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石川の里山里海と
生物文化多様性モデル
国連大学サステイナビリティ高等研究所
いしかわ•かなざわオペレーティングユニット 永井三岐子
2015年9月11日 i-bird地元資源活用セミナー
今日のお話
• OUIKのご紹介
• 国際的な枠組み1生物多様性条約CBD
• 国際的な枠組み2 MDGsからSDGsへ
• 石川県の生物文化多様性
• 私達一人一人の取り組みとプラットフォーム
国連大学とは? 理念
• 国連大学はグローバルなシンクタンク、大学併
設教育機関、本部を東京に置いています。
• 使命は、人類の生存、開発、福祉など国連とそ
の加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模
課題の解決に取り組むため、共同研究や教育を
通じて寄与することです。
• この使命を果たすため、国連大学は国連加盟国
の、代表的な大学や研究機関と連携をとること
で、国際的な学術機関ならびに国連システム組
織との架け橋という役割を担っています。
国連大学とは? 主な機能
• 国連システム全体のシンクタンク
• 学者•研究者の国際共同体
• 新しい創造的な理念の討論の場
• 途上国をはじめとする能力育成のサポート
• 修士および博士号を含む学位の授与
• 東京に本部を置き、世界中に13の研究所
東京には国連大学サステイナビリティ高等
研究所
3F
Flagships
Framework
Facilitation
•使命 社会的・経済的・環境的側面に注目しながら、 政策対
応型の研究と能力育成により持続可能な未来の構築に貢献し
ます。 また、国際的な政策決定や、国連システム内の議論に
有益で革新的な貢献を果たすことで、国際社会に奉仕します。
•活動 「持続可能な社会」、「自然資本と生物多様性」、
「地球環境の変化とレジリエンス」という3つのテーマがあり、
これらの分野において、先進的な研究手法と革新的なアプ
ローチを使って、従来型の思考に挑み、新しい地球規模課題
のための、独創的な解決策を生み出そうとしています。
サステイナビリティ高等研究所とは?
いしかわ・かなざわ
オペレーティングユニット(OUIK)とは?
コアミッション:石川の豊かな自然(生物多様
性)を守るために、政策提言型の研究を行い、豊
かな地域作りに研究面から貢献する
1. 地域の多様な主体との恊働と共同研究
2. 恊働を通じた人材育成
3. 成果を国際ネットワークで発信、
地域にフィードバック
国際的な枠組み(1)生物多様性条約
COP10
平成22年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議
(COP10)は、我が国が議長国をつとめ、生物多様性に関する新たな世界目標(愛知
目標)や、遺伝資源の取得と利益の配分(ABS)に関する名古屋議定書が採択され
るなど、生物多様性条約における歴史的な会議となった。
COP11
平成24年10月8-19日に、インドのハイデラバードで開催されたCOP11まで、わが
国はCOP10議長国として世界における生物多様性保全の取組を牽引。COP11では、
インドに議長国を引き継ぎ、各国に取組の一層の推進を求めた。
生物多様性国家戦略
我が国では愛知目標の達成に向けた生物多様性国家戦略の改定を行い、平成24年9
月28日に閣議決定を行った。国内において同戦略を踏まえ生物多様性に関する各種
施策の充実を図るとともに、昨年度末には最初の点検を行い、達成状況について条
約事務局に世界に先駆けて報告した。
名古屋議定書
平成23年5月に署名を行った名古屋議定書の早期締結に向け、議定書の国内実施に
必要な措置の検討作業を関係省庁と連携して進めているところ。
Satoyama Initiativeが
日本の提案で発足
石川と世界(生物多様性の10年)
2010年 国際生物多様性年クロージングイベ
ントホスト
2010年 サステイナブルオーシャンイニチアチ
ブ設立会合
2010年 石川県生物多様性ビジョン策定
2012年 国連生物多様性の10年の日キックオ
フイベント
2013年 世界農業遺産国際会議ホスト
国際的な枠組み1生物多様性条約 愛知目標
目標1:生物多様性の価値と行動の認識
目標2:生物多様性の価値を国・地方の計画に統
合、国家勘定・報告制度に組込
目標3:有害な補助金の廃止・改革、正の奨励措
置の策定・適用
目標4:持続可能な生産・消費計画の実施
目標5:森林を含む自然生息地の損失を半減→ゼ
ロへ、劣化・分断を 顕著に減少
目標6:水産資源が持続的に漁獲
目標7:農業・養殖業・林業が持続可能に管理
目標8:汚染を有害でない水準へ
目標9:侵略的外来種の制御・根絶
目標10:脆弱な生態系への悪影響の最小化。
目標11:陸域の17%、海域の10%を
保護地域等へ
目標12:絶滅危惧種の絶滅・減少が防止
目標13:作物・家畜の遺伝子の多様性の
維持・損失の最小化
目標14:自然の恵みの提供・回復・保全
目標15:劣化した生態系の15%以上の回復を通じ
気候変動緩和・適応に貢献
目標16:ABSに関する名古屋議定書の
施行・運用
目標17:国家戦略の策定・実施
目標18:伝統的知識の尊重・主流化
目標19:関連知識・科学技術の改善
目標20:資金資源を顕著に増加
戦略目標A.生物多様性を主流化し、生物多様
性の損失の根本原因に対処。
戦略目標B.直接的な圧力の減少、持続可能な
利用の促進
戦略目標C.生態系、種及び遺伝子の多様性を
守り生物多様性の状況を改善
戦略目標D.生物多様性及び生態系サービスか
らの恩恵の強化
戦略目標E.参加型計画立案、知識管理と
能力開発を通じて実施を強化
第12回生物多様性条約締約国会合(
COP12)ピョンチャン
日時:2014年10月6日(月)-17日(金)(10月13日-17日が名古屋議定書COP-MOP1)
場所:韓国・ピョンチャン アルペンシア国際会議場
参加国・地域:163 参加者数:3000名以上
会議テーマ:“Biodiversity for Sustainable Development”.
持続可能な開発のための生物多様性
(2015年に国連総会で持続可能な開発目標が決められることを意識したテーマ)
主要議題:
・生物多様性戦略計画2011-2020・愛知目標の中間評価
(2020年までの目標の中間年であり、各国の報告等に
基づき達成状況を評価し、加速化すべき施策を特定)
・資源動員戦略
(生物多様性に関する国際資金フローの増加目標)
・持続可能な開発と生物多様性 等 34本の決定
を採択
Global Biodiversity Outlook 4
各国から提出された国別報告書、生物多様性国家戦略、既
存の生物多様性に関する研究やデータを分析し、戦略計画
2011-2020 及び愛知目標の達成状況及び今後の達成見込み
について分析した報告書
「す べ て の 項目 で 新 た な 行 動 が 生 ま れ
て い る が 、 目 標 達 成 に は 不 十 分 」
こ れ を 受 け 、 さ ら な る 行 動 推 進 の た
め の「 優 先 行 動 リ ス ト 」 が ま と め ら れ
た 。 リ ス ト に は 、 2 0 2 0 年 ま で に
必 要 な 行 動 と し てモ ニ タ リ ン グ 調 査 や
消 費 行 動 の 転 換 な ど で の 市 民 参 加 の
推 進 」や 「市 民 に 行 動 を 変 え て も ら う
た め の 戦 略 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の
推進などが盛り込まれる
国際的な枠組み1生物多様性条約生物文化多様性
国際的な枠組み1生物多様性条約
生物多様性と文化多様性をつなぐ共同プログラム
国際的な枠組み1生物多様性条約
生物多様性と文化多様性をつなぐ共同プログラムへの参加
OUIK都市と生物多様
性プロジェクト
(2012-2015)
生物多様性は文
化(人間活動)
に依存している
2014年10月COP12 で生
物文化多様性共同プログ
ラムに参画を打診
国際的な枠組み 生物多様性条約 国際ネット
ワークと自治体をつなぐ
2015年1月29日国際シンポジウム
石川・金沢の里山里海「発見」から「連携」へ
−世界ネットワークを自治体はどう活かすか−
• 生物文化多様性と国際認証の役割
• 生物と文化のつながり
• 各認定を受けた地域の横のつながり
国際的な枠組み 生物多様性条約 国際ネット
ワークと自治体をつなぐ
• 参加者からのフィードバック
• 学術的な話から身近なテーマで、いろいろあって興味のあるテーマだったし、とても良かった。コーヒーブレークでの辻占は良
かった。話題となって。5月の本番もこんな遊び心を用意して欲しいです。金沢しかないものや、恐る恐る食べるものなど。
• 私のような一般市民、事業者、団体がUNU-IASの活動にどのように参加したらよいのか、何を目的としてかかわっ
ていけばよいのか「入口」がわかりません。興味があり、もっといろいろ知りたいと思うのでが、今日のシンポジュ
ウムも関係者向けという印象があります。
• ありがとうございます。「変化への対応をユネスコは考えているのか?」の質問が興味深かった。
• とても興味深かったです。今後はこうした会議で得られた知見の共有か大切になると感じました。その興味で、OUIKのプラッ
トホームとしての機能がもっと活かせろよう、いろいろな立場で活用させていただいたいと思います。
• 生物多様性について今後も議論の場をもうけていただければと思います。活発な議論の場をありがとうございます。
• 新しい発見がり、参加してよかった。各地域の特色がわかり勉強になりました。
• 生物文化多様性という考え方の理解は深まった。特に田中先生の説明は大変わかりやすかった。また、田中先生の講義を聞きた
い。
• 生物多様性についての意味がよく理解できた(アナ様講演)。私は生物多様性は「人類のリスクマネージメント」だと思います。
創造の源とも言えるけど。石川県の自然文化について見識を深めることができた。
• 基調講演では、生物多様性の考え方や人間と営みとのかかわりなどわかりやすく説明ただきました。能登、加賀、金沢の自然や
文化などについても理解が深まりました。大変貴重なシンポジュウムを開催していただきありがとうございます。
• アナパーシック先生の取り組み、考え方生物多様性が今の社会の中で大事だと思う。
• もっと会場との意見交換の場が欲しかった。
• Almost no words about marine culture, marine life. Otherwise, it was very fruitful and successful.
• 基調講演の理論的な議論、その後の報告者の(各自治体の)具体的な話という構成は良かった。自治体の取り組みを知ることは
議論の前提になるので、このような「プラットホーム」を今後も作っていただきたいと思います。
• 基調講演のわからなったことが敷田先生の話で理解できた。文化を語れないと自然を語れない-ずっと心に残りました。
• 講演提起の後でのディスカッションんは方向性の共有を誘導する手だてとして重要なプログラムとしますが、アナ担当者のコメ
ントの如く地道な日常活動と研究部門の融合の促進連繋が肝要と受け止めました。シンポジュウムの拡大と純粋な心待ち致しま
す。
• 自然とコミュニティ再生の住み分けて、合同作業、協働スタンス。
国際的な枠組み 生物多様性条約
生物文化多様性アプローチ
2015年5月28日国際シンポジウム
石川・金沢生物文化多様圏
−豊かな自然と文化創造をつなぐいしかわ金沢モデル−
• 金沢と周辺里山里海のつながりを文化と自然として捉える
• 伝統文化をそのまま継承することに加え新しい価値の創造
• 文化と自然という分野を超えた対話のプラットフォーム
• 政策決定者、研究者、市民社会というセクターを越えたプラット
フォーム
• 国際機関、国、県、自治体というスケールを越えたプラットフォーム
国際的な枠組み ミレニアム開発目標 MDGs
(1990年を基準に2015年を達成期限)
MDGs 達成度
• 世界全体では極度の貧困の半
減を達成
• 世界の木が人口は半減達成の
見通し
• 不就学児童の総数は約半減
• マラリアと結核による死亡は
大幅に現象
• 安全な飲料水を利用出来ない
人の割合の半減を達成
• 国内での男女、地域格差が存在
• 5歳未満児死亡率は減少するも
目標達成には遠い
• 妊産婦の死亡率は削減に遅れ
• 改良された衛生施設へのアクセ
ルは十分でない、など
改善された点 積み残された課題
外務省ホームページより
持続可能な開発目標
SDGs
•2015年9月国連総会
で決議
•17目標以下の169ター
ゲット、指標につい
ては今後の議論にて
集約
•先進国も当事者に
•地方政府、地域の連
携が協調されている
尊厳
繁栄
正義
パートナーシップ
地球
人
持続可能
な開発目標
図表:ポスト2015みんなが活きる地球ウェブサイト、
IGESウェブサイトより
持続可能な開発目標 17項目
目標1.あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終了する
目標2.飢餓を終了し、食糧安全保障と栄養の向上を達成し、持続可能な
農業を促進する。
目標3.すべての年齢のすべての人に、健康な生活を保障し、幸福を推進
する。
目標4.すべての人にインクルーシブで公正な質の教育を保障し、生涯学
習の機会を推進する。
目標5.ジェンダー平等を達成し、女性と女子全員をエンパワーする。
目標6.すべての人に、水と衛生の利用および持続可能な管理を保障する。
目標7.すべての人に、手頃で、信頼できる、持続可能な、現代的エネルギ
ーへのアクセスを保障する。
持続可能な開発目標 17
項目
目標8.すべての人にとって持続した、インクルーシブで持続可能な経済成長
と、完全で生産的な雇用、相応の仕事を促進する。
目標9.強固なインフラを構築し、インクルーシブで持続可能な工業化を促
進し、技術革新を促進する。
目標10.国内および国家間の不平等を削減する。
目標11.都市および居住地をインクルーシブで安全、強固、持続可能にする。
目標12.持続可能な消費および生産形態を保障する。
目標13.気候変動とそのインパクトと闘うために緊急の行動を起こす。
目標14.持続可能な開発のため、海洋資源を保全し、持続的に活用する。
持続可能な開発目標 17項目
目標15. 地球のエコシステムの保護と回復を行い、森林を持続的に管理し、
砂漠化と戦い、陸地の浸食の停止と変換を行い、生物多様性の喪失を停止す
る。
目標16.持続可能な開発のために平和でインクルーシブな社会を促進し、す
べての人に正義へのアクセスを提供し、すべてのレベルでの効果的で、説明
可能な、インクルーシブな制度を構築する。
目標17.実施手段を強化し、持続可能な開発のためのグローバルなパートナー
シップを再活性化する。
以上英語原文より仮訳
石川の自然・文化(国際認証を受けた地域)
ユネスコ
創造都市ネットワーク
ユネスコ無形文化遺産
あえのこと
世界農業遺産
白山ユネスコ
エコパーク・ジオパーク
ラムサール湿地条約
能登地域での取り組み1
里海ムーブメント:年4回の里海講座を市町と主催
7月4日 七尾市 海藻は海のゆりかご
8月29日 穴水町 里海資本主義
12月12日 珠洲市 「貝」を予定
能登地域での取り組み 2
世界農業遺産事業への協力 : アクションプラン改定作業への協力、
FAOとの連携促進
• GIAHS登録を目指す国内外の自治体などに技術的アドバイ
スを行う.
• 東アジア農業遺産協会(ERAHS)を立ち上げ国際会議を主
宰、また韓国中国とのGIAHS認定地域とのネットワーク化
を促進
• COP12において、「伝統的農業と生物多様性保全」公式サ
イドイベントを実施
• 第二回ERAHS会議を2015年6月に開催予定
• 里海ムーブメント
世界農業遺産を通じた国際協力と国際発信
“アジア地域におけるGIAHSの
経験と課題” 2013年5月金沢市
“中国-日本-韓国 GIAHSの保全と
協力” 2013年 8月 韓国 第4回IPSI会合でのポスター
セッション参加, 2013年 9月
東京
• 研究パートナーらとの連続研究会の実施
• 金沢における芸品などの文化的多様性と生物多様性に
関する事例データベースの構築
• 金沢市の文化的多様性に関する伝統知識の聞き取り調
査
• 都市政策に反映するためのワークショップの開催
CAB研究活動
金沢市との協働1
金沢市との協働 2
都市と生物多様性プロジェクト(2013-15)の中で都市(消費地)
と農村(供給地)の関係から生物文化多様性アプローチが生まれる
5月28日創造都市ネットワーク2015の記念イベントにて「いしかわ金沢モデル」
を提案
金沢市との協働 3
今年度は金沢市の生物多様性地域戦略において「生物文化多様性」の視点を
入れ込むためのワークショップ開催
7月25-26日「外国人から見た金沢の生物文化多様性」
8月5-7日「食文化と生物文化多様性」
告知!!
【「自然保護に関する金沢市民会議~みんなで金沢の自
然の未来を語ろう~」参加者募集!】
現在、金沢市が策定を進めている「金沢生物多様性地
域戦略」(本市の自然環境保全に関する基本計画)につ
いて、市民の方々の意見や思いを直接お聞かせいただき、
戦略の内容へと反映させることを目的として、市民会議
を開催します。
ご関心のある方はぜひご参加ください!
日 時:平成27年9月12日(土)午後2時~午後4時
場 所:西部環境エネルギーセンター 環境学習室
(金沢市東力町ハ3-1)
対 象:金沢市民ならどなたでも
白山市との連携
ユネスコエコパークの拡張申請の支援
ジオパークのユネスコ正式プログラム化にむけた連携推進
金沢大学青木先生の発表 ユネスコエコパーク推進協議会に
参与として参加
白山商工会さんの取り組み
恊働を通じた人材育成
9月6日(日)北國新聞一面
泉丘高校スーパー
グローバルハイス
クールコース
のお手伝い
•一年生とのSDGs
ワークショップ開催
•国連スタディ ビ
ジットとの連携
恊働を通じた人材育成
• 石川県国連スタディビジットプ
ログラム
• 高等教育機関での講義や連携
• JICAなど各種研修事業との連携
人材育成
• 能登里山里海マイスター育成プログラ
ム
• との連携
• 石川の里山里海を世界の研究フィール
ドにしたい
日本版「持続可能な開発目標」
• 一人ひとりが参画できる可能性
石川の自然や地域文化を継承するにはど
んな人材育成が必要か?
11月27日(木)シンポジウム開催
活動のご紹介
OUIK,2014
Hakusan UNESCO Eco-park
1. 北陸スケールから市町村レベルまで
の様々なスケールでの北陸の生態系
サービスを地図情報としてまとめる
2. 生物文化多様性の視覚化
生物文化多様性プラットフォームって何?
• 研究者、市民団体、行政が恊働、共創する場
• 出口戦略を持った活動の場
▫ 豊かな自然と文化に囲まれた生活の実現のための
施策のあり方を示す
▫ 地方創生モデル
▫ アジアモデル
私たちは,
1. 生物と文化の多様性が,私たちの健康で幸福な暮らしや、
持続可能で変化に柔軟に対応できる社会の形成に貢献す
ることを理解します。
2. 地域が自ら,生物文化資源を活かし,地域の活力と創造
の喜びを享受し,後世への共有財産と人財をつくること
を支援します。
3. 地域の知恵,技,文化を一つひとつ謙虚に学ぶことを通
じ,生物と文化の多様性や景観を一体として保全・活
用・継承する方策を探求します。
4. 都市と里山里海のつながりを念頭において、市民、自治
体、研究者が参画する生物文化多様性を軸とした政策と
ネットワークを構築するためのプラットフォームの形成
を推進します。
金沢メッセージ2015
で、具体的には?
OUIK 生物文化多様性シリーズ
地図事業
紙ベース
Web ベース(10月中に完成予定)
Bio-cultural Initiative 101
もちろん共同事業実施も!!
OUIKの恊働プラットフォームいしかわ
金沢モデルを一緒に作りませんか?
国際的な枠組みの中身を埋めるのは、
私たちの草の根の活動
facebook.com/OUIK.UNU.IAS

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いしかわの里山・里海 と生物・文化多様性モデル@いしかわ大学連携インキュベータ地元資源活用セミナー

Editor's Notes

  1. 設立は1975年
  2. 国連大学はグローバルなシンクタンク、大学院併設教育機関、本部を東京に置いています。 使命は、人類の生存、開発、福祉など国連とその加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題の解決に取り組むため、共同研究や教育を通じて寄与することです。 この使命を果たすため、国連大学は国連加盟国の、代表的な大学や研究機関と連携をとることで、国際的な学術機関ならびに国連システム組織との架け橋という役割を担っています。
  3. 国連大学高等研究所(当時)の支所として2008に石川県、金沢市の協力のもと開設。 設立目的: 地元の方々との協働により、石川金沢の生物多様性保全と地域活性化に資するような政策研究を行う。北陸地域に研究協力のプラットフォーム作り。環境マネージメント活動に関する国際社会への橋渡し 活動:地元の研究機関、石川県、金沢市との共同研究活動を通じて政策提言を行う。石川県、金沢市の生物多様性保全に関する取り組みを国際的に発信する。