ご近所防災マップのご紹介
Code for SAITAMA
古田武士
Geo アクティビティフェスタ
Code for SAITAMAとは
設立 2013年12月準備会・2014年1月設立
目的 さいたまのITの力で、社会課題の解決を図
ることで、市民をわくわくさせる。
エリア 埼玉県内 (活動拠点:さいたま市大宮区)
特徴
 大宮のコワーキングスペースOffice7Fを利用す
るIT技術者の参加が多い
 GIS系技術者が比較的多い
 行政職員の個人的な参加も多い。
これまでのあゆみ
 13年12月 設立準備ミーティング
 14年1月 設立準備会発足
 14年3月 大宮公園マッピングパーティ
 14年4月 JOSM勉強会
 14年5月 さいたま新都心マッピングパーティ
 14年6月 クリテリウム アイデアソン
 14年7月 Hack for クリテリウム ハッカソン
 14年 8月 GIS キャンプ@立正大学 で Ushahidi勉強会
 14年 8月 さいたま市浦和区前地自治会と協働での街歩き調査
 14年9月 D3.js勉強会
 14年11月 第3回 自治会街歩き調査 結果報告
 14年12月 State of the Map 2014にて発表 3
これまでのあゆみ2
 15年1月 オープンデータアイデアソン
第2回協働型大規模災害訓練
(於:杉戸町、全国各地から50団体、150人参加、防災ワークショップ
企画、マッピングチームとしてワークショップをオーガナイズ)
オープンデータハッカソン
 15年2月 International Open Data Dayイベント
 15年4月 電子工作ワークショップ
 15年5月 熊谷アイデアソン 【うちわ祭りの盛り上げ、熱中症対策 】
 15年6月 熊谷ハッカソン
 15年7月 盆栽町マッピングパーティ
 15年9月 アイデアソン・ハッカソン
 15年10月 岩槻区マッピングパーティ 4
2015年のCode for SAITAMAは?
さいたま市との間で
平成27年度さいたま市市民活動及び協働の推進助成金一
般助成事業に認定
活動の記録
http://www.city.saitama.jp/001/013/003/002
/004/001/001/p042877.html
さいたま市との共催で
マッピングパーティ 2回実施済み(盆栽町・岩槻)
アイデアソン・ハッカソンの実施
5
今回ご紹介するのは
とある自治会からさいたま市のサポートセンターに問い合わ
せがあったことから始まるストーリー
自治会での地図の取扱について
 自治会で地図を使う機会は多い
 ゼンリンの住宅地図を使うとなると許諾費用が膨大
(証紙1枚216円)
 市は包括契約で許諾を受けているが、自治会にはその
契約範囲に含まれない
 自治会予算ではライセンス費用の工面が難しい
 印刷して配布が出来ない
 著作権・利用条件にあう地図が見当たらない
Openstreet Mapがあるじゃないか。Openstreet Mapがあるじゃないか。
Code for SAITAMAとの協働
市民活動サポートセンターから前地自治会を紹介
前地自治会の「緑の回廊まちづくりを推進する会」と「Code
for SAITAMA」が主体となって地図作りを推進
地元の人にもわかるように「街歩き調査隊」の腕章をして街の
調査を実施
どんなことしたの?
 事前作業
 前地1丁目~3丁目をアームチェアマッピングにて建物を記載
 第1回 8月23日 (Code for SAITAMAスタッフのみの参加)
 市民活動サポートセンターでの概要説明
 実際に街歩きをして道路種別について調査
 道路属性について調査
 第2回 10月19日(自治会員と一般参加者)
 建物の現状やトランスのある電柱、消火栓などをを調査
 背景地図をBingだけでなく地理院タイルも併用して描画
 第3回 11月30日(自治会員とCode for SAITAMAで実施)
 作成した地図について説明および、iDの使い方について説明
 OSM登録された地物を抽出した地図を提示
 今後の課題について協議
街歩き調査隊の活動って?
自治会館で告知してもらいました。
取り組みが新聞記事になっています。
Code for SAITAMAの事前作業の地図が
実際の自治会の範囲ではないところを
一生懸命登録していた(笑)
街歩き調査活動の結果
道路種別(歩行者専用、自転車道路な
ど)
消火栓・電柱の地物登録
主要建物名などの名称登録を実施
ただの地図をつくるだけでは意味が無い
 OSM地図を作るだけでは、自治会の要望を果たせない。
 地図を作るだけの活動だと、横展開できない。
 各自治会で関心のある防災に役立つ仕組みはできないか?
 OSMだけではなく、背景地図に地理院地図や基盤地図情報の活
用はできないか?
 OSMのレンダリングでの道路幅が不満
 地物に関してはOSMの情報をレイヤーとしてつかえないか
 個人情報などセンシティブな情報を取り扱うので、サーバー管
理は不安
では仕組みを作ってしまおう
 住民の自助・共助・公助の精神が生きた。
 助けあいマップの事前の作成が原動力
平成27年12月
7日
こういうのに役立つものをつくりたいね
長野県白馬地震
主題図
平成27年12月
7日
国土数値情報から取得した、避難所、浸水想定地
域、医療機関等は既定レイヤとして設定済みです。
背景地図の変更(地理院地図)
平成27年12月
7日
紙地図作成
平成27年12月
7日
作図
平成27年12月
7日
要支援者情報など住所を含んだ表形式リストは、ア
ドレスマッチングでのデータ登録も可能
道路幅などが必要なときには基盤地図情報を使って
補足情報を利用可能
OSMと基盤地図情報を用いた
ご近所防災マップ
さいたま市浦和区前地地区自主防災組織と協働
主な特長
 個人情報はローカル情報のまま
 サーバ管理せず、KMLファイルやCSVファイルでアップロードしたタ
イミングのみ作図
 作図した結果はファイルをダウンロードして保管
 個人情報は閲覧端末のみ。
 ファイルにアクセスすることができる人物のみ共有
 紙地図に出力することで作成した地図を共有
 OSMで登録した消火栓や電柱などを地理院地図などに重ねあわせ
 ハザードマップとの重ねあわせ
簡単に使える自治会のためのGISサービス
この「ご近所防災マップ」を使って
 各地域で行っているDIGでの活用
DIGで使う地図を印刷して利用
DIGの結果を登録
翌年のDIGで活用
 Map for NEIGHBORHOOD(助けあいマッ
プ)
要支援者、支援者の情報を登録
避難訓練での支援のための動線を管理
自治会員で使うための地図を作成
DIGによる地域資源の見える化
防災地図の活用事例
11月15・16日に開催されたNPO防災まつりで
の協働型災害訓練での地図作りの様子。
ぜひとも体験してください
ブースでは実際のご近所防災マップの
デモを行っています。
触って体験してください
ご清聴ありがとうございました。

G空間Expo アクティビティフェスタ ご近所防災マップについて