車両番号,到着予測時刻)
配車結果
合意された
(車両番号,到着予測時刻)
送迎確認
合意した
(車両番号,利用者名,送迎場所,送
迎予測時刻)
空車運行
ID:2-3
配車を手配し顧客と合意する
配車指示記録
更新した
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
配車指示結果を記録する
送迎
ID:2-1
運行状況
(車両番号,運航位置)
配車指示記録
更新されている
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
顧客利用履歴
更新されている
(電話番号,顧客名,配車住所履歴,
利用日時履歴)
顧客管理
ID:3-2 配車希望展開
運転手と合意した
(配車場所,配車希望時刻,利用者
名)
業務プロセスの概念モデル
ITシステムの要求仕様
自動的に導出
8C CF
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1C
1C (
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業務要件
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8
PRePモデルの前提条件
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PReP モデルの前提
9
•要求と設計は独立している(変換関係ではない)
•PReP Modelは,問題空間で用いる手法
解空間
問題空間
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
In Out
Actor
顧客
役割:
タクシーの配車を依
頼する
スムーズに配車されな
いのであれば,他のタ
クシー会社を利用した
い
配車担当
役割:
顧客からの配車希望
を満足し,効率的な
配車運行を行う
Actorのインサイト
運転手
役割:
配車効率を考えて送
迎回答をし,配車指
示に従って送迎を行
う.
効率良く売り上げを上
げたい
広報
ID:3-1
無線タクシー電話番号
更新されている
(会社名,電話番号)
配車申込
(電話番号,利用者名,配車希望場
所,配車希望時刻)
無線配車受付
(利用者名,配車場所,配車希望時
刻)
運行管理支援
ID:3-3
地域マップ
更新されている
(地図,住所)
配車希望を受け付ける
配車合意
顧客と合意した
(車両番号,到着予測時刻)
配車結果
合意された
(車両番号,到着予測時刻)
送迎確認
合意した
(車両番号,利用者名,送迎場所,送
迎予測時刻)
空車運行
ID:2-3
配車を手配し顧客と合意する
配車指示記録
更新した
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
配車指示結果を記録する
送迎
ID:2-1
運行状況
(車両番号,運航位置)
配車指示記録
更新されている
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
顧客利用履歴
更新されている
(電話番号,顧客名,配車住所履歴,
利用日時履歴)
顧客管理
ID:3-2 配車希望展開
運転手と合意した
(配車場所,配車希望時刻,利用者
名)
業務プロセス設計 サブシステム要求 設計解
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10
2つの適用先
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PRePモデルの適用【その1】
11
業務プロセス改善(Internal Process Improvement)
•PRePモデルを自社内の業務プロセスに適用
•業務とITシステムへの要求を設計
自社 顧客
エンドユーザ
PRePモデル
プロセス
業務プロセスの改善
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
In Out
Actor
顧客
役割:
タクシーの配車を依
頼する
スムーズに配車されな
いのであれば,他のタ
クシー会社を利用した
い
配車担当
役割:
顧客からの配車希望
を満足し,効率的な
配車運行を行う
Actorのインサイト
運転手
役割:
配車効率を考えて送
迎回答をし,配車指
示に従って送迎を行
う.
効率良く売り上げを上
げたい
広報
ID:3-1
無線タクシー電話番号
更新されている
(会社名,電話番号)
配車申込
(電話番号,利用者名,配車希望場
所,配車希望時刻)
無線配車受付
(利用者名,配車場所,配車希望時
刻)
運行管理支援
ID:3-3
地域マップ
更新されている
(地図,住所)
配車希望を受け付ける
配車合意
顧客と合意した
(車両番号,到着予測時刻)
配車結果
合意された
(車両番号,到着予測時刻)
送迎確認
合意した
(車両番号,利用者名,送迎場所,送
迎予測時刻)
空車運行
ID:2-3
配車を手配し顧客と合意する
配車指示記録
更新した
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
配車指示結果を記録する
送迎
ID:2-1
運行状況
(車両番号,運航位置)
配車指示記録
更新されている
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
顧客利用履歴
更新されている
(電話番号,顧客名,配車住所履歴,
利用日時履歴)
顧客管理
ID:3-2 配車希望展開
運転手と合意した
(配車場所,配車希望時刻,利用者
名)
業務システムの改善要求
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PRePモデルの適用【その2】
12
サービス開発
•PRePモデルを顧客業務のリスク分析に適用
•顧客向けの新しいサービスの開発(提案)につなげることができる
自社 顧客
PRePモデル
プロセス
サービス
顧客業務のリスク分析
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
In Out
Actor
顧客
役割:
タクシーの配車を依
頼する
スムーズに配車されな
いのであれば,他のタ
クシー会社を利用した
い
配車担当
役割:
顧客からの配車希望
を満足し,効率的な
配車運行を行う
Actorのインサイト
運転手
役割:
配車効率を考えて送
迎回答をし,配車指
示に従って送迎を行
う.
効率良く売り上げを上
げたい
広報
ID:3-1
無線タクシー電話番号
更新されている
(会社名,電話番号)
配車申込
(電話番号,利用者名,配車希望場
所,配車希望時刻)
無線配車受付
(利用者名,配車場所,配車希望時
刻)
運行管理支援
ID:3-3
地域マップ
更新されている
(地図,住所)
配車希望を受け付ける
配車合意
顧客と合意した
(車両番号,到着予測時刻)
配車結果
合意された
(車両番号,到着予測時刻)
送迎確認
合意した
(車両番号,利用者名,送迎場所,送
迎予測時刻)
空車運行
ID:2-3
配車を手配し顧客と合意する
配車指示記録
更新した
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
配車指示結果を記録する
送迎
ID:2-1
運行状況
(車両番号,運航位置)
配車指示記録
更新されている
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
顧客利用履歴
更新されている
(電話番号,顧客名,配車住所履歴,
利用日時履歴)
顧客管理
ID:3-2 配車希望展開
運転手と合意した
(配車場所,配車希望時刻,利用者
名)
サービスシステム要求
エンドユーザ
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•ワークショップを中心に進める(協創プロセス)
PRePモデルによる要件開発の様子
13
専用のPReP付箋とテンプレート
を使用して、プロセスの大枠を
分析・設計
付箋ワークショップ
プロジェクト開始時
PReP model 専用ツールを用い
て、詳細な分析や設計を行う
専用ツール上での分析・設計
中盤
プロセスの業務関係図やシステ
ム要件定義書などを出力
専用ツールからの出力の利用
プロジェクト後半
1 SCPLAN
2 AS400
3 G-PSI照会・シミュレーションシステム
4 G-PSIモニタリングシステム
5 手作業
System
1 各機種の在庫異常を検出し、是正処置につなげる。
2 機種別の在庫異常値に対して、適切な是正処置を講じる
3 エア費用を軽減するように対応策を講じる
4
5
日単位の生産計画を確定注文に応じて見直す
ID:
更新日:
05
2015/02/19
Goal
In Out
出荷対応
ID:06-01
完成品倉庫管理
ID:
生産計画を立てる
ID:04-01
日次で生産状況をモニタリングする
ID:05-01
在庫異常で生産・輸送計画を変更する
ID:05-02
グローバルPSI計
画の策定
ID:03-01,02,03
年次予算策定
ID:
エア費用予算計画
成果物の状態
生産計画変更連絡書
承認された
工場の生産調整
ID:
出荷対応
ID:06-01
輸送手段変更連絡書
GHQの承認が得られた
積送在庫数
毎日更新されている
納期回答(輸送手段変更
後)
GHQの承認が得られた
グローバルPSI計画
日次で生産計画が更新された(N-1日)
販社受発注・在庫
管理業務
ID:
本社受発注・在庫
管理業務
ID:
直販受注・在庫管
理業務
ID:
グローバルPSI計画
前日に更新された
日次で生産状況を
モニタリングする
ID:05-01
在庫数(販社・本社・直販)
販社終業時間で毎日更新されている(N-1日)
販売計画(日単位)
27週分のうち、手前の3カ月分が販社終業時間で毎週更新された(N-1日)
機種別工場完成品在庫数
毎日更新されている(N-1)
納期回答(製造指図の日程
を変更しないで出荷日程を
変更する場合)
毎日更新されている(0週~2週間分)(N-1)
製造指図書
生産日が設定された(N-1)
機種別生産計画調整指示
機種別輸送手段調整指示
日次で生産状況を
モニタリングする
ID:05-01
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14
PRePモデルツール
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PRePモデルツール:PReP Tool Microso0 Visio Add-in
15
•MicrosoQ Visio Add-in として機能するPRePモデルツール
•描いた業務モデルから,ITシステム要求と業務要件を自動的に導出
Microsoft Visio PReP Add-in
•プロセスのモデル化とリスク分析
•プロセス不整合の検出
•システムスコープと要件定義
など
Microsoft Excel
•システムスコープ・要件定義書
•業務要件定義書
自動出力
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PRePモデルツール;ワークショップ用付箋とテンプレート
16
PRePモデル付箋
PReP model® is registered trademark of K-plus solutions Co,.Ltd.
PReP model
®
外部プロセス(出力)
外部プロセス
(入力)
最終成果物
アクター
責務名称を定義
プロセス名 ゴール
1 つの最終成果物に対して、1 つのゴール
サブプロセスの定義
マイルストン成果物までをひとつのサブプロセスとして、タスク視点で名称をつける
マイルストン成果物の定義
マイルストン成果物:業務のゴール(機能と品質)を満足するためのチェックポイントとなっている成果物
プロセス構造のモデル化
成果物:業務目的から見て意味のあるひとまとまりの情報、成果物間の関係:入力、同期(すり合わせによって、その内容が個々に決定される)
最終成果物と
それを要求している外部プロセス
要求
「どのような¹、
何を²、
どのように³アウ
トプッ
トするのか」
で表現
 1
:
外部品質要求
(入力先プロセスから最終成果物に対して要求される品質要求)
 2
:
最終成果物
(外部機能要求)
 3
:
プロセス実行に係る品質
(プロセス品質)
インサイト
プロセスが要求する成果物
の入力先外部プロセス
1
2
3
4
5
6
5 6
ワークショップテンプレート(PDF,A0サイズ)
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17
PRePモデルのアプローチ
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従来の上流工程
18
要件管理(RM)アプローチ
• 業務要求をITシステム開発者が解釈
• 開発者が要求を解釈しITシステム要件を定義
• 定義された要件が合意のベースライン
業務プロセスモデル化アプローチの出現
• ITシステム要件は機械の仕様
• ITシステム要件の妥当性判断の困難さ
• 業務プロセスモデル化のアプローチ:業務要求
とITシステム要件をつなぐ方法
業務
機械
現実世界
要求
ITシステムの仕様
ITシステムの要件
開発者
解釈
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現状のBPMの問題
19
多くの業務プロセスモデル
• ITシステムと仕事との関係を記述
• ITシステムの仕様が先行
業務
ITシステムの仕様
機械
現実世界
ITシステムの仕様としての
ビジネスプロセス記述
要求
多くのビジネスプロセスモデルが

記述しているのはこちら
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PRePモデルのアプローチ
20
• なぜ,そのような仕事の仕方をしているのか
• ITシステムの仕様とは切り離す
• 仕事の目的と意味の観点
そのために…
• 業務を「システム」として捉える
• システムを「構造化プロセスモデル」として記述
業務=システム
ITシステムの仕様
機械
現実世界
構造化プロセスモデル
PRePモデルのアプローチ
• 業務をシステムとしてとらえる
• 構造化プロセスモデルとして記述する
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21
構造化プロセスモデリング
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22
何の手順?
い
の
る
つ

る

す
か
く
し
ば
る
つ
つ
む
© NHK ピタゴラスイッチ
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23
タスク視点
成果物視点
つつむ しばる かく つるす
プロセスのモデル化方法
人は,一般的に,タスク(作業)でプロセスを表現する
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「プロセス」とは
24
辞書の定義
① 物事を進める手順
② 物事が変化するときの経過。物事が進む過程
• 時間の概念
• 一般的なプロセスモデルも操作や手順を記述す
るものが多い
ビジネスプロセスモデリング表記法と通常のフローを持つプロセス
のビジネスプロセスモデリングの一例(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビジネスプロセスモデリング
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プロセスのモデル化視点
25
プロセスモデルの2つの視点
• タスク指向(Task-based Process Modeling)
• 操作や手順を主体としたモデル化視点
• 一般的なプロセスモデルの視点
• 成果物指向(EnAty-based Process Modeling)
• 概念実体と,その関係構造を記述
• 何を成果物(概念実体)として定義するかがポイント
∼する ∼する ∼する ∼する
屋根
土台
柱
柱
タスク視点
成果物視点
概念実体と,その関係構造を記述
手順や操作といった,時間の関係性を記述
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成果物視点による構造化プロセスモデル(PRePモデルの基本的視点)
26
• プロセスを構成する各成果物(概念実体)を,
最終的に作られるものから見た意味として定義
• 業務プロセスの場合,業務のゴールから見た各要素の
意味
• 最終的に作られるモノの論理的・物理的制約と
品質要求に対して,必要な中間成果物が定義さ
れる
a c d
床 柱2本 屋根(完成)
要求品質が低い場合は,中間成果物のb(柱を1本立てた状態)
は不要かもしれません.
物理的制約と要求品質から,管理される中間成果物の状態が定義される
a b c d
成果物視点で見たプロセス
床 柱1本 柱2本 屋根(完成)
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プロセスモ設計からサブシステム要求へ
27
• 成果物によるプロセス構造は,それぞれの中間
成果物を作るためのサブシステムを要求する
• サブシステムへの要求がタスク視点のプロセス
になる
つまり…
• タスク視点のプロセスは,サブシステムの要求
仕様を記述している
aを作る
機械
サブシステム サブシステム サブシステム サブシステム
タスクによるプロセス表現は,成果物観点でのモデル化の結果(要求)から導出される
aからbを
作る機械
bからcを
作る機械
cからdを
作る機械
a b c d
成果物視点で見たプロセス
床 柱1本 柱2本 屋根(完成)
サブシステムへの要求仕様
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28
共通テーマ:自動配膳ロボット
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29
本テーマへのアプローチ【その1】
業務プロセス改善の問題として考える
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30
議論のテーマ
「レストランで使用される自動配膳ロボット

(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/053100130/)

が話題になっています.自動配膳ロボットに求められる要求と,自動配膳ロボッ
ト導入後の効果を,ビジネスプロセスの視点から議論してください」
レストラン向けロボットの特徴
•複雑な機能を廃し、必要最小限の機能に絞り込んでいる
•料理を載せる配膳台を持つアームは可動式ではなく固定
•この配膳台からの料理の上げ下げは、ロボット自身ではなくレス
トランの従業員や来店客などが手動で行う
•ロボットはレストラン内で事前に決められた経路を巡回
•来店客の席のそばまで料理を搬送する役割をする
近日投入予定の新型ロボット「Amy(艾米)」
•自動的に屋内地図を作製し自己の位置を特定(SLAM機能)
•店舗内のテーブルのレイアウト変更にも柔軟に対応
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31
プロジェクトの解(3つの視点)
ビジネス
技術 顧客
Scott Berkun 著, 村上雅章 訳; アート・オブ・プロジェクトマネジメント, p63, 2006
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32
変革のフレームワーク
1 2
3
課題
As-is
効果
To-be
解決のシナリオ
変化のシナリオ
どうやって
変えるか
何に変えるか
何を変えるか
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33
レストランの業務鳥瞰図
マーケティング
調達費計画
(費目,費用)
調達
(年月日,売上,費目)
売上
食事サービス
財務管理
伝票
(料理,個数,料金,
テーブル番号)
会計
レストラン設備販売
設備・備品
設備・備品購入・管理
設備・備品
管理されている
準備
テーブル
準備された
顧客
来店
(顧客人数,喫煙有無)
接客
顧客
テーブルに着いた
メニュー
(カテゴリ,料理,値段)
メニュー企画・管理
食材調達計画
(食材,納入日,数量)
注文
注文
(料理,個数)
(食材,量)
食材
調理
料理
(料理,個数,テーブル番号)
配膳
料理
(料理,個数,テーブル番号)
配膳された
伝票
(料理,個数,料金,
テーブル番号)
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34
レストランの業務鳥瞰図(業務カテゴリー)
マーケティング
調達費計画
(費目,費用)
調達
(年月日,売上,費目)
売上
食事サービス
財務管理
伝票
(料理,個数,料金,
テーブル番号)
会計
レストラン設備販売
設備・備品
設備・備品購入・管理
設備・備品
管理されている
準備
テーブル
準備された
顧客
来店
(顧客人数,喫煙有無)
接客
顧客
テーブルに着いた
メニュー
(カテゴリ,料理,値段)
メニュー企画・管理
食材調達計画
(食材,納入日,数量)
注文
注文
(料理,個数)
(食材,量)
食材
調理
料理
(料理,個数,テーブル番号)
配膳
レストラン経営
料理
(料理,個数,テーブル番号)
配膳された
メニュー企画
飲食サービス提供
経営者
料理長
ホール担当
調理担当
ホール担当
伝票
(料理,個数,料金,
テーブル番号)
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35
レストラン配膳(As-is)
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
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36
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
リスク
間違えた注文に基づいて調
理をしてしまう
料理
注文と照合された
(料理,個数)
リスク
伝票と料理の照合を間違え
る
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
リスク
伝票の内容が違っている
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
何を注文したか時々う
る覚えになってしまう
リスク
注文時に注文が明確に伝
わらない
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
リスク
注文した内容を間違える,
勘違いする,忘れる
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
リスク
伝票の内容と注文した内容
料理を配膳する リスク
配膳先や配膳順を間違える
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
リスク
注文された料理に必要な配
膳什器を間違える
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
リスク
配膳に必要な什器類を忘れ
る
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
リスク
配膳先のテーブルを間違え
る
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする リスク
忙しくなると配膳準備が間
に合わない
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
リスク
頼んだ料理と違うものを受
け取ってしまう
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
調理の都合もあるの
で,注文順に作るのは
大変だ
リスク
注文順を無視して,同じ料
理をまとめて作るなど調理
効率を優先したい
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
注文順に調理を運ぶ
のは面倒だ,出来上が
ったものから運んでし
まいたい
リスク
忙しくなると,目先の料理か
ら処理をしてしまう
レストラン配膳(As-is)リスク評価
リスク度はどれも低いが,発生確率を「低」とした
ため.
スキルの低い配膳担当者の場合,一気にリスク度が
高くなる可能性が大きい.
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37
システム機能スコープ・要求定義書 .
30
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© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
38
業務要件定義書 1/
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© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
39
構造的にプロセスのリスクを評価する
© 2016 K-plus solutions Co., Ltd.
PRePモデルによる構造的リスク分析の基本【その1】
点線が危ない
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
41
同期関係と管理不能成果物に起因するリスク
同期関係
未同期の状態で入力となるリスク
無実体成果物
管理できない状態で,他成果物への入力または同期関係を持つ
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42
レストラン配膳(As-is)構造リスク評価
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する 同期関係 同期関係
無実体成果物
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43
レストラン配膳(As-is)構造リスク評価
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
伝票と料理の照合を間違える
顧客が注文を勘違いする
配膳先のテーブルを間違える
魔のトライアングル
© 2016 K-plus solutions Co., Ltd.
PRePモデルによる構造的リスク分析の基本【その2】
原因は入力先にある
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45
問題の現象とその原因
問題が現象している場所
こちらに注目して
しまいがち.
入力側に原因がある
原因
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46
レストラン配膳(As-is)構造リスク評価
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
伝票と料理の照合を間違える
顧客が注文を勘違いする
配膳先のテーブルを間違える
魔のトライアングル
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47
レストラン配膳(As-is)構造リスク評価
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
お客様は神様です…
配膳先のテーブルを間違えないように!
通常取られる対策
伝票と料理の照合を間違えないように!
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48
レストラン配膳(As-is)原因分析
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
注文が取られる業務は?
主要パラメータの入力先:
伝票の管理
厨房への指示管理
解決策(1):マイルストンゲートの管理方法を解決する
「配膳可能状態」を確定するパラメータ(テーブル番号,伝票,料理)
解決策(2):注文と調理の同期関係を解決する
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49
記事にあったロボットは業務改善に役立つのか?
レストラン向けロボットの特徴
•複雑な機能を廃し、必要最小限の機能に絞り込んでいる
•料理を載せる配膳台を持つアームは可動式ではなく固定
•この配膳台からの料理の上げ下げは、ロボット自身ではなくレス
トランの従業員や来店客などが手動で行う
•ロボットはレストラン内で事前に決められた経路を巡回
•来店客の席のそばまで料理を搬送する役割をする
近日投入予定の新型ロボット「Amy(艾米)」
•自動的に屋内地図を作製し自己の位置を特定(SLAM機能)
•店舗内のテーブルのレイアウト変更にも柔軟に対応
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50
業務改善に役立てるためには
1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/16
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
伝票
(注文順に)整理された
(テーブル番号,料理,個数,値段)
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
配膳担当
役割:
出来上がった料理を
注文順に正しいテー
ブルに配膳する
注文が取られる業務は?
主要パラメータの入力先:
伝票の管理
厨房への指示管理
解決策(1):マイルストンゲートの管理方法を解決する
「配膳可能状態」を確定するパラメータ(テーブル番号,伝票,料理)
解決策(2):注文と調理の同期関係を解決する
要件:
•テーブル番号,伝票,料理を照合する機能
要件:
•注文プロセスからの注文データの受け取
り機能,もしくは,顧客から注文を直接取
る機能
•厨房への注文指示と紐付けられた料理ID
の読み取り機能
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51
新型ロボット
自動配膳ロボット
自動注文配膳ロボット
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52
自動注文配膳ロボット導入後の
業務プロセスの設計
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53
変革のフレームワーク
1 2
3
課題
As-is
効果
To-be
解決のシナリオ
変化のシナリオ
どうやって
変えるか
何に変えるか
何を変えるか
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1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する
2 料理と照合された伝票絵をテーブルに置く
3 配膳の終わった配膳什器を戻す
4 ゴール4
5 ゴール5
配膳
ID:
更新日:
1-6
2017/11/18
Goal
In Out
Actor
調理
ID:1-4
料理
注文に合わせて調理され配膳用
に出された
(料理,個数)
調理担当
役割:
注文された料理を注
文順に調理して配膳
用に出す
調理の都合もあるの
で,注文順に作るのは
大変だ
配膳担当
役割:
料理を注文と照合し
て,自動注文配膳ロ
ボットに渡す
言われたとおりに料理
をロボットに渡せばい
いや
リスク
料理と注文の照合を間違え
る
料理
注文と照合された
(料理,個数)
注文
ID:1-3
顧客
役割:
料理を注文し,届い
た料理が注文と正し
いことを確認して受
け取る
ロボットに注文するの
は面白い
注文
顧客が記憶している
(料理,個数)
リスク
注文した内容を間違える・
勘違いする
食事サービス
ID:1-7
伝票
顧客が受け取った
(テーブル番号,料理,個数,値段)
料理を配膳する
会計
ID:1-8
配膳什器
料理に合わせて用意された
(伝票(テーブル番号,料理,個数,値
段),カトラリー類,盆類)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳什器
配膳が終わった
(盆類)
配膳料理
配膳可能
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳料理
正しいテーブルに届けられた
(テーブル番号,料理,個数,伝票,配
膳什器)
配膳什器管理
ID:1-5
配膳の準備をする
料理
顧客が受け取った
(料理,個数,テーブル番号)
54
To-be案
•注文プロセスとの連携

(テーブル番号,注文)に起因するリスクの
低減が期待
•配膳担当者の役割とインサイトの変化

スキルの低い配膳担当でも業務遂行が可能
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8C CF
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1C
1C
1C (
1C )
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55
システム機能スコープ・要求定義書
配膳業務において「注文・勘定システム」が
不要となる
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
P R7 8
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56
業務要件定義書
•配膳担当者の役割とインサイトの変化

スキルの低い配膳担当でも業務遂行が可能
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
57
本テーマへのアプローチ【その2】
UXの問題として考える
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
58
顧客の「レストラン体験」を高める
UX要件
•顧客の「レストラン体験」を高める
安全機能要件:
•安全に指示したテーブルまで運ぶ
その他の要件は?
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
59
User Experience Table
店を出る
会計をする
食事をする
料理が運ばれる
料理を待つ
注文する
注文する料理を選ぶ
席に着く
受付をする
レストランに足を運ぶ
自社 顧客
PRePモデル
プロセス
サービス
顧客業務のリスク分析
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
1 顧客に配車結果を正確に伝える
2 タクシーに配車指示を正確に伝える
3 配車記録をつける
4 ゴール4
5 ゴール5
無線配車
ID:
更新日:
1-1
2017/09/29
Goal
In Out
Actor
顧客
役割:
タクシーの配車を依
頼する
スムーズに配車されな
いのであれば,他のタ
クシー会社を利用した
い
配車担当
役割:
顧客からの配車希望
を満足し,効率的な
配車運行を行う
Actorのインサイト
運転手
役割:
配車効率を考えて送
迎回答をし,配車指
示に従って送迎を行
う.
効率良く売り上げを上
げたい
広報
ID:3-1
無線タクシー電話番号
更新されている
(会社名,電話番号)
配車申込
(電話番号,利用者名,配車希望場
所,配車希望時刻)
無線配車受付
(利用者名,配車場所,配車希望時
刻)
運行管理支援
ID:3-3
地域マップ
更新されている
(地図,住所)
配車希望を受け付ける
配車合意
顧客と合意した
(車両番号,到着予測時刻)
配車結果
合意された
(車両番号,到着予測時刻)
送迎確認
合意した
(車両番号,利用者名,送迎場所,送
迎予測時刻)
空車運行
ID:2-3
配車を手配し顧客と合意する
配車指示記録
更新した
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
配車指示結果を記録する
送迎
ID:2-1
運行状況
(車両番号,運航位置)
配車指示記録
更新されている
(車両番号,利用者名,配車場所,配
車指示時刻)
配車管理
ID:1-2
顧客利用履歴
更新されている
(電話番号,顧客名,配車住所履歴,
利用日時履歴)
顧客管理
ID:3-2 配車希望展開
運転手と合意した
(配車場所,配車希望時刻,利用者
名)
サービスシステム要求
エンドユーザ
顧客のレストラン体験プロセスのモデル化が必要
顧客体験を高めるサービスとしてのロボットの活用
© 2017 K-plus Solutions Co., Ltd.
60
続きは,次回のワークショップにて…
有限会社ケイプラス・ソリューションズ
兵庫県神戸市東 区鴨子ヶ原一丁目6番13号
Copyright© 2017 K-plus soluAons Co., Ltd. All Rights Reserved.
ビジネスプロセスの構造化モデリング手法 PReP Model ®
システムアシュアランスと要求工学からみたビジネス及び業務プロセスモデリング
とその実践ワークショップ

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ビジネスプロセスワークショップ 2017大阪

  • 1. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 1 ビジネスプロセスの構造化モデリング手法 PReP Model ® © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PReP Model® is a registered trademark of K-plus Solutions Co., Ltd. システムアシュアランスと要求工学からみた
 ビジネス及び業務プロセスモデリングとその実践ワークショップ 2017年11月24日(金)13:30∼17:00 大阪大学中之島センター講義室404 Structured Modeling Method for Business Process
  • 2. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 目次 2 自己紹介 PReP モデルとは 2つの適用先 PRePモデルツール PRePモデルのアプローチ 構造化プロセスモデリング 共通テーマ:自動配膳ロボット
  • 3. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 自己紹介 3 田中 康(たなかやすし) 過去 •ソニー株式会社(∼2006) •情報デザイン •ソフトウェア開発プロセス改善 •CMMリードアセッサー 現在 •有限会社ケイプラス・ソリューションズ(代表) •主に超上流コンサルティング •奈良先端科学技術大学院大学 客員准教授 •要求工学,PBL •大阪芸術大学 客員教授 •マンガ駆動要件開発,PBL
  • 4. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 4 PRePモデルとは
  • 5. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PReP Model® とは 5 Products RelaAonship Process Model •成果物指向による業務プロセスのモデル化手法 開発の経緯 •2005年:ソニー株式会社のSoCコンカレント開発プロセス設計のために開発 •2010年∼:業務システム開発の要件定義に適用
  • 6. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. パートナー 6 超上流工程での業務プロセスモデリング標準方法として採用 •日立製作所様(hDp:/ /www.hitachi.co.jp/products/it/ex_approach/about/ in Japanese) •三菱総合研究所
  • 7. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PReP モデルの特徴 7 •シンプルなモデリング方法 •業務プロセスモデルから,ITシステム要求と業務要件を自動的に導出 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal In Out Actor 顧客 役割: タクシーの配車を依 頼する スムーズに配車されな いのであれば,他のタ クシー会社を利用した い 配車担当 役割: 顧客からの配車希望 を満足し,効率的な 配車運行を行う Actorのインサイト 運転手 役割: 配車効率を考えて送 迎回答をし,配車指 示に従って送迎を行 う. 効率良く売り上げを上 げたい 広報 ID:3-1 無線タクシー電話番号 更新されている (会社名,電話番号) 配車申込 (電話番号,利用者名,配車希望場 所,配車希望時刻) 無線配車受付 (利用者名,配車場所,配車希望時 刻) 運行管理支援 ID:3-3 地域マップ 更新されている (地図,住所) 配車希望を受け付ける 配車合意 顧客と合意した (車両番号,到着予測時刻) 配車結果 合意された (車両番号,到着予測時刻) 送迎確認 合意した (車両番号,利用者名,送迎場所,送 迎予測時刻) 空車運行 ID:2-3 配車を手配し顧客と合意する 配車指示記録 更新した (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 配車指示結果を記録する 送迎 ID:2-1 運行状況 (車両番号,運航位置) 配車指示記録 更新されている (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 顧客利用履歴 更新されている (電話番号,顧客名,配車住所履歴, 利用日時履歴) 顧客管理 ID:3-2 配車希望展開 運転手と合意した (配車場所,配車希望時刻,利用者 名) 業務プロセスの概念モデル ITシステムの要求仕様 自動的に導出 8C CF 2/ 1C 1C 1C ( 1C ) 1C c t ip e t al t o_p ipi ) R R t p t l N a t p t l N I t p l N N N N N ® l N l a R R ( R R I ® l N t p l N N N N N a ® l N t p l N N N N N N N N N ©t i_ t iN ® l t m xud N N N N I d nl N N I d nl N N N i_ t l N N N N i_ t l N N N N d nl il a O _ ( R R d ip_ N m xud d ip_ N I i_ t l N N N N d nl N N u il d s d ip_ N I i_ t l N N N N d nl N N N - ) 2 o , ( o o ) o o2 2 ( o2 1 o o o o O 5C ©t i_ t ® l t u nl L08P 68P P by , - 7 8 67 6 K 3 C G G A / 4 20 1 1 1 ( 1 ) 1 . D e i m r rn rs . D i urs i r_ n i . D i o d o m c i_ P p m _b m na © ® G m e e i i l m m A ) R R G o e i o A m e e i IA m e i G m e i e i o A R R A ( R R IA o e i G o A o e i A m e i o e i b x G c i o r A IA c i IA c i G i A c i G m i N A ( R R G c i o r ( ) ) 2 ( L yt 5 1 . D , - o e i b r i 業務要件
  • 8. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 8 PRePモデルの前提条件
  • 9. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PReP モデルの前提 9 •要求と設計は独立している(変換関係ではない) •PReP Modelは,問題空間で用いる手法 解空間 問題空間 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal In Out Actor 顧客 役割: タクシーの配車を依 頼する スムーズに配車されな いのであれば,他のタ クシー会社を利用した い 配車担当 役割: 顧客からの配車希望 を満足し,効率的な 配車運行を行う Actorのインサイト 運転手 役割: 配車効率を考えて送 迎回答をし,配車指 示に従って送迎を行 う. 効率良く売り上げを上 げたい 広報 ID:3-1 無線タクシー電話番号 更新されている (会社名,電話番号) 配車申込 (電話番号,利用者名,配車希望場 所,配車希望時刻) 無線配車受付 (利用者名,配車場所,配車希望時 刻) 運行管理支援 ID:3-3 地域マップ 更新されている (地図,住所) 配車希望を受け付ける 配車合意 顧客と合意した (車両番号,到着予測時刻) 配車結果 合意された (車両番号,到着予測時刻) 送迎確認 合意した (車両番号,利用者名,送迎場所,送 迎予測時刻) 空車運行 ID:2-3 配車を手配し顧客と合意する 配車指示記録 更新した (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 配車指示結果を記録する 送迎 ID:2-1 運行状況 (車両番号,運航位置) 配車指示記録 更新されている (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 顧客利用履歴 更新されている (電話番号,顧客名,配車住所履歴, 利用日時履歴) 顧客管理 ID:3-2 配車希望展開 運転手と合意した (配車場所,配車希望時刻,利用者 名) 業務プロセス設計 サブシステム要求 設計解
  • 10. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 10 2つの適用先
  • 11. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PRePモデルの適用【その1】 11 業務プロセス改善(Internal Process Improvement) •PRePモデルを自社内の業務プロセスに適用 •業務とITシステムへの要求を設計 自社 顧客 エンドユーザ PRePモデル プロセス 業務プロセスの改善 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal In Out Actor 顧客 役割: タクシーの配車を依 頼する スムーズに配車されな いのであれば,他のタ クシー会社を利用した い 配車担当 役割: 顧客からの配車希望 を満足し,効率的な 配車運行を行う Actorのインサイト 運転手 役割: 配車効率を考えて送 迎回答をし,配車指 示に従って送迎を行 う. 効率良く売り上げを上 げたい 広報 ID:3-1 無線タクシー電話番号 更新されている (会社名,電話番号) 配車申込 (電話番号,利用者名,配車希望場 所,配車希望時刻) 無線配車受付 (利用者名,配車場所,配車希望時 刻) 運行管理支援 ID:3-3 地域マップ 更新されている (地図,住所) 配車希望を受け付ける 配車合意 顧客と合意した (車両番号,到着予測時刻) 配車結果 合意された (車両番号,到着予測時刻) 送迎確認 合意した (車両番号,利用者名,送迎場所,送 迎予測時刻) 空車運行 ID:2-3 配車を手配し顧客と合意する 配車指示記録 更新した (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 配車指示結果を記録する 送迎 ID:2-1 運行状況 (車両番号,運航位置) 配車指示記録 更新されている (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 顧客利用履歴 更新されている (電話番号,顧客名,配車住所履歴, 利用日時履歴) 顧客管理 ID:3-2 配車希望展開 運転手と合意した (配車場所,配車希望時刻,利用者 名) 業務システムの改善要求
  • 12. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PRePモデルの適用【その2】 12 サービス開発 •PRePモデルを顧客業務のリスク分析に適用 •顧客向けの新しいサービスの開発(提案)につなげることができる 自社 顧客 PRePモデル プロセス サービス 顧客業務のリスク分析 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal In Out Actor 顧客 役割: タクシーの配車を依 頼する スムーズに配車されな いのであれば,他のタ クシー会社を利用した い 配車担当 役割: 顧客からの配車希望 を満足し,効率的な 配車運行を行う Actorのインサイト 運転手 役割: 配車効率を考えて送 迎回答をし,配車指 示に従って送迎を行 う. 効率良く売り上げを上 げたい 広報 ID:3-1 無線タクシー電話番号 更新されている (会社名,電話番号) 配車申込 (電話番号,利用者名,配車希望場 所,配車希望時刻) 無線配車受付 (利用者名,配車場所,配車希望時 刻) 運行管理支援 ID:3-3 地域マップ 更新されている (地図,住所) 配車希望を受け付ける 配車合意 顧客と合意した (車両番号,到着予測時刻) 配車結果 合意された (車両番号,到着予測時刻) 送迎確認 合意した (車両番号,利用者名,送迎場所,送 迎予測時刻) 空車運行 ID:2-3 配車を手配し顧客と合意する 配車指示記録 更新した (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 配車指示結果を記録する 送迎 ID:2-1 運行状況 (車両番号,運航位置) 配車指示記録 更新されている (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 顧客利用履歴 更新されている (電話番号,顧客名,配車住所履歴, 利用日時履歴) 顧客管理 ID:3-2 配車希望展開 運転手と合意した (配車場所,配車希望時刻,利用者 名) サービスシステム要求 エンドユーザ
  • 13. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. •ワークショップを中心に進める(協創プロセス) PRePモデルによる要件開発の様子 13 専用のPReP付箋とテンプレート を使用して、プロセスの大枠を 分析・設計 付箋ワークショップ プロジェクト開始時 PReP model 専用ツールを用い て、詳細な分析や設計を行う 専用ツール上での分析・設計 中盤 プロセスの業務関係図やシステ ム要件定義書などを出力 専用ツールからの出力の利用 プロジェクト後半 1 SCPLAN 2 AS400 3 G-PSI照会・シミュレーションシステム 4 G-PSIモニタリングシステム 5 手作業 System 1 各機種の在庫異常を検出し、是正処置につなげる。 2 機種別の在庫異常値に対して、適切な是正処置を講じる 3 エア費用を軽減するように対応策を講じる 4 5 日単位の生産計画を確定注文に応じて見直す ID: 更新日: 05 2015/02/19 Goal In Out 出荷対応 ID:06-01 完成品倉庫管理 ID: 生産計画を立てる ID:04-01 日次で生産状況をモニタリングする ID:05-01 在庫異常で生産・輸送計画を変更する ID:05-02 グローバルPSI計 画の策定 ID:03-01,02,03 年次予算策定 ID: エア費用予算計画 成果物の状態 生産計画変更連絡書 承認された 工場の生産調整 ID: 出荷対応 ID:06-01 輸送手段変更連絡書 GHQの承認が得られた 積送在庫数 毎日更新されている 納期回答(輸送手段変更 後) GHQの承認が得られた グローバルPSI計画 日次で生産計画が更新された(N-1日) 販社受発注・在庫 管理業務 ID: 本社受発注・在庫 管理業務 ID: 直販受注・在庫管 理業務 ID: グローバルPSI計画 前日に更新された 日次で生産状況を モニタリングする ID:05-01 在庫数(販社・本社・直販) 販社終業時間で毎日更新されている(N-1日) 販売計画(日単位) 27週分のうち、手前の3カ月分が販社終業時間で毎週更新された(N-1日) 機種別工場完成品在庫数 毎日更新されている(N-1) 納期回答(製造指図の日程 を変更しないで出荷日程を 変更する場合) 毎日更新されている(0週~2週間分)(N-1) 製造指図書 生産日が設定された(N-1) 機種別生産計画調整指示 機種別輸送手段調整指示 日次で生産状況を モニタリングする ID:05-01
  • 14. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 14 PRePモデルツール
  • 15. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PRePモデルツール:PReP Tool Microso0 Visio Add-in 15 •MicrosoQ Visio Add-in として機能するPRePモデルツール •描いた業務モデルから,ITシステム要求と業務要件を自動的に導出 Microsoft Visio PReP Add-in •プロセスのモデル化とリスク分析 •プロセス不整合の検出 •システムスコープと要件定義 など Microsoft Excel •システムスコープ・要件定義書 •業務要件定義書 自動出力
  • 16. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. PRePモデルツール;ワークショップ用付箋とテンプレート 16 PRePモデル付箋 PReP model® is registered trademark of K-plus solutions Co,.Ltd. PReP model ® 外部プロセス(出力) 外部プロセス (入力) 最終成果物 アクター 責務名称を定義 プロセス名 ゴール 1 つの最終成果物に対して、1 つのゴール サブプロセスの定義 マイルストン成果物までをひとつのサブプロセスとして、タスク視点で名称をつける マイルストン成果物の定義 マイルストン成果物:業務のゴール(機能と品質)を満足するためのチェックポイントとなっている成果物 プロセス構造のモデル化 成果物:業務目的から見て意味のあるひとまとまりの情報、成果物間の関係:入力、同期(すり合わせによって、その内容が個々に決定される) 最終成果物と それを要求している外部プロセス 要求 「どのような¹、 何を²、 どのように³アウ トプッ トするのか」 で表現  1 : 外部品質要求 (入力先プロセスから最終成果物に対して要求される品質要求)  2 : 最終成果物 (外部機能要求)  3 : プロセス実行に係る品質 (プロセス品質) インサイト プロセスが要求する成果物 の入力先外部プロセス 1 2 3 4 5 6 5 6 ワークショップテンプレート(PDF,A0サイズ)
  • 17. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 17 PRePモデルのアプローチ
  • 18. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. 従来の上流工程 18 要件管理(RM)アプローチ • 業務要求をITシステム開発者が解釈 • 開発者が要求を解釈しITシステム要件を定義 • 定義された要件が合意のベースライン 業務プロセスモデル化アプローチの出現 • ITシステム要件は機械の仕様 • ITシステム要件の妥当性判断の困難さ • 業務プロセスモデル化のアプローチ:業務要求 とITシステム要件をつなぐ方法 業務 機械 現実世界 要求 ITシステムの仕様 ITシステムの要件 開発者 解釈
  • 19. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. 現状のBPMの問題 19 多くの業務プロセスモデル • ITシステムと仕事との関係を記述 • ITシステムの仕様が先行 業務 ITシステムの仕様 機械 現実世界 ITシステムの仕様としての ビジネスプロセス記述 要求 多くのビジネスプロセスモデルが
 記述しているのはこちら
  • 20. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. PRePモデルのアプローチ 20 • なぜ,そのような仕事の仕方をしているのか • ITシステムの仕様とは切り離す • 仕事の目的と意味の観点 そのために… • 業務を「システム」として捉える • システムを「構造化プロセスモデル」として記述 業務=システム ITシステムの仕様 機械 現実世界 構造化プロセスモデル PRePモデルのアプローチ • 業務をシステムとしてとらえる • 構造化プロセスモデルとして記述する
  • 21. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 21 構造化プロセスモデリング
  • 22. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 22 何の手順? い の る つ
 る
 す か く し ば る つ つ む © NHK ピタゴラスイッチ
  • 23. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 23 タスク視点 成果物視点 つつむ しばる かく つるす プロセスのモデル化方法 人は,一般的に,タスク(作業)でプロセスを表現する
  • 24. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. 「プロセス」とは 24 辞書の定義 ① 物事を進める手順 ② 物事が変化するときの経過。物事が進む過程 • 時間の概念 • 一般的なプロセスモデルも操作や手順を記述す るものが多い ビジネスプロセスモデリング表記法と通常のフローを持つプロセス のビジネスプロセスモデリングの一例(Wikipediaより) https://ja.wikipedia.org/wiki/ビジネスプロセスモデリング
  • 25. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. プロセスのモデル化視点 25 プロセスモデルの2つの視点 • タスク指向(Task-based Process Modeling) • 操作や手順を主体としたモデル化視点 • 一般的なプロセスモデルの視点 • 成果物指向(EnAty-based Process Modeling) • 概念実体と,その関係構造を記述 • 何を成果物(概念実体)として定義するかがポイント ∼する ∼する ∼する ∼する 屋根 土台 柱 柱 タスク視点 成果物視点 概念実体と,その関係構造を記述 手順や操作といった,時間の関係性を記述
  • 26. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. 成果物視点による構造化プロセスモデル(PRePモデルの基本的視点) 26 • プロセスを構成する各成果物(概念実体)を, 最終的に作られるものから見た意味として定義 • 業務プロセスの場合,業務のゴールから見た各要素の 意味 • 最終的に作られるモノの論理的・物理的制約と 品質要求に対して,必要な中間成果物が定義さ れる a c d 床 柱2本 屋根(完成) 要求品質が低い場合は,中間成果物のb(柱を1本立てた状態) は不要かもしれません. 物理的制約と要求品質から,管理される中間成果物の状態が定義される a b c d 成果物視点で見たプロセス 床 柱1本 柱2本 屋根(完成)
  • 27. © 2017 K-plus solutions Co,. Ltd. プロセスモ設計からサブシステム要求へ 27 • 成果物によるプロセス構造は,それぞれの中間 成果物を作るためのサブシステムを要求する • サブシステムへの要求がタスク視点のプロセス になる つまり… • タスク視点のプロセスは,サブシステムの要求 仕様を記述している aを作る 機械 サブシステム サブシステム サブシステム サブシステム タスクによるプロセス表現は,成果物観点でのモデル化の結果(要求)から導出される aからbを 作る機械 bからcを 作る機械 cからdを 作る機械 a b c d 成果物視点で見たプロセス 床 柱1本 柱2本 屋根(完成) サブシステムへの要求仕様
  • 28. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 28 共通テーマ:自動配膳ロボット
  • 29. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 29 本テーマへのアプローチ【その1】 業務プロセス改善の問題として考える
  • 30. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 30 議論のテーマ 「レストランで使用される自動配膳ロボット
 (http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/053100130/)
 が話題になっています.自動配膳ロボットに求められる要求と,自動配膳ロボッ ト導入後の効果を,ビジネスプロセスの視点から議論してください」 レストラン向けロボットの特徴 •複雑な機能を廃し、必要最小限の機能に絞り込んでいる •料理を載せる配膳台を持つアームは可動式ではなく固定 •この配膳台からの料理の上げ下げは、ロボット自身ではなくレス トランの従業員や来店客などが手動で行う •ロボットはレストラン内で事前に決められた経路を巡回 •来店客の席のそばまで料理を搬送する役割をする 近日投入予定の新型ロボット「Amy(艾米)」 •自動的に屋内地図を作製し自己の位置を特定(SLAM機能) •店舗内のテーブルのレイアウト変更にも柔軟に対応
  • 31. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 31 プロジェクトの解(3つの視点) ビジネス 技術 顧客 Scott Berkun 著, 村上雅章 訳; アート・オブ・プロジェクトマネジメント, p63, 2006
  • 32. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 32 変革のフレームワーク 1 2 3 課題 As-is 効果 To-be 解決のシナリオ 変化のシナリオ どうやって 変えるか 何に変えるか 何を変えるか
  • 33. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 33 レストランの業務鳥瞰図 マーケティング 調達費計画 (費目,費用) 調達 (年月日,売上,費目) 売上 食事サービス 財務管理 伝票 (料理,個数,料金, テーブル番号) 会計 レストラン設備販売 設備・備品 設備・備品購入・管理 設備・備品 管理されている 準備 テーブル 準備された 顧客 来店 (顧客人数,喫煙有無) 接客 顧客 テーブルに着いた メニュー (カテゴリ,料理,値段) メニュー企画・管理 食材調達計画 (食材,納入日,数量) 注文 注文 (料理,個数) (食材,量) 食材 調理 料理 (料理,個数,テーブル番号) 配膳 料理 (料理,個数,テーブル番号) 配膳された 伝票 (料理,個数,料金, テーブル番号)
  • 34. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 34 レストランの業務鳥瞰図(業務カテゴリー) マーケティング 調達費計画 (費目,費用) 調達 (年月日,売上,費目) 売上 食事サービス 財務管理 伝票 (料理,個数,料金, テーブル番号) 会計 レストラン設備販売 設備・備品 設備・備品購入・管理 設備・備品 管理されている 準備 テーブル 準備された 顧客 来店 (顧客人数,喫煙有無) 接客 顧客 テーブルに着いた メニュー (カテゴリ,料理,値段) メニュー企画・管理 食材調達計画 (食材,納入日,数量) 注文 注文 (料理,個数) (食材,量) 食材 調理 料理 (料理,個数,テーブル番号) 配膳 レストラン経営 料理 (料理,個数,テーブル番号) 配膳された メニュー企画 飲食サービス提供 経営者 料理長 ホール担当 調理担当 ホール担当 伝票 (料理,個数,料金, テーブル番号)
  • 35. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 35 レストラン配膳(As-is) 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する
  • 36. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 36 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) リスク 間違えた注文に基づいて調 理をしてしまう 料理 注文と照合された (料理,個数) リスク 伝票と料理の照合を間違え る 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) リスク 伝票の内容が違っている 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 何を注文したか時々う る覚えになってしまう リスク 注文時に注文が明確に伝 わらない 注文 顧客が記憶している (料理,個数) リスク 注文した内容を間違える, 勘違いする,忘れる 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) リスク 伝票の内容と注文した内容 料理を配膳する リスク 配膳先や配膳順を間違える 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) リスク 注文された料理に必要な配 膳什器を間違える 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) リスク 配膳に必要な什器類を忘れ る 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) リスク 配膳先のテーブルを間違え る 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする リスク 忙しくなると配膳準備が間 に合わない 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) リスク 頼んだ料理と違うものを受 け取ってしまう 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 調理の都合もあるの で,注文順に作るのは 大変だ リスク 注文順を無視して,同じ料 理をまとめて作るなど調理 効率を優先したい 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 注文順に調理を運ぶ のは面倒だ,出来上が ったものから運んでし まいたい リスク 忙しくなると,目先の料理か ら処理をしてしまう レストラン配膳(As-is)リスク評価 リスク度はどれも低いが,発生確率を「低」とした ため. スキルの低い配膳担当者の場合,一気にリスク度が 高くなる可能性が大きい.
  • 37. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 37 システム機能スコープ・要求定義書 . 30 2C 2C 2C ( 2C ) 2C c t ip e t al t o_p ipi ) R R t p t l N u a t p t l N I t l N N N l N u d np_ ( R R I l N t l N N N l t s a R R t l N N N t p l N N N N N t s l N t p l N N N N N N N N N t i_ t iN l t u a N N N N I d nl N N I d nl N N N i_ t l N N N N 2 t2 ) 2 1 ( o ® O 6C t i_ t l t u nl L1 P 7 P P y , 30 2C 2C 2C ( 2C ) 2C ® O 6C t i_ t l t u nl L1 P 7 P P y , i_ t l N N N N d nl il a N _ N ( R R d ip_ N m xu npi d ip_ N I i_ t l N N N N d nl N N u il d s d ip_ N I i_ t l N N N N d nl N N N - 2 , © ) (
  • 38. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 38 業務要件定義書 1/ 0 0 0 ( 0 ) 0 - D c o d ® o e p u yplK o yp - D i o©d o ®ey o sp K i up x ldt - D dK m©d m d a y d N y oni dt ®ey o d ®l_y oey d nym ® o n D o c ® o c o d dt ) P P ® ® D m c m p y o c ® o c CG oR c ® ® L D oR c p i y ( P P CG m c ® ® ® D ® o c c o n ® y ® P P oR c ® ® ® D ® ® ®o n y m c ® ® o c ® o ©d o ®dK m c o ® ® y ® ® D ® ©d o ax ® p y ® ® ® CG a i CG a i ) 1 ( ® r 4 2 o ey- D , ® o ©d o ®ey m c o ®p i ® e
  • 39. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 39 構造的にプロセスのリスクを評価する
  • 40. © 2016 K-plus solutions Co., Ltd. PRePモデルによる構造的リスク分析の基本【その1】 点線が危ない
  • 41. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 41 同期関係と管理不能成果物に起因するリスク 同期関係 未同期の状態で入力となるリスク 無実体成果物 管理できない状態で,他成果物への入力または同期関係を持つ
  • 42. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 42 レストラン配膳(As-is)構造リスク評価 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 同期関係 同期関係 無実体成果物
  • 43. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 43 レストラン配膳(As-is)構造リスク評価 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 伝票と料理の照合を間違える 顧客が注文を勘違いする 配膳先のテーブルを間違える 魔のトライアングル
  • 44. © 2016 K-plus solutions Co., Ltd. PRePモデルによる構造的リスク分析の基本【その2】 原因は入力先にある
  • 45. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 45 問題の現象とその原因 問題が現象している場所 こちらに注目して しまいがち. 入力側に原因がある 原因
  • 46. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 46 レストラン配膳(As-is)構造リスク評価 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 伝票と料理の照合を間違える 顧客が注文を勘違いする 配膳先のテーブルを間違える 魔のトライアングル
  • 47. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 47 レストラン配膳(As-is)構造リスク評価 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する お客様は神様です… 配膳先のテーブルを間違えないように! 通常取られる対策 伝票と料理の照合を間違えないように!
  • 48. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 48 レストラン配膳(As-is)原因分析 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 注文が取られる業務は? 主要パラメータの入力先: 伝票の管理 厨房への指示管理 解決策(1):マイルストンゲートの管理方法を解決する 「配膳可能状態」を確定するパラメータ(テーブル番号,伝票,料理) 解決策(2):注文と調理の同期関係を解決する
  • 49. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 49 記事にあったロボットは業務改善に役立つのか? レストラン向けロボットの特徴 •複雑な機能を廃し、必要最小限の機能に絞り込んでいる •料理を載せる配膳台を持つアームは可動式ではなく固定 •この配膳台からの料理の上げ下げは、ロボット自身ではなくレス トランの従業員や来店客などが手動で行う •ロボットはレストラン内で事前に決められた経路を巡回 •来店客の席のそばまで料理を搬送する役割をする 近日投入予定の新型ロボット「Amy(艾米)」 •自動的に屋内地図を作製し自己の位置を特定(SLAM機能) •店舗内のテーブルのレイアウト変更にも柔軟に対応
  • 50. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 50 業務改善に役立てるためには 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/16 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 伝票 (注文順に)整理された (テーブル番号,料理,個数,値段) 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る 注文 顧客が記憶している (料理,個数) 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 配膳担当 役割: 出来上がった料理を 注文順に正しいテー ブルに配膳する 注文が取られる業務は? 主要パラメータの入力先: 伝票の管理 厨房への指示管理 解決策(1):マイルストンゲートの管理方法を解決する 「配膳可能状態」を確定するパラメータ(テーブル番号,伝票,料理) 解決策(2):注文と調理の同期関係を解決する 要件: •テーブル番号,伝票,料理を照合する機能 要件: •注文プロセスからの注文データの受け取 り機能,もしくは,顧客から注文を直接取 る機能 •厨房への注文指示と紐付けられた料理ID の読み取り機能
  • 51. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 51 新型ロボット 自動配膳ロボット 自動注文配膳ロボット
  • 52. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 52 自動注文配膳ロボット導入後の 業務プロセスの設計
  • 53. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 53 変革のフレームワーク 1 2 3 課題 As-is 効果 To-be 解決のシナリオ 変化のシナリオ どうやって 変えるか 何に変えるか 何を変えるか
  • 54. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 1 注文順に料理を正しいテーブルに配膳する 2 料理と照合された伝票絵をテーブルに置く 3 配膳の終わった配膳什器を戻す 4 ゴール4 5 ゴール5 配膳 ID: 更新日: 1-6 2017/11/18 Goal In Out Actor 調理 ID:1-4 料理 注文に合わせて調理され配膳用 に出された (料理,個数) 調理担当 役割: 注文された料理を注 文順に調理して配膳 用に出す 調理の都合もあるの で,注文順に作るのは 大変だ 配膳担当 役割: 料理を注文と照合し て,自動注文配膳ロ ボットに渡す 言われたとおりに料理 をロボットに渡せばい いや リスク 料理と注文の照合を間違え る 料理 注文と照合された (料理,個数) 注文 ID:1-3 顧客 役割: 料理を注文し,届い た料理が注文と正し いことを確認して受 け取る ロボットに注文するの は面白い 注文 顧客が記憶している (料理,個数) リスク 注文した内容を間違える・ 勘違いする 食事サービス ID:1-7 伝票 顧客が受け取った (テーブル番号,料理,個数,値段) 料理を配膳する 会計 ID:1-8 配膳什器 料理に合わせて用意された (伝票(テーブル番号,料理,個数,値 段),カトラリー類,盆類) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳什器 配膳が終わった (盆類) 配膳料理 配膳可能 (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳料理 正しいテーブルに届けられた (テーブル番号,料理,個数,伝票,配 膳什器) 配膳什器管理 ID:1-5 配膳の準備をする 料理 顧客が受け取った (料理,個数,テーブル番号) 54 To-be案 •注文プロセスとの連携
 (テーブル番号,注文)に起因するリスクの 低減が期待 •配膳担当者の役割とインサイトの変化
 スキルの低い配膳担当でも業務遂行が可能
  • 55. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 8C CF 2/ 1C 1C 1C ( 1C ) 1C c t ip e t al t o_p ipi ) R R t p t l N t p t l N I t p l N N N N N ® l N l a R R ( R R I ® l N t p l N N N N N a O 5C ©t i_ t ® l t u nl L08P 68P P by , - o o o o ( o2 1 55 システム機能スコープ・要求定義書 配膳業務において「注文・勘定システム」が 不要となる
  • 56. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. P R7 8 20 1 1 1 ( 1 ) 1 . D d o el o p u pm o p i . D n el o n yo o r . D e _ n e c n el b o p ao el m ®o G o l d o d o l elet A ) G n d A o l d o d IA o l d G o l d d n A A ( o . D , - L P s 5 1 o e P o n d P o a p P P 2 ( 56 業務要件定義書 •配膳担当者の役割とインサイトの変化
 スキルの低い配膳担当でも業務遂行が可能
  • 57. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 57 本テーマへのアプローチ【その2】 UXの問題として考える
  • 58. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 58 顧客の「レストラン体験」を高める UX要件 •顧客の「レストラン体験」を高める 安全機能要件: •安全に指示したテーブルまで運ぶ その他の要件は?
  • 59. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 59 User Experience Table 店を出る 会計をする 食事をする 料理が運ばれる 料理を待つ 注文する 注文する料理を選ぶ 席に着く 受付をする レストランに足を運ぶ 自社 顧客 PRePモデル プロセス サービス 顧客業務のリスク分析 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal 1 顧客に配車結果を正確に伝える 2 タクシーに配車指示を正確に伝える 3 配車記録をつける 4 ゴール4 5 ゴール5 無線配車 ID: 更新日: 1-1 2017/09/29 Goal In Out Actor 顧客 役割: タクシーの配車を依 頼する スムーズに配車されな いのであれば,他のタ クシー会社を利用した い 配車担当 役割: 顧客からの配車希望 を満足し,効率的な 配車運行を行う Actorのインサイト 運転手 役割: 配車効率を考えて送 迎回答をし,配車指 示に従って送迎を行 う. 効率良く売り上げを上 げたい 広報 ID:3-1 無線タクシー電話番号 更新されている (会社名,電話番号) 配車申込 (電話番号,利用者名,配車希望場 所,配車希望時刻) 無線配車受付 (利用者名,配車場所,配車希望時 刻) 運行管理支援 ID:3-3 地域マップ 更新されている (地図,住所) 配車希望を受け付ける 配車合意 顧客と合意した (車両番号,到着予測時刻) 配車結果 合意された (車両番号,到着予測時刻) 送迎確認 合意した (車両番号,利用者名,送迎場所,送 迎予測時刻) 空車運行 ID:2-3 配車を手配し顧客と合意する 配車指示記録 更新した (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 配車指示結果を記録する 送迎 ID:2-1 運行状況 (車両番号,運航位置) 配車指示記録 更新されている (車両番号,利用者名,配車場所,配 車指示時刻) 配車管理 ID:1-2 顧客利用履歴 更新されている (電話番号,顧客名,配車住所履歴, 利用日時履歴) 顧客管理 ID:3-2 配車希望展開 運転手と合意した (配車場所,配車希望時刻,利用者 名) サービスシステム要求 エンドユーザ 顧客のレストラン体験プロセスのモデル化が必要 顧客体験を高めるサービスとしてのロボットの活用
  • 60. © 2017 K-plus Solutions Co., Ltd. 60 続きは,次回のワークショップにて…
  • 61. 有限会社ケイプラス・ソリューションズ 兵庫県神戸市東 区鴨子ヶ原一丁目6番13号 Copyright© 2017 K-plus soluAons Co., Ltd. All Rights Reserved. ビジネスプロセスの構造化モデリング手法 PReP Model ® システムアシュアランスと要求工学からみたビジネス及び業務プロセスモデリング とその実践ワークショップ