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データベース技術の羅針盤 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 運用管理のための知識
稼働監視 - 接続できない等の大きな問題が無いかどうか確認し、問題があった場
合にすぐ対処する
性能管理 - 性能の突発的ダウン/段階的ダウンなどを検知し短期的/長期的に対
応する
容量管理 - データ量をチェックしてサーバ調達やデータ縮小化などの対処をする
バックアップ - ある時点でのデータの複製を取る。これをオンラインで(サービスを
止めずに)行うことが求められる
リストア - 万一必要なデータを消してしまった時などにバックアップからデータを復
旧する
バージョンアップ - RDBMSのバージョンを上げる。互換性やクエリ実行計画など
にも注意する必要がある
フェイルオーバー - RDBMSがダウンした場合などに、同じデータを持っている別
のサーバに主系統を切り替える。データの整合性が取れているかどうか、データ
ロストを許容するかどうかなど、確認すべき点が多く実際には難易度が高い
12. 13. 14. NoSQL台頭の背景 - 複数台のサーバとの相性
ある程度ヒットしたサービスになると、1台のサーバには必要なデータが乗り切らな
い
32bit OS時代: 2GB RAM + 20~40GB HDD
64bit OS時代:16GB RAM + 100~150GB HDD
SSD時代:8~64GB RAM + 200~400GB SSD
ヒットサービスでは1TBを超えるデータ量は普通
複数台にデータを分散することが定番となった – Sharding
複数のサーバにまたがったJOINを行うことは基本的にできない
RDBMSのメリットが大きく失われることになった
ShardingをサポートしたNoSQLが注目を集めるようになった
MongoDB, HBase, MySQL Cluster
多くの大規模サイトでは相変わらずMySQL(InnoDB)をアプリロジックでShardingして
使っている
Shardingは簡単
Re-Shardingは困難
15. NoSQL台頭の背景 – SQLの負荷軽減
SELECT * FROM
SELECT * FROM
SELECT * FROM
SELECT * FROM
SELECT * FROM
SELECT * FROM
user WHERE user_id= 10001234;
user WHERE user_id= 10002345;
user WHERE user_id= 10003456:
user WHERE user_id= 10004567;
user WHERE user_id= 10005678;
user WHERE user_id= 10006789;
主キーのWHERE条件が違うだけの同一のクエリが、全体の大部分を占めるケ
ースがある
Mobageのユーザ管理テーブルや、mixiのログイン時刻管理テーブルなど
いずれも主キーはユーザID
ユーザIDを主キーとするテーブルは、テーブルサイズはそこまで大きくならない
1レコード100バイトとして、3000万レコードで3GBにしかならない
全データがメモリに乗るのでCPUバウンドになる
SQLがボトルネックになる → API一発で取れるNoSQLの方が高速
実はMySQLはストレージエンジンをNoSQLとして切り離して使うことができる
InnoDB memcached plugin
RDBMSとNoSQLのハイブリッド構成
16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 事業規模は技術選択に影響を与えるか
そもそも「規模」とはなにか
トータルコスト (インフラコスト)
– ハードウェア費用、ソフトウェア費用
– 運用費、人件費
5台のDBサーバを4台にできることに、大きな価値を見出す経営層は少ない
機能の欠落を埋めるために必要なコスト > 効率化によって得られるコスト削減
「自動スケール」「多様なデータ型」など機能面がより重要になる
50000台を40000台にできるとしたら、そこには大きな価値がある
機能の欠落を埋めるために必要なコスト < 効率化によって得られるコスト削減
性能の高さ、消費容量の少なさなど、コスパ面がより重要になる
機能と性能は必ずしも両立しない
規模の変化に伴って、最適な技術も変わってくる
小規模でPostgreSQLやMongoDB、大規模でMySQLが使われる傾向にあるの
は偶然ではない
26. 27. 28. 29. 30. 31. 32. 33. 34. 35. 日本市場の特殊性
2004年頃、世界ではMySQL >> PostgreSQLだったが、日本ではPostgreSQL >>
MySQLだった
日本ではPerlが大人気でPythonはあまり人気が無いが、世界ではその逆
自分はMHAというツールをPerlで書いてしまった (日本では普通の行為だが、世
界では愚行)
なぜこのようなことが起こるのか
日本語障壁
海外の有名技術者は、日本ではプレゼンスを発揮しづらい (母国語で伝えられな
い)
日本の有名技術者の方が目立つ = 影響力がある
海外の廉価製品/サービスが言葉の壁で普及しにくい= 高コストな製品/サービス
が淘汰されずに残る傾向がある
地理的要因
海外の有名技術者は、年に1~2回来日できれば良い方
OSSやプログラミング言語はコスト差が明確ではないので、身近で人気があるものを
使う傾向にある
36. 37. 38. 39.