地図の勉強会
平成29年1月11日
Code for SAITAMA
古田 武士
自己紹介
古田 武士
・Code for SAITAMA 副代表
・MapQuest Solutions LLC 代表
・ OpenStreetMap Foundation Japan 会員
・すり鉢学会 埼玉 メンバー
得意分野
・コミュニティ活動
・WebGIS/Linux
・地図、地形好き
• メールアドレス
furuta@mq-sol.jp
• Twitter
@QCask
• Facebook
https://facebook.com/qcask
GISとは
GIS(Geogpahic Information System:地理情報システ
ム)
色々なデータを重ね合わせをすることで、主題図を作成
相互の位置関係を用いて空間上の分析を行う
データを差し替えることにより多角的な分析を行うことがで
きる
紙地図は必要な情報がすでに重ね合わせれ済みのデータ
一見関係のないような情報でも位置情報を媒
介することで意外な発見が見えてくることが
ある
FOSS4Gとは
FOSS4G(Free OpenSource Software for Geospatial)
地図を取り扱うソフトウェアで無償で使えるものの総称
今回は特にQGISについて話を進めていきます。
QGISとは、無償で使えるデスクトップ型GISソフトウェア
高機能なGISソフトウェアで必要な分析やデータの地図化に適し
ている。
QGISをインストールしてみよう
• QGIS( http://qgis.org/ja/site/ )のHPよりソフトを
インストールしてみよう。
事前準備をしよう
• Openlayerプラグイン(背景地図を見るのに必要)
• タイルプラグイン(地理院地図を見るのに必要)
データについて
ベクトルデータ
・点、線、面(これらの組み合
わせ)で出来たデータ。
・位置情報として提供されてい
るデータはほぼこの種類。
・データ形式は色々
ラスタデータ
・画像データとしての地図
・航空写真など。
・画像のピクセルに意味を持た
すこともできる。
・画像ファイルと位置情報ファ
イルのセットもしくは位置情報
つき画像ファイル
位置情報データをダウンロードしよう
• 国土数値情報ダウンロードサービスからデータをダウンロード
しよう。
( http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/ )
・都道府県単位のものは埼玉県のデータをダウンロードしてみよ
う
・アンケートは必須のものだけ回答しよう。
・ダウンロードしたファイルを解凍してできたファイル群を見て
みよう
ダウンロードしたデータをQGISでみてみよ
う
• ダウロードしたファイルのうち拡張子が(.shp)のファイルを
選択してQGISにドラッグ&ドロップしてみよう。
• メニューのWeb-OpenlayerPlugin-Openstreetmapを選ん
で背景地図をだそう。
• 背景地図の下に隠れたらレイヤーの順番を変えてみよう。
レイヤーパネルの順番に表示されます。
・右クリックメニューのプロパティで地図表現を変えてみよう。
別のデータもダウンロードして表示してみよ
う
色々な参考サイトを元に地図に出してみよう
・統計GIS
・埼玉県オープンデータポータル
・各市区町村オープンデータ
・data.go.jp(官公庁オープンデータポータル)
その他色々
投影図の話
• 地球を地図に表現すると球面を平面にするため色々不具合が起
こる。
• 地図は、大きさ(面積)、角度(方角)、長さ(距離)を全て
満足させることが出来ない
• 対象範囲を狭くして擬似的に平面にするか、面積・距離をあき
らめて表現するかになる。
• 平面直角座標系、UTM座標系、緯度経度座標系の3種類を知っ
ておくと良い
• QGISはオンザフライで自動的に元データを変換して表現してい
るので気にしなくてもデータができるが、元データのタイプを
知っておくのは大事
• EPSGコードで管理している。
できた地図をエクスポートしてみよう
• ベクターデータとして保存(KML,GeoJSON)
• 画像ファイルとして保存
国勢調査データで分析してみよう
• 統計GISから埼玉県の好きな市区町村データをダウンロードし
てみよう
• 統計データもダウンロードしてみよう。
• データの取り込み方は、実際にデモで説明します。
• レイヤーのプロパティで色塗り地図(コロプレス図)を作って
みよう。
• 出来たら複数の指標を使って分析してみよう。

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