using let / run / apply

1. Kotlinのlet/run/applyのよ
もやま話
@yashims85

2. さてみなさん

3. 出会ってしま
ったみたいで
すね

4. +

5. コレを知っていれば一気にKotlinっぽ
くなる、let/run/applyの使いドコロに
ついてお話します。

6. Kotlinを導入すると、どのクラスから
も使用できるメソッド。
どれも1つのラムダを引数とする
let/run/apply

7. let

8. fun <T, R> T.let(block: (T) -> R): R

9. let
● .let {}ブロックの中の最後の値が戻り値になる
● そのインスタンス自身がクロージャの引数に
なる
● メンバ変数をローカル化するのに使える
● nullableのunwrapに使える
● null-safetyにコードを書く時に超便利

10. let: メンバ変数をローカル化する
val name: String? = null
override fun onFinishInflate() {
this.name?.let {
this.user.name = it
}
}
メンバ変数をローカル化出来る

11. let: nullableのunwrapに使う
val filePath: String? = null
val drawable: Drawable = filePath?.let {
// この中はnull-safeになる
BitmapDrawable.createFromPath(it)
} ?: ColorDrawable(Color.TRANSPARENT)
Elvis演算子
null-safe
null-safeで繋げてるので、filePathがnull
で無い時のみletの中が実行される。

12. run

13. fun <T, R> T.run(block: T.() -> R): R

14. run
● 単体でrun {}を実行することも可能
● その場合は、this.run {}と同等
● クロージャ内ではthisのコンテキストが変わる
● クロージャ内の最後の実行結果がrun()の戻り
値になる
● メソッド内で即時関数のように使うのが良さ
そう

15. run: 即時関数として使う
fun addPoint(user: User, point: Int) {
user.currentPoint += if (user.currentPoint + point <= 10)
point else run { 10 - user.currentPoint }
}
正直無くてもいい！！！

16. apply

17. fun <T> T.apply(block: T.() -> Unit): T

18. apply
● jsのcallやapplyと大体同じ
● クロージャの中ではthisのコンテキストが変わ
る
● applyの返り値は自分自身
● プロパティを設定するのに便利
● コンテキストスイッチとしても使える

19. apply: プロパティを設定する
val view: View = View(this).apply {
background = ColorDrawable(Color.TRANSPARENT)
alpha = 1f
isClickable = true
}
applyの中はそれ自信がthisになるので、
set系がまとめやすい。

20. apply: コンテキストスイッチとして使う
class ExampleUnitTest {
@Test
fun addition_isCorrect() {
ColorDrawable(Color.RED).apply {
// thisを検査すれば良い
assert(this is Drawable)
}
}
}
逆にthis以外を検査していたら検査項目として正し
くない可能性が高い。

21. まとめ
● letはメンバ変数のローカル化に使うと良い
● letはnullableのunwrapで使うと良い
● runはブロックコンテキストを示すくらいしか
使いみちがなさそう
● applyはプロパティの設定に使える
● applyはコンテキストスイッチに使える