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第10回 EST交通環境大賞 【奨励賞】災害時公共交通情報提供研究会 「平成30年7月豪雨災害後のリアルタイム交通情報提供システムの構築及び実装」
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「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3* のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
20240603_SD輪読&座談会#57_kitazaki_______.pdf
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Ayachika Kitazaki
https://softwaredesign.connpass.com/event/319133/
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You&I
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20190513 est hiroshima
1.
平成30年7月豪雨災害後の リアルタイム交通情報 提供システムの構築及び実装 諸星 賢治 災害時公共交通情報提供研究会
2.
きっかけ 2 写真:国土交通省中国地方整備局 山陽自動車道 平成30年7月14日(土) 復旧
東広島・呉自動車道 平成30年7月10(火) 復旧 国道2号 平成30年7月21日(土) 復旧 国道31号 平成30年7月11日(水) 復旧 「平成30年7月西日本豪雨災害」が発生
3.
きっかけ 3 道路だけでなく、鉄道にも多くの被害が発生 図:災害時公共交通情報提供研究会
4.
災害時公共交通情報提供研究会の立ち上げ ・非常時運行となっている豪雨災害発生後の公共交通の情報提 供について,産官学が連携し研究・検討を進めてきた. ・呉(広島)エリアのみならず,全国の専門家・組織と連携. 遠隔からのサポートの災害時支援モデル. ・それぞれが持つ技術・ノウハウを融合し,災害時に,利用者 の円滑な移動のために求められる情報提供を手軽に実現する 方法を模索・研究 ・今回の試行運用により,他地域を含めた今後の災害時の迅速 な公共交通情報提供のためのモデル化を目指す 4 呉市 (公社) 広島県バス協会 バス情報の包括的な 情報提供 (株)ヴァル研究所 公共交通情報提供(駅すぱあと) バス位置情報提供システム 産 (株)トラフィックブレイン 交通情報解析 広島電鉄(株) 公共交通事業 広島県 地域政策局地域力創造課 広島大学
国際協力研究科 藤原章正 教授(交通工学) 呉高専 環境都市工学分野 神田佑亮 教授(交通システム) 東京大学 生産技術研究所 伊藤昌毅 助教(ユビキタス・コンピューティング) 官 学 (株)ファイコム Webマーケティング (株)バイタルリード 交通コンサルティング・ バス位置計測技術 西日本旅客鉄道(株) 広島支社 公共交通事業 現在は国土交通省(整備 局・運輸局),広島県警, NEXCO西日本も加わり, 今後の展開と, いざという時の人的 ネットワークとして機能
5.
5 資料 中国地方整備局
6.
災害時における鉄道代行輸送バスの課題 6 ■バスの運行・情報提供に関する課題 • 国道31号の渋滞の影響を受けやす く、所要時間が読めない. • 途中の停車バス停の所要時間が明 示されていない(できない) →利用者の方々は不安な状況 •
バス車両位置情報提供したいが、 全国から応援に駆け付けた車両で 代行バスを運用 →既存バスロケが利用できない ▼代行バス 坂〜呉間の時刻表 途中駅の発着時間は交通状況の影響もあり, 発表されていない. (JR西日本ホームページより) 【求められる課題解決】 「利用者の役に立つ、代行輸送バスの位置情報提供サービス」が、 今すぐにでも欲しい状況
7.
平成30年7月豪雨災害後の リアルタイム交通情報提供システムの構築及び実装
8.
情報提供体制の構築 7 情報提供体制の構築スケジュール • 【7/27-28 豊田市】
JCOMM会場にて神田先生からの相談 • 【8/1 広島】伊藤先生,県庁&広電の訪問 • 【8/6 東京大学】 ミーティング(事実上のキックオフ) • 【8/7 広島大学】JR西,藤原先生+神田 ミーティング • 【8/8 東京】国交省本省道路局ミーティング(藤原先生,神田) • 【8/9 広島】中国JRバス訪問,実施調整、ヴァル研究所同席 • 【8/10 広島】 バス車内での実走・テスト,バス停位置調整 • 【8/11〜島根・東京】 端末のセットアップなど • 【8/20〜】 運用開始 その他、ほぼ毎日オンラインで 広島・東京・島根の複数メンバーでミーティング 【利用したツール】 ・チャットツール ・TV会議システム ⇒関係者も無駄な移動を行わない 必要な情報に絞り込み、スピード重視で検討
9.
元となったサービス提供モデル(中津川市) 8 JCOMM 2018展示 中津川市とヴァル研究所などの取組 静的データ動的データ 中津川市 坂下地区コミュニティバス 恵那バッテリー電装 「MOQUL」 バスの位置情報 中津川市 GTFS-JP形式 オープンデータ +仕業データ 情報制御・HTML生成 坂下病院のスペース (中津川市
提供) 簡易PC+モニター (恵那バッテリー電装 提供)
10.
災害地向け簡易バスロケの実施 (呉線代行バス:呉駅〜坂駅間各駅停車便) 鉄道代行バス バイタルリード 位置情報の取得 呉高専 現地サポート 情報制御・情報出力 災害支援が目的の為、スピード対応が重要視された GPS機器 の提供 機器設置 など 利用者向けHP 基礎データ (GTFS-JP) 作成 取込 GTFS realtime サイネージ 画面 技術的には 提供可能だった情報 実施協力 西日本旅客鉄道株式会社 9
11.
体制図 10 バス 事業者 • GPS取得用機器の提供 (位置情報の取得・提供) • 位置情報の加工 •
WEBサービスの提供 • 関係者との調整 • 現地サポート • バスの運行 外部からの 資金提供等はなく 各関係機関の 善意での協力体制 実施協力 西日本旅客鉄道株式会社 呉高専 ヴァル 研究所 バイタル リード
12.
現地での運用 11 位置情報発信機器の積込・改修 はじめはゼミ学生 終盤はシルバー人材センターに委託 簡素なシステムであることの証明
13.
成果と、今後の普及に向けた課題 • 関係者の意識統一 – 利用者優先、現地優先 •
短期間でのサービス実現 – 必要最低限の情報提供 – TV会議等を利用した効率的な連絡体制 • 外部からの資金提供無く実現 – 各関係機関が費用は持ち出し – 使えるリソース(人と金)が厳しい状況 • 各々の長所と余力を組み合わせた体制構築 • 簡易的な仕組みで実現した事による汎用性の確保 • 平常時利用しか考えていないシステムは、有事の際に利用が難しい • 災害時に必要な情報提供システムを日頃から構築 • 突然災害が起きる事を想定した体制構築・IT機器導入・資金確保 (避難訓練の実施・TV会議システムの導入など) 12 成果 課題(バスの情報提供全体として)
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