1. 第3回・フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える － 浜辺の生きものからの
メッセージ － （2012年12月16日、東北学院大学土樋キャンパス） 配布資料
蒲生干潟における震災後の
鳥類生息状況
上村左知子、佐場野 裕（蒲生を守る会）
 仙台海浜鳥獣保護区蒲生特別保護地区
 蒲生を守る会・鳥類生息調査
1971年～ シギ・チドリ類
1975年～ 全種類
月１回
 42年間で記録された鳥類 200種

2. 震災前（2001～2010年）の個体数
1200
1000
800
陸鳥
個
体 600 他の水鳥
数
カモメ類
400
シギ・チドリ類
200 ガンカモ類
0
3月
9月
1月
5月
7月
11月
水鳥が多い
春と秋の渡りの時期に多く、初夏は少ない

3. 震災前後の種類数
50
１年後
40
震災前の
30
約50%に減少
種
類 20
数 ２年後
震災前平均
10 2011年 約70%まで
2012年
0 回復
1月
9月
3月
5月
7月
11月

4. 震災前後のシギ・チドリ類
100
80 震災前平均
2011年 個体数
2012年
60
減少
個
体 40
数
20 種類数は
0
変わらず
11月
1月
3月
5月
7月
9月

5. 震災前後のガンカモ類
600
←3654
震災前平均
2011年
500
2012年
個体数
400
変化なし
個 300
体
数
200
種類数も
100
変化なし
0
7月
9月
1月
3月
5月
11月

6. 考察
水鳥の種類数は震災前と同程度まで回復
⇔ 震災後も貴重な生息地
陸鳥の種類数・個体数は減少
⇔ 植物がほとんど消失
課題
 保護区の表示・利用マナー看板の設置
 港用地との境界に侵入防止の柵設置
 干潟の適切な水交換
 自然環境を配慮した防潮堤・防災林