というわけで、SAP Screen Personasの前提について駆け足ながらもご紹介できたと思うので、
SAP Screen Personasの話題に入っていきたいと思います。
SAP Screen Personasとは、
比較的歴史の長い技術なのでご存知の方も多いかと思いますが、
既存の複雑なERP画面、具体的にはGUI for HTML いわゆるWeb GUI、デスクトップで使うGUI for WindowsとGUI for Javaを、
ユーザのロールに合わせて、Fioriアプリのようにシンプル化することができます。
具体的には、
画面要素の非表示・再配置によってUIを使いやすくする。
項目に対してデフォルト値やプルダウンメニューを追加して、データを綺麗にする。
トランザクションにおいて繰り返し行われる操作の自動化、
例えば、検索を繰り返すたびにいちいち前の画面に戻って条件を入れ直すのではなく、同じ画面で条件を入れ直してリフレッシュするだけで新しい検索結果が表示できるようにする。
それから、これが比較的新しい点ですが、GUIを元にした画面をデスクトップのみならずタブレットやスマートフォンで操作できるようになりました。
さらに、作成した画面をFiori Launchpadに追加することもできます。
まずバーコードスキャン部分についてですが、ありがたいことにScreen Persona Galleryにテンプレートが用意されています。
なので、これをダウンロードして、
SAP GUIの、Screen Personaのアドミニ画面からこれをインポートするだけで、
Flavor Editorでこれを選択し、UIパーツとして使用できるようになります。
結構これは拍子抜けするくらい簡単です。