26. Unit(Banking as a Service)
11/24/2022 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 26
設 立:2019年
本 社:New York, NY
従業員:119名
業 種:Banking as a Service
概 要:カード作成、口座開設・管理、送金、
支払いなどをブランドは自社サービスに
簡単に組込み。他アプリとのシームレスな
接続による機能拡張。
資金調達:$169.6M / シリーズ C
投資家:Accel, Insight Partners, Flourish
Ventures 他
会社概要
Itai Damti(CEO)
• 香港の金融オンラインブローカー
サービスLeverateLeverateを
立上げた実績
チーム
Source: https://www.unit.co/
27. 11/24/2022 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 27
• 銀行サービスに関するAPIやSDKなどを提供する
ことで、ブランドは、5週間程度で銀行サービス
機能を自社サービスに組込むことができる。
• 銀行サービスには、カード(デビカ、クレカ)
作成、口座開設・管理、送金、支払いおよび
ローンサービスなどが含まれる。
• 小切手の表と裏の画像をアップロードすることで、
小切手を入金することもできる。
• その他のアプリとの連携もサポート。Plaid
Exchangeの5,000 以上のアプリとの間で
シームレスに資金を移動させることができる。
• 2022年1月には数分で迅速に銀行サービスを
提供できるサービスもリリース済。
• AngelList、HoneyBook、Homebase、
Veryable、Roofstock、Hearth を含む140を
超える顧客が採用。
製品概要、顧客
5つの銀行緊密に連携。サービスの拡張に
も柔軟に対応できる。
API、SDKおよびホワイトラベルのUIを
用いて数分で金融機能を構築
Unit(Banking as a Service)
その他の組み込み型アプリとシームレスな
統合により機能を拡張する。
本人認証やコンプライアンスの機能も盛り
込まれている。
28. Fireblocks (デジタル資産の安全な運用)
11/24/2022 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 28
設 立:2018年
本 社:New York, NY
従業員:550名
業 種:企業向けのデジタル資産運用
概 要:エンタープライズレベルのセキュリティを
備えた企業向けウォレットを提供。
資金調達:$1.04B / シリーズ E
投資家:Index Ventures, Sequoia Capital 他
会社概要
Michael Shaulov(CEO)
• モバイルセキュリティを提供する
Lacoon Mobile Securityを立上げ。
のちに、チェックポイントが買収。
チーム
Source: https://www.fireblocks.com/
29. 11/24/2022 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 29
• Fireblocksは、35以上の取引所と接続が可能。
1,100以上のトークンをサポートし、1つの
プラットフォームから決済や暗号資産リバランス
や支払いを行うことができる。
• 入金先の管理については、預金アドレスを
管理することでサイバー脅威、内部詐欺
および人為的エラーを排除。
セキュリティについては、複数の認証を多層で
かける方式を採用。まずは、MPCによる分散型
の鍵管理方式を採用し、第二層としてチップ上の
コーディングによる鍵の設定、第三層として
人間による承認を行う。
• MPCについては、パフォーマンスを考慮し、一
部の認証を簡素化する拡張を実施。第三層は、
より柔軟なポリシーを組むこともできる。
• 金融サービスの厳しいコンプライアンス基準であ
るSOC 2 Type II の認証を受けている。
• GMOインターネット、World Pay、
Checkout.comなど多数の実績。
製品概要、顧客
一つのプラットフォームでデジタル資産を
管理、運用
APIやブラウザ拡張機能、コネクタを利用
して、DeFi エコシステムに接続
Fireblocks (デジタル資産の安全な運用)
ステーブルコインまたは選択したトークン
を使用して、クリエーターやギグエコノ
ミーの労働者に支払いを実施
SOC 2 Type II 認定のほか、ComSec、
NCC Groupによる定期的な侵入テストを実
施
30. Alpaca(APIによる株取引の実装および運用を簡素化)
11/24/2022 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 30
設 立:2015年
本 社:San Mateo, CA
従業員:207名
業 種:株取引、暗号資産取引プラットフォーム
概 要:ブローカーやネオバンクに対してAPIを
提供し、各種取引機能の追加。運用を
サポートする様々なお役立ち機能を提供。
資金調達:$71.9M / シリーズ B
投資家:Horizons Ventures, Tribe Capital,
Archetype Ventures 他
会社概要
Yoshi Yokokawa(Co-Founder & CEO)
• リーマン ブラザーズに勤務。倒産する
まで従事。その後、デイトレーダーに。
• Alpakaの前身となるIkkyo Tecを神戸で
立上げ。
チーム
Source: https://alpaca.markets/
1社目はユニットです。ユニットは、BaaS(Banking as a Service)を提供しています。非常に人気が出ており、過去6か月の取引量が、7倍増加してます。人気の理由は、ほかの同様のサービスと異なり、さまざまなアプリとのシームレスな連携をサポートしており、機能拡張がしやすい点です。Unitは、5つの銀行パートナーと緊密な協力体制を築いており、ブランドはユニットのサービスに申込むだけで、簡単かつ安全に銀行サービスを自社サービスに組み込むことができます。
メモ:
イスラエルのテルアビブとニューヨークに2つの本社を持つスタートアップで、2022年5月時点で、過去 6か月の取引量は7倍増加し、年間取引高が26 億ドルを超えています。また430,000 枚を超えるカードを330,000人以上の顧客に発行し、預金額も10倍に増加しています。(2022年5月時点)
ブランドが銀行サービスを組込む場合、銀行とかなり緊密な連携を行う必要があります。その背景は、銀行のシステム仕様変更への対応、詐欺、マネーロンダリングなどへの対応などが求められるためです。これらの対応を行うには十分な体制を構築する必要があります。中小規模のブランドにはそれは不可能です。
6社目はアロイです。詐欺の脅威は時間の経過とともに進化し、盗まれた偽の ID を使用して口座を開設し、お金を移動して盗もうとする「プロの詐欺ブランド」が存在するようになりました。また、SNSを使用した組織的な犯行もますます増えています。アロイは、本人確認、マネーロンダリングの検知、信用引き受けに関する組み込み型の製品を提供しています。現在では、利用者が300社以上に上り、デイリーで約1,000,000件の不正検知、処理を支援しています。