アクセンチュアでは化学業界における360人の最高責任者、トップ・マネジメント層、部門リーダーを対象にオンライン調査を実施しました。調査対象は、現在、主力事業においてデジタル技術を利用している化学メーカーで、年間総収益5億米ドル～200億米ドルまでの企業です。調査時期は2017年3月中旬から4月中旬。カナダ、フランス、ドイツ、日本、オランダ、 サウジアラビア、シンガポール、スイス、トルコ、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ合衆国の回答者を含みます。

1. インダストリーX.0
プラント・オペレーションで
デジタル技術の力を
最大限に活用する
重要所見

2. 人数 %
最高責任者（Cレベル） 106 29%
シニア・バイス・プレジデント 63 18%
バイス・プレジデント 77 21%
本部長または部長 90 25%
コマーシャル／ビジネス・
マネージャー
24 7%
合計 360 100%
人数 %
資産またはオペレーション
責任者
125 35%
ビジネス責任者 139 39%
部門責任者 96 27%
合計 360 100%
人数 %
カナダ 30 8%
フランス 30 8%
ドイツ 30 8%
日本 30 8%
オランダ 30 8%
サウジアラビア 30 8%
シンガポール 30 8%
スイス 30 8%
トルコ 30 8%
アラブ首長国連邦 30 8%
イギリス 30 8%
アメリカ合衆国 30 8%
合計 360 100%
人数 %
カナダ 27 8%
フランス 34 9%
ドイツ 29 8%
日本 28 8%
オランダ 27 8%
サウジアラビア 27 8%
シンガポール 28 8%
スイス 28 8%
トルコ 28 8%
アラブ首長国連邦 29 8%
イギリス 30 8%
アメリカ合衆国 45 13%
合計 360 100%
サンプル構成と手法[1/2]
アクセンチュアでは化学業界における360人の最高責任者、トップ・マネジメント層、部門リーダーを対象にオンライン調査
を実施しました。調査対象は、現在、主力事業においてデジタル技術を利用している化学メーカーで、年間総収益5億米ドル
～200億米ドルまでの企業です。調査時期は2017年3月中旬から4月中旬。カナダ、フランス、ドイツ、日本、オランダ、
サウジアラビア、シンガポール、スイス、トルコ、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ合衆国の回答者を含みます。
組織の本社： 回答者の居住地： 回答者の役職：
回答者の役割：
2

3. 人数 %
基礎化学品や中間製品 132 37%
肥料、農薬または種子 117 33%
産業用ガス 113 31%
石油化学製品 145 40%
プラスチック・繊維 117 33%
塗料・コーティング 105 29%
その他の基礎無機化学工業
製品
20 6%
合計 360 100%
人数 %
資本プロジェクト 29 8%
情報技術（IT） 84 23%
エンジニアリング／研究開発 48 13%
環境、健康、安全（EH&S） 18 5%
保全 14 4%
資材管理／サプライチェーン 41 11%
計画・スケジューリング 35 10%
生産実行 43 12%
品質管理 18 5%
サプライチェーン 30 8%
合計 360 100%
人数 %
5億ドル～10億ドル 35 10%
10億ドル超～50億ドル 201 56%
50億ドル超～100億ドル 90 25%
100億ドル超～200億ドル 23 6%
200億ドル超 11 3%
合計 360 100%
サンプル構成と手法[2/2]
主力製品： 組織内の分野：
オペレーション
年間総収益：
3

4. 13% 13% 10% 12%
19%
33%
20%
13%
11%
14%
24%
18%15%
17%
17%
24%
14%
14%
14% 22%
18%
18%
14%
13%15%
16%
26%
17% 15%
13%
23% 19% 18% 15% 14% 9%
4
化学企業の23%がオペレーションにおける「計画・スケジューリング」を最優先投資対象だと考えている。
また、50%以上が「生産実行」と「サプライチェーン」への投資を優先している。
化学製品の生産/オペレーションにおけるどの領域で、デジタル技術への投資をしようと考えていますか。
投資の優先度が高い方から低い方へ順位を付けてください。
投資対象第6位
投資対象第5位
投資対象第4位
投資対象第3位
投資対象第2位
最優先投資対象
50%
計画・スケジュー
リング
生産実行 資材管理／
サプライチェーン
品質管理 環境、健康、
安全（EH&S）
保全
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q1 ベース：全回答者

5. 5
多くのオペレーションで最も戦略的なデジタル技術とされる「人工知能」と「アナリティクス」
次のデジタル技術のうち、貴社の化学製品生産/製造オペレーションにおいて、戦略上最も重要なものはどれですか。
あてはまるものをすべて選択してください。
高度な工程
管理
人工知能／
機械学習
ビッグデータ／
アナリティクス／
エッジコンピュー
ティング
クラウド
コラボレーションと
ソーシャル・ツール
サイバーセキュリティ
インテリジェント
／
スマートセンサー
モビリティ／
ウェアラブル
ロボティクス
環境、健康、安全
（EH&S）
23% 24% 24% 26% 30% 24% 24% 28% 19%
保全 26% 30% 26% 24% 29% 27% 26% 22% 26%
資材管理／サプライチェーン 24% 30% 27% 28% 23% 26% 28% 29% 20%
計画・スケジューリング 29% 22% 30% 28% 26% 25% 26% 21% 21%
生産実行 26% 31% 29% 23% 24% 23% 26% 18% 31%
品質管理 30% 28% 33% 29% 22% 26% 29% 23% 23%
該当なし 1% 1% 1% 2% 2% 1% 2% 3% 8%
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q3 ベース：全回答者

6. 1% 4% 1% 2% 2% 2% 1% 1% 1%
11%
15%
10% 11% 8% 10%
5%
11% 11%
30% 20%
29% 27% 29% 28%
27%
26% 32%
29% 33% 33% 34% 34% 35% 43%
39%
35%
29% 28% 27% 27% 26% 25% 24% 23% 22%
6
アナリティクスは4社に1社ですでに導入されており、43%が試験運用中。
貴社の生産／製造オペレーションにおける次のデジタル技術の導入について、現在の状況を教えてください。
1つ選んでください。
自社の生産／製造オペレーション
に広く普及している
自社の生産／製造オペレーション
の一部で試験プログラムを開始した
ところである
デジタル技術戦略を策定済み／
策定中である
現時点では3年以内の導入計画
はない
該当なし／自社の事業に該当し
ない
50%
クラウド ロボティクス 人工知能／
機械学習
モビリティ／
ウェアラブル
サイバーセキュリ
ティ
コラボレーションと
ソーシャル・ツー
ル
ビッグデータ／
アナリティクス／
エッジコンピュー
ティング
インテリジェント／
スマートセンサー
高度な工程
管理
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q4 ベース：全回答者

7. 7
今後12カ月以内のROI（投資対効果）において、ポテンシャルが最も高いと考えられる
デジタル技術を3つ挙げてください。
6%
10%
9%
11%
9%
9%
13%
17%
18%
21%
23%
27%
29%
34%
34%
38%
42%
51%
ロボティクス
モビリティ／ウェアラブル
コラボレーションとソーシャル・ツール
サイバーセキュリティ
高度な工程管理
インテリジェント／スマートセンサー
クラウド
人工知能／機械学習
ビッグデータ／アナリティクス／エッジコンピューティング
トップ・テクノロジートップ3以内
化学企業の経営層のちょうど
半数が、
「ビッグデータ／アナリティクス／
エッジコンピューティング」を
ROIにおいてポテンシャルが高い
テクノロジーのトップ3以内に
挙げている。
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q5 ベース：全回答者

8. 8
ROIが最も高いデジタル技術として「ビッグデータ／アナリティクス／エッジコンピューティング」を挙げた
経営層の51%のうち3人に1人（36%）が、今後1年以内にデジタル予算の21%～40%を
このデジタル技術に割り当てるつもりである。
今後12カ月の間にデジタル予算のどれくらいの割合を、以下のデジタル技術に割り当てるつもりでいますか。
ビッグデータ／
アナリティクス／
エッジコンピューティング
ロボティクス 人工知能／機械
学習
モビリティ／
ウェアラブル
サイバーセキュリ
ティ
コラボレーションと
ソーシャル・ツール
インテリジェント／
スマートセンサー
高度な工程管理 クラウド
0 1～20 21～40 41～60 61以上
79%
5%
15%
1%
77%
4%
16%
2%
73%
7%
18%
2%
71%
6%
20%
4%
66%
4%
26%
3%
66%
6%
25%
3%
62%
5%
26%
6%
1%
58%
7%
31%
4%
49%
9%
36%
6%
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q6 ベース：全回答者

9. プラント管理の効率化
製品品質の向上／初期工程からの品質作り込み
化学コンビナートと個々のプロセスユニットのリアルタイムでの最適化（原料
歩留りの増加）
処理時間の高速化／製品化リードタイムの短縮
予定外のダウンタイム／生産ロスの削減
オペレーション・リスクの軽減
保全計画と実行の効率化
顧客のニーズに対応した柔軟性と俊敏さの向上
（サービスの差別化）
環境、健康、安全（EH&S）の効率化
定期修繕／シャットダウンの効率化
エネルギー管理コストの削減
ほかの事業部門／資産／コントラクター／パートナー
（エコシステム）とのコラボレーション強化
人件費の削減
仕掛品（WIP）インベントリの削減
定期修繕／シャットダウン回数の削減
（資本拡大の抑制）
4%
6%
5%
6%
6%
4%
7%
8%
8%
6%
6%
10%
7%
7%
11%
14%
16%
17%
17%
18%
18%
20%
20%
21%
21%
21%
22%
23%
26%
27%
9
化学企業の4社に1社が
「プラント管理の効率化」と
「製品品質の向上／
初期工程からの品質作り込み」が
デジタル技術による最も重要な
メリットのひとつと回答。
貴社の化学製品製造／オペレーションにデジタル技術を導入した場合のビジネス上のメリットと
して最も重要であると考えるものはどれですか。最も重要なメリットを「1」として3つ選択してください。
最も重要トップ3以内
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q7 ベース：全回答者

10. ほぼすべて（95%）の化学企業がオペレーションでのデジタル技術採用による経済的価値を
評価できており、そのうちの55%が営業利益の改善で5%～20%の増収を達成している。
貴社では、自社の生産／製造オペレーション
でデジタル技術を利用することによる経済的
価値を評価できていますか。
1つ選んでください。
貴社の生産／製造オペレーションでのデジタル技術の利用に伴う営業利益の改善レベルは
どれくらいだと評価していますか。1つ選んでください。
4%
40%～50%の改善
31%
14%
20%～30%の改善
6%
30%～40%の改善
2%
50%～60%の改善
はい
95%
いいえ
5% 24%
5%～10%の改善
16%
2%～5%の改善
5%
0.5%～2%の改善
13デジタル・ケミカル・プラント調査：Q10、Q11 ベース：全回答者
10%～20%の改善

11. 11
ほとんどの化学企業（92%）がデジタル技術への投資の成果に満足している。
3人に1人が、期待していたメリットをほとんど、あるいはすべて実現できており非常に満足している。
貴社では、過去1年間に生産／製造オペレーションに対して実施したデジタル技術への投資の成果にどの程度満足していますか。
貴社の現状に最も近いと思われる回答を選んでください。
92%
37%デジタル技術への投資から得られたメリットに
非常に満足している。期待していたメリットの
ほとんど、あるいはすべてが実現された。
55%デジタル技術への投資から得られたメリットに
比較的満足している。期待していたメリットの
一部が実現された。
8%デジタル技術への投資から得られたメリットに
満足していない。期待していたメリットはほと
んど実現されていない。
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q13 ベース：全回答者

12. 12
6%
10%
8%
8%
13%
12%
10%
16%
17%
24%
26%
28%
29%
33%
36%
37%
40%
46%
モビリティ／ウェアラブル
ロボティクス
コラボレーションとソーシャル・ツール
サイバーセキュリティ
インテリジェント／スマートセンサー
クラウド
高度な工程管理
人工知能／機械学習
ビッグデータ／アナリティクス／エッジコンピューティング
生産／製造オペレーションに対する今後3年間のデジタル化投資を、どのデジタル技術に
割り当てる予定ですか。最も投資額の多い技術を「1」として3つ選択してください。
トップ・テクノロジートップ3以内
半分近く
（46%）が今後3年以内の
デジタル技術への投資のほとんどを
「ビッグデータ／アナリティクス／
エッジコンピューティン」グに
割り当てるとしている。
化学企業の
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q15 ベース：全回答者

13. 9%
12%
15%
10%
13% 12%
16%
14%
33%
34% 35% 36% 37%
39%
42%
44%
13
次のうち、貴社の生産／製造オペレーションにとって最も脅威と考えるサイバーセキュリティ・リスクはどれですか。
最大のリスクを「1」としてトップ3を選んでください。
オペレーション
の信頼性
営業に関する問題
（生産損失や顧客供
給などの契約不履行
など）
知的財産の漏えい顧客情報風評被害環境、健康、安全
（EH&S）
データ漏えい規制違反
最大のリスクトップ3以内
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q25 ベース：全回答者

14. 8%
10%
11%
12%
13%
16%
17%
13%
34%
34%
35%
35%
38%
39%
41%
44%資産管理／ID
追跡や対応などのインシデント管理
戦略とガバナンス（IT/OTの統合）
リスク評価
作業員の能力開発／トレーニング
マネージド・サービス／セキュリティ・サポートのアウトソース
資産の強化と修復
異常検知／アナリティクス
14
化学企業のサイバーセキュリティへの投資対象として、生産／製造オペレーションの安全確保
のために最も重要だと考えるものは次のうちどれですか。
最も重要だと考える投資対象を「1」として3つ選んでください。
資産管理／ID・インシデント
管理は
40%を超える
経営層が生産／製造オペレーション
の安全確保のために最も重要な
サイバーセキュリティ投資のひとつ
であると考えています。
最も多かった選択肢トップ3以内
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q26 ベース：全回答者

15. 33% 36% 36% 39% 40%
15
次のサイバーセキュリティ対策のうち貴社が実際に行っているものはどれですか。
あてはまるものをすべて選択してください。
42%
サイバーセキュリティ・
インシデントによる経済的
リスクの管理
42%
サイバーセキュリティ・
インシデントによる混乱の軽減
サイバーセキュリティ・
インシデントによる
風評リスクの管理
不正アクセスの原因を
究明する
不正アクセスの影響を
計測する
不正アクセスの頻度を
把握する
不正アクセスの監視
化学企業の40%以上がサイバーセキュリティ・インシデントによ
る経済的リスクの管理と混乱の軽減が可能であると回答。より少数（33%）
だが、不正アクセスの監視ができている。
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q27 ベース：全回答者

16. 1%
25%
46%
19%
6%
2%
46%
38%
13%
3%
6%
44%
31%
11%
8%
70% はい 30% いいえ
16
過去12カ月間に発生したサイバーセキュリティ攻撃
をどれくらい特定できていますか。1つ選んでください。
過去12カ月間で特定したサイバーセキュリティ攻撃のうち
トラッキングに成功したのは何件ですか。
1つ選んでください。
昨年を振り返ってみて、サイバーセキュリティ攻撃の
検出成功に平均でどれくらいの日数を要していますか。
1つ選んでください。
ベース：「わからない／不明」の回答を除く、サイバーセキュリティ攻撃を追跡している企業（n=248）。
現在、貴社の生産／製造オペレーションに対するサイバーセキュリティ攻撃をトラッキングしていますか。
1つ選んでください。
わからない
／
不明
ベース：サイバーセキュリティ攻撃を追跡している企業（n=251）。
31
～
60
0
～
30
61
～
90
91
～
150
151
～
270
0
～
30
61
～
90
31
～
60
91
～
270
数分 数日数時間 数週間 数か月
50%
デジタル・ケミカル・プラント調査：Q28、Q29、Q30、Q31
ベース：全回答者
54%73%

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