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AITec0718.pdf
- 11. SEVEN APPROACHES FOR STUDENTS WITH PROMPTSの感想
RISKとしてConfabulation(作り話。確率値で文書作成するHallucinationと同義か不
明)が目立つ。もしHallucinationならLLM(大規模原モデル)が持つ構造的な問題
なので、今後も回避できない。
AIを、従来の教育指導の何かの置き換えでなく、これまでにない役割を果たして
いると主張しているように感じる。たとえば「シミュレーター」活用は、生身の人間(
教員)では長時間かつ根気が必要で、実施が難しいと思われる。
付録。適切なLLMの対応表がある
全体の感想
論文では正確な知識獲得指導としてのAI活用の位置付けをしている。その
視点では幻想的な回答(Hallucination)はすべてリスクとして扱われる。
限られた時間で効果的に授業する目的ではHallucinationは問題である。もし
すべての授業が「キャリア教育」だと位置付けるなら1)虚偽をどう見抜くかの
推測訓練を伴うので、好ましい。
個人の力量に応じた参加型学習(アクティブラーニング2))を実施しているな
らこの方式は好ましい。ただし日本の学校教育のように一斉に集団指導す
る授業運用では活用は難しい。当面、現業務の負荷軽減を目的とするツー
ル導入(CBTや進捗管理など3))が望まれる。
GenerativeAI study group
第3回研究会資料
2023.7.4, 産総研AITeC
1) 名古屋大:https://nagoya.repo.nii.ac.jp/record/2001743/files/bulitv_24_50.pd
2) 昭和大医学部:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphe/3/0/3_2019-020/_pdf/-char/ja
3) 文科省::https://www.mext.go.jp/content/20210511-mxt_chousa02-000014819-2.pdf