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地域公共交通に関する
ニーズ調査と計画策定のコツ
(公財)豊⽥都市交通研究所 福本雅之
地域公共交通勉強会(第2弾) 1
2018/11/22 福井市地域交流プラザ(AOSSA)
おでかけカンパニー(準備中)代表
公共交通マーケティング研究会 事務局⻑
Contents
1. ニーズ調査の⽅法を学ぶ
2. 計画作成とPDCA ⻁の巻
地域公共交通勉強会(第2弾) 2
〜第1部〜
ニーズ調査の⽅法を学ぶ
【ここで学ぶこと】
ニーズ調査の中⼼的⼿法である、
アンケート調査
インタビュー調査
の留意点とテクニックについて学ぶ
地域公共交通勉強会(第2弾) 3
地域公共交通勉強会(第2弾) 4
地域公共交通勉強会(第2弾) 5
(本⾳で)いくつ当てはまりますか?
実態がよくわからないから
定期的に実施しているから
定量的な数値に基づく必要があるから
コンサルに相談したら勧められたから
前任者の引き継ぎでやると書いてあったから
予算や調査事業が取れたから
実はよくわかっていない
地域公共交通勉強会(第2弾) 6
3つ以上○がついたら
危険サイン
後を絶たないとりあえずアンケート
地域公共交通勉強会(第2弾) 7
地域公共交通網形成計画策定に向けた調査事業
を経た計画書を⾒ると、実態調査アンケートの集計
ページが⻑々と載っている
あ ん け ー と ち ょ う さ
誰か読んでんのか・・コレ。
■疑問■
①実態調査はアンケートでなければできないのか?
②アンケートをしさえすれば実態調査はできるのか?
数字で⾒せると説得⼒があるから?
地域公共交通勉強会(第2弾) 8
「客観的数値に基づいて判断」・・よく聞きます
でも、数字であれば客観的かというとそれは違う
数字⾃体は事実だが・・・数字を解釈するのは⼈間
 その解釈は論理的か?
 アンケート結果の数値がどのような条件によるものか
 都合の良い数字だけを⾒ていないか
 割合で⾒るのか、実数で⾒るのか?
実態把握=アンケート?
地域公共交通勉強会(第2弾) 9
実態を知りたい
なら、乗った⽅
が早いですよ。
よくあるアンケート結果の報告
○○コミュニティバスについて
・利⽤者は⾼齢⼥性が8割以上
・利⽤⽬的は6割が通院、3割が買い物⽬的
アンケートの前に!
地域公共交通勉強会(第2弾) 10
ちゃんと考察していますか?利⽤実績
この程度の⽉別グラフ
でもいろいろ考えるこ
とはある
なぜ急に利⽤が
落ち込んだ?
毎年減っている
理由は?
年によって傾向が
違うのはなぜ?
⾜を運ぶことが基本中の基本
地域公共交通勉強会(第2弾) 11
宮本常⼀「⺠俗学の旅」より
① 汽⾞へ乗ったら窓から外をよく⾒よ(中略)
駅へついたら⼈の乗りおりに注意せよ、そし
てどういう服装をしているかに気をつけよ。
② あたらしくたずねていったところはかならず
⾼いところへ上がってみよ。そして⽅向を知
り、⽬⽴つものを⾒よ。(中略)⽬を引いた
ものがあったら、そこへはかならずいって⾒
ることだ。
③ ⾦があったら、その⼟地の名物や料理はたべ
ておくのがよい。
④ 時間のゆとりがあったら、できるだけ歩いて
みることだ。いろいろのことを教えられる。
ある研修会で・・・
なぜ利⽤してくれないのか、⾃分で体験してみる
⾜を運ぶことが基本中の基本
地域公共交通勉強会(第2弾) 12
現場を知る⼤切さ
地域公共交通勉強会(第2弾) 13
バス再⽣事例として有名な⼗勝バスの例
沿線住⺠宅を⼾別訪問
バスに乗らない理由を聞くと
「バスは不安」
仮説:不安を解消すれば
乗ってもらえるのでは?
・なぜ不安と感じるのか?
・どうすれば解消できるのか?
現場を知ることで仮説ができる
検証するからには仮説が必要
• アンケートを設計する際には、「何を知りたいか」
という設計者の意図が必要
• 設計者の意図=検証しようとする設計者の直感・疑
問から導き出される仮説
地域公共交通勉強会(第2弾) 14
アンケートの設計者は誰でしょう?
既存のデータを精査せず
現地に⾜も運ばず
では仮説の組み⽴てようがない
直感・疑問を検証する⼀つの⼿段がアンケート
地域公共交通勉強会(第2弾) 15
車内で聞いたおばあちゃんの話。
他の利用者もそうだろうか?
公園前で降りたお母さんと小さい子。
他にも子連れの利用は多いのだろうか?
駅前での乗降が多い。
みんな鉄道に乗り換えるとは思えないけど。
前年同月に比べて利用が増えた。
スーパーができたからだと思うけど本当かな?
?
バスの要望があった地域。
ニーズはなさそうに思うのだけど・・・。
やりがちな悪い例
• 市⺠アンケートのついでにバス関係の設問を
• とりあえず、「満⾜度」を聞いてみる
• せっかくアンケートをとるなら、あれもこれも聞い
てみよう
• どうせコンサルへの委託費は変わらないんだ。使い倒さにゃ損
地域公共交通勉強会(第2弾) 16
市⺠のほとんどはバスを利⽤しない
回答者によってイメージするものがばらばら
調査年度によって回答者もばらばら
満⾜度ほどアテにならないものはない
回収率が下げる
回答者に偏りが⽣じる
回答内容の信頼性が失われる
信⽤性を⽋くアンケートに基づいて
まともな結果が得られる筈なし!
満⾜度調査が良くない理由
地域公共交通勉強会(第2弾) 17
よくある毒にも薬にもならぬ満⾜度調査
「本市のバスの満⾜度を5段階評価でお答えください」
どういう回答を期待しているのか?
回答者は多様
 毎⽇バスで通学している⾼校⽣
 バスを使っていたけど嫌になっ
てやめた⼈
 バスなんて⾼校卒業以来使って
いない⾼齢者
 転⼊以来バスに乗ったこともな
い⼈
単純集計の結果を⾒て
「5点満点中0.6点」
で⼤変低い
改善のヒントが
得られますか?
満⾜度調査が良くない理由
⼈の欲望にはキリがない。求められるサービスは
無間地獄
便数増、停留所増をしても、しばらくすると当たり前に
なって悪いところ“だけ”が⽬につくようになる
満⾜度や利⽤者数に⼀喜⼀憂して変更ばかりしていると、
利⽤者が定着しなくなる
満⾜度より不満な点を具体的に聞く⽅が改善に使
える
不満だと思う理由や原因を取り除けば、少なくともその
⼀⼈は幸せになる
満⾜度調査に意義を⾒いだすとするなら、回答者
属性やバス利⽤頻度とのクロス集計が必要
もしかしたら、よく使う利⽤者は満⾜度が⾼いが、バス
を利⽤しない⼈は満⾜度が低いバスは不便という思い
込みがあるかもしれない
地域公共交通勉強会(第2弾) 18
地域公共交通勉強会(第2弾) 19
やるならやるで
以下のことに気をつけましょう
⼀般的な注意点
調査票はわかりやすく・⽂字は⼤きくはっきりと
A4両⾯×2枚程度が限界か
⽂字のサイズは12ポイント以上
太字・下線などを⽤いて強調すべき点を明確に
理解してもらえる⾔葉で簡潔に伝える
役所⾔葉は避ける(ex.廃⽌代替えバスなど)
事業者⾔葉も避ける(ex.系統主義と上下関係など)
集計しやすい設計とする
選択肢には番号を振る
⾃由記述は可能な限り避ける(数値や固有名詞は除く)
固有名詞(商店名)も推測できるものは選択肢に
地域公共交通勉強会(第2弾) 20
例:あなたはバスをどのくらい使いますか?
地域公共交通勉強会(第2弾) 21
困る例
たまに使う
使うこともある
全然使わない
しょっちゅう使う
まあまあ使う
⼈並み程度に使う
⻤のように使う
模範例
1.全然使わない
2.年に数回
3.⽉に1回程度
4.週に1回程度
5.週に2〜3回程度
6.平⽇はほぼ毎⽇
7.ほぼ毎⽇
年間利⽤回数換算値
0
5
12
52=365×(1/7)
130=365×(2.5/7)
260=365×(5/7)
365
【困る例が困る理由】
 順番がばらばら
 回答者が選択肢を選びにくい
 集計の際、定量的な数値に置き換えにくい
実態調査アンケートのポイント①
地域公共交通勉強会(第2弾) 22
住⺠の移動実態調査をしたい場合
設計・調査⽅法はパーソントリップ調査を参考に
【Point】
 回答者の属性は居住者を⼗分に反映しているか
 よくある「無作為抽出○○⼈」だと、属性別の移動特性な
どは把握できない(信頼性が落ちる)
 統計的に信頼性が確保できる回収数を得られない場合も
 バスに関する設問の回答に過度の信⽤は御法度
 公共交通分担率を考えると、回答者の中でバスを使ってい
る⼈はごくわずか
 PT調査データはバス計画には使い勝⼿が悪い(都市間流
動などマクロ的利⽤に適した調査)
 といってミクロにするとサンプル数が膨⼤に必要
地域公共交通勉強会(第2弾) 23
実態調査アンケートのポイント②
地域公共交通勉強会(第2弾) 24
利⽤者の利⽤実態調査をしたい場合
OD調査のみで把握できない項⽬を知りたい場合に有効
【Point】
 可能な限り全数調査に近づけたい
 OD調査が全数調査である以上、それを補完するアンケー
トの回収率が低いと、両者の突き合わせが困難
 よって設問項⽬の絞り込み、配布回収の⼯夫が必要
 OD調査を補完する項⽬とは
 OD調査でわかる:乗降地点、運賃、利⽤時間帯
 OD調査でわからない:利⽤者属性、利⽤⽬的、乗継、
利⽤頻度 など
具体的に実施する場合のテクニック
地域公共交通勉強会(第2弾) 25
全便乗り込み、対⾯聞き取り調査がGood!
 困難な場合は降⾞時回収として回収数をUP↑
設問は選択肢式が基本。記述式の場合でも簡潔に
 固有名詞等やむを得ないもののみ記述式に
調査票ははがきサイズ程度まで、設問数も絞り込む
 A4・コピー紙だと画板が必要に
ビンゴカード式など、回答者負担の軽減を
 筆記具による記載は⾼齢者の抵抗⼤
OD調査と調査票を併せてクロス集計を可能に
 便別で調査票をまとめれば利⽤時間帯の設問を削減可能
地域公共交通勉強会(第2弾) 26
インタビュー調査や意⾒交換会では
地域公共交通勉強会(第2弾) 27
オフィシャルな場で意⾒を聞いて本⾳が出てくるか?
• 説明会や協議会など、公式な場に出てくるのは「利⽤しない
利⽤者」
• 真の利⽤者は公式な場に出てこられない。もしくは、出てき
ても意⾒は⾔えない
真の利⽤者は出て来てくれないのだから、本⾳を聞く
にはこちらから⾏くしかない
• 時間があったらではなく「時間を作って」バスに乗る
• ドライバー、乗客の話に話しを聞きまくる
• ⾞内外の利⽤者の挙動を観察する
• 忘れないうちに清書して何度も読み返す
必要ならアンケートで再度検証する
地域公共交通勉強会(第2弾) 28
やったとして、
⼤事なのは集計結果の分析
集計・分析、丸投げ・丸呑みでは?
アンケート設計・集計・分析はコンサルの仕事?
かもしれませんが、集計結果の解釈までコンサル任せ
で良いんでしょうか?
何百万円かけて、単純集計だけ?
⼊⼒・集計は⼤変なので外の⼒を借りるのは賛成。
でも結果の解釈は計画者がやらないと意味がない
盛り沢⼭にした設問、何か意図があって増やしたので
は?だったらその意図に沿った集計結果が出ています
か?
⼀つの設問でわからないことでも、クロス集計をすれ
ばわかることもある。どの項⽬をクロスすべきかちゃ
んと考えていますか?
地域公共交通勉強会(第2弾) 29
結果に基づいて計画するのは⾃治体では?
そもそも設計だって・・・
コンサルのアンケート票はテンプレート。地域独
⾃の要素は⾃分たちで考えねばならない
仮説を検証するためのアンケートを設計アンケート結
果で仮説が正しいのか間違いなのかを確認
⾃分が⾒たもの、聞いたこと、感じていること、推量し
たことが正しいかどうかが設問に盛り込まれるはず
なのにどうして同じコンサルが別の市で実施したアン
ケートはほとんど同じ設問なのか?
地域を⾃分の⽬で⾒て回った結果、アンケートっ
て本当にいる?
某市のコミバス路線検討:某コンサルの調査結果など何
も使わず
理由:アンケートでバスの要望のある地区は道が狭くて
⼊れない。その他の地区は増⾞しないと増便できない
地域公共交通勉強会(第2弾) 30
あれ、計画も??
ニーズを調査することと、ニーズを踏まえて計画を
作ること、どっちが⼤変?
• 調査に時間をかける(かかってしまう)ところが多いが、
本当は調査結果を踏まえて計画の具体的中⾝を検討するこ
とにこそ時間をかけるべき
• ⾼いお⾦をかけてアンケートを⼤々的にやって、結果、計
画書に載っている利⽤促進策が「乗り⽅教室」って、何そ
れ・・
• 料理で⾔えば調査は下ごしらえ。これがダメだと良い料理
はできないが、これで終わっても美味くない。ジャガイ
モ・ニンジン・お⾁がカレーになるか、シチューになるか、
⾁じゃがになるかは料理⼈(=計画者)が下ごしらえした
材料をどう料理するかにかかっている
地域公共交通勉強会(第2弾) 31
⾃分でとにかく⼿と体を動かしてみましょう
〜第2部〜
計画作成とPDCA ⻁の巻
【ここで学ぶこと】
① 地域公共交通網形成計画をはじめと
する計画を作成する際のポイント
② 計画におけるPDCAのポイント
地域公共交通勉強会(第2弾) 32
※本講演を参考として作成したにもかかわらず、期待される成果が上げら
れなかった場合のご意⾒・苦情等⼀切受け付けません
計画は何のため?
地域公共交通勉強会(第2弾) 33
ありがちなパターン
計画策定時の担当は、計画の理念・事業との関係を
⼗分に理解
計画ができて時間が過ぎ、担当も代わり・・・
計画の理念が忘れ去られ、住⺠の要望や偉い⼈の意
向が丸呑みされる
結局何をやってるんだかわからなくなる
計画は何のため?
地域公共交通勉強会(第2弾) 34
某コミュニティバスの例
【あるとき】
バスの⾛っていない地区から路線延⻑の要望
福祉⽬的なので路線延伸
【結果】
所要時間が延びて利⽤者減少、収⽀率悪化
【その後】
収⽀改善・利⽤回復のため、路線短縮を実施
福祉⽬的でコミュニティバスを運⾏
ゆえに100円均⼀運賃、市内を網羅する路線
運⾏開始以後、利⽤者が増加しつづける
ブレブレでは計画があっても意味がない
独断と偏⾒によるブレる2⼤理由
地域公共交通勉強会(第2弾) 35
1 計画を熟読していない
2 計画に書かれている事業を実施していない
 分厚くて余計な情報が多く、読む気にならない
(ポイントがわからない)
 雑務が多くて読む時間がない
 計画ができて満⾜した
 事業⼀覧にやれっこないものばかり書いてある
 計画を読んでいないので、やらなきゃいけない
事業が何かも知らない
 なので、要望対応や思いつきで計画に書いてな
い事業をやっている
なぜ読みたくない・できない計画になるのか?
地域公共交通勉強会(第2弾) 36
⾝の丈に合った内容をきちんと考えてないからです
 元々やっている事業は⽬新しくないから、計画に
位置づけていない
 ⾃分が担当者として事業や評価を実施することを
忘れてカッコいいものばかり並べている
 計画を作るときに、いずれやってくる評価のこと
を真剣に考えておらず、適当にPDCAのポンチ絵
を貼っておしまい
 コンサルに発注したので丸投げにしていて、⾃分
で⼿を動かす気がない
上記のような計画なら、むしろない⽅がマシ
調査事業でやりがちな悪い例
37
 調査事業に良くある誤解
• 調査報告書=計画書?
• なぜコンサルに発注する仕様書に「3⽉末までの
計画書の納品」が?
地域公共交通勉強会(第2弾)
調査事業からのコンサル丸投げは
ダメな計画書の王道パターン
⼗中⼋九、計画期間中の事業も上⼿くいかない
計画って、調査結果を使って⾃治体が作るものなん
じゃ??(計画策定を外に出したら、⾏政職員の仕
事って何?)
コンサル丸投げはダメ。ゼッタイ。
地域公共交通勉強会(第2弾) 38
計画はコンサルが作るのではなく「⾃治体が作る」
コンセプト(基本⽅針・⽬標)、実施する事業、
評価の仕⽅は⾃分で考えねばならない
コンサルは調査・分析に関する技術的⽀援を⾏う
もの。計画策定は⾃治体が主体的に実施すべき
コンサルが⾏うのは、アンケートやOD調査の計
画・実施・集計・分析、先進事例等を参考とした
提案など
計画で何を⽬指すか、評価指標はどうするかと
いったことはコンサルのアドバイスを受けつつ、
担当者が協議会で議論しながら⾃ら⼿を動かさね
ばならない
何のためにやっているのか?を⾃問する
地域公共交通勉強会(第2弾) 39
ドラッカー「マネジメント」
活動の⽬的を定義することが重要
 何のためにやっているのか
 何を成し遂げようとしているのか
 そのために何をなすべきか
※「マネジメント」は分厚く難しいので、「もしドラ」をおすすめします
公共交通の場合
バスを⾛らせる・維持すること
誰もが移動できる環境をつくる
これは⼿段
これが⽬的
定義された⽬的 基本⽅針
成し遂げようとすること ⽬標
そのためになすべきこと 事業
岐⾩県中津川市の例
地域公共交通勉強会(第2弾) 40
公共交通担当職員が計画書を内製
 やれること、やるべきことを簡潔
に記述(分厚くしない)
 担当課(定住推進課)の強みを活
かした独特の基本⽅針を設定
 不必要に疲れない評価指標と評価
スケジュールで改善を確実に
 計画策定を通じて「なぜ⾏政が公
共交通に取り組むのか」を⾒つめ
直す機会事業の円滑な実施に
やればできる!レベルが上がる!事業もブレない!
委託費も節約!良いことしかない!
現状調査結果は必要最低限の情報を簡潔に
課題⇔計画⽬標⇔評価指標に対応関係を持たせる
計画⽬標が整備事業であれば指標値はOutput指標、
計画⽬標が事業効果であれば指標値はOutcome指標
計画⽬標において、指標値の採⽤理由、設定根拠は本編に明
確に記載。算出⽅法、使⽤データについては付録などに詳細
に記載(評価⽅法も同じ)
個別の事業は、⽬的と対応しない場合も(複数の⽬的に影響
する事業など)。進捗のモニタリングは、個別事業・計画全
体の両⽅で実施できるように
評価⽅法の記載内容は、計画⽬標の指標値と対応。⽬標年に
⼊⼿可能なデータを⽤いて算出可能とするよう考慮
計画書の本編は20〜30ページ以内に収め、データ類は巻末
付録
計画書作成のポイント
41地域公共交通勉強会(第2弾)
コンサルの使い⽅を誤らないで!
地域公共交通勉強会(第2弾) 42
コンサルに頼むのが悪いのではなく、コンサルに丸
投げするのがダメ
計画策定に必要な作業のうち、内製できないスキル
は何か?を理解する
コンサルにも得意分野があるので、適切な助っ⼈を
連れてくるべき
 GISによる空間分析
 地域住⺠とのワークショップ
 アンケート調査 など
コンサルは⼿下ではなく、専⾨知識を備えた助っ⼈
43
PDCAの⼀環として評価を位置づけているか
評価まで⼗分に考慮されていない計画が散⾒
・評価指標が到底達成できない値
・算出不可能な数値を⽬標値に設定
・評価指標が多すぎて、算出に忙殺....
計画に基づく事業の効果を適切に表現し、
算出に無⽤な労⼒を要しない評価指標を
評価指標を算出することは⽬的ではない
評価指標の算出で事業の結果を表現し、その効果
を考察することで、事業内容の改善につなげるこ
とが本当の⽬的
評価できないような指標を設定したり、評価で
疲れてしまうようでは本末転倒
地域公共交通勉強会(第2弾)
計画書にありがちなPDCAの(悪い)例
地域公共交通勉強会(第2弾) 44
D
CA
P
評価、改善に関する事項の記載が
左の図のみ
これはPDCAサイクルの説明の図
であって、PDCAサイクルをどう
回していくかという説明になって
いない
協議会の中でどうやってPDCAを
⾏うかという⾏程表が必要
どこかで⾒たことのあ
るようなPDCAの図
刮⽬せよ!これが本気のPDCAの実践だ!
地域公共交通勉強会(第2弾) 45
【年間スケジュール】
4⽉ 6⽉ 10⽉ 12⽉ 3⽉
協議会 ① ② (③)
主な
⾏事
★
次年度
予算要求
★
第三者
評価
★
確保維持
改善計画
• 前年度決算・今年度予算
• 第三者評価委員会報告
• 確保維持改善計画(フィーダー)
• ⾃⼰評価
• 第三者評価
刮⽬せよ!これが本気のPDCAの実践だ!
地域公共交通勉強会(第2弾) 46
4⽉ 6⽉ 10⽉ 12⽉ 3⽉
協議会 ① ② (③)
主な
⾏事
やる
こと
次年度の
事業計画
検討
今年度事業の実施
前年度の
事業効果
最終検証
次年度
事業へ
D
今年度の
事業効果
中間検証
★ Pʻʻ
反映
C
A
今年度の
事業計画
への反映Pʻ
★ ★
次年度
予算要求
第三者
評価
確保維持
改善計画
P
C
【年間スケジュール】
A
A
A
計画におけるPDCAのポイント
地域公共交通勉強会(第2弾) 47
 評価指標の達成・未達成ではなく、その理由を考
察することが重要
 評価はあくまでも改善のためのプロセス。評価に
無⽤な労⼒を要しないように
 年間スケジュールの中に評価・改善のプロセスを
ビルトイン(埋め込む)ことで、“⾃然に継続し
て改善されていく仕組み”を

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