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立憲パートナーズ
社会構想研究会(非公式)
第一次政策提言書
2018年12月25日
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
2
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
本日の問い
・病める大国である日本の課題とは何か?
・どうしたら人々の意識が変わり、政治文化が変わるのか?
・どうしたら日本経済のデフレ(=信用収縮とします)を止
めて、好転させられるのか?
・どうしたら財政と社会保障を持続可能なものにできるの
か?
・どうしたら立憲民主党政権樹立に向けた文脈を構築し強化
できるのか?
3
遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有なり
近くをはかる者は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す
二宮尊徳
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4
サマリー(要約)
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#今の日本とは改修待ったなしの
老朽船
#多くの選択肢がある日本
#個人も企業も政府もやり直せる日本
#社会保障のために経済成長する日本経済成長で所得増し、社会保障を強化し
格差是正そして少子化解決をするという
老朽船の改修を進める社会的合意作り
今の日本社会の課題とは 未来の日本社会の目標像とは
5
目次
はじめに
第1章 社会構想のアプローチとは
第2章 今の日本社会の課題とは
第3章 未来の日本社会の目標像とは
第4章 今から未来へ結ぶ政策とは
第5章 党強化への「はじめの一歩」とは
おわりに
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6
はじめに
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7
“今問われているのは政権構想ではなく社会構想。
政治が変わるのは、社会が変わるから。
皆さんの意識が変わるから。”
(枝野幸男代表 #有楽町アゲイン1003 画像は @CDP2017 より引用)
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はじめに
● 2018年10月3日の #有楽町アゲイン1003 にて
立憲民主党の枝野幸男代表は「今問われているの
は政権構想ではなく社会構想」と訴えました。
● 触発された私は、閉会後に路上にてご挨拶回りを
されていた福山哲郎幹事長に「立憲パートナーズ
社会構想研究会を非公式プロジェクトとして発足
して政策提言をし、議員も私たちもともによりレ
ベルアップしたいです」とご提案しました。幸い
に「大歓迎です」とのご快諾がありました。
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9
#有楽町アゲイン1003
の夜に私(田辺)は
こちらのツイートをし
呼びかけを開始させて
いただきました。
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10
私たち立憲パートナーズ社会構想研究会
(非公式)とは
● 東北、関東、東海、九州にかけて現在18人が参加しています。全
員が立憲パートナーです。日常のやりとりを軸に、定例会合を以
下の日程で開催し、市民の視点で社会構想を行なってきました。
10/26(金) : 現在日本の社会課題とは(1)
11/2(金): 現在日本の社会課題とは(2)
11/9(金): 未来の日本の目標像とは(1)
11/16(金): 未来の日本の目標像とは(2)
11/22(木): 現在と未来を結ぶ政策とは(1)
11/30(金): 現在と未来を結ぶ政策とは(2)
12/7(金): 第一次政策提言書作成レビュー(1)
12/14(金): 第一次政策提言書作成レビュー(2)
12/21(金): 第一次政策提言書作成レビュー(3)
明治初期の五日市憲法や、
2000年代前半の奈良マニフェ
スト運動等、市民発の政策提
言の文脈が日本にはあります
が、それを受け継ぐ社構研で
はと思っております。
立憲民主党と立憲パートナー
ズは対等の関係と謳われてい
ます。社構研とは非公式であ
って、どこからも独立して
社会構想そして政策を研究し
党そして社会に提言します。
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11
社構研の仕組み①
● 立憲パートナーであれば誰でも参加できます。不特定多数で初
めまして同士でも安心でき楽しく前向きな場をご一緒するため、
社構研の理念へのご賛同をお願いしております。
● 非公式であり、支配者のいない場だからできる、解放感あり楽
しく自由な議論が常に奨励されますが、立憲民主党の綱領そし
て基本政策の尊重を大前提とします。
● 社構研の議論の「枠組み」は基本政策で定められた政策分野を
軸とします。
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社構研の仕組み① - 社会構想を生み出す議論の枠組みの軸を
立憲基本政策とし、現状の社会課題と未来を考えます -
【未来の目標像】 あなたは未来の日本はどのような姿になってほしいと思いますか?
どのような社会像が望ましいとご自身ではお考えですか?
【現状の日本の社会課題】 今あなたが社会でお困りのことは何ですか?
あなたがお感じになる今の日本の社会課題は何ですか?
国
の
か
た
ち
外
交
・
安
全
保
障
共
生
社
会
教
育
・
子
ど
も
・
子
育
て
暮
ら
し
の
安
全
経
済
、
産
業
、
農
林
水
産
業
エ
ネ
ル
ギ
ー
・
環
境
、
災
害
・
震
災
復
興
党
務
・
立
憲
パ
|
ト
ナ
|
ズ
の
あ
り
方
立憲基本政策の7つの分野で議論
社
会
構
想
を
実
現
す
る
体
制
作
り
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13
社構研の仕組み② -情報共有方法の全体像-
対外的に公開した
情報の受発信
日本各地の
社構研メンバー間
の非公開情報の
受発信(もちろん
匿名参加も可能)
社構研メンバーが
チームで作成する資料
や成果物の蓄積
日本各地の
社構研メンバーが
集えるテレビ会議
(もちろん匿名参加
も可能)
みんなカンタン♪!!
全部無料(※)で
参加できます!!
実地の会合と
楽しいオフ会♪
(※ zoomは社構研から
使用料金を支払います)
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社構研のスケジュール
● 今や参院選等の直前です。来春の統一地方選迄では以下の日程
を予定し、党の参院選公約作りへの貢献を目指します。
立ち上げ、
第一次参加申込
(10/8から
10/14まで順次。
定員20人)
現状と未来を結
ぶために
必要となる政策
の検討
現状日本社会の
課題と
未来の日本の目
標像についての
社会構想
立憲民主党への
第一次
政策提案
(2018/12/25)
中間報告会
&Twitter等を
通じたパブコメ
募集
(2019/1)
第一次政策提案
やパブコメの
フィードバック
を踏まえた検討
第二次参加申込
(2019/1)
立憲民主党への
第二次
政策提案
(2019/3)
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今
ココ
です
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成果物
● 以下の成果物を現段階では予定しています。
● 第一次政策提言書(日本語、PDF、2018年12月を予定)
● 第二次政策提言書(日本語、PDF、2019年3月を予定)
● 社構研プロモーションビデオ(日本語、2019年3月までを予定)
● 第二次政策提言書(英語、PDF、2019年夏を予定)
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第1章
社会構想のアプローチとは
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社会構想のアプローチとは
● 立憲パートナーである私たち市民は、未来学者ではありません。
ですが、私たち市民が社会課題の現場に日々生きるゆえに見え
るものを社会構想に活かすことが、シンクタンク等からの従来
型の検討とは違う、唯一無二の視座を共有できると考えます。
● 一方、社会の全体性を捉えるための知的生産の方法論であるシ
ステム思考(Systems Thinking)、デザイン思考(Design
Thinking)を用いて、社会構想を行っています。
● 「社会構想のためには人間構想」との観点から、ペルソナ(人
間像のモデル)の検討も行っています。
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今の日本社会の課題とは
● 現時点までで私たち社構研メンバーが一番こだわってきたのが
「今の日本の課題の根っこにあるものは何か」。日本という巨
象をどう不特定多数の有権者の方々にわかりやすく伝えるか。
● とはいえご案内の通り、「課題とは何か」と定めることは最難
関と言ってもよく、シンクタンクや研究者でも課題の見極めは
難易度が高くて、つい表面的な抽出や、まと外しをしてしまう
ことがあります。
● 2018年10月から12月の3ヶ月の議論の末、私たちは「#今の
日本とは改修待ったなしの老朽船」と整理しました。
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社会課題とは
複雑な課題
(complex problem)
単純な課題
(simple problem)
煩雑な課題
(complicated
problem)
出典: “Getting to maybe”
(邦訳:『誰が世界を変えるのか』(英治出版))
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システミック・プロブレムとは
システミック・プロブレム
(Systemic Problem)とは、社会の
仕組みの不備です。
税金を投入しても、制度のはざま等を
原因に発生してしまう社会課題(例:
教育格差、ホームレス、人口減少等)
です。
制度と制度の間にある社会の奈落に、
社会的弱者から先に転落していきます。
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システム思考とは
複雑である社会の全体性(wholeness)を捉えようとする方法論です。『世界がもし100人の村
だったら』著者の環境科学者のメドウズ博士らが提唱しました。
象とは木の幹だ
「群盲象を評す」
象とはブラシだ
象とは
ロープだ 象とは蛇だ
意図せぬ結果が到来することがある
22
①事象
②行動パターン
③(社会) システムの構造
④メンタルモデル(価値観、文化、ステレオタイプ、
成功・失敗のパターン等)
システム思考の氷山モデル
枝野代表「政治が
変わるのは、社会
が変わるから。
皆さんの意識が
変わるから。」
「政治文化を
変えよう」
氷山の深部
(人々の意識
や文化)に
働きかけるほど
社会変革の
テコが効く
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出典 http://donellameadows.org/systems-thinking-resources/
23
システム思考
の例
「川の下流に流されてくる
子どもたち。
どこに社会の課題があるの
か?」
出典 https://www.unitedwayslo.org/our-work
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障害者
障害者問題とは
社会
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障害者
社会
障害者問題とは健常者問題である
社会の側に
障害がある
(障害学 Disability
Studies の視点)
障害者とは社会の障害を引き受けている人
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視覚障害者と盲ろう者の命綱である
点字ブロックが除雪されず
アイスバーンになった事例
(埼玉県内)
除雪がまず点字ブロックから行われ、
いわゆる健常者の人々を含め誰もが
快適な移動が実現した事例
(東京都内)
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システム思考で社会の全体性をとらえないと
問題の真の所在が分からず、解けない
● 障害者問題は健常者問題
● 女性問題は男性問題
● 黒人問題は白人問題
● 地方問題は都会問題
● 外国人問題は日本人問題
● 沖縄問題は日本問題
● 少数派問題は多数派問題
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デザイン思考とは
● 人間が中心にある(Human-Centered)
● 協働する(Collaborative)
● 実践的である(Experimental)
● 楽観的である(Optimistic)
● プロトタイプ(お試し版)段階で
市場に投入し早く失敗し早く改善。
出典 Design Thinking for Educators (IDEO)
発展途上国の女性や
子どもの水汲み仕事の
負担を軽減し、
学校教育への機会を創出
する水運び器 Q Drum
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問い
「現在の日本を縮図にすると、
何に例えられるのか?」
● 小島でしょうか? 集合住宅でしょうか?
「例えば日本国を、巨大かつ老朽化が進む
一棟の集合住宅に例えたらいいのか?」等と
様々の検討をし、私たち社構研にて苦悶してきました。
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30
第2章
今の日本社会の課題とは
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© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
#今の日本とは改修待ったなしの老朽船
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一等船室
二等船室
三等船室
「日本がもし船だったら」
(一億総中流だった昭和)
経済成長等の
日本社会の
推進力
2018/11/24版
窓
甲板
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貧困の
ブラックホール
先進国に追いつこう
と、護送船団方式で
猪突猛進
大量規格品生産、
規格人間教育、
終身雇用年功序列制度で
高度成長
一等船室
二等船室
三等船室
貧困の
ブラックホール
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「日本がもし船だったら」
(平成30年の今の日本)
窓
甲板
経済成長等の
日本社会の
推進力は
低下の一途
三等船室は、
光なく真っ暗で
情報なく、
権力への盲従へ
真っ暗な中、懐中電灯を
照らして「ごはん食べら
れてますか」と見回る
地方議員に偶然会えたら、
すごく幸運
暴力と貧困
の連鎖、
人々は萎縮
し自分を大
切にできず
二等船室では
日々有効な情報
は少なく、無縁
社会で社会的転
落に怯え続ける
一等船室にいると「すべてがうまくいってい
る」と日々思い、二等船室、三等船室、そし
て海底の様子は見られず、想像もつかず
平成生まれの
私は老朽船し
か知らない
一等船室
二等船室
三等船室
「日本がもし船だったら」
(今の政治が続くと)
窓
甲板
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貧困のブラックホール
安倍政権が
国家の第一目的を経済とするが、
船底が破損し、貧困のブラック
ホールに全体が呑み込まれる
対策への社会的合意が
いつまでもできず、
日本社会の底が破れ続け、国家
は存亡の危機を脱却できない
税とは社会的連帯を目指し
社会の信頼に基づくものなのに
社会の信頼回復から
政府与党が逃げ続け、
これで消費増税に突入するので
(しかも煩雑な減税を伴う)
経済はますます縮小し、デフレ
はさらに進み、格差の拡大へ
揺れ続ける船
に何が起こっ
ているの?
すべてはうまくいっている!
貧しい奴は運が悪いんだ
35
問い
「国家の第一目的とは何か?」
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社会保障を軽視すると、社会の底が割れ、
社会の存続が保障されなくなる
● 根本匠厚生労働大臣は石橋みちひろ参議院議員の質問への答弁
にて「アベノミクスのベースは経済」と述べ、安倍政権は国家
の第一目的を経済と認識していることを示唆しています。
● ですが、国家の第一目的を経済とすると、社会保障の軽視へ。
労働者の搾取をすれば利益が生まれるため、労働法制が悪化し、
格差が拡大し、社会の底が割れます。子どもの貧困や進学意欲
の減退につながり、私たちの社会の未来も閉ざされていきます。
● 結果、社会の存続が保障されなくなります。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
【非正規問題】石橋みちひろ議員 11/15 厚生労働委員会質疑 【派遣法】
https://youtu.be/dMVKn4DkQkQ?t=81
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社会の全体性をとらえた議論そして
社会的合意形成ができない日本
● 明治維新から150年、敗戦から70年以上たち、「#今の日本と
は改修待ったなしの老朽船」の状態にかかわらず、政府も国会
も社会の全体性を見ることは困難を極め、ことに「一等船室」
にいると、足元にあって見えない船底の把握はできていません。
格差や分断が進む現代において政治家は貧困対策に知悉せねば
社会の底をふさぐことができません。
● ですが一等船室にいて共感(忠恕:ちゅうじょ)の心もないと
社会の全体性を見られず、結果、社会の底をふさぐための拠出
の議論や社会的合意形成が不能に。老朽船の破損は進む一途へ。
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シリコンバレーが牽引し経済成長を続ける
サンフランシスコは日本の理想像なのか
● 経済成長に伴い家賃が高騰し、社会か
ら転落しやすく、路上生活者が全米で
もトップ水準で多いです。シェルター
(収容所)の拒否率は68%です。
● サンフランシスコで約46m2の平均家賃
は月365,871円(2018年)。高騰家賃
が嫌気され先進IT企業でも求人に苦戦。
● 経済第一で社会保障が軽視され、社会
の底の破れに手を打てなくなりました。
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日本の国民皆保険は世界に誇れる制度
● オバマケア導入があったものの「怠けて
いるアフリカ系たちに税金を使うな」と
して、オバマケア反対論者(トランプ支
持者とも重なる)も多数です。ですが、
彼ら自身が高額医療費に悩み、米国の胃
カメラ検査費は15万円〜100万円です。
● 社会の底の破れを治すためにも、日本の
国民皆保険のかけがえなさがもっと認識
されるべきです。
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出典
https://health.costhelper.com/
upper-endoscopy.html
40
指数関数的に変化する世界と日本社会に
日本政治そして立憲は追いつき先回りを
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変
化
時間
線形の変化
(例:文書主義で官僚的である
旧民進党の組織文化をつい続けて
昔ながらの仕事の仕方からの決別に
試行錯誤する立憲民主党の現況)
乖離昔ながらと変わらず
の仕事の仕方をしよう
技術革新のスピードや、
社会課題の悪化の
スピードは、あっという間に
線形の変化を追い抜く
「線形の変化思考の人は非線形の変化思考を
理解できない」
「民間と政治で見えているものが違い、
心を一つにできないから、政治不信」
指数関数的な非線形の変化
(例:世界の人口爆発、地球気温、
農業革命と産業革命後の生産性、
社会的に困窮した人々の重篤化、
国政における立憲議員数、
立憲支持者の期待値)
(『シンギュラリティ大学が教える 飛躍する方法』より上図を筆者作成)
41
社会構想のための人間構想
● 社構研の私たちは、社会構想のための人間構想の手段として、
ペルソナ(人物像)の策定の検討を行なっています。
● ペルソナの策定は、企業やNPOのマーケティング等で行われ
ています。
● 一人一人のペルソナを描くことで、社会構想の議論が締まり
ます。
● ペルソナたちが、どう集合体としての社会を構成していくか
も理解しやすくなります。
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42
ゴウ君、15歳男性、高校生
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
お母さんが日本人でお父さんは東南アジア出身のハーフ。お母さんは病弱
で通院しながらだが、両親で共働きし、二人ともパートタイマーという非正
規労働者。とても暮らしは楽ではなく、貯金も貯まらない。教育費や医療費
の負担感に一家で打ちひしがれており、回転寿司に行っても、少しでも高い
お皿には手を出せない。子どもの頃から日本人の顔じゃないといじめられ続
けてきた。今年進学校ではない公立高校に入ったが、クラスの人間関係が嫌
になり不登校になった。だがこのまま社会から脱落していくのかと一人悩み
続けている。勉強は嫌いではなく、できれば短大や大学に行きたいという気
持ちもあるが、両親からは「自分たちは大学に行っていないので、お前も行
けない」と言われ続けており、自信を持てなくなっている。18歳選挙権と
聞いても遠い話で、まったく自分に選挙や政治は関係ないと思う。日本で東
南アジア系のハーフにチャンスはないと思っている。
43
ミホさん、20歳女性、無戸籍
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
母親が前の夫からのDVに耐えかね、しかし別居からの離婚調停がかなり
長引いてしまった。今の父親と結婚して自分を産んだが、早産で前の夫との
法的離婚後300日以内だったため、出生届を母親が自治体に出しに行ったら
「今の夫の子どもと認められず、前の夫の子どもとして出生届を出すよう
に」と告げられ、母親は到底納得できず、自分は無国籍児として育った。現
在日本に無戸籍の人は1万人いるとされ、幸い地元の小学校中学校には通え
たが、高校に進学できるのか確かな情報を得られず、将来に絶望して家出し
た。風俗店勤務をするが、住民票がないため家を借りられず、お店が用意し
たアパートに暮らし続けた。銀行口座も開設できず、給与を現金で受け取る
仕事しかつけなかった。健康保険に加入できず、知人の保険証を借りて病院
に行ったこともある。18歳選挙権だが選挙に行ったことはない。お店で知
り合った男性と同棲しているが、毎日DVが続き、この困窮状態から出られ
る光が欲しいと切実に願っている。
44
あやさん、25歳女性、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
母子家庭に育ち、高卒後仕事を求め故郷を出て都会へ。正社員やアルバイ
ト、契約社員をした後、現在派遣社員4年目。派遣5年の雇い止めの報道や
職場の話題に日々怯える。だが労組もなく都会での一人暮らしで悩みを相談
する先もない。一週間のうち職場以外ではほぼ会話せず、最近初めて今住む
地域の人に挨拶をされてどう返事をしたらいいか困惑してしまった。地域に
知人もおらず、社会とのつながりも実感できず、政治は遠いことと思ってい
るため、今まで一度も選挙に行ったことがない。とにかく自分に自信が持て
ない。目の前の生活にとにかく不安の日々で、恋愛や結婚なんてとても考え
られない。経済的理由ですぐ働きに出たとはいえ、今後大学に行けるチャン
スなんてないだろうと思う。社会保障への不安も大きく「年金は信じられず、
焦げ付いて返ってこない」と思いながらも払わざるを得ない。
45
ユキさん、30歳LGBT、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
高校生の頃に同性が好きと気づき、しかしクラスで信頼できると思う友達
に話したら、すぐクラス中に知られるところとなり、深く人間不信に陥り、
今もトラウマになっているほど傷ついた。大学進学後は異性を好きになるこ
ともあり、思春期の迷いだったのかと、過去の自分の心をやり過ごして「普
通に生きよう」と思って生きてきた。だが新卒後、社会人生活を8年してき
て、愛して共に生きていきたいと思う人が同性で、自分に素直にありたいと
思い始めている。だが、「LGBTは生産性がない」との雑誌記事は心底衝撃
で、社会に自分と連れ合いが安心できる居場所はないのかと、生きづらさを
日々感じている。異性カップルと同様の保障がない差別も感じる。実家の両
親は自分の連れ合いといまだに会うことを拒否し続けている。職場でも理解
してもらえない同僚や上司が依然として大多数と思えて、不安な毎日を過ご
している。
46
ユウキさん、35歳男性、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
夫婦共働きで子ども二人(5歳と障害児の1歳)を育てている。ユウキさ
んが育休を取って家事や育児をし、妻が会社勤めに出ている。子どもが2歳
になるまで勤務短縮制度があるが、2歳まででは足りず、子どもを保育に連
れて行くのはもっと必要と感じている。子どもを保育園に迎えにいかないで
働き続けられるのか、フルタイムを続けられるのかの問題で夫婦で悩んでい
る。小学校に上がる時に誰が保育をするのか問題も悩みの種となっている。
先を考えるといろんなハードルがあるなと考えながら日常を過ごすのが現状。
夫婦とも正社員だが、二人とも昭和そのままの企業文化の会社に勤めている
ため、いつ辞令一本で地方へ異動になるか、それにより家族が引き裂かれて
しまうのではとの不安を抱えている。独身時代に過労死寸前までいったこと
があり、社会保障は大事だと思う。
47
ミハルさん、40歳女性、農業
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
30代半ばまで都会で会社員をしていたが、地方創生事業である「地域お
こし協力隊」で地方に移住し、任期終了後、そのまま定住した。都会の暮ら
しでは人間らしさを感じられなかったが、今は大自然とともに生きる豊かさ
を感じ、いのちに向き合う農業をできることに幸せを感じている。だが、
TPPやFTAで海外から安い農作物がどんどん入ってきて日本の農村がますま
す荒廃するとの危機感を感じている。アメリカのような農業の大規模化は日
本に合わないと現場で感じている。だが、種子法廃止があり、種子はそもそ
も何万年といういのちを受け継ぐ「誰のものでもない、みんなのもの」であ
ったはずが、特定の企業のものと位置付けられることに違和感を感じている。
移住した自分が比較的スムーズに地域に溶け込めたのはホッとしているが、
若い世代の仲間は他の地域へ転出してしまい、衰退し続ける地域に日々もや
もやが続いている。自分が住む地域は原発30km圏内であり、再稼働の可能
性の報道にも農家として不安を禁じ得ない。
48
ちひろさん、45歳女性、漁業団体職員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
離島に生まれ育ち、島に高校がないため島の中学を卒業すると、島を出て
県内の高校の寮に入り高校に通った。高校卒業後は過疎が進み、人間関係が
濃厚すぎる離島に戻りたいとは思えず、そのまま都会に出て、さまざまの職
種を転々としていった。妊娠し結婚はせずにシングルマザーとなるが、面接
をあちこち受けても、学歴等を理由にされパートタイムの仕事しかつけず。
生活がかなり困窮し、当時同棲していた男性からの家庭内暴力もあり、もは
や養育不可能だと、子どもを児童養護施設に預けるしかなかった。数年間子
どもも自分もさみしい思いを続けたが、故郷の離島に戻れば、地域の支え合
いが期待できて、子どもにとり危険が多い都会でシングルマザーで育児する
ような重圧はなくなるのではと、近年離島に子どもと二人で戻った。やはり
離島では仕事はそうないものの、漁業団体の手伝いをして生計をやりくりし
ている。「お子さんは発達障害なのでは」と最近医師に診断され、近所の身
近な人々に聞いても何も情報がなく戸惑っている。
49
ジロウさん、50歳男性、ホームレス状態
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
地元の中学と高校に通い、都会の大学に進学し、卒業後は大手企業に就職
した。新卒入社の頃はちょうど昭和のバブル全盛期で、20代の若手社員で
も高級スーツを買うなどしていたが、バブル崩壊後、会社は長年の撤退戦を
続けていて、外資系傘下に入った。中途入社で企業文化も違う、年下の上司
のチームに配属となり、かたくなな態度でつい臨み続けしまい、職場での衝
突が増えて、自分はレイオフの対象となった。ならばと自己啓発セミナーや
起業講座に巨額の資金を投じてしまい、計画性なく、家庭をあまりに顧みな
かったため、妻は子どもを連れて出ていってしまった。不安と孤独からアル
コール中毒となり、アルコール依存症治療プログラムに参加などしたが、ギ
ャンブルにも手を染め、ついに持ち家を売却してアパート暮らしへ。しかし
水道光熱費や家賃滞納が続き、希望を失いホームレスに。ホームレス支援団
体が夜回りに来て「住民票がなくても生活保護申請ができる」と聞いたが、
役所の水際作戦で拒否されるだろうと、信じられずにいる。自分は精神的疾
患があるかもと思う。路上生活は通行人からの嫌がらせや襲撃等の生命の危
険が多すぎて、毎日が生きた心地がしない。
50
サチコさん、60歳女性、公務員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
地元の高校卒業後、地元の大学に進学し、当時は民間企業への就職活動を
しても、いわゆるお茶くみなどの仕事が多くの割合を占める一般職の求人ば
かりで、比較的女性も仕事の幅が期待できる地方公務員になった。役所に入
職した高度成長期は、役所が住民から厚く信頼され、年金制度等がうまく回
っている実感が常にあった。だがバブル崩壊そして小泉政権以降、行財政改
革が連呼され、福祉の切り捨て、そして緊縮財政が進行すると、目に見えて
窓口に来る住民の方々の困窮度合いが高まったと痛感している。行政へのク
レーマーが連日電話をかけてくるのに疲弊し、職員が民間委託事業者に置き
換わっていくことにも疲労感を感じてきた。高度成長期は政治も行政も万能
だったが、今やできないことばかりになり、役所の空気も停滞感が長年続い
ている。人口流出が年々深刻で、他の自治体とふるさと納税や移住者の争奪
戦に明け暮れざるを得ない。だが目先ばかりに気をとられる行政でいいのか
と悩んでいるうちに定年を迎え、行政しか知らない自分が役所の卒業後に何
ができるかと一人悩んでいる。
51
コタロウさん、65歳男性、大手金融機関頭取
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
貧しい家に生まれ、中学時代は新聞配達をしていたが、地元の進学校の高
校、そして都内国立大学へ進学し、卒業後は合併前の某都市銀行へ就職。当
時は日本の高度成長期の最盛期であり、公定歩合は平均するとおおむね6%
台であったこともあり、不労所得となる例えば主婦のへそくり預金も有力な
資産として各家庭で頼りにされていた。順調に融資先となる各企業は業績を
毎年で増収増益し、給与も右肩上がりで、終身雇用制がすごくうまくいって
いた。「年金は返ってくる」という絶大な信頼を行政に対して自分のみなら
ず日本国民皆が持っていた。フランクフルト支店等を経て国内地方都市の支
店長を歴任し、本店の管理部門にいた時にバブルが崩壊した。他行が経営破
綻し肝を冷やした。その後は不良債権処理の陣頭指揮を取り続け、他行との
合併に伴う情報システム統合にも深く関わった。合併後は企業文化が違う銀
行同士の融和に努めているが、たすきがけ人事の配慮等、とても簡単にはい
かないと感じている。だがリーマンショックが起こり、デフレ脱却に長年手
詰まり感を感じている。第二次安倍政権以降、融資先がETFで大株主が日銀
になりリスクを取れなくなり、非正規労働者に泣いてもらって利益を出すし
かない。人口減で先の見通しが不透明で当行もいつ潰れるかと毎日不安で仕
方がない。老後の自分の暮らしのイメージはまったく持てそうにない。
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ユリさん、75歳女性、自営業
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
地元の高校を卒業後に都会に出て就職し、中小企業の事務員をしていたと
ころ職場結婚した。結婚をして専業主婦になり、三人の子どもに恵まれ、し
かし頼れる人も都会にはおらず、夫はモーレツ社員でほとんど週末も家に帰
ってこず、一人で育児をするしかなかった。だが夫の浮気が発覚し、三人の
子どもを連れて離婚。慰謝料の支払いではとても暮らしが成り立たず、しか
し子連れ女性の就職活動は困難を極め、いろいろな仕事を転々とした。喫茶
店をやってみたいという長年の夢があり、コーヒーを学べる学校に通い、路
面店ではなかったが貸しビルの2階の物件でこれだというものに出会い、喫
茶店を開店した。高度成長期だったこともあり、近所の会社のサラリーマン
が多く来店して経営はまずまずだった。しかしバブル崩壊後に頼みの近所の
会社はオフィス移転し、リーマンショックも経て地域経済の停滞感はずっと
脱せる感じがしない。喫茶店の売り上げも長期的に低調で、しかし自分の年
金収入では食べていけないので喫茶店をやめられない。子どもたちに辛い自
営業を継いでほしいとはとても言えないし、企業に就職していった本人たち
も何も言わない。このまま身体の自由がきくかぎりは働きたい気持ちもある
が、「働く以外に選択肢がない老後とは何なのか」と落胆している。
53
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
「不安だ」「孤独だ」
「頼りになる人がいない無縁社
会だ」「社会から見殺しにされ
る」「失敗できない」「やり直
せない」「他人にも自分にも寛
容になんてなれない」「社会も
政治も信じられない」
今の日本の
登場人物たちが
集まった社会とは
54
第3章
未来の日本社会の目標像とは
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
55
#多くの選択肢がある日本
#個人も企業も政府もやり直せる日本
#社会保障のために経済成長する日本
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
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未来の日本社会の目標像の原理原則とは
● 私たち一人ひとりにおいて公共意識が共有される。
● 経済成長に基づいた社会保障を追求する。
● 個人も企業も政府もやり直せる。
● 社会に多様な選択肢がある。
● エネルギーも経済も公共経営も分散型である。
● 1世紀という長期視野で国家の負債を返済する。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
底
上
げ
・多くの選択肢がある。
・個人も企業も政府も
やり直せる。
・社会の全体性を理解する
公共意識を人々が共有。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
経済成長と所得増に伴う社会保障にて
割れた「社会の船底」をふさぐ
「日本がもし船だったら」
(まっとうな政治の実現)
少子化を
乗り越え
人道主義で
世界に貢献
貧困の
ブラックホール
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© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
立憲民主党政権に代わると、
この人たちの10年後は
どうなるのでしょうか?
今の日本の
登場人物たちが
集まった社会とは
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ゴウさん、25歳男性、地方議員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前の高校時代は東南アジア系のハーフである自分にとって日本社会
は生きづらいと不登校になっていたが、立憲民主党への政権交代があった。
ヨーロッパの多くの国々のように親の収入によって子どもの進路が影響され
ず、教育の平等をはかり、世代を超えた格差是正のため大学無償化が実現し
た。しかも、「入学しやすく卒業が困難」という仕組みに変わったため、も
ともと「全入時代だし大学には入れる」とみていたが、卒業への緊張感が増
し、結果的によく学んだ。自分の入った大学は教員たちの学問の自由が回復
し、学務の雑用から解放され、研究に打ち込み、世界の大学ランキングでラ
ンクアップした。長くハーフである自分に自信が持てなかったが、立憲民主
党政権では多様性が尊重されるのを実感できる場面が増えて、息をしやすく
なった。自分の可能性を信じてみようと思えるようになった。大学時代に議
員事務所にインターンに行き、就職活動で政治活動をしていたことに企業側
も普通に受け止めてくれた。「民主主義への関心を高めるには政治への関心
を高めることと同じ」と、会社勤めをしつつ議員事務所に関わり続け、「ハ
ーフの君だから体験してきたことを語るべきだよ」という勧めから、25歳
にして地方議員に。今は自分と同じようにマイノリティとして生きづらさを
感じている人が一人でもいないかと日々地域を回っている。地元そして日本
に未来を感じる。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
60
ミホさん、30歳女性、無戸籍
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
無戸籍として10年前は社会の片隅で存在感を消して、風俗産業で生きて
きたが、地域福祉活動を通じて知り合った地方議員からNPOという社会的弱
者が連帯していける新しい選択肢も教えてもらい、自分のように生きていく
ために性風俗に身を投じていく子たちを他人事に思えず、彼女らのセカンド
キャリア支援のNPOを創設した。職務経歴書に空白期間があると企業から難
色を示されてきたが、立憲民主党政権に変わり、「身体は資本というが、人
間は誰しも内面に資本がある。人間に内在する資本を相互に尊敬しよう。」
という意識が社会に広まり、マイノリティとしての自分ならではの洞察力、
繊細な心や、高いコミュニケーション力が評価され、今は介護施設にて正規
職員として勤務している。副業としてNPOも続けており、それまで沈黙して
いた性風俗出身者たちや、長年勤務を続けるも人権迫害を受けている仲間た
ちの救済に奔走している。無戸籍の存在に対する社会的理解も立憲民主党政
権で相当進み、息がしやすくなり、自分がいる地元に、そして日本に未来を
感じられる。今は毎回の選挙にいくようになっており、以前の自分からは考
えられないと思う。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
61
あやさん、35歳女性、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は、派遣社員5年の雇い止め危機も遭遇した。わらをもつかむ思い
でツイッターをしたら #派遣カフェ の情報に偶然触れて、自分と同じよう
な境遇にあり、腹を割って話し合える派遣労働者の仲間に出会えた。#派遣
カフェ にて相談に乗ってくれた立憲民主党議員から、職場の労働契約提示
に対する予備知識を得られた。#派遣カフェ の仲間たちと日々ツイッターで
心を開いたバカ話もでき、「そういえばこんなに都会暮らしで仲間を感じら
れることは今までなかった」と思う。その後、立憲民主党政権の樹立を一市
民として応援し、立憲政権樹立後は「ご本人が望まない限り、正規雇用化す
べき」との労働法制強化がなされ、自分も生きやすくなった。「安倍政権時
代に自分が企業の奴隷をしていたのは何だったのか」と思う。人生計画を立
てられる仕事を得て、自分に自信が持てるようになった。「#個人も企業も
政府もやり直せる日本」との立憲の訴えに心強くなり、今は仕事の合間に大
学に通い、年齢の様々な学生とキャンパスやオンラインで学んでいる。その
中で、運命を感じる人との出会いがあり、事実婚をした。「今の収入になっ
たら払える」と社会保障への信頼も回復し、「政権がまっとうにとがんばっ
てくれるのだから、お互い様だから」と日々思っている。駅に向かう通勤の
途中等でよくご近所にご挨拶をし「声がけは地域に大切だ」と思う。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
62
ユキさん、40歳LGBT、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は「LGBTは生産性がない」との雑誌記事を見て心底衝撃で、社会
に自分と連れ合いが安心できる居場所はないのかと、生きづらさを日々感じ
ていた。しかし、立憲民主党でLGBT議員である方々が「今の社会で息をす
るのが苦しい」との訴えに心が突き動かされ、自分も社会から市民権を得た
いと立憲民主党を応援した。結果、立憲民主党政権が樹立し、同性カップル
と家族になることが当たり前の社会になった。家族や職場にも胸を張って言
えるようになり、理解を得られた。今は連れ合いとの二人暮らしに、養子の
赤ちゃんも加わってくれた。「身寄りのない子どもの一助になりたい」と、
養護施設をたらい回しになっていた子どもを一人でも多く引き受けられたら
と思う。そして、多様性を理解し、地域社会や日本をより良くする若者たち
が育っていってくれればと思う。今は地元への愛着も持てて、日本に未来が
あると感じられる。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
63
ユウキさん、45歳男性、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
夫婦共働きで子ども二人(15歳と障害児の11歳)を育てている。10年前
はユウキさんが育休を取って家事や育児をし、妻が会社勤めに出ていた。立
憲民主党が政権を樹立し、「人間を中心にした社会。#多くの選択肢がある
日本」という考え方が広がり、保育人材への公的資金注入が行われた。子ど
もを保育園に預けることや、小学校に上がる時に、リラックスして検討がで
きた。立憲の訴えである「困ったときはお互い様」という意識が地域の人々
の間に広まり、地域の声がけや気遣いも普通に行われるようになり、ちょっ
とした時のお手伝いの相談を地域でしやすくなった。以前は「先を考えると
いろんなハードルがあるな」と日々悩んでいたが、生きやすくなり、夢のよ
うだ。夫婦とも昭和から続く会社の正社員だが、労働法制が強化され、以前
のように辞令一本で見知らぬ土地への異動は無くなり、家族が引き裂かれる
不安から解放された。立憲民主党政権では「1000兆円超とされる財政赤字
を1世紀かけて地道にまっとうに返します」との財政方針が打ち出され、19
世紀のイギリスのようにコツコツと無理なく政府は返済を続けており、国際
金融市場も好感している。子どもたちに財政破綻を引き継がないことになり、
心から安堵している。二人目の障害児ものびのびとリラックスして育ってく
れている。地域や日本に未来を感じられるようになった。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
64
ミハルさん、50歳女性、農業
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は、地方創生事業である「地域おこし協力隊」の任期終了後その
まま赴任地に定住していた。TPPやFTAでやみくもな自由化を立憲民主党は
是とせず、農業者戸別所得補償制度が法制化された。そして、種子法も立憲
民主党政権にて復活した。確かに農業の6次産業化も進んだたが、さらにう
れしかったのは、エダノミクスで「個人と企業に内在する資本の回復」が提
唱され、萎縮していた生産者と消費者の双方の意識が変わり、「日本の農作
物が高くても売れる」という状況に変わったことだ。農家向けのウェブ教室
も頻繁に開催され、スマホ等で常連顧客と日常から関係づくりをしやすくな
った。ドローン等を活用すれば過剰な農薬散布もしなくて済むようになった。
地元の農業高校や農業大学校から農家になる若者も以前より増えていて、彼
ら彼女らが新しいアイデアを次々に実現する姿に心強く思っており、地域の
高齢者も出る杭を打たずに暖かく若者たちを見守ろうとの意識になっている。
原発ゼロ法制が実現しており、分散型エネルギーが普及しており、「もう再
稼働はなくなった、地震で揺れてもここを捨てなくていいんだ」と思える。
地元や日本に未来があると実感している。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
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ちひろさん、55歳女性、宿泊業経営
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
シングルマザーとして生まれ故郷の離島に子どもと二人で戻り、 10年前
は漁業団体の手伝いをして生計をやりくりしてきた。だが、立憲民主党政権
が樹立し、各人そして各地域にある資本の回復が唱えられ、「ないものねだ
りでなくあるもの探しをしよう」との発想の転換ができた。離島にしかない
ものはと島の内外の比較をしながら調べていくと、海が荒れて天候が厳しい
と船がよく欠航するが、それゆえに「離島でリトリート」(リトリート:仕
事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係に浸る)ができ
るのではとのアイデアに気づいた。「離島に行っていますので仕事の連絡を
入れないでください」というコンセプトで旅館を開店すると、国内で疲労し
ているビジネスパーソンたちのほか、インバウンドで中国、香港、台湾やオ
ーストラリア等からもゲストが詰めかけるようになった。「何もない離島な
のに」と思っていたが、逆にそれが島の外の人たちには特別感と映る。資本
回復という立憲の訴えの凄みを実感している。かつての非正規雇用時代と違
って所得も増えているので、社会保障への拠出も前向きになっている。発達
障害を引き受けている我が子は、人とのコミュニケーションは苦手だが、コ
ツコツと農業をするのに打ち込んでいて、旅館でお出しする食材が美味しい
と評判になっている。離島ながら発達障害の子どもと生きてきたことをイン
ターネットで発信してみたら同様の保護者の方々とつながれて、そのことも
支えになっている。地元と日本に未来を感じられるようになった。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
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ジロウさん、60歳男性、会社員
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は家を失い、希望も失い、ホームレスとなっていた。だが、公園
のゴミ箱から取れる新聞をできるだけ毎日読むようにして、世間の動向には
気を配り続けていた。ホームレスになった自分なんてもう社会に必要とされ
ないんだと思っていたら、立憲民主党の訴えで「誰しも資本が内在する」と
読んで「これだ」と思った。まだ社会に望みがあると感じるようになった。
立憲民主党政権の樹立後、ホームレス支援団体の仲介で生活保護申請も通り、
アパートに入居し、屋根の下で通行人に危害を加えられずにぐっすり暖かく
寝られるのはありがたいと心から思う。ホームレス支援団体つながりで仲間
も徐々にでき、再就職活動をする勇気も持てるようになった。今は地元の食
品会社の工場に勤務している。ホームレス状態だった当時のことが、履歴書
で問題視されるかと不安だったが、立憲民主党政権が多様性そして多くの選
択肢があることを訴えてくれているので、人事面接でも自信を持って話がで
きた。「お互い様、と立憲が唱えるのは本当に実感する」との思いであり、
今はホームレス支援団体にもボランティアとして関わり、夜回り活動にも参
加して、路上で声がけや炊き出しをしている。自分の体験が若手の人々のた
めになればと思っている。今そして未来のために自分も何かしら貢献したい
と思う。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
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サチコさん、70歳女性、年金生活
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は地方公務員として定年を迎えていた。職場の打診を受けて、嘱
託で残る判断をした。嘱託職員は非正規雇用となり、ワーキングプアになる
ような賃金の急降下があるかと思っていたが、立憲民主党政権になり、同一
労働同一賃金が実現した。しかも、かつては非正規職員は一人一人個別に勤
務先との労働交渉を迫られて、不利な条件でも知識不足等で呑まざるを得な
かったが、立憲民主党政権では職場の仲間たちと一緒に団体交渉でき、「ご
本人が望まない限り、正規雇用化すべき」との考え方が徹底され、安心して
役所勤務を続けてきた。65歳で退職し、長年福祉行政の現場経験を持つこ
とを活かして、地域の民生委員をしている。立憲民主党が「社会保障のため
に経済成長」と訴えているのも好感している。お金の奴隷になるのでなく、
人間中心の社会を自分の地元でも作っていきたいと日々活動している。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
68
コタロウさん、75歳男性、NPO理事
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は大手金融機関の頭取をしていた。社会課題を市場メカニズムを
用いて解決を目指すソーシャルビジネスが日本でも欧米のように大きな資金
ロットで融資を受ける案件も徐々に出現していて、インパクト投資案件への
興味が沸いていた。そして、ESG投資や休眠預金も活発化し始め、公共性あ
る金融機関として何かできないかと考え続けた。その後任期満了に伴い退職
したが、ソーシャルビジネスやインパクト投資に立憲民主党が前向きなのは
面白いと感じて一個人として応援した。立憲民主党政権発足後も格差是正が
訴えられ、相続税のアップも打ち出された。自分としては社会はお互い様だ
と訴える立憲民主党の主張はもっともだと思うし、ピケティの累進課税強化
は民主主義が発展して公共部門の機能が上がればベストのお金の使い方にな
るとも理解できるようになった。自分だけがお金を持っていても仕方がない
し、ボケないうちに子どもへの相続も済ませた。今はNPO理事として金融の
知見を活かしてソーシャルビジネスの資金調達や経営支援の相談に乗ってい
る。日本は世界屈指の課題先進国であり、ここから面白いソーシャルビジネ
スの萌芽が出てくると思うと、とてもワクワクする。後進の若手たちと話し
ていても、日本は捨てたもんじゃないと思うし、日本が内向きにならずに、
世界に貢献できる分野はいっぱいあると思う。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
69
ユリさん、85歳女性、年金生活
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
10年前は自分が経営していた喫茶店をやめたいがやめられないという時
期だった。結局80歳まで店頭に立ち続けたが、さすがに子どもたちから休
んでほしいと嘆願され、おとなしく自宅で本を読んだり散歩等をする日々に
なった。立憲民主党が「国家の第一目的は社会保障」と訴えるのを聞き、こ
れだと思い応援したところ、同じように思う人が多かったのか、政権が樹立
した。自民党時代では年金支給年齢の引き上げが相次いだが、立憲民主党政
権では「#社会保障のために経済成長する日本」と唱えられ、自分の後進の
若手事業者たちが以前よりも元気に自営業をやれているのがうれしい。10
年前はコーヒーチェーン店にやられっぱなしだったが、今や地域密着型の個
人店の値打ちをわかってくれる社会の意識に変わっていて、以前ほど閑古鳥
が鳴くような状況から変わった。もっとも、事業者向けのインターネット活
用研修会等、実践的な内容の研修が、起業支援を訴える立憲民主党政権では
多くなった感じがしており、以前みたいに閑古鳥のお店でぼうっとしている
事業者たちはいなくなって、飲食店業界の様子を自分が見ている限りでは、
とにかく新しい技術を学ぼうという意識が強く共有されているようだ。業界
にも、住む地域にも、日本も、これから楽しみだなあと思いながら日々を過
ごせている。
まっとうな
政治になった
10年後の自分
は
70
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
「リラックスして生きられる」
「お互い様だね」「分断でなく
対話を」「社会の全体性を見よ
う」「政治がまっとうになった
ら、自分たちもまっとうに」
「政治への無関心は民主主義へ
の無関心になる」「地元で稼ぐ
ぞ!」「遠きをはかろう」
未来の日本の
登場人物たちが
集まった社会とは
71
第4章
今から未来へ結ぶ政策とは
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
72
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
インフレ デフレ
経済のパイ縮小
(信用収縮)
経済のパイ拡大
(経済サイズ増大
=信用サイズ増大)
なぜ?
どうして?
#アベノミクス
の悪循環
↓
デフレ脱却
できず
経済
成長
(2)
(1) 日本114位、過去最低 世界の男女平等ランキング(日本経済新聞、2017/11/2)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22985930R01C17A1CR8000/
(2) 一国の経済成長率 = 人口成長率 + 一人当たり実質 GDP 成長率(ピケティ、日本銀行金融研究所)
https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk31-2-3.pdf
(3) 所得格差は経済成長を損なう(OECD)
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/inequality-hurts-economic-growth-japanese-version.htm
富裕層
の所得
増加
国家の
第一目的
とは
経済
である
格差
拡大
少子化
止らず
社会
保障
軽視
自民党の
経済政策
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
自民党
#社会的弱者を
含めて
みんなの
笑顔を守る国
経済
成長
(2)
(1) 日本114位、過去最低 世界の男女平等ランキング(日本経済新聞、2017/11/2)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22985930R01C17A1CR8000/
(2) 一国の経済成長率 = 人口成長率 + 一人当たり実質 GDP 成長率(ピケティ、日本銀行金融研究所)
https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk31-2-3.pdf
(3) 所得格差は経済成長を損なう(OECD)
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/inequality-hurts-economic-growth-japanese-version.htm
所得
増加
格差
是正
(3)
少子化
解消
社会
保障
社会保障のための
経済成長の仕組み、
#立憲ストリーム
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富裕層も中間
層も貧困層も
各地企業も
資本回復し
デフレ脱却へ
立憲民主党
国家の
第一目的
とは
社会保障
である
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r > g > F
(資本収益率) (経済成長率) (賃金上昇率)3)
4%程度 2) 先進国は1.5%程度 2) 日本は-0.3% 4)
ピケティへの挑戦
76
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第一の道
「アベノミクス」
・財政出動、金融緩和、
成長戦略という三本の矢
でトリクルダウンを謳う
・人手不足を演出し、賃
金上昇でデフレ脱却を目
指す
・だが労働法制を悪化さ
せ、賃金安い外国人材受
入を解禁し、消費増税も
決め、デフレ脱却の道は
途絶えた。
第二の道
「インフレ2%目標に達す
るまで、中央銀行は
お金をどんどん刷る」
松尾匡教授
(立命館大学経済学部)
山本太郎参院議員
・インフレ2%に向け金融
緩和、消費税減税or廃止
・だが「劇薬」とされ、
副作用が発生しないとは
断言できない。
経済政策の「第三の道」 -
「まっとうに1世紀かけて借金返済」
第三の道
「1世紀かけて借金返済」
齊藤誠教授
(一橋大学経済学部)
・1000兆円を超える日本の財
政赤字に対して「劇薬」に手を
出さない。
・19世紀の英国のようにコツコ
ツと国債を1世紀かけて返済す
る。
・人々が1世紀単位で物事を考
えられるきっかけになる。
まっとうで
立憲らしい
【講演録】松尾匡教授講演「この経済政策が民主主義を
救う 安倍政権に勝てる対案」
http://shiminshakai.net/post/736?doing_wp_cron
=1545667854.8231248855590820312500
私たちは,危機で生じた途方もない借金をどのように返済してき
たのか?そして,どのように返済していくのか? 齊藤誠
http://www1.econ.hit-
u.ac.jp/makoto/education/public_policy_seminar_for_unde
rgraduates.pdf
77
スウェーデンに見る
新しい時代の必勝パターン
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
起業 経済成長 社会保障
「スウェーデンは福祉大国」と日本では見られますが、実は起業大国です。EU統合で
ボルボなど大企業の工場がスウェーデン国内から賃金が安い東欧へ出て行き税収減の
問題に直面し、「中小零細企業は地域密着で、国外移転せず納税してくれる。雇用も
各地に作れる」と政府は気づき、ベンチャー支援に舵きりをしました。「手厚い社会
保障があるなら失敗できる。挑戦しないと損だ」との意識も社会に共有されています。
「起業→経済成長→社会保障」という新しい時代の必勝パターンをスウェーデンは確
立しているのです。「才能爆発したい」と願う人への制止は人類に対しての罪です。
スウェーデン屈指の
ベンチャー支援オフィス
SUP46の現地写真
強い社会保障で
未来に楽観的に
78
● 経済政策で目先のフロー(流行り
の商材や経済波及効果等)の議論
に世論が寄りすぎてしまい、スト
ック改善の議論が今までほぼ欠落
してきました。だが、周知のとお
り、ストック無くしてフローは生
まれません。
● ストックとは資本です。デフレで
信用収縮し、人々そして各地の事
業に内在する資本が劣化し、人心
の萎縮や賃下げ等の悪循環へ。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
フローとストック
フロー
フロー
ストック
お金の
流入出
資本
79
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
からだは資本(=元手)
誰しも資本は内在
エダノミクスの本質は一人一人の日本人
そして日本企業の資本回復を
ボトムアップで行う
80
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
● 会計の国際基準の「国際統合報告フレームワーク」は狭義の資本である財務資本に留まらず、
広義の資本が定義されています。
財務資本 資金のプール
製造資本 建物、設備、インフラ
知的資本 知見
人的資本 人材
社会・関係資本 人や組織間のつながり、ブランド、文化
自然資本 空気、水、森林、海、生物多様性
今お金がな
い人でも、
誰しも資本は
内在する。
エダノミクス
で人々の可能
性を引き出す。
81
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
● 日銀ETFの累計20兆円以上の投資資金の出口のために、民間金融機関が1社または数社で
引受は巨額すぎるゆえ困難であることは明白です。
● だが、「誰にも引受ができないから日銀ETFの出口はない」という既存の枠組みを超え
た考え方を採り、社会に新たな補助線を引きます。
● 金融庁はかねてから「貯蓄から投資へ」を提唱。ゼロまたはマイナス金利での資産運用
は投資の方が可能性が開けます。
● 日本株に注力する長期投資会社(レオスキャピタルワークスやコモンズ投信等)が相次
ぎ設立され、次ページの動画の理念で好業績をあげています。
● 日銀ETFの投入金額を日本国民が薄く広く投信で買い支える道があります。最低賃金引
き上げや投資教育等と政策パッケージを組む必要があるが、国民の資産形成にも資する
ため、将来不安の軽減に資すると考えられます。
82
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
Revitalize Japan with the power of investment | Hideto Fujino | TEDxSapporo
https://tedxsapporo.com/en/talk/revitalize-japan-with-the-power-of-investment/
日本人に必
要な意識構
造(マイン
ドセット)
は今そして
将来への投
資である。
83
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
欧米各国、そして
アジア諸国が成長
軌道に入り、成長
の果実も得ている
のに、日本だけが
周回遅れ。
日本も成長軌道を
乗れるはずである。
84
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
● 日銀ETFの出口として国民が投信で徐々に買い支える道へ移行するのを導くのは、自民
党政権では公文書改ざん問題等で不信が高く困難です。
● だが、清廉で、ボトムアップを掲げる立憲民主党ならば、呼びかけの必然性の理解は国
民からされやすいと考えます。いや、日銀ETFの出口としての国民引受政策は立憲民主
党以外の政党にはできないとすら考えられます。
● 日銀大株主状況を脱した日本の各企業は、広い世界を視野に健全にリスクをとった企業
経営への舵きりもしやすくなります。魅力ある職場づくりの動機も高まります。多くの
日本企業救済そして労働法制の健全化のためにも、立憲民主党としては検討が必要と考
えます。
● 多様性を重んじ寛容を旨とし、先進国で日本があり続けられるために、会社が中心でな
く、人間を中心とした(Human-centered)社会 を目指します。
r > g > F
85
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
(資本収益率) (経済成長率) (賃金上昇率)
国民への投信普及、
起業促進勤労者も資本家の仲間入り
成長戦略で国民を富ませ、かつ草の根からの
民主主義を回復。
日本社会の持続性と民主主義の維持発展のために
国民合意を取りつけピケティが説く累進課税そして
分配を遂行しr、g、Fの格差を是正。
エダノ
ミクス
の
全体像
86
そのほかの政策分野についての
第一次政策提言は
ぜひテキスト版のご確認を
お願いいたします!
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
87
第5章
党強化への「はじめの一歩」とは
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
88
指数関数的に変化する世界と日本社会に
日本政治そして立憲は追いつき先回りを
© 2019 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
変
化
時間
線形の変化
(例:文書主義で官僚的である
旧民進党の組織文化をつい続けて
昔ながらの仕事の仕方からの決別に
試行錯誤する立憲民主党の現況)
乖離昔ながらと変わらず
の仕事の仕方をしよう
技術革新のスピードや、
社会課題の悪化の
スピードは、あっという間に
線形の変化を追い抜く
「線形の変化思考の人は非線形の変化思考を
理解できない」
「民間と政治で見えているものが違い、
心を一つにできないから、政治不信」
指数関数的な非線形の変化
(例:世界の人口爆発、地球気温、
農業革命と産業革命後の生産性、
社会的に困窮した人々の重篤化、
国政における立憲議員数、
立憲支持者の期待値)
(『シンギュラリティ大学が教える 飛躍する方法』より上図を筆者作成)
89
良い意味で
従来の民進文化から更なる脱皮を!
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
脱皮できない蛇は死ぬ。
(ニーチェ)
1. 統一地方選と参院選の勝利に向けて、真っ先に情報インフラ整備
2. 党の事業の仕組みの変革
3. 立憲パートナーズとの関係性の強化を起点としたフォロワーシップ
の拡大
90
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
戦国時代の
状況を一変した
長篠の戦い
91
● それまで無敵だった武田軍の騎馬隊を打ち破った、若き織田・
徳川軍の鉄砲。
● ご案内の通り、ITそしてクラウド技術は現代の鉄砲です。
● だが立憲は全体としてはまだ鉄砲に及び腰のように私たち立憲
パートナーズからは映っています。
● 鉄砲を使いこなす意欲や、知識への精通なく、「昔ながらの騎
馬隊で参院選に勝つ」と訴えておられるように聞こえます。
● 自民党は以前の衆院選でタブレット端末を各候補者に配布し、
情勢データや遊説ネタをせっせと共有していました。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
1. 統一地方選と参院選の勝利に向けて、
真っ先に情報インフラ整備
国会議員・党本部
92
1. 統一地方選と参院選の勝利に向けて、
真っ先に情報インフラ整備
● チャットワーク導入
他にサイボウズ、Evernote、Asana、Basecamp等、様々検討し
た末、チャットワークが立憲の現状にはベストマッチと判断され
ます。選挙のような不特定多数が増えていくプロジェクトにもチ
ャットワークは向いています。ITに不慣れな農業団体から先進IT
企業まで駆使されています。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
A県連 B県連 C府連
…良いコミュニケーションなくして
良い組織なし。
必要な情報を一つのテーブルに載せる。
93
2. 党の事業の仕組みの変革
● 私たち立憲パートナーの目からは、立憲民主党が民進文化を
引き継いで、政党助成金依存の運営が続いているように見え
ます。資金調達先は担当官庁の総務省になります。いつ大型
選挙があっても備えねばと通常の投資(人材やIT等)は抑制
気味になります。
● 一方、ベンチャーの非営利組織と立憲民主党を位置づけ、月
次メルマガや年次事業報告書等を発行し、定額寄付会員をボ
トムアップで薄く広く募るのは、政治文化を変える端緒にも
なります。寄付しやすいよう個人情報保護も総務省に要請を。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
94
3. 立憲パートナーズとの関係性の強化を
通じたフォロワーシップの拡大
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
日本が変わるスイッチが入っている映像 - 裸の男とリーダーシップ
https://www.youtube.com/watch?v=OVfSaoT9mEM
95
3. 立憲パートナーズとの関係性の強化を
通じたフォロワーシップの拡大
● 立憲民主党の専用スマホアプリの開発をご提案します。
● 目的は、立憲民主党と関わる体験の醸造、そして拡散機能を
通じた増幅です。立憲民主党からの発信を専用スマホアプリ
で受けられ、党へのご質問やご意見も受付します。
● 立憲パートナー加入者の専用ログイン画面も用意し、立憲パ
ートナー証の表示画面(今は準党員証等がないため証拠とし
てメール転送等を求めねばならない手間発生)や、立憲パー
トナー限定のひろばや勉強会等に参加できるようにします。
● 時間の軸を共に生きる月次定額会員を増やすインフラに。
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
96
おわりに
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
97
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)
本日の問い
・病める大国である日本の課題とは何か?
・どうしたら人々の意識が変わり、政治文化が変わるのか?
・どうしたら日本経済のデフレ(=信用収縮とします)を止
めて、好転させられるのか?
・どうしたら財政と社会保障を持続可能なものにできるの
か?
・どうしたら立憲民主党政権樹立に向けた文脈を構築し強化
できるのか?
最後まで
ご覧くださり
ありがとう
ございます!
98
© 2018 立憲パートナーズ社会構想研究会(非公式)

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