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Quantum gis研修
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Takayuki Tokunaga
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FOSS4G 2012 Osaka で紹介した大阪府でのQuantumGIS研修のテキストです。少し改定して1月にも研修を実施しました。
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Quantum gis研修
1.
Quantum GIS研修 平成25年1月28日
都市整備部事業管理室 技術情報グループ 徳永 隆行 1
2.
Quantum GIS研修
この研修のねらい • とにかく、使ってみる • 地図を見られるようにする • データを編集する • 何ができるかを見てみる GIS・測量関係の基本的なことは最小限にしていま す。 2
3.
Quantum GIS研修 • 1.データの表示
国土地理院の基盤地図情報や建設CALSシステムに登 録済みのデータの表示や印刷を行う • 2.データの作成 建設CALSシステムに登録するデータなどの作成を行 う • 3.データの解析 少しだけ紹介 3
4.
Quantum GIS研修
テキストの内容 • 1.データの表示 (1)地球地図日本のデータで日本地図を表示する (2)ダウンロードした基盤地図情報をshape形式に変換する (3)基盤地図情報を使って管内図を作成する • 2.データの作成 (1)ポイント(点)データの作成 (2)ライン(線)データの作成 (3)ポリゴン(多角形)データの作成 (4)csvデータからshapeファイルの作成 • 3.データの解析 (1)堆積土砂の面積を調べる (2)巡視点検経路の延長を調べる (3)バリアフリー重点整備地区内の照明灯の本数を調べる 4
5.
Quantum GIS研修 • なぜQuantum
GIS(カンタムジーアイエ ス)か? ―オープンソースのソフトウェアなので、 だれでも自由に利用できる。 ―デスクトップGISなのでデータを準備す ればネットワーク環境が不要。多量の データを扱うのに向いている。 5
6.
QGISのインストール • 平成25年1月現在、最新版は1.8.0だが、
日本語のデータが扱えない。 • 日本語のマニュアルのある1.6.0を利用す る。 • ダウンロードはQGISのサイト http://qgis.org/downloads/QGIS-OSGeo4W- 1.6.0-14615-Setup-2.exe から。 • 管理者権限でインストールを行うこと。 6
7.
Quantum GISのサイト
7
8.
QGISのインストール
8
9.
実行を確認 こちらで す
9
10.
このような画面が出ればOKで
す。 管理者権限からログアウトして、 一般ユーザーでログインしてくだ さい。 10
11.
1.データの表示 • (1)地球地図日本のデータで日本地図を表
示する Quantum GISの基本的な扱い方 GISのファイル形式について • (2)ダウンロードした基盤地図情報をshape 形式に変換する 変換ツールの使い方 • (3)基盤地図情報を使って管内図を作成す る いろいろなデータを1枚の地図上に載せていく 11
12.
(1)地球地図日本のデータで日本地
図を表示する ここではこの地図を作成しま す 12
13.
(1)地球地図日本のデータで日本地
図を表示する • 自由に使えるデータ、みんなの地球地図 の日本地図を表示させる。 • TIFF形式とshape形式のデータを表示させ る。 • 点(ポイント)や線(ライン)、図形 (ポリゴン)の表示色などを変えてみ る。 • 座標参照系(CRS)を変更する。 13
14.
みんなの地球地図
こちらか ら 14
15.
「地球地図日本」のダウンロー
ド こちらか ら 15
16.
ダウンロード(Shape形式とTIFF形
式) 下のほうにあります。スクロールさせてくだ さい。 Shape形式 TIFF形式 16
17.
Shape形式のダウンロード
(ベクタデータ) 保存先はD:GISとしてくださ い こちらをダウンロー ド 17
18.
Shapeファイルの内容
ポリゴン(面)データです。各ポリゴンはNAM属性(都道府県名)と bnda 行政域 LAA属性(市町村名)をもちます。地球地図バージョン1.1の行政界は 2005年12月31日を基準としています。 ライン(線)データです。F_CODEによって行政界と海岸線を区別でき、 bndl 行政界、海岸線 USEコードによって都道府県界と市町村界を区別できます。地球地図 バージョン1.1の行政界は2005年12月31日を基準としています。 ポイント(点)データです。竹島と沖ノ鳥島が含まれます。地球地図 bndp 行政域 バージョン1.1の行政界は2005年12月31日を基準としています。 ポリゴン(面)データです。湖沼や川幅約1km以上の河川のデータが含 hydroa 水系(面) まれます。 水系のライン(線)データです。川幅約1km未満の河川データ hydrol 水系(線) (F_CODE=BH140)、ダム(F_CODE =BI020)が含まれます。 hydrop 水系(点) ポイント(点)データです。堤頂長が約1km未満のダムが含まれます。 ライン(線)データです。鉄道(F_CODE =AN010)、道路(F_CODE =AP030)、 transl 交通網(線) トンネル(F_CODE =AQ130)が含まれます。 transp 交通網(点) ポイントデータです。空港が含まれます。 popa 人口集中域(面) 人口集中域のポリゴン(面)データです。 popp 人口集中域(点) 人口集中域のポイント(点)データです。 oceansea 海部 海部タイル区画のポリゴン(面)データです。 18
19.
TIFF形式のダウンロード
(ラスタデータ) 保存先はD:GISとしてくださ い こちらをダウンロー ド 標高(el256)のみ利用します 19
20.
ファイルを展開する
右クリッ ク 展開先はD:GISとしてくだ さい 20
21.
Quantum GIS上に表示させてい
く 21
22.
ちょっと設定を プラグイン→プラグインの管理
22
23.
プラグインの選択
以下のプラグインにチェックをつける ☒fTools ☒スケールバー ☒デリミテッドテキストレイヤを追加 する ☒北向き矢印 ☒著作権ラベル 23
24.
ビュー→パネル→全体図にチェック
24
25.
ツールバーも移動しておきま
しょう ツールバーをうごかして、 ボタンが見えるように。 だいたいで結構です 25
26.
設定→プロジェクトのプロパ
ティ 26
27.
→座標参照系(CRS) WGS
84 EPSG:4326 3452 を選択する 詳しくは後ほ ど 27
28.
レイヤ→ラスタレイヤの追加
28
29.
読み込むファイル名を指定
D:GIStikyuutizutiff_jp_1_1 el256.tif .tif TIFF形式の画像ファイル(こちらを選択) .tfw ワールドファイルという画像の座標を指定した ファイル 29
30.
標高で色分けされた 地図が表示される このボタンで 縮尺を変える
マウスのホイールで も縮尺を変更できま す。 縮尺 (数字を入力し 座標(この場合経度緯度で表 て変更もできま 示) す) 30
31.
ビューメニューからも 操作を選択できます
31
32.
レイヤ→ベクタレイヤの追加…
32
33.
ベクタレイヤの追加 または、よく使うメ ニューはツールバーにも
あります 33
34.
追加するファイル名を指定 (shpファイル)
D:GIStikyuutizushape_jp_1_1bndl_1_1.shp 34
35.
bndl_1_1.shp(行政界、海岸線)を
読み込んだところ 線の色は違うかもしれませ ん(変えられるので気にし ない) レイヤはここに並んで いる順に表示されます (入れ替えてみてくだ さい) 縮尺をいろいろ変えてベクタとラ スタの違いを確認してください 35
36.
拡大するとラスタの図がじゃまな
ので削除します 画面に表示されないだけで データは削除されない 36
37.
行政界、海岸線のみに
37
38.
行政界、海岸線のデータと同様
に、 行政域(bnda_1_1.shp)を読み込む さきほどと同じ く、 レイヤメニューか ら 38
39.
属性テーブルを開き確認する
色は違うかもしれません が、あとで変えるので気に しない 39
40.
laa列が市町村名であることを確
認 40
41.
ちなみに、特定の地物の属性を表示させるには、 レイヤを選択し、ビュー→地物情報表示→
属性を表示させたい地物を選ぶ 41
42.
レイヤ→プロパティを開く
42
43.
市町村名(laa)で分類してみる 凡例タイプ「固有値」を
選択してから、 先ほど確認した「laa」を選 択 43
44.
分類を押すと、市町村ごとに色が ランダムに指定される
「分類」を押してから、 最後に「OK」を押 す 44
45.
こんな派手な画面になります
45
46.
bnda_1_1のところで右クリック
→全体図に表示を選択 bnda_1_1レイヤを選択、 右クリックでメニュー 46
47.
左下、全体図に表示される (赤い線が表示範囲) このパネルがない場合
は、ビュー→パネル→ 全体図にチェックをつ ける 47
48.
レイヤ→プロパティから
48
49.
背景図として使用するので透過率 を上げておく(80%程度)
49
50.
行政界、海岸線のレイヤ(bndl_1_1) が隠れているので表示させる bnda_1_1の小さい「-」 を押し、「+」を表示さ
せる 50
51.
属性テーブルを開く
レイヤ→属性テーブルのオープ ン レイヤを選択 51
52.
属性テーブルを開いてみた
useの値が県境/市町村界 を示していそうだと分かる 52
53.
レイヤ→プロパティ
53
54.
凡例タイプを「固有値」に
54
55.
分類フィールドをuseにして分類を
押す useの値が3種類。0が海岸 線、26が県境、30が市町村 界 55
56.
線の種類、色、幅を変更 変更したいものを選択してか
ら、 線の種類、色、幅を変える 56
57.
こんな感じで
属性値 線種 色 幅 0 実線 青 0.50 26 実線 赤 0.50 30 点線 赤 0.50 57
58.
ここでいったんQuantum GISを
終了します プロジェクトを保存し て、作業状態を保存し ます。 プロジェクトは作業状態(線の 色など)をまとめて保存してい るもので、位置情報・属性など のshapeファイルの内容は変更し ません。 58
59.
プロジェクトの保存
「D:GIS」を確認 ファイル名は「japan」と してください 59
60.
再び起動。プロジェクトを開く 先ほど保存した
japan.qgsを開く 60
61.
先ほどの状態に戻る
61
62.
交通網のレイヤを乗せてみた (transl_1_1.shp、乗せ方は今までと同じ)
62
63.
レイヤ→属性テーブルのオープ
ン 道路(Road)と鉄道 (Railroad)とトンネル (Tunnel)があるのを確認 63
64.
鉄道を黒、道路を茶色に塗り分け ついでにトンネルは点線に
64
65.
空港のレイヤを乗せたところ transp_1_1.shp、乗せ方は今までと同じ
伊丹空港 八尾空港 関西空港 65
66.
空港のアイコンを変更する アイコンが小さいの
で大きさを「5」に 66
67.
変えてみた
67
68.
ファイル→プロジェクトを保存で こまめに保存しましょう
68
69.
ところで、 スケールバーや北向き矢印が表
単位が 示されていない場合は、プラグ 「度」? イン→プラグインの管理で「ス ケールバー」「北向き矢印」に チェックをつけてください 地図が横に伸びてる? 東経・北緯 69
70.
座標系・投影法を変更する 設定→プロジェクトのプロパティ
70
71.
→座標参照系(CRS) 投影法を切り替えた時に自 動的に追随させるために設
定 「名称」を選 択 「japan」と入 力 「Find」を押すと、 最近利用した座標系や投影法が表示 されている。 すでに表示されていればこちらかさ 選択。 71
72.
座標参照系(CRS)の設定
狭いので右に広げ る 少しスクロールさせる 選択したい測地系「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」が現れるので選択する 最後に「OK」を押 す 72
73.
座標参照系とは? • GPSなどで利用されるWGS 84や、大阪など
での測量によく使われる世界測地系の平 面直角座標系VI系(QGISでJGD2000 / Japan Plane Rectangular VIと表示される)などが ある。(もっといっぱい並んでますが、 よく使うものは上記の2つ。) • 地球の形を近似させる回転楕円体の定義 と座標系(緯度経度やXY座標など)によ る。 73
74.
変なところに飛んでいくので、 レイヤの領域にズームする
ちなみに、いままで使って いたものはWGS84の経緯度 座標系という、GPSなどで よく使われるものです。 74
75.
平面直角座標系6系になりまし
た。 京都府 大阪府 福井県 滋 賀県 三重県 奈良県 和歌 山県で適用する座標系なの で、離れたところはゆがみま す。 75
76.
縮尺を変えれば、あっというまに 冒頭の図のできあがり
単位がkmに (縮尺を大きくす るとmになりま す) 確認したらプロ ジェクトを保存し 縮尺を直接指定 て、Quantum GISは m単位の、いわゆるXY座標 できます 終了させてくださ い。 76
77.
(2)ダウンロードした基盤地図情報
をshape形式に変換する ここではこの地図を作成しま す 77
78.
(2)ダウンロードした基盤地図情報
をshape形式に変換する • 基盤地図情報のダウンロード、変換 • 縮尺に応じて表示を変える • ラベリング 78
79.
国土地理院のサイト
79
80.
基盤地図情報サイト
80
81.
基盤地図情報の閲覧・ダウンロー
ド 基盤地図情報のデータはJPGIS形式 とJPGIS(GML)形式とありますが、 どちらでもQGISで利用可能な shape形式に変換可能です。(.zip 形式のままで変換できます) 81
82.
基盤地図情報ビューアー・コン バーター(FGDV.exe)の起動
基盤地図情報のデータをQGISで利 用可能なshape形式に変換します 82
83.
ファイル→新規プロジェクト作
成 83
84.
追加…でファイルを指定。
選択後✓OK 変換したい基盤地図情報のデー タを.zip形式のまま、すべて選択。 84
85.
読み込み終わったら、エクスポー
ト→エクスポート… データ量が多いので読み込み、 変換、描画に時間がかかります。 地図を動かすと再描画にも時間 がかかります。 85
86.
エクスポート
✓直角座標系に変換 「6系」を 選択 ●「全データ領域を出力」を選択 変換種別:シェープファイ ル 変換種別:シェープファイ ル 変換する要素 □行政区画 ✓行政区画界線 □行政区画代表点 ✓町字界線 ✓町字の代表点 D:gis (大文字小文字は関係な ✓水涯線 い) ✓建築物 □建築物の外周線 ✓道路縁 すべて設定後 ✓軌道の中心線 「OK」 市町村によってここに挙げ ているデータがない場合や、 市域が広いなど、データ量が多い これ以外のデータがある場 と変換にかなり時間がかかります。 合がある。 気長にお待ちください。 86
87.
変換完了
87
88.
ちなみに見るだけならこの「基盤 地図情報ビューアー・コンバー
ター」で可能 基盤地図情報ビューアー・コン バーターは終了させてくださ い。 基盤地図プロジェクト~を保存 しますか?と聞いてくるので、 「いいえ」を押してください。 88
89.
変換したファイル群
1つのレイヤに 対 し、.dbf,.prj,.shp ,.shxの4つの ファイルができ ます。 89
90.
Quantum GISの起動 設定→プロジェクトのプロパティ
90
91.
座標参照系(CRS)の設定
最近利用した座標参照系に「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」があるので選 択する 設定しないと、WGS84に なり、おかしな表示にな ります。 91
92.
QuantumGISに先ほど作成したshape
ファイルを読み込む 種類で並べ替え、 .shpファイルを選択 し、 レイヤにドラッグ&ド ロップします。 もちろん、レイヤメニューか ら開いてもかまいません。 92
93.
変換されたshapeファイルを Quantum
GISで扱えます 町字界線を全体図 に表示させました 93
94.
縮尺依存レンダリング 道路縁と建築物は地物数が多いので、小縮尺(広範囲) の時には表示しないようにする
道路縁レイヤを選択 →プロパティ 縮尺依存レンダリン グを使用にチェック スクロールさせ て 一般情報を選ぶ 一般情報メニューの「縮尺依存 レンダリングを使用」にチェッ ク、最大値を10001にする 94
95.
道路が表示されなくなった
95
96.
縮尺を大きく(拡大)すると表示
される 96
97.
同様に建築物も
建築物レイヤを選択 →プロパティ 縮尺依存レンダリン グを使用にチェック こちらは、最大値を10000にしてみ た 97
98.
ちょっと寂しい
98
99.
縮尺を変えてみた
99
100.
縮尺を変えてみた
どの縮尺から表示され るかを確認してくださ い 100
101.
ラベリングで町字名を表示させる
レイヤ→ラベリング 「点」レ イヤを選 択 101
102.
レイヤラベリング設定 このレイヤ のラベル表 示
点上 名称 102
103.
地図らしくなってきた
いろいろ設定を変える場合、 レンダのチェックを外すと描 画しなくなる。設定変更後、 チェックをいれて描画させ る。 103
104.
先ほどの日本地図と同様に色など を設定すると、冒頭の地図に
プロジェクトを保存しておきま しょう (ファイル名は kibanchizu2500.qgs) 104
105.
(3)基盤地図情報を使って管内図を
作成する ここではこの地図を作成しま す 105
106.
(3)基盤地図情報を使って管内図を
作成する • スタイルの保存 • プリントコンポーザを使って印刷の設定 を行う 106
107.
基盤地図情報のダウンロード、
変換、レイヤの設定 • (2)と同様に、 基盤地図情報25000のダウンロードは国土 地理院のサイトから。 基盤地図情報からshapeファイルの変換は 基盤地図情報ビューアー・コンバーター (FGDV.exe)を使う。 線などの色や太さ、表示させる縮尺の設 定などはQuantum GISで先ほどと同様に。 107
108.
QGISの起動、CRSの設定、 レンダのチェックを外す
「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択 チェックを外し、すべて のレイヤを読み込み終 わってから描画させる。 108
109.
レイヤ→ベクタレイヤの追加→ブラ ウズ→読み込むshapeファイルの選
択 複数のファイルを選択でき る 109
110.
読込み、設定まで行ったものがこ
ちら すべてのレイヤを読み込 み終わったら、チェック をつけて描画させる。 110
111.
ちなみに、
「空間インデックスの作成」を 行うと、描画が早くなります。 が、日本語ファイル名だと作成 に失敗します。 「既存スタイルとして保存」を行 うと、shapeファイルの別拡張子 のファイルとして、色分けや縮尺 依存レンダリングなどの情報を保 存します。 111
112.
道路中心線、河心線レイヤの読込
み 保存されたスタイルのある shapeファイルなので、線の色 や太さなどが指定されてい る。 112
113.
土木事務所管内図をイメージして
表示してみる 道路中心線レイヤを選択 113
114.
レイヤ→ラベリングから
道路名をラベリング 「このレイヤのラベル表 示」 「ROSEN_NM」 「曲がっ て」 「利用可にす る」 最大値 「100001」 114
115.
それっぽくなってきた 河心線レイヤを選択
115
116.
同様に河川名も 「このレイヤのラベル表 示」
「K_NAME」 「曲がっ て」 「利用可にす る」 最大値 「100001」 116
117.
こんなイメージで印刷したい
実際の管内図には、事務所等 の場所や、直轄道路・河川な どの情報も必要ですが… 117
118.
ファイル→新コンポーザーマネー
ジャ 118
119.
コンポーザーを開いたところ
119
120.
コンポーザ― 「全域表
示」 見やすいようにサイズを変え る 用紙の大きさを 「A3」 方向を縦に指定 120
121.
新規地図を追加
121
122.
縮尺の指定 「100000
」 122
123.
位置合わせ 「アイテム中のコンテンツを移
動」 文字の大きさが用紙のサイズ と関係なく出てくるので、後 で確認する 123
124.
新規ラベルを追加
124
125.
ラベルの設定 場所を指定、 サイズを合わせる
125
126.
新規スケールバーを追加
場所を指定 126
127.
スケールバーの設定
2500 127
128.
数値の縮尺も入れられます (もう一つ新規スケールバーを追加してか
ら) 数値 128
129.
拡大して確認 拡大
再描画 129
130.
実際に印刷するときには、 プリンタ側も用紙の設定が必要
130
131.
ここでは画像として出力してみま
す 131
132.
画像として見ています
132
133.
コンポーザ―は終了させても
133
134.
いつでも呼び出すことができま
す 134
135.
分かりにくいのでタイトルを変
更 135
136.
プロジェクトも保存してくださ
い (ファイル名はkannaizu.qgs) 136
137.
ちなみに、25000レベルと2500レベ ルの違いはこんな感じです
実線:2500レベル 点線:25000レベ ル 137
138.
2.データの作成 • (1)ポイント(点)データの作成 CALSシステムに登録済みの街路樹のデータの修正を行う •
(2)ライン(線)データの作成 巡視点検の経路図の作成を行う • (3)ポリゴン(多角形)データの作成 河川の堆積土砂の状況図を作成する • (4)csvデータからshapeファイルの作成 デリミティッドテキストファイル(csvなど)の読み 込み 照明灯台帳のデータを利用する 138
139.
レイヤに対する操作の流れ
2.操作を選び、 1.レ イヤを 指定し 3.操作を行う て この流れで作業を行います 139
140.
地物に対する操作の流れ 2.選択方法を選ぶ (ビューメニュー又 は属性テーブルか
4.操作を選ぶ ら) 1.レ イヤを 指定し 3.対象の選択 て 5.操作を行う この流れで作業を行います 140
141.
(1)ポイント(点)データの作成
(街路樹を例として) 141
142.
QGISの起動、CRSの設定、 レンダのチェックを外す
「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択 すべてのレイヤを読み込 み終わってから描画させ る。 142
143.
道路台帳付図(ラスタデータ)の
読み込み 種類で並べ替 え、 .tifファイルをすべて選択 し、 レイヤにドラッグ&ド ロップします。 先ほどとやり方は同じです。 サンプルは西藤井寺線の藤井寺 市域分です。 143
144.
右下、レンダにチェックをつける
と、 図が表示されます 144
145.
同様に、街路樹.shpを読み込み、 「レイヤの領域にズーム」
145
146.
街路樹っぽい色にするために色分
け 146
147.
属性テーブルを確認
KEIJOが形状かな 147
148.
プロパティから色を変えていく
148
149.
分類フィールドをKEIJO(形状)
に、 分類ボタンを押す 149
150.
分類ごとに変えたい項目を選んで、 大きさ、塗りつぶしオプションの
色を変更 背景図も見たいので、透 過率を50%に 大き 属性値 色 さ 中木 2.0 緑 (単) 低木 1.0 黄緑 高木 3.0 深緑 150
151.
図が重なっているところが見えな
い! 151
152.
図面の名前を見えるようにしま
す 設定→オプション 152
153.
地物情報表示を変更します
モードを「トップダウン」に変更 (カレントレイヤだと、選んでい るレイヤの地物の情報しか表示さ れない) 153
154.
地物情報を表示
154
155.
レイヤ名が分かる
155
156.
レイヤ名の左のチェックを外すと、非 表示となり、隠れていたレイヤが表示
される。 156
157.
ちなみに、透明にすることも
できますが… 「0」を入力 157
158.
あまり見やすくないかも…
158
159.
樹木IDを表示させて
JUMOKU_ID レイヤを選 択してから 159
160.
これで準備ができました D:GISフォルダに、プロジェ クト名は「gairoju.qgs」で保存
します 樹木ID(番号) が表示される 160
161.
それでは編集していきます
編集モード変更 編集の前後に押す レイヤの選 択を確認 161
162.
ポイントを動かしてみる
「地物の移動」 ドラッグ&ドロッ プ で移動します 162
163.
こまめに保存を
この「編集を保存する」で shapeファイル(街路樹.shp、街 路樹.shx、街路樹.dbf)が書き換 わります 163
164.
属性の編集
「地物情報表示」 レイヤの選 択を確認 編集したい地物を 選択します 164
165.
属性の編集 アクション→地物編集フォー
ム 165
166.
属性情報の編集
こちらも編集の後は「編集を保 存する」を行ってください 166
167.
編集モードであれば、 属性テーブルからでも編集できま
す 167
168.
点を入力
「点を入力」 レイヤの選 択を確認 点を入力する場所 で 168
169.
入力したい所でクリックすると属 性の入力を求められます
169
170.
必要な属性を入力
170
171.
新しい街路樹が植えられました
171
172.
編集が終わったら「編集モード変
更」 172
173.
保存の確認メッセージが出ます
Save Cancel 保存 編集状態に戻る Discard 変更を破棄 173
174.
今度は地物を削除します
編集モード変更 編集の前後に押す レイヤの選 択を確認 174
175.
地物を選択してから
選択された地物は 黄色になります 175
176.
選択物の削除
176
177.
確認メッセージがでます
177
178.
複数選択する場合はメニューか
ら ここでは長方形に よる選択を行いま す 178
179.
選択範囲を指定
179
180.
選ばれたものが黄色になるので、 先ほどと同様に「選択物の削除」
180
181.
属性テーブルから選択して 低木のみ削除、といった方法も 選択するとき は番号をク
リック 181
182.
編集がおわったら、「編集モード
変更」 182
183.
ちなみに、基盤地図情報と 重ねるとこうなります
183
184.
(2)ライン(線)データの作成
(巡視点検経路図作成) こういうこともでき ます、という事例の 紹介です この図をGIS上に 載せます 184
185.
先ほど作成した管内図を 背景図として利用します
D:GISkannaizu.qgs CRSの設定はプロジェクトに保 存されています 185
186.
橋梁(河川)レイヤの読み込み
目印として便利 なので利用しま す 186
187.
ラベリングで橋梁名を表示させ
る 「SISETSU」を 選択 187
188.
tenkenレイヤの追加 (作成途中のもの)
188
189.
属性テーブルを確認しておきま
しょう 189
190.
線の太さの設定 (まとめてできます)
幅 1.00 Shiftキーを押しなが ら、一番上と一番下を 選ぶ 190
191.
線の種類の設定 (一部だけをまとめてもできま
す) Ctrlキーを押しなが ら、選択していく 191
192.
ラベルの設定 班名(HAN_NAME)にする
「HAN_NAME」を選 択 192
193.
ラインのデータを入力していき
ます 編集モード変更 編集の前後に押す レイヤの選 択を確認 193
194.
「線を入力」
194
195.
左クリックで線を描いていく
マウスのホイールを押し 込みながらドラッグする と、地図の移動ができま す 195
196.
途中で縮尺の変更も可能
マウスのホイー ルまたはメ ニューボタンで 196
197.
最後のポイントで右クリック
197
198.
属性の入力を求められます
198
199.
ここでは以下のように
HAN_NAME 本部12 班 KASEN_NM 石川 SAUGAN 右岸 KASHO 低水護岸 TENKEN 1 JUNBAN 20 SYMBOL H12-1 SORT_KEY 112020 199
200.
編集が終わったら「編集モード変
更」 200
201.
保存の確認メッセージが出ます
Save Cancel 保存 編集状態に戻る Discard 変更を破棄 201
202.
既存データの編集を行います 頂点(ノード)が赤い×
で表示される 202
203.
今度はノードツールで
203
204.
動かしたいノード(頂点)を選
択 204
205.
ドラッグ&ドロップで移動する
205
206.
不要なノードは選択して キーボードのDeleteキーを押す
206
207.
消えました
207
208.
ノードの追加は辺上でダブルク
リック 208
209.
こまめに保存しましょう
209
210.
編集が終わったら「編集モード変
更」 210
211.
プロジェクトも保存しておきま
しょう プロジェクトを別名で保存 から tenken.qgs 211
212.
(3)ポリゴン(多角形)データの作
成 (堆積土砂の状況図) 212
213.
(3)ポリゴン(多角形)データの作
成 (堆積土砂の状況図) • DMデータの変換 • デジタイズの設定 213
214.
ここでは背景図として都市計画 1/2,500平面図を変換して利用しま
す 214
215.
国土地理院のページから
215
216.
公共測量ビューア・コンバータ ダウンロードページの入り口
216
217.
ダウンロードページ
マニュアルもここか らダウンロードでき ます 217
218.
DM形式からshape形式には 公共測量成果検査支援ツールを
zipファイルを解凍す るだけで実行できま す 数値地形図データ (旧拡張DM形式) 218
219.
DM形式のファイルを読み込み
漢字コードはSJIS のチェックを外す 系の指定 6系を選択 設定が終わったら 「OK」 219
220.
ファイル名の指定
220
221.
読み込み完了
それなりに時間がかかりま す 221
222.
ファイル→エクスポート →シェープファイル
222
223.
「OK」を押すと変換開始
223
224.
変換したファイル群
-1_1は注記のポイントデー タ(今回は使いません) -1_3はラインデータ (今回はこちらを利用しま す) 224
225.
QGISの起動、CRSの設定 設定→プロジェクトのプロパ ティ
「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択 225
226.
-1_3.shpを読み込む
226
227.
距離標.shpを読み込む
227
228.
taiseki.shpを読み込む
228
229.
いままでと同じように見やすく
する taisekiレイヤの領域にズーム、 ラベリング(ID)、色と透過率 の変更 距離表レイヤのラベリング (SISETSU)、色の変更 DMレイヤの色の変更 229
230.
デジタイズの設定 設定→プロジェクトのプロパティ→一般情
報 「トポロジ編集を有効に する」にチェックを入れ る。 230
231.
新ポリゴンの交差を禁止する
重なるところがあるよ うな地物の場合は チェックを入れない 231
232.
スナップオプション
CADでいうところのピッ クアップの設定 ラインデータでも使えま す レイヤ モード 許容範囲 単位 ピクセ ☒taiseki 頂点 5 ル 頂点と線 ピクセ ☒距離標 5 分 ル ピクセ □-1_3 平面図のレイヤにチェックを 頂点 5 ル 入れると対象物が多すぎて遅 くなる 232
233.
準備完了
設定が終わったらプロジェ クトを保存する (プロジェクト名は taiseki.qgs) 233
234.
編集するときは「編集モード変
更」 頂点(ノード)が赤い× で表示される 234
235.
頂点を動かす場合はノードツー
ル 235
236.
動かしたいノードをクリックして
ドラッグ&ドロップ 236
237.
「トポロジ編集を有効」にすると このようなことができます
237
238.
辺上でダブルクリックでノードを
追加 238
239.
ノードの削除はノードを選択して、 キーボードのDeleteキーを押す
239
240.
ポリゴンの入力
240
241.
順番にクリックしていく
241
242.
最後は右クリック
242
243.
属性を入力
243
244.
スナップを設定しているので ぴったり重なります
244
245.
重なるようなポリゴンを 入力しようとすると…
245
246.
重なるところが削除されます
246
247.
編集がおわったら保存
247
248.
面積を求めてみます (これができるのがGISの強み)
248
249.
ベクタ→ジオメトリツール →ジオメトリカラムの出力/追加
ベクタレイヤーの入力 に「taiseki」を選択 「ブラウズ」を押してファイル名 (menseki)を指定 (ファイル名に日本語を使うとエ ラーが出るので英数字のみで) 249
250.
レイヤを追加、属性テーブルを表
示 面積(AREA)と周長 (PERIMETER)が追加された 250
251.
.dbfファイルはエクセルで読め
ます 251
252.
(4)csvデータからshapeファイルの作
成(道路照明灯) • csvデータの編集 • デリミティッドテキストレイヤの作成 • CRSの変換 252
253.
しばらくはエクセルの操作です
253
254.
不要な列の削除
E~BI,BL~BN列を削除しま す 254
255.
同様に、不要な行の削除
2~15行を削除します 255
256.
1行目にヘッダーを上書き A
B C D E F delete JIMUSYO ROSEN BANGOU long lat long : Longitude 経度 (Lと略す場合もあ る) lat : Latitude 緯度(Bと略す場合もあ る) 256
257.
A列をD・E列間に移動 A列を選択し、囲われた 辺でShiftキーを押しなが らドラッグ、DE間でド
ロップ 257
258.
B列(ROSEN)の書式を00000に
国道のコード番号が0から始まっ ているので、桁合わせが必要 258
259.
ここまでできたら保存する
259
260.
csv形式で保存 ファイル名は「照明
灯.csv」 260
261.
QGISの起動、CRSの設定
今回は「WGS84」を選択 261
262.
デリミティッドテキストレイヤの
追加 メニューにない場合は、プラグイン→プラグ インの管理からQGISプラグインマネージャを 呼び出し、「デリミテッドテキストレイヤを 追加する」にチェックをつけてください 262
263.
デリミティッドテキストファイル
から レイヤを作成 csvなので区切り文字は 「, 」 (コンマ)を入力 263
264.
設定完了 ジオメトリがlong,lat になっているのを確
認 264
265.
読み込み完了 ここでは、このデータ を削除して進めます
265
266.
いったん保存します
266
267.
shape形式で保存
ブラウズを押し、 「D:GIS照明灯.shp」を選択す る 「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択する 保存後、いったんQGISを終了し ます。 267
268.
QGISの起動、CRSの設定、 レンダのチェックを外す
今度は、「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択 する すべてのレイヤを読み込 み終わってから描画させ る。 268
269.
道路台帳付図の読み込み
269
270.
先ほど作成した「照明灯.shp」
を読込む 270
271.
照明灯レイヤの領域にズーム
271
272.
編集作業は街路樹と同様に行えま
す 272
273.
CALSシステムで不要な属性は
無視されます 登録の際にはDのついた 行は削除したshapeファ イルを作成してください この部分がCALSシステム に登録で必要な属性 273
274.
3.データの解析 • (1)堆積土砂の面積を調べる(既出) • (2)巡視点検経路の延長を調べる •
(3)バリアフリー重点整備地区内の照明灯 の本数を調べる 274
275.
(2)巡視点検経路の延長を調べる
275
276.
さきほどのtenken.qgs
276
277.
ジオメトリツール →ジオメトリカラムの出力/追加
277
278.
ベクタレイヤーの入力
tenken 278
279.
Shapefileへの出力
tenken_encho.shp 279
280.
「OK」を押す
280
281.
今作成したレイヤを追加する
281
282.
属性テーブルに延長(LENGTH)が
追加されている QGISは終了させる 282
283.
.dbfファイルはエクセルで
見ることができます QGISは終了させてか らエクセルで開く 283
284.
(3)バリアフリー重点整備地区内の
照明灯の本数を調べる 284
285.
QGISの起動、CRSの設定
「JGD 2000 / Japan Plane Rectangular CS VI」を選択 285
286.
重点整備地区レイヤの読み込み
286
287.
照明灯レイヤの読み込み
287
288.
ベクタ→空間演算ツール→交差
288
289.
レイヤを選択、ファイル名の入
力 「ブラウズ」を押してファイル名 を指定 (ファイル名に日本語を使うとエ ラーが出るので英数字のみで) 289
290.
作成完了 警告が出ますが、そのま
ま新レイヤを追加 290
291.
重点化地区と重なるところだけが
残る 291
292.
属性テーブルを見る
QGISは終了させる 292
293.
.dbfファイルはエクセルで見ること
ができるので、 QGISは終了させてか らエクセルで開く 293
294.
簡単に集計もできる
294
295.
データの入手先 ・国土地理院 基盤地図情報 http://www.gsi.go.jp/kiban/index.html 全国の25000レベルの地形図・10mメッシュ標高データ、一部地域の 2500レベルの地形図・5mメッシュ標高データなど ・国土庁国土政策局 国土数値情報 http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/index.html 行政区域・河川・鉄道・公共施設など 地図で見る統計(統計GIS) http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/toukeiChiri.do?method=init 国勢調査のデータ、町字単位の人口、図形データなど
295
296.
参考資料 • Quantum GIS基本操作
および 同応用操作 朝日航洋 嘉山陽一氏 国土交通大学校の研修で使用したテキスト • はじめてのQuantum GIS 国土交通大学校 測量課 鎌田高造氏 その研修で配布されたテキスト など (このテキストは自由に再配布・改変可能です) 296
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