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Amazon Location Service
IoT目線の体験会
2021年6月17日
JAWS-UG IoT専門支部ミニイベント
AWS Community Builder
JAWS-UG IoT専門支部運営メンバー
立石(株式会社グリーンノート)
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 0
AWS Community Builders … ??
日本人で応募する人がごく少なかった
応募したら選抜されちゃった
Slackで活動中 →100%英語
日本人いない 淋しい
みなさんも次回は応募しましょう!
最新の話が聞けますよ(NDAあり)
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/announcing-the-new-aws-community-builders-program/
前回募集で多くの日本人が加入!
JAWS-UGの方もいらっしゃいます
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 1
それはともかく
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 2
Amazon Location Serviceとは
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 3
地図サービス
ジオフェンス
ルート計算
位置追跡
ジオコーティング
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/location/home
自社サービス
Map
そう思った時期が私にもありました
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 5
API
UI
情報の流れを完全に把握できているか?
API Key
再)Amazon Location Serviceとは
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 6
サービス
プロバイダ
Amazon
Location
Service
マップ
プロバイダ
① Esri
マップ
プロバイダ
② HERE
機微情報 抽象化 匿名化
エンドユーザ情報の保護
サービス情報の保護
まずは作って遊んでみよう
お試し環境はツークリックで作れます
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 7
ツークリック!
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 8
お試しアプリが起動します
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 9
なぜか、バンクーバーの海辺からのスタートです
Let's play!
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 10
お試しWebアプリ
何をやっていたか?
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 11
①マップ ②プレイスインデックス
マッププロバイダによって用意されているリソースを
インスタンス化してアカウントに結びつける作業
③ジオフェンスコレクション ④トラッカー
ジオフェンスやトラッキング対象デバイスを
格納する箱のようなもの
Web UI ここはサービスに
含まれないので注意
お試しアプリではmapbox-gl-jsが
使われていますが、現在はOSSで
はなくなっており、自由な利用は
できません(後継あり)。
Location Serviceの守備範囲
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 12
①マップ ②プレイスインデックス ③ジオフェンスコレクション ④トラッカー
マップの生データ
(タイル)
ジオコーティング、
逆ジオコーティング、検索
ジオフェンスの格納 位置情報の格納
判定
Amazon EventBridge
実際のアプリケーションとして利用するには、いろいろやることがある
① マップデータやジオフェンス(ポリゴン)の描画
② 検索UIの実装
③ ジオフェンス(GeoJSON形式)の生成、および作成UIの実装
④ デバイス位置情報の格納、管理、削除
⑤ デバイス位置情報をジオフェンスコレクションに送信し、イベントを待ち受け
では作ってみましょう
時間の関係で、一部は既に作成済みです
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 13
すでに準備してあるもの
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 14
①マップ ②プレイスインデックス ③ジオフェンスコレクション ④トラッカー
マップの生データ
(タイル)
ジオコーティング、
逆ジオコーティング、検索
ジオフェンスの格納 位置情報の格納
判定
Amazon EventBridge
今日は、以下の項目を実際に試してみます。
① 公式デモマップ以外のマップを観察
② ジオフェンス(GeoJSON形式)の生成および登録
③ デバイス位置情報の格納、管理、削除
④ デバイス位置情報をジオフェンスコレクションに送信し、イベントを待ち受け
今回は使いません
マップ:Esri Imagery
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ジオフェンス:geojson.io
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 16
https://geojson.io/
地図上で閉平面を作ると、
それをGeoJSON形式で
出力してくれます。
デバイス位置情報
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l 今のところ、APIを叩く以外に方法はなさそう
Ø CLI経由でAPIを叩くのもあり
l デバイスから位置情報をアップデートするには、
① デバイスにAWS SDKを入れてAPIを叩く
② デバイスからhttps経由でAPIを叩く
③ いったんLambdaで受けて、そこからAPIを叩く
l AWS的には③がお勧めみたいです
Ø デベロッパーガイドにはこんな項目がありますが…
ü Tracking using MQTT with Amazon Location Service
ü AWS IoT CoreからルールでLambdaを呼んでいるだけです
それではやってみよう!
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① Cloud Console起動
Ø 既に目黒駅とアマゾンジャパンのGeoJSONファイルがあります。
② デバイス「JAWS-UG-IoT-1」を目黒駅に置く
Ø aws location batch-update-device-position
--cli-input-json file://meguro-station.json
Ø CloudWatchログには記録がないことを確認
③ デバイスをアマゾンジャパンに移動
Ø aws location batch-update-device-position
--cli-input-json file://amazon-japan.json
Ø EventBridgeからジオフェンスへのENTERログが記録されたことを確認
④ 再び目黒駅に戻る
Ø aws location batch-update-device-position
--cli-input-json file://meguro-station-2.json
Ø EventBridgeからジオフェンスからのEXITログが記録されたことを確認
試してみたはいいものの…
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 19
① 登録したデバイスのリストは見られるの?
Ø どうやら、登録されたデバイスIDのリストは見られないようです。
ü プライバシー保護が目的だと思われます。
Ø なので、ユーザー側の実装でデバイスIDを管理する必要がありそうです。
② デバイスの位置情報履歴は見られるの?
Ø はい、デバイスIDさえ分かっていれば履歴が見られます。消去も可能。
③ 登録したジオフェンスは見られるの?
Ø はい、aws location list-geofencesコマンドで取り出せます。
Ø プライバシー保護とは関係がないので許可されていると思われます。
④ CloudWatchに出力する以外の利用方法は?
Ø EventBridgeと連携するよう設計されているので、多種多様な利用が可能です。
Ø IoT的にはLambda、SNS、SQS、StepFunctionsあたりでしょうか。
より良い実装のために
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① まずはデベロッパーガイドを読みましょう。
② 地図の描画はどうすればいいの?
Ø mapbox-gl-jsの後継OSSであるMapLibre
https://github.com/maplibre/maplibre-gl-js
Ø Tangram
https://www.mapzen.com/products/tangram/
Ø 地図情報に詳しい方からの情報お待ちしております。
③ 実装サンプルはないの?
Ø aws-samplesからGitHubで公開されています。
https://github.com/aws-samples/amazon-location-samples
④ コストはどうなるの? 某社より安いの??
Ø 最初の3ヶ月は無償枠があるということ以外、正直ぜんぜん分かりません。
Ø 「マップタイル取得数 1000あたり0.04USD」と言われても何が何やら
Ø プロダクション用途の場合は担当SAさんに十分相談した方が良さげ
お楽しみいただけましたか?
ぜひ位置情報の可能性を引き出してみてください。
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 21
次回予告…?
2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 22
開発スタート時から、手間を掛けずにダッシュボードを作る件
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  • 1. Amazon Location Service IoT目線の体験会 2021年6月17日 JAWS-UG IoT専門支部ミニイベント AWS Community Builder JAWS-UG IoT専門支部運営メンバー 立石(株式会社グリーンノート) 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 0
  • 2. AWS Community Builders … ?? 日本人で応募する人がごく少なかった 応募したら選抜されちゃった Slackで活動中 →100%英語 日本人いない 淋しい みなさんも次回は応募しましょう! 最新の話が聞けますよ(NDAあり) https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/announcing-the-new-aws-community-builders-program/ 前回募集で多くの日本人が加入! JAWS-UGの方もいらっしゃいます 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 1
  • 3. それはともかく 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 2
  • 4. Amazon Location Serviceとは 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 3 地図サービス ジオフェンス ルート計算 位置追跡 ジオコーティング https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/location/home
  • 5. 自社サービス Map そう思った時期が私にもありました 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 5 API UI 情報の流れを完全に把握できているか? API Key
  • 6. 再)Amazon Location Serviceとは 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 6 サービス プロバイダ Amazon Location Service マップ プロバイダ ① Esri マップ プロバイダ ② HERE 機微情報 抽象化 匿名化 エンドユーザ情報の保護 サービス情報の保護
  • 8. ツークリック! 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 8
  • 9. お試しアプリが起動します 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 9 なぜか、バンクーバーの海辺からのスタートです
  • 10. Let's play! 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 10
  • 11. お試しWebアプリ 何をやっていたか? 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 11 ①マップ ②プレイスインデックス マッププロバイダによって用意されているリソースを インスタンス化してアカウントに結びつける作業 ③ジオフェンスコレクション ④トラッカー ジオフェンスやトラッキング対象デバイスを 格納する箱のようなもの Web UI ここはサービスに 含まれないので注意 お試しアプリではmapbox-gl-jsが 使われていますが、現在はOSSで はなくなっており、自由な利用は できません(後継あり)。
  • 12. Location Serviceの守備範囲 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 12 ①マップ ②プレイスインデックス ③ジオフェンスコレクション ④トラッカー マップの生データ (タイル) ジオコーティング、 逆ジオコーティング、検索 ジオフェンスの格納 位置情報の格納 判定 Amazon EventBridge 実際のアプリケーションとして利用するには、いろいろやることがある ① マップデータやジオフェンス(ポリゴン)の描画 ② 検索UIの実装 ③ ジオフェンス(GeoJSON形式)の生成、および作成UIの実装 ④ デバイス位置情報の格納、管理、削除 ⑤ デバイス位置情報をジオフェンスコレクションに送信し、イベントを待ち受け
  • 14. すでに準備してあるもの 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 14 ①マップ ②プレイスインデックス ③ジオフェンスコレクション ④トラッカー マップの生データ (タイル) ジオコーティング、 逆ジオコーティング、検索 ジオフェンスの格納 位置情報の格納 判定 Amazon EventBridge 今日は、以下の項目を実際に試してみます。 ① 公式デモマップ以外のマップを観察 ② ジオフェンス(GeoJSON形式)の生成および登録 ③ デバイス位置情報の格納、管理、削除 ④ デバイス位置情報をジオフェンスコレクションに送信し、イベントを待ち受け 今回は使いません
  • 15. マップ:Esri Imagery 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 15
  • 16. ジオフェンス:geojson.io 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 16 https://geojson.io/ 地図上で閉平面を作ると、 それをGeoJSON形式で 出力してくれます。
  • 17. デバイス位置情報 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 17 l 今のところ、APIを叩く以外に方法はなさそう Ø CLI経由でAPIを叩くのもあり l デバイスから位置情報をアップデートするには、 ① デバイスにAWS SDKを入れてAPIを叩く ② デバイスからhttps経由でAPIを叩く ③ いったんLambdaで受けて、そこからAPIを叩く l AWS的には③がお勧めみたいです Ø デベロッパーガイドにはこんな項目がありますが… ü Tracking using MQTT with Amazon Location Service ü AWS IoT CoreからルールでLambdaを呼んでいるだけです
  • 18. それではやってみよう! 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 18 ① Cloud Console起動 Ø 既に目黒駅とアマゾンジャパンのGeoJSONファイルがあります。 ② デバイス「JAWS-UG-IoT-1」を目黒駅に置く Ø aws location batch-update-device-position --cli-input-json file://meguro-station.json Ø CloudWatchログには記録がないことを確認 ③ デバイスをアマゾンジャパンに移動 Ø aws location batch-update-device-position --cli-input-json file://amazon-japan.json Ø EventBridgeからジオフェンスへのENTERログが記録されたことを確認 ④ 再び目黒駅に戻る Ø aws location batch-update-device-position --cli-input-json file://meguro-station-2.json Ø EventBridgeからジオフェンスからのEXITログが記録されたことを確認
  • 19. 試してみたはいいものの… 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 19 ① 登録したデバイスのリストは見られるの? Ø どうやら、登録されたデバイスIDのリストは見られないようです。 ü プライバシー保護が目的だと思われます。 Ø なので、ユーザー側の実装でデバイスIDを管理する必要がありそうです。 ② デバイスの位置情報履歴は見られるの? Ø はい、デバイスIDさえ分かっていれば履歴が見られます。消去も可能。 ③ 登録したジオフェンスは見られるの? Ø はい、aws location list-geofencesコマンドで取り出せます。 Ø プライバシー保護とは関係がないので許可されていると思われます。 ④ CloudWatchに出力する以外の利用方法は? Ø EventBridgeと連携するよう設計されているので、多種多様な利用が可能です。 Ø IoT的にはLambda、SNS、SQS、StepFunctionsあたりでしょうか。
  • 20. より良い実装のために 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 20 ① まずはデベロッパーガイドを読みましょう。 ② 地図の描画はどうすればいいの? Ø mapbox-gl-jsの後継OSSであるMapLibre https://github.com/maplibre/maplibre-gl-js Ø Tangram https://www.mapzen.com/products/tangram/ Ø 地図情報に詳しい方からの情報お待ちしております。 ③ 実装サンプルはないの? Ø aws-samplesからGitHubで公開されています。 https://github.com/aws-samples/amazon-location-samples ④ コストはどうなるの? 某社より安いの?? Ø 最初の3ヶ月は無償枠があるということ以外、正直ぜんぜん分かりません。 Ø 「マップタイル取得数 1000あたり0.04USD」と言われても何が何やら Ø プロダクション用途の場合は担当SAさんに十分相談した方が良さげ
  • 22. 次回予告…? 2021/06/17 © 2021 Greennote Inc. All rights reserved. 22 開発スタート時から、手間を掛けずにダッシュボードを作る件