Generative Ai Study Group 4th session Document material edited by Mr. Kiyotada Sato

1. 「地域づくりをどうするか」を図表示させるプロンプトの作成実験
GASG 2023.8.1 佐藤清忠
小学校５年生の社会科で人口減地域の行政の運営方法を授業します。説明内容は人口減と高齢化と税収減を原因として、行政サービ
スの低下、医療サービスの低下があり、また残留した高齢者による農業などの仕事づくり、新たに観光事業を計画しています。この説明
の流れに適した日本語による原因と結果をグラフで示す図をDOT言語で描きたいです。そのDOT言語を教えてください。
質問の答え
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
DOT言語コード
質問作成
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
現実社会との比較評価
同じ質問でも
毎回の作図
内容が違う
プロンプト作成
ChatGPT3.5
Graphviz
で作図
いい形になる
まで繰り返す
回答の一部にDOTコードが表示される
① 思い付きでChatGPTに入力しDOT言語で作図した例

2. digraph PopulationDecline {
// ノードの設定
node [shape=box];
// 原因のグループ
subgraph cluster_causes {
label = "原因";
// color = lightblue;
人口減 -> 行政サービスの低下 [label="影響"];
人口減 -> 医療サービスの低下 [label="影響"];
人口減 -> 農業づくり [label="残留者"];
高齢化 -> 農業づくり [label="残留者"];
税収減 -> 観光事業 [label="新たな産業"];
}
// 行政サービスの低下の結果
行政サービスの低下 -> 行政サービス [label="低下"];
// 医療サービスの低下の結果
医療サービスの低下 -> 医療サービス [label="低下"];
// 農業づくりの結果
農業づくり -> 農業 [label="振興"];
// 観光事業の結果
税収減 -> 観光事業 [label="振興"];
}
ChatGPTが出力したDOT言語による作図例と修正作業 GASG 2023.8.1 佐藤清忠
ChatGPTは質問文の意味を推測し、質問文にあった原因と結果の２グループにグループ化します。その推測結果から何
かしらの図表示用のスクリプトを生成します。DOT言語は矢印で原因と結果の関係構築をします。
ただしWindowsでは日本語は使えず、Jetson(Ubuntu18.04)を使いました。またLinuxではcolor指定が使えず下のようにコメ
ントアウトしました。
経験では、望んだ関係図が提示されることはなく、
何度か再生成して最も望む姿の図を得ることになり
ます。また右のコードの一部を修正して過不足を調
整することもありました。
なおGraphvizは一般的ではなく図描画するだけなら
EXCELで図形描画するようChatGPTに指示すればよ
く、VBAプログラムも自動作成できます。
ChatGPT3.5による
DOT言語提示例
右のDOT言語をGraphvizで作図した例
処理系によってはエラーになる

3. 作図を含む作業結果を学習評価に使う場合
GASG 2023.8.1 佐藤清忠
LLMをリンクした構造図の作成体験でピアジェやヴィゴツキーの学習理論を連想しました。ＬＬＭは仮想的な社会であり評価の
場面ステークフォルダーの関与があるなら、社会構成主義の学習の形になっていると考えました。
質問の答え
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
DOT言語コードなど
質問作成
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
イメージを文章に
写像できること
着目した要素が望む構
造になるまで繰り返す
図の意味の評価
学習者
多様なLLMの選択
ステークフォルダによ
る評価
学習者のレベルに適し
たLLMやプラグインの選
択も可能とする
仮説推論に従った文章
内容が評価の対象
質問から関係図までの変
換は一定形式で再現できる
ことが望ましい
社会的な
関係要素