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Attunity Replicateが変えた
Oracle Database移行、
常時Multi Databaseレプリケーションソリューション
2018年09月21日
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
西日本統括本部
西日本開発部
山田 秀秋
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アジェンダ
1. 自己紹介
2. CTCのAttunity Replicate案件事例(西日本)
3. Attunity Replicateとの比較
4. Attunity Replicateを使う上での注意点
5. システム移行の注意点
6. CTCの会社説明
7. CTCの直近の取り組みについて
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1. 自己紹介(山田 秀秋)
• 関西でインフラ構築から開発技術者を経て、大規模SI案件のアーキテクトとし
て従事
• 開発案件、インフラ案件、監視運用案件などに従事
• プライベートクラウド基盤の更改やミッションクリティカルDatabaseの移行
プロジェクトに携わる
• パフォーマンス・チューニングを得意とする
• Oracle Exadataの立ち上げ・移行を含め5件実施
• 今年4月より、東京で単身赴任
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2. CTCのAttunity Replicate案件事例
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2.1 Attunity Replicate 事例[流通業]
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• 対象システム:基幹システム
– システム停止時間を最大8時間以上とれない
– DB容量 210GB 570テーブル
• 課題
– サービス停止を伴うデータ移行が3時間以内であること
(データ移行後のデータ検証、アプリ検証は除く)
– 移行元システムに変更をできるだけかけないこと
– 移行元システムにあまり負荷をかけないこと
– 旧システムと新システムの間のネットワーク回線が100Mbps
– 比較的安価であること
– Oracle Database Standard Editionどうしの連携が可能なこと
– 移行元DBと移行先DBのバージョンが異なる
IncrementalCDC
Oracle 10g R2 Std. Oracle 11g Std.
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項番 課題 対策
1 サービス停止を伴うデータ移行が3時間以内
であること
(データ移行後のデータ検証、アプリ検証は
除く)
Attunity Replicateが一旦同期すると、最終差分更新分のみ
止めれば移行可能
最終差分更新は数分で完了し、データ移行以外の作業を含め
てPM10:00-AM5:00のサービス停止で移行完了
2 移行元システムに変更をできるだけかけない
こと
Attunity Replicateはエージェントレス
3 移行元システムにあまり負荷をかけないこと Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない
4 旧システムと新システムの間のネットワーク
回線が100Mbps
初期転送は、Export/Importを使用
5 比較的安価であること 6ヶ月のタームライセンスを使用
6 Oracle Database Standard Editionどうしの
連携が可能なこと
Attunity ReplicateはOracle Standard Editionに対応
7 移行元DBと移行先DBのバージョンが異なって
も可能な事
Attunity ReplicateはDBのバージョンが異なっても連携可能
(移行元DBのバージョンが古く、マイナーバージョンアップ
は必要でした)
2.1 Attunity Replicate 事例[流通業]
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2.2 移行本番のスケジュール
事前データ移行
で4時間
日中更新データの大半は
常時連携
データ検証に30分
当日データ移行で
40分
事後データ移行で
5時間
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2.3 Attunity Replicate データ移行事例[賃貸業]
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• 対象システム:基幹システムのExadata X2からExadata X7へのリプレース
– システム停止時間を最大12時間以上とれない。
– DB容量 7.7TB 3620テーブル
• 課題
– サービス停止を伴うデータ移行が5時間以内であること
(データ移行後のデータ検証、アプリ検証は除く)
– 移行元システムに変更をできるだけかけないこと
– 初期転送のサービス停止が不可能
– DBのマイナーバージョンアップを伴う(11.2.0.3から11.2.0.4)
IncrementalCDC
Oracle Exadata X2
Oracle 11g Ent. 11.2.0.3
Oracle Exadata X7 EF
Oracle 11g Ent. 11.2.0.4
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項番 課題 対策
1 サービス停止を伴うデータ移行が5時間以内
であること
(データ移行後のデータ検証、アプリ検証は
除く)
Attunity Replicateが一旦同期すると、最終差分更新分のみ
止めれば移行可能
最終差分更新は数分で最終差分更新は数分で完了し、データ
移行以外の作業を含めて10:00-19:00のサービス停止で移
行完了
2 移行元システムに変更をできるだけかけない
こと
Attunity Replicateはエージェントレス
3 移行元システムにあまり負荷をかけないこと Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない
4 初期転送のサービス停止が不可能 Attunity Replicateで移行したテーブルは全テーブルHash値
チェックし、値が異なったテーブルは、当日Export/Import
で移行
夜間更新が無いテーブル、昼間更新が無いテーブル、履歴系
の更新が無いテーブル、当日移行のテーブルにタスクを分割
し、FullLoadを実施
5 DBのマイナーバージョンアップを伴う
(11.2.0.3から11.2.0.4)
Attunity ReplicateはDBのバージョンが異なっても連携可能
2.4 Attunity Replicate 事例[賃貸業]
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2.6 ORA_HASH関数を用いたデータ検証
商品CD 商品名 売価 作成日 数量
AAA リンゴ 100 2015/6/10 12:30:00 132
BBB バナナ 200 2015/6/9 10:00:00 240
CCC ブドウ 300 2014/10/9 13:00:00 100
商品CD 商品名 売価 作成日 数量
AAA リンゴ 100 2015/6/10 12:30:00 132
BBB バナナ 200 2015/6/9 10:00:00 239
CCC ブドウ 300 2014/10/9 13:00:00 100
列ごとに全行に対するHASH値の合計値を取得し、新旧で比較する
141946349736979312
141946349736979312
25249150827144
24289785377762
OK! NG!
旧DB環境
新DB環境
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Export/Importに移
行手段を切り替え
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2.7 Attunity Replicate データ連携事例 [賃貸業]
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• 対象システム:基幹システムーCRMシステム連携
– マルチデータベース連携
– 数千万レコード/テーブルの連携
– 対象テーブル 50
• 課題
– テーブルの物理レコード削除あり
– 短納期
– マルチデータベース連携
– 連携元DBへの影響を最小限に
– 対象システム間のNWが200Mbpsしかない
– 個人情報などの機密情報を含むカラムは、連携せず、暗号化カラムのみを連携
• 対策案:Attunityのでリアルタイム同期
IncrementalCDC
Oracle Exadata X7 EF
Oracle 11g Ent. 11.2.0.4
Oracle 12c Std. 12.1.0.1
MySQL 5.7
Private Cloud A
Private Cloud B
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項番 課題 対策
1 テーブルの物理レコード削除あり Attunity Replicateでは物理削除に対応
2 短納期 Attunity ReplicateはエージェントレスでAttunity
Replicateはインストール、設定が簡単
3 マルチデータベース連携 Attunity ReplicateでOracle DatabaseおよびMySQL
Databaseへ連携可能
4 連携元DBへの影響を最小限 Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない
5 対象システム間のNWが200Mbpsしかない OSで帯域を絞った
6 個人情報などの機密情報を含むカラムは、連
携せず、暗号化カラムのみを連携
Attunity Replicateは連携対象カラムを取捨選択可能
2.8 Attunity Replicate データ連携事例 [賃貸業]
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3. Attunity Replicateと他の方式との比較
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3.1 Attunity Replicate有効ケース ETLツールとの比較
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ETL・EAIツール 自作ツール Attunity Replicate
連携スピード △ △ ○
連携元への負荷 △ △ ○
レコード物理削除への対応 ✕ ✕ ○
送信元データのJOINや
テーブルをまたがる絞込 ○ ○ ✕
導入スピード △ ✕ ○
マルチデータベース ○ △ ○
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3.2 Attunity Replicate有効ケース 移行ツールとの比較
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Exp/Imp
ツール
自作
ツール
DataGuard
GoldenGate
B社レプリケー
ションツール
Attunity
Replicate
連携スピード △ △ ○ ○ ○
連携元へのモ
ジュール要否 ○ △ △ ✕ ○
連携元への負荷 △ △ ○ △ ○
導入スピード △ ✕ ✕ △ ○
マルチDB対応 ✕ △ ✕ ✕ ○
サービス停止時間 ✕ ✕ ○ ○ ○
製品価格 ○ △ ✕ △ ✕⇒▲
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4. Attunity Replicate を使う上での注意点
• FullLoadは、トランザクションの無い静止点が必要
• ロジカルレプリケーションなので、連携元、連携先のDBの仕様に準ずる
– MySQLのページサイズ
– 文字コードは一旦Unicodeに内部変換される
– 各連携モジュールは、別の実装となっている
• 文字化けは起こるものと思え
• Export/Importは敵ではなくお友達
• 主キーが無いテーブルは差分同期が苦手
• LOBデータは苦手
• 圧縮テーブルはテクニックが必要
• バージョンは最新を使え
• アナライズはタイミングが難しい
• 実行計画は変わるものと思え
– SPMやチューニングアドバイザで対処
• ログマイナーを使う場合は要注意
– 連携元のリソースは重要
• Insight Technologyの協力は重要
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4.1 SPMとは
• SPMとは、SQL Plan Managementの略で、SQLの実行計画を記録してそれを
評価
した後に本番環境に適用することができる機能のことです。
• 簡単に言うと、実行計画がかわった時に、パフォーマンスがよくなるかを確
認して、よくなるものだけを適用することができるという機能です。
• 統計情報取得後、突然パフォーマンスが劣化した、などという話はよく聞きま
す。
• これは、統計情報の取得により、実行計画が改悪されてしまったことに
起因しています。1度でもこのような経験をしてしまうと、次に統計情報を取
得することを敬遠したり、取得自体をやめたりしてしまいます。
つまり、統計情報を取得する作業は、環境によっては非常にリスクの高い作業
といえます。
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4.2 チューニングアドバイザによるプロファイルの適用とSPMによるチュー
ニングの違い
操作による成果物
• チューニングアドバイザによるプロファイル
– SQL Profile
• SPMによるチューニング
– SQL Plan Baseline
他環境へのProfile移植
• チューニングアドバイザによるプロファイル
– 可能
• SPMによるSQL Plan Baseline
– 可能
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SPMが有効なパターン
• バインド変数が使われており、SQLIDが変わらない
• 統計情報が取得されている
• 直接アプリケーションを修正することが難しい
• より良い実行計画のパターンを他の環境や以前取得した実行計画が存在する。
SPMが無効なパターン
• リテラル変数が使われており、SQLIDが変わる(Cursor Sharingである程度自動補完できる)
• アプリケーションが頻繁に更新、あるいは動的に作られておりSQLそのものがよく変わる。
• より良い実行計画がどうすればよいかわからない。
4.3 SPMが有効なパターンと無効なパターン
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4.4 SPMによるチューニングパターン
1. 過去に同じマシン、別の時間により良い実行計画で動いた実績があり、その際
のSQLID,SQL_PlanHash値、現在のPlanHash値がEnterpriseManager上で
確認可能(カーソル上に残っている)。単純には、実行計画がころころ変わっ
てしまい、よい実行計画で固定したい。
2. 別環境でより早く動く環境があり、実行計画が確認でき、本番環境で、ヒント
文をつけて実行計画を似せて実行可能(SQL自体を書き換えては駄目)
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5. システム移行の注意点
• アプリケーション検証には時間、環境が必要
– データセットアップはお客様?
– アプリの検証は、検証して終わりではない
• データ移行≠システム移行
– データに差異がないから移行完了ではない
– 移行システムの先のシステムに影響あり
• 移行リハーサル/移行本番では、お客様とのコミュニケーションが重要
– お客様もシステムのすべてを理解しているわけではない
• このデータは昼間/夜間 更新はないから・・・
• アプリは変更してないから・・・
• 文字化けするような変なデータは無いから・・・
– コミュニケーションツールは重要
• Box
– Boxnoteでリアルタイムに障害対応状況を相互更新
– リアルタイムに進捗共有
• Zoom
– リアルタイムに顔を見ながら相互確認
– 東京CTC、大阪CTC、東京インサイトでリアルタイム中継しながら移行を実施
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6. CTCの会社紹介
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6.1 会社概要
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2018年4月1日現在
ITOCHU Techno-Solutions Corporation
〒100-6080 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル
TEL:03-6203-5000(代)
URL:http://www.ctc-g.co.jp/
代表取締役社長 菊地 哲
1972年(昭和47年)4月1日
1979年(昭和54年)7月11日
21,763百万円
単体:4,309名
CTCグループ: 8,546名
コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、
科学・工学系情報サービス、サポート、その他
会社名
英文社名
本社所在地
代表者
創立
設立
資本金
社員数
事業内容
(略称 CTC)
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7 CTCの直近の取り組みについて
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7.1 CTCが考えるあるべきITの姿
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7.2 CTCの得意なSI
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• システム移行
– 豊富な実績
– フレームワーク化した移行メソッド
– 定型化したテンプレート・ルールブック
• DBチューニング
– Exadataのチューニングもバッチリ
– Exadata X7 EFは爆速ですが、実行計画が変わると全く返ってこない
– パラレルクエリーは諸刃の剣
– I/Oキャリブレーションは必須
– SPMやチューニングアドバイザ、統計情報の移行は使い倒し
– MySQLもチューニングできます
• 開発
– 普通の開発もできます(私は開発部)
– アプリのスペシャリストもいます
– OO、アジャイルもできます
– 超高速開発OutsystemsもSIできます

[db tech showcase Tokyo 2018] #dbts2018 #E37 『Attunity Replicateが変えた Oracle Database移行、常時Multi Databaseレプリケーションソリューション』

  • 1.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation Attunity Replicateが変えた Oracle Database移行、 常時Multi Databaseレプリケーションソリューション 2018年09月21日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 西日本統括本部 西日本開発部 山田 秀秋
  • 2.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation アジェンダ 1. 自己紹介 2. CTCのAttunity Replicate案件事例(西日本) 3. Attunity Replicateとの比較 4. Attunity Replicateを使う上での注意点 5. システム移行の注意点 6. CTCの会社説明 7. CTCの直近の取り組みについて Page 2
  • 3.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 1. 自己紹介(山田 秀秋) • 関西でインフラ構築から開発技術者を経て、大規模SI案件のアーキテクトとし て従事 • 開発案件、インフラ案件、監視運用案件などに従事 • プライベートクラウド基盤の更改やミッションクリティカルDatabaseの移行 プロジェクトに携わる • パフォーマンス・チューニングを得意とする • Oracle Exadataの立ち上げ・移行を含め5件実施 • 今年4月より、東京で単身赴任 Page 3
  • 4.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2. CTCのAttunity Replicate案件事例 Page 4
  • 5.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2.1 Attunity Replicate 事例[流通業] Page 5 • 対象システム:基幹システム – システム停止時間を最大8時間以上とれない – DB容量 210GB 570テーブル • 課題 – サービス停止を伴うデータ移行が3時間以内であること (データ移行後のデータ検証、アプリ検証は除く) – 移行元システムに変更をできるだけかけないこと – 移行元システムにあまり負荷をかけないこと – 旧システムと新システムの間のネットワーク回線が100Mbps – 比較的安価であること – Oracle Database Standard Editionどうしの連携が可能なこと – 移行元DBと移行先DBのバージョンが異なる IncrementalCDC Oracle 10g R2 Std. Oracle 11g Std.
  • 6.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 項番 課題 対策 1 サービス停止を伴うデータ移行が3時間以内 であること (データ移行後のデータ検証、アプリ検証は 除く) Attunity Replicateが一旦同期すると、最終差分更新分のみ 止めれば移行可能 最終差分更新は数分で完了し、データ移行以外の作業を含め てPM10:00-AM5:00のサービス停止で移行完了 2 移行元システムに変更をできるだけかけない こと Attunity Replicateはエージェントレス 3 移行元システムにあまり負荷をかけないこと Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない 4 旧システムと新システムの間のネットワーク 回線が100Mbps 初期転送は、Export/Importを使用 5 比較的安価であること 6ヶ月のタームライセンスを使用 6 Oracle Database Standard Editionどうしの 連携が可能なこと Attunity ReplicateはOracle Standard Editionに対応 7 移行元DBと移行先DBのバージョンが異なって も可能な事 Attunity ReplicateはDBのバージョンが異なっても連携可能 (移行元DBのバージョンが古く、マイナーバージョンアップ は必要でした) 2.1 Attunity Replicate 事例[流通業] Page 6
  • 7.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2.2 移行本番のスケジュール 事前データ移行 で4時間 日中更新データの大半は 常時連携 データ検証に30分 当日データ移行で 40分 事後データ移行で 5時間 Page 7
  • 8.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2.3 Attunity Replicate データ移行事例[賃貸業] Page 8 • 対象システム:基幹システムのExadata X2からExadata X7へのリプレース – システム停止時間を最大12時間以上とれない。 – DB容量 7.7TB 3620テーブル • 課題 – サービス停止を伴うデータ移行が5時間以内であること (データ移行後のデータ検証、アプリ検証は除く) – 移行元システムに変更をできるだけかけないこと – 初期転送のサービス停止が不可能 – DBのマイナーバージョンアップを伴う(11.2.0.3から11.2.0.4) IncrementalCDC Oracle Exadata X2 Oracle 11g Ent. 11.2.0.3 Oracle Exadata X7 EF Oracle 11g Ent. 11.2.0.4
  • 9.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 項番 課題 対策 1 サービス停止を伴うデータ移行が5時間以内 であること (データ移行後のデータ検証、アプリ検証は 除く) Attunity Replicateが一旦同期すると、最終差分更新分のみ 止めれば移行可能 最終差分更新は数分で最終差分更新は数分で完了し、データ 移行以外の作業を含めて10:00-19:00のサービス停止で移 行完了 2 移行元システムに変更をできるだけかけない こと Attunity Replicateはエージェントレス 3 移行元システムにあまり負荷をかけないこと Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない 4 初期転送のサービス停止が不可能 Attunity Replicateで移行したテーブルは全テーブルHash値 チェックし、値が異なったテーブルは、当日Export/Import で移行 夜間更新が無いテーブル、昼間更新が無いテーブル、履歴系 の更新が無いテーブル、当日移行のテーブルにタスクを分割 し、FullLoadを実施 5 DBのマイナーバージョンアップを伴う (11.2.0.3から11.2.0.4) Attunity ReplicateはDBのバージョンが異なっても連携可能 2.4 Attunity Replicate 事例[賃貸業] Page 9
  • 10.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2.6 ORA_HASH関数を用いたデータ検証 商品CD 商品名 売価 作成日 数量 AAA リンゴ 100 2015/6/10 12:30:00 132 BBB バナナ 200 2015/6/9 10:00:00 240 CCC ブドウ 300 2014/10/9 13:00:00 100 商品CD 商品名 売価 作成日 数量 AAA リンゴ 100 2015/6/10 12:30:00 132 BBB バナナ 200 2015/6/9 10:00:00 239 CCC ブドウ 300 2014/10/9 13:00:00 100 列ごとに全行に対するHASH値の合計値を取得し、新旧で比較する 141946349736979312 141946349736979312 25249150827144 24289785377762 OK! NG! 旧DB環境 新DB環境 Page 10 Export/Importに移 行手段を切り替え
  • 11.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 2.7 Attunity Replicate データ連携事例 [賃貸業] Page 11 • 対象システム:基幹システムーCRMシステム連携 – マルチデータベース連携 – 数千万レコード/テーブルの連携 – 対象テーブル 50 • 課題 – テーブルの物理レコード削除あり – 短納期 – マルチデータベース連携 – 連携元DBへの影響を最小限に – 対象システム間のNWが200Mbpsしかない – 個人情報などの機密情報を含むカラムは、連携せず、暗号化カラムのみを連携 • 対策案:Attunityのでリアルタイム同期 IncrementalCDC Oracle Exadata X7 EF Oracle 11g Ent. 11.2.0.4 Oracle 12c Std. 12.1.0.1 MySQL 5.7 Private Cloud A Private Cloud B
  • 12.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 項番 課題 対策 1 テーブルの物理レコード削除あり Attunity Replicateでは物理削除に対応 2 短納期 Attunity ReplicateはエージェントレスでAttunity Replicateはインストール、設定が簡単 3 マルチデータベース連携 Attunity ReplicateでOracle DatabaseおよびMySQL Databaseへ連携可能 4 連携元DBへの影響を最小限 Attunity Replicateは連携元への負荷が比較的少ない 5 対象システム間のNWが200Mbpsしかない OSで帯域を絞った 6 個人情報などの機密情報を含むカラムは、連 携せず、暗号化カラムのみを連携 Attunity Replicateは連携対象カラムを取捨選択可能 2.8 Attunity Replicate データ連携事例 [賃貸業] Page 12
  • 13.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 3. Attunity Replicateと他の方式との比較 Page 13
  • 14.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 3.1 Attunity Replicate有効ケース ETLツールとの比較 Page 14 ETL・EAIツール 自作ツール Attunity Replicate 連携スピード △ △ ○ 連携元への負荷 △ △ ○ レコード物理削除への対応 ✕ ✕ ○ 送信元データのJOINや テーブルをまたがる絞込 ○ ○ ✕ 導入スピード △ ✕ ○ マルチデータベース ○ △ ○
  • 15.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 3.2 Attunity Replicate有効ケース 移行ツールとの比較 Page 15 Exp/Imp ツール 自作 ツール DataGuard GoldenGate B社レプリケー ションツール Attunity Replicate 連携スピード △ △ ○ ○ ○ 連携元へのモ ジュール要否 ○ △ △ ✕ ○ 連携元への負荷 △ △ ○ △ ○ 導入スピード △ ✕ ✕ △ ○ マルチDB対応 ✕ △ ✕ ✕ ○ サービス停止時間 ✕ ✕ ○ ○ ○ 製品価格 ○ △ ✕ △ ✕⇒▲
  • 16.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 4. Attunity Replicate を使う上での注意点 • FullLoadは、トランザクションの無い静止点が必要 • ロジカルレプリケーションなので、連携元、連携先のDBの仕様に準ずる – MySQLのページサイズ – 文字コードは一旦Unicodeに内部変換される – 各連携モジュールは、別の実装となっている • 文字化けは起こるものと思え • Export/Importは敵ではなくお友達 • 主キーが無いテーブルは差分同期が苦手 • LOBデータは苦手 • 圧縮テーブルはテクニックが必要 • バージョンは最新を使え • アナライズはタイミングが難しい • 実行計画は変わるものと思え – SPMやチューニングアドバイザで対処 • ログマイナーを使う場合は要注意 – 連携元のリソースは重要 • Insight Technologyの協力は重要 Page 16
  • 17.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 4.1 SPMとは • SPMとは、SQL Plan Managementの略で、SQLの実行計画を記録してそれを 評価 した後に本番環境に適用することができる機能のことです。 • 簡単に言うと、実行計画がかわった時に、パフォーマンスがよくなるかを確 認して、よくなるものだけを適用することができるという機能です。 • 統計情報取得後、突然パフォーマンスが劣化した、などという話はよく聞きま す。 • これは、統計情報の取得により、実行計画が改悪されてしまったことに 起因しています。1度でもこのような経験をしてしまうと、次に統計情報を取 得することを敬遠したり、取得自体をやめたりしてしまいます。 つまり、統計情報を取得する作業は、環境によっては非常にリスクの高い作業 といえます。
  • 18.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 4.2 チューニングアドバイザによるプロファイルの適用とSPMによるチュー ニングの違い 操作による成果物 • チューニングアドバイザによるプロファイル – SQL Profile • SPMによるチューニング – SQL Plan Baseline 他環境へのProfile移植 • チューニングアドバイザによるプロファイル – 可能 • SPMによるSQL Plan Baseline – 可能
  • 19.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation SPMが有効なパターン • バインド変数が使われており、SQLIDが変わらない • 統計情報が取得されている • 直接アプリケーションを修正することが難しい • より良い実行計画のパターンを他の環境や以前取得した実行計画が存在する。 SPMが無効なパターン • リテラル変数が使われており、SQLIDが変わる(Cursor Sharingである程度自動補完できる) • アプリケーションが頻繁に更新、あるいは動的に作られておりSQLそのものがよく変わる。 • より良い実行計画がどうすればよいかわからない。 4.3 SPMが有効なパターンと無効なパターン
  • 20.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 4.4 SPMによるチューニングパターン 1. 過去に同じマシン、別の時間により良い実行計画で動いた実績があり、その際 のSQLID,SQL_PlanHash値、現在のPlanHash値がEnterpriseManager上で 確認可能(カーソル上に残っている)。単純には、実行計画がころころ変わっ てしまい、よい実行計画で固定したい。 2. 別環境でより早く動く環境があり、実行計画が確認でき、本番環境で、ヒント 文をつけて実行計画を似せて実行可能(SQL自体を書き換えては駄目)
  • 21.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 5. システム移行の注意点 • アプリケーション検証には時間、環境が必要 – データセットアップはお客様? – アプリの検証は、検証して終わりではない • データ移行≠システム移行 – データに差異がないから移行完了ではない – 移行システムの先のシステムに影響あり • 移行リハーサル/移行本番では、お客様とのコミュニケーションが重要 – お客様もシステムのすべてを理解しているわけではない • このデータは昼間/夜間 更新はないから・・・ • アプリは変更してないから・・・ • 文字化けするような変なデータは無いから・・・ – コミュニケーションツールは重要 • Box – Boxnoteでリアルタイムに障害対応状況を相互更新 – リアルタイムに進捗共有 • Zoom – リアルタイムに顔を見ながら相互確認 – 東京CTC、大阪CTC、東京インサイトでリアルタイム中継しながら移行を実施 Page 21
  • 22.
    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 6. CTCの会社紹介 Page 22
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    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 6.1 会社概要 Page 23 2018年4月1日現在 ITOCHU Techno-Solutions Corporation 〒100-6080 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル TEL:03-6203-5000(代) URL:http://www.ctc-g.co.jp/ 代表取締役社長 菊地 哲 1972年(昭和47年)4月1日 1979年(昭和54年)7月11日 21,763百万円 単体:4,309名 CTCグループ: 8,546名 コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、 科学・工学系情報サービス、サポート、その他 会社名 英文社名 本社所在地 代表者 創立 設立 資本金 社員数 事業内容 (略称 CTC)
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    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 7.1 CTCが考えるあるべきITの姿 Page 25
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    Copyright © 2018ITOCHU Techno-Solutions Corporation 7.2 CTCの得意なSI Page 26 • システム移行 – 豊富な実績 – フレームワーク化した移行メソッド – 定型化したテンプレート・ルールブック • DBチューニング – Exadataのチューニングもバッチリ – Exadata X7 EFは爆速ですが、実行計画が変わると全く返ってこない – パラレルクエリーは諸刃の剣 – I/Oキャリブレーションは必須 – SPMやチューニングアドバイザ、統計情報の移行は使い倒し – MySQLもチューニングできます • 開発 – 普通の開発もできます(私は開発部) – アプリのスペシャリストもいます – OO、アジャイルもできます – 超高速開発OutsystemsもSIできます