ザクッとわかる経営分析入門
【エッセンシャル版】
株式会社プロフィナンス
代表取締役 CEO 木村 義弘
2019年1月
本資料について
⚫ 本資料は従来の「●●を分析するのに●●という財務指標を使う」という経営分析の教科書の「わかりにくさ」に疑問を持ち、
「ビジネスを理解するにはどうすればよいか」という視点から「経営分析」を捉え直した入門書です。
© ProfinanSS Inc.
この資料の位置付け
⚫ 経営分析(入門・基礎レベル)の解説資料・教材です。
⚫ 経営分析・財務分析を勉強しているといろんな指標がでて混乱しませ
んか?「これ全部覚えるの?」と思いませんか?
⚫ もしくは「こんなのExcelでフォーマットにすればいいや」と考えて
作ってみたけど、ふと「これって本質的に理解したのだろうか」と
思ったりしませんか?
⚫ この資料では、企業の基本的な事業活動に着目して各活動がうまく
いってるか?という視点をもてば経営分析をもっと理解しやすいはず、
という思想から作りました。
ご留意事項
⚫ 本資料は過去に弊社が実施した経営分析研修の一部を抜粋・編集した
ものです。
⚫ 経営分析の基礎を理解することを目的としており、必要な会計知識に
ついても簡単におさらいしております。
⚫ 理解のし易さを重視しており、厳密な議論は割愛しております。興味
を持たれたら、巻末参考文献で学習をお進めください。
⚫ 何か誤字・誤植がありましたら、ご連絡いただけると喜びます。
会計なくして経営なし
知っておかないといけない会計の基礎
© ProfinanSS Inc. 2
財務諸表は何故必要?
⚫ 財務諸表は企業の3つの基本活動である「資金を集める(資金調達)」、「資金を使う(投資)」、「利益をあげる(事業)」を表現
⚫ 財務諸表は会社の実態を読み解く情報源でありステークホルダーに企業の活動実態を説明するための重要なツール
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財務諸表の役割
ステークホルダー
株主・資金提供者
顧客
サプライヤー
コミュニティ・社会
従業員
財務諸表
企
業
活
動
を
数
字
で
表
現
財
務
数
値
に
よ
り
企
業
の
活
動
実
態
を
説
明
資金を集める
(資金調達活動)
資金を使う
(投資活動)
利益をあげる
(事業活動)
企業の3つの基本活動
財
務
諸
表
企業の3つの基本活動を表す財務諸表
⚫ 企業の3つの基本活動は財務諸表によって表される
⚫ 貸借対照表は資金調達、投資活動、損益計算書は事業を表し、実際の現金の動きをキャッシュフロー計算書が表す
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企業の3つの基本活動と財務諸表の関係
資金を集める
(資金調達活動)
資金を使う
(投資活動)
利益をあげる
(事業活動)
貸借対照表 キャッシュフロー計算書 損益計算書
活動を表す
相互に連動
資金をいかに集め、
いかに使ったかを表す
「現金」の動きに着目
して企業活動を表す
事業によりいくらの費
用でいくら収益を挙げ、
結果利益がいくらかを
表す
企業の3つの基本活動
【復習】財務諸表:損益計算書、覚えていますか?
⚫ 「損益計算書」の大まかな構成、覚えていますか?
以下の空欄を埋めて下さい。
5© ProfinanSS Inc.
損益計算書の大まかな構成
a. 売上高
b. ( )
c. a-b ( )
d. ( )
e. c-d ( )
f.
g.
( )
( )
h. e+f-g ( )
i.
j.
( )
( )
k. h+i-j ( )
l. ( )
m. k-m ( )
税金も除いた利益
当期に特別に発生した
本業外の損益も含めた利益
本業外の事業活動*も含めた利益
*配当金・利息の受取/
利息の支払
本業運営の利益
(本業経費を引いた利益)
商品・サービスの利益
財務諸表:損益計算書(PL: Profit and Loss)
⚫ 損益計算書は「一定期間の事業運営で、どれだけ費用(収益を上げるために消費した価値)をかけて、どれだけ収益(増加した
価値)を上げ、その結果利益(増加した価値の純額)を得たか」を示す。利益には5つの種類がある
6© ProfinanSS Inc.
損益計算書と5つの利益
売上高
売上原価
売上総利益(粗利)
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前当期純利益
法人税等
当期純利益
【復習】財務諸表:貸借対照表、覚えていますか?
⚫ 「貸借対照表」の大まかな構成、覚えていますか?
以下の空欄を埋めて下さい。
7© ProfinanSS Inc.
貸借対照表の大まかな構成
( ) ( )
( )
( )
( )
( )
( )
財務諸表:貸借対照表 (BS: Balance Sheet)
⚫ 資産は流動資産・固定資産、負債は流動負債・固定負債と大まかに分類される
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貸借対照表の構造
資産 負債
純資産
流動資産
固定資産
流動負債
固定負債
• すぐに現金及び現金に
なりうる資産*
• 例)現金及び預金、有
価証券、売上債権(売
掛金+受取手形)、棚
卸資産など
• 事業基盤となる資産
• 例)
固定資産:設備・機械
無形資産:システム、
知的財産権
その他:子会社株式等
• すぐに現金を支払わな
ければならない負債
• 例)仕入債務(買掛
金・支払手形)、短期
借入金
• 長期的な借入
• 例)
長期借入金、社債等
*会計における「流動性」とは「換金性」のこと
*会計で「短期」というと概ね「1年内」を指す
• (等式としては)総資本か
ら負債を引いたもの
• 株主から調達した資金
及びそれによって積み
上げてきた利益
• 例)資本金・利益剰余
金等
お金をどうやって集めて何に投資しているかを表す貸借対照表
⚫ 貸借対照表はどうやって資金を集め、何に使ったかを表す
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貸借対照表の構造
資産 負債
純資産
流動資産
固定資産
流動負債
固定負債
債権者から調達
(返済義務あり
=他人資本)
誰から資金を集めてるか?どうやって資金を使っているか?
株主から調達
(返済義務なし
=自己資本)
現金として保持
商品(在庫)
設備投資
投資
財務諸表:キャッシュフロー計算書(CF: Cash Flow)
⚫ キャッシュフロー計算書は読んで字の如く企業の現金の出入りを示す
⚫ キャッシュフローを営業活動、投資活動、財務活動に分けて表している
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キャッシュフロー計算書の構造
*厳密には営業キャッシュフローの算出方法には「間接法」と「直接法」があるが、
本講では触れない
ネットキャッシュフロー
期首現金残
期末現金残 BSの現預金へ
営業活動による
キャッシュフロー*
投資活動による
キャッシュフロー
財務活動による
キャッシュフロー
事業活動による現金の動き
投資活動による現金の動き
(設備投資・買収等)
財務活動による現金の動き
(借入金の調達・返済、増資等)
営業、投資、財務
全活動の現金の動きの合計
事業として現金を
稼げている
設備を売却した
子会社株式を売却した
借金をした
増資した
事業として現金を稼げて
いない
設備に投資した
企業を買収した
借金を返済した
配当をした
活動内容 +の場合(例) -の場合(例)
言葉じゃ、分からない。財務諸表を絵にしてくれ!
⚫ 財務諸表は図解はBSはそのまま、損益計算書は売上高を右にし、費用を左にする
⚫ 売上高から費用を引いて結果残る当期純利益はBSの利益剰余金に組み込まれる
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財務諸表の図解イメージ(キャッシュフロー以外)
資産 負債
純資産
利益剰余金
当期純利益
売上高売上原価
販売費及び
一般管理費
当期純利益
営業外損益
特別損益
法人税等
直感的に売上高を右にする理由
仕訳がそうだから
例)売上高50万円を掛で計上した 売掛金 50万円 | 売上高 50万円
借方 貸方
イメージで見る財務諸表
⚫ BSはある一時点での資金調達状況と資金使途を見るスナップショット
⚫ PLはある時点からある時点までの事業の収支の集計記録
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図解してイメージ
資産 負債
純資産
資産 負債
純資産
売上高
売上原価
販売費及び
一般管理費
営業利益
ビジネスの循環・成長
参考:財務諸表の構成
⚫ 今回は「財務諸表」とした場合、BS、PL、CFを指すが、厳密には上場企業/非上場企業で取扱が異なる
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「財務諸表」に含まれるものの違い
上場企業の財務諸表 非上場企業の財務諸表
貸借対照表 (BS) ○ ○
損益計算書 (PL) ○ ○
包括利益計算書 (CI) ○ -
株主資本等変動計算書 (SS) ○ ○
キャッシュフロー計算書(CF) ○ -
本講ではBS/PL/CFを
財務諸表として活用
補足:財務諸表の限界
⚫ 財務諸表を分析するだけでは見えないものもある
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財務諸表の限界
非財務情報が
表されない
貨幣価値に置き換えられない情報(従業員の優秀さ、製品・サービスの
優劣、企業の知的財産の優位性・ノウハウ)は表現されない
会計基準に基づく情報
≠事実
予め定められた会計基準に基づいて表現した企業の姿であり、事実を表
しているわけではない
過去を表したもの 財務諸表は過去の一時点もしくは一期間の結果を表現した静止画
会計基準が一つではない 会計基準によって表現されるが、会計基準は国によって異なる
要約データに過ぎない
財務諸表は、各取引を要約したデータであり個別の取引や業務といった
構成要素に分解できない
補足:経営指標としての「利益」
⚫ 損益計算書で表される5つの利益以外に経営指標として調整した利益としてEBIT、EBITDA、償却前利益がある
⚫ 財務諸表上の利益が各国の税制・会計基準の影響を受けやすい視点を除外し、比較しやすい利益として捉えることを目指す
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経営指標としての利益
償却前利益 営業利益+償却費
償却前利益
営業利益に現金支出を伴わない償却費を「足し戻す」こ
とで営業キャッシュフローの近似値として捉える
*銀行は返済余力として償却前利益を見ることもある
EBITDA
Earnings Before Interest, Taxes,
Depreciation and Amortization
経常利益+支払利息+償却費
EBITに償却費を「足し戻す」ことによって、
非現金性の償却費経費の償却費の影響を除外するため
営業キャッシュフローの近似
EBIT
Earnings Before Interest, Taxes
経常利益+支払利息
本業の収益性を測定するための指標
税金・利息を加えるのはこれらの効果を除外するため
(税金・利息は各国によって大きく変わる)
数字で経営を見ると
数字から企業の実態を見抜く
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事業推進には財務数値による「経営分析」が必須です
⚫ 企業分析は商品やサービスなどの分析を行う非財務分析と財務諸表を基にして行う財務分析がある
⚫ 財務分析は、「分析のしやすさ」という観点から重要となる
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企業分析の体型
経営分析
財務分析
非財務分析
財務諸表をもとにして行う分析
企業の商品やサービス等の情報をもとにして行う分析
何故財務分析が重要か?
1. 企業の重要な経営活動の結果が集約されている(事業活動の要約であること)
2. どの企業でも財務諸表を作成している(入手のしやすさ)
3. 財務諸表は一定の基準で作成されており同社時系列比較、他社比較がしやすい(分析しやすさ)
事業の基本活動からみた場合に押さえるべきポイント
⚫ 企業分析(財務分析)を行う際には、事業の基本活動を念頭に置くとどこを見るべきか、見えてくる
⚫ 資金をどのように集めているか、収益に対して資産を効率的に活用できているか、利益を効率的に出せているか?
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事業の基本活動から紐解く分析の視点
資金を集める
(資金調達活動)
資金を使う
(投資活動)
利益をあげる
(事業活動)
他人資本
自己資本
資産 売上高 当期純利益
事業の
基本活動
財務諸表
の動き
分析の
視点
収益を上げるため、
資産を効率的に
活用しているか?
どのように資金を
集めているか?
利益を効率的に
出せているか?
調達した資金を
どう使っているか?
BS分析で分かること(=企業体力)
⚫ BSで見るべきは財務の状態
⚫ 資金の調達と運用のバランスが取れていて不測の事態を乗り越える資金的備えがあるかどうかをみる
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BS分析による財務指標
短期的安全性
||
1年以内における
支払能力
長期的安全性
||
経営基盤の頑丈さ
当座比率
流動比率
固定比率
固定長期適合率
D/Eレシオ
自己資本比率*
当座資産
流動負債
流動資産
流動負債
固定資産
自己資本
固定資産
自己資本
有利子負債
自己資本
資産 負債
純資産
流動資産
(在庫含む)
固定資産
流動負債
固定負債
当座資産
(現金・売掛金)
自己資本
有利子負債
有利子負債
支払額に対して、換金性の高い
資産がいくらあるか?
(100%以上がよい)
支払額に対し、在庫を含む換金
性の高い資産がいくらあるか?
固定資産に払った資金のうち、
自己資本で賄われているのは
いくらか?(100%以内)
固定資産が自己資本と長期の負
債(=固定負債)でどれほど賄
われているか?(100%以内)
自己資本に対して有利子負債が
どれくらいあるか?
総資本(負債+純資産)のうち、
返済不要の自己資本がいくら
か?
自己資本+固定負債
負債+純資産
*自己資本比率の分子と分母を入れ替えると「財務レバレッジ」という
PL分析で分かること(=稼ぐ力)
⚫ PL分析は利益に注目し、商品・サービスの収益力(=粗利率)、事業の収益力(=営業利益率)、企業全体の収益力(=当期純
利益)を見る
20© ProfinanSS Inc.
PL分析における財務指標
粗利率
営業利益率
当期純利益率
EBITDAマージン
売上総利益(粗利)
売上高
営業利益
売上高
当期純利益
売上高
EBITDA
売上高
【商品・サービスの力】
商品・サービスの収益力・競争力
→他社比較・時系列でみる
【本業の稼ぐ力】
商品・サービスの収益力・競争力
+販売・管理活動の効率性
【企業全活動の力】
*特別損益で「異常値がないか」
【本業での稼ぐ力+α】
営業利益に償却費を加味して、
「営業CF」の近似値として評価
売上高
売上原価
売上総利益(粗利)
販売費及び一般管理費
(償却費)
営業利益
営業外収益
営業外費用
(支払利息)
経常利益
特別損益
税引前当期純利益
法人税等
当期純利益
PLとBSの両方の分析で分かること=お金をうまく使って価値を出しているか
⚫ PLの売上高・利益とBSの純資産、総資産を組み合わせて分析すると、ROEでは株主視点で投資に対してどれだけ利益を出せたか、
総資産回転率では経営者として資産運用の結果どれだけの収益を生み出せたかがわかる
21© ProfinanSS Inc.
ROEと総資産回転率
資産 負債
純資産
利益剰余金
当期利益
売上高売上原価
販売費及び
一般管理費
当期純利益
営業外損益
特別損益
法人税等
ROE
Return on Equity 総資産回転率
自己資本
(≒純資産)
当期純利益
売上高
(総)資産
ざっくりとした経営分析をストーリーで考えてみる
⚫ 冒頭で言及した通り、事業活動の流れから経営分析を進めるとよい
⚫ 細かな論点(生産性分析等)もあるが、まずは基本を押さえる
22© ProfinanSS Inc.
経営分析をストーリーで理解する
資金を集める
資金を使う
利益をあげる
資産効率
収益効率
資金をどのように調達しているか?
調達した資金をどのように使っているか?
事業としてうまく回しているか?(流動)
設備投資はどうか?
取得した資産を使って効率よく収益(=売上高)を
あげているか?
利益をどれほど効率よくあげているか?
自己資本比率
D/Eレシオ
流動比率
固定比率
固定長期適合率
総資産回転率
各種利益率
ROE
事業活動 論点 見るべき財務指標
参考:キャッシュフロー分析
⚫ キャッシュフロー計算書で営業CF、投資CF、財務CFの+/-の意味は既に触れたが、それぞれのCFの+/-の組み合わせでどのよ
うなことがいえるか、一定の視点がある
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キャッシュフロー分析の視点
パターン 営業CF 投資CF 財務CF 観点
P1 + + + 営業活動で儲け、借入等資金を調達。さらに資産を売却。=将
来に大きな投資のために資金を蓄積?
P2 + + - 営業活動と資産売却で資金を生み、借入の返済を実施。=財務
体質を改善しようとしている?
P3 + - + 営業活動で借入で現金を生み、投資を実施。=将来の戦略も明
確に積極拡大中?
P4 + - - 営業活動で生み出した現金を投資・借入返済に当てる。
P5 - + + 営業CFのマイナスを資産売却・借入で賄っている。=経営再建
中?
P6 - + - 営業CFと借入返済で現金はマイナス、資産を売却し賄っている。
P7 - - + 営業CFはマイナスだが投資活動を実施し、借入で賄う。現状は
苦しいが将来に勝負?
P8 - - - 営業活動で現金を生み出せていないのに、投資し、かつ借入返
済。過去に現金の蓄積があった?
ご紹介
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企業研修等
⚫ 本教材は、過去に実施した研修プログラムの一部の抜粋です(もともとの教材は80ページ程)
⚫ 実際にはオリジナルケース等を利用して演習を通して、理解を深めます
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実際の研修プログラム(青字は本資料で掲載している内容(演習は割愛))
お問い合わせはこちらまで
https://www.profinanss.com/#contact
タイトル 概要
会計なくして経営なし 経営分析に必要な会計知識を復習します。
ストーリーとしての財務諸表 財務諸表の構造・つながりを創業からのストーリーを通じて理解します。
数字で経営をみる 会社・ビジネスのプロセスから経営分析のエッセンスを理解します。
原因を突き止める分析 「経営上何が課題か」を探るための経営分析フレームワークを理解します。
【ケース】結局、事業で一番大事なこと 経営財務の実務で重要な論点をケースを通して理解します。
いくら利益が必要か 損益分岐点の説明と演習を行います。
【ケース】どうやったら儲かるか 経営分析の理解をベースにどう経営改善につなげるかケースを通し理解します。
ProfinanSS会社概要
⚫ 株式会社プロフィナンスは2018年2月設立
会社概要
社名 株式会社プロフィナンス
ProfinanSS Inc.
代表 木村 義弘(代表取締役CEO)
設立 2018年2月
資本金 1百万円
所在 東京都
主な事業 • 事業計画策定支援
• M&A実行支援
• 新規事業創出支援
• ソフトウェア開発
ウェブサイト www.profinanss.com
代表略歴
木村 義弘 代表取締役 CEO
東京大学大学院修士課程修了
<Career Summary>
投資会社での投資先経営支援、インドでの事業開発を経てデ
ロイトに参画し、デロイトのミャンマー事務所設立に従事。
日系事業会社のM&Aチームに加わり、ASEANでのM&Aを実
行及びシンガポール子会社でCFOとして経営に従事。
2018年ProfinanSSを創業
<強み>
1. PMIまで含めた一気通貫のM&A実行実績
• 事業会社のM&Aチームのマネージャーとして国内外のM&A実行及び買収後
投資先企業のCFOとしてPMIまで実施。
2. 対象事業を数値化するモデリング力
• 幅広い業種・新規事業のビジネスモデルを財務モデル化し、事業構想を精緻
にシミュレーションすることが可能。
3. 海外での事業開発・経営経験
• 海外、特に新興国での事業開発・経営に従事した経験。現地人材を巻き込ん
で事業を推進することが得意。
<略歴>
2006年 株式会社インスパイア入社
2011年 デロイトトーマツコンサルティング入社
2013年 デロイトミャンマー設立に参画
2015年 日系事業会社M&AチームでM&A実行、子会社CFO
2018年 ProfinanSS設立
ProfinanSSの由来と想い
代表の木村 義弘は、VC、コンサルタント、事業会社のM&Aチームでの経験を通
して、「戦略的シミュレーションを実現する予測財務諸表策定」、つま
り”Projected Financials with Strategic Simulation”を強みにして参りました。
事業計画の数値化・見える化のプロとしてのサービスを開発していきたいという
想いを込めたこの名前を社名とし、この名前を冠したサービス開発の実現を目指
して、当社を設立致しました。
参考文献
⚫ 林總『この1冊ですべてわかる経営分析の基本』(日本実業出版社)
⚫ 太田康広『ビジネススクールで教える経営分析』(日本経済新聞出版社)
⚫ 高田直芳『新・ほんとうにわかる経営分析』(ダイヤモンド社)
⚫ 金子智朗『MBA財務会計』(日経BP社)
⚫ 佐伯良隆『100分でわかる決算書「分析」超入門2018』(朝日新聞出版)
⚫ 山根節『「儲かる会社」の財務諸表』(光文社新書)
⚫ 國貞克則『増補改訂 財務三表一体理解法』(朝日新書)
⚫ 國貞克則『財務三表一体分析法』(朝日新書)
⚫ 國貞克則『財務三表一体活用法』(朝日新書)
27© ProfinanSS Inc.
28© ProfinanSS Inc.

ザクッとわかる経営分析入門 / Introduction for Management, Financial Analysis ver 1.0