AWSマイスターリターンズ
~AWS Storage Gateway
 &AWS Direct Connect~
               2012年3月3日
               荒木靖宏( @ar1 )
               ソリューションアーキテクト
データの運び方3種
                 AWS Direct
                  Connect
                         10G/1G
                                              S3 Bucket
    お客様
     DC



                  Internet


                                  Amazon Elastic
                                  Compute Cloud
                                      (EC2)

                                  Availability
                    AWS              Zone
    On-site      Import/Expo      AWS Region
infrastructure       rt
Amazon Storage Gateway




          インターネット
                or
          DirectConnect
                          http://aws.amazon.com/storagegateway
AWS Storage Gatewayとは?
 既存データセンタのデータを、
 クラウドのストレージに安全に統合するサービス
  Amazon S3にデータをバックアップ
    • 耐久性が高く、安価(1G/月=約10円)
  データ転送/保存、ともに暗号化される
  東京リージョンをはじめ、世界各地域で利用できる
  バックアップ、ディザスタリカバリのコストを最小化
          AWS Storage Gateway
 オンプレミスのデータセンタ          AWSクラウド
     既存アプリケー
      ションサーバ
               バックアップ/
                リストア
                         Amazon
                           S3
AWS Direct Connectとは

 AWSとデータセンター、オフィス、コロケーション環
 境間にプライベート接続を確立するサービス
 高スループット、低レイテンシ
                     AWS Cloud
 一貫性のあるネットワーク体験!    EC2, S3などの
                          Public サービス


         専用線
               相互接続ポイント



                           Amazon VPC
   お客様
Agenda

 概要
 AWS Storage Gateway
 AWS Direct Connectをつかってできること
 Q and A




             Copyright © 2011 Amazon Web Services
Storage Gateway




    Copyright © 2011 Amazon Web Services
Storage Gatewayは仮想アプライアンス
                     Storage Gatewayは、
                   仮想アプライアンスとして、
                   AWSからダウンロードできる


   オンプレミスのデータセンタ                    Storage
                                    Gateway
  ハイパーバイザの上で             SGサーバ       (仮想
   稼働するだけで、                        アプライアンス)
    iSCSI対応の
   ストレージになる



                         ハイパーバイザ


     ハイパーバイザは、
   VMWare ESXi 4.1(無償)
         に対応
iSCSI対応のストレージになる
                   アプリ・サーバからは、
                iSCSIとしてマウントするだけ
      オンプレミスのデータセンタ
                 で、ローカルドライブとして
                      利用できる!
     アプリ・サーバ

                               SGサーバ



       iSCSI        ネットワーク経由
     イニシエータ                     Storage
                                Gateway
                               ハイパーバイザ


 Windows, RedHatの
 イニシエータに対応
SG上のデータを、S3に自動転送
                      SGに書き込まれたデータを、
  オンプレミスのデータセンタ         スケジュールにあわせ、
                       自動的にAmazon S3に転送
 アプリ・サーバ
                            Amazon Web Services
           SGサーバ



   iSCSI
 イニシエータ     Storage
            Gateway
                            AWS Storage   Amazon
           ハイパーバイザ           Gateway        S3
                              サービス




                        差分のみ、
                        圧縮して、
                      暗号化して転送!
データ復旧、システムリカバリ
                                          保存形式は、
                                     EBSスナップショットなので、
                                        差分のみ料金がかかる
オンプレミスのデータセンタ
                   Amazon Web Services
  SGサーバ
                                EBSスナップ
                                  EBSスナップ
                                  ショット
                                    EBSスナップ
                                    ショット
                                      EBSスナップ
                                      ショット      Amazon
                                        ショット     EC2

    Storage
    Gateway
                  AWS Storage   Amazon
   ハイパーバイザ         Gateway        S3
                    サービス                        Amazon
                                                 EBS

                                   AWSクラウド上で
                データの
                                   システムリカバリ
               リストアも
                                      も可能!
              容易にできる
AWS Storage Gatewayのユースケース
 バックアップ
   テープを 別拠点に送付する必要が無く、別拠点の準備も必要ない
   バックアップ先のストレージのスペースを、先に購入しておく必要が
   無く、S3の場合は容量無制限で利用できる
   バックアップのスケジュールも容易に周期設定できる

 ディザスタリカバリとBCP
   ディザスタリカバリ用のデータセンタ、
   サーバを用意する必要がなく、ハードウェア投資を削減
   仮想サーバ(Amazon EC2)の準備のために、既存のVMイメージをクラ
   ウドに持ち込んでもよい(VM Importと呼ばれる)

 データ移行
   データを既存データセンターからクラウドへ移行、もしくはその逆も
   簡単に行える
セキュリティへの配慮
AWSと各ゲートウェイの間のデータ転送は、
SSLで暗号化

クラウド側のデータ(耐久性99.999999999%設計の
Amazon S3に保存される)は、AES-256を用いて暗号化

iSCSIのinitiatorは、CHAP (Challenge-Handshake
Authentication protocol)を用いて、暗号化認証を実施
AWS Storage Gatewayの詳細機能
 ストレージゲートウェイのコントロール
   Webコンソールから、ボリューム作成、
     1ボリューム 最大1TiB
     1ゲートウェイで最大12TiB (12ボリューム)
     ボリューム上限緩和申請も可能

    https://aws-portal.amazon.com/gp/aws/html-forms-
    controller/StorageGatewayRequest

   スナップショット作成/復旧、作成スケジュールの構成
     1, 2, 4, 8, 12, 24時間間隔で設定可能

   現状はWebコンソールでの操作のみ。APIは後程提供
AWS Storage Gatewayの詳細機能
 ストレージゲートウェイの自動アップデート
   アップデートやパッチを自動的にダウンロード、インストール
   、デプロイ
   メンテナンスウィンドウを設定可能。
 Amazon CloudWatchを用いて、
 各ゲートウェイを監視し、ログ化、アラーム設定を行える
 転送ネットワークのオプション
   ローカルのプロキシサーバ経由も可能
   専用線接続サービス( AWS Direct Connect)利用も可能
利用料金
利用料金は、ゲートウェイの利用数、データ保存料金、
データ転送料金からなる

ゲートウェイ利用数
  毎月$125/1ゲートウェイ
データ保存料金
  通常のEBSス ナップショットの料金が適用
データ転送料金
  AWSから出るデータ転送料が通常どおり必要
  AWSに向かう転送量は通常通り無料
  →バックアップ時のデータ転送は無料
AWS無料使用枠の利用条件も適用される
想定利用ケース(バックアップサーバ)

  バックアップサーバ用iSCSIストレージとして
    S3へのスナップショットが、遠隔バックアップの役割を果たす
    定期的に書き込まれるバックアップとスナップショット取得の
     タイミングを調整することでタイムラグを削減可能
DBサーバ/Fileサーバ   NetBackup/NetVault/ARCserve/etc

                                                      Snapshots
         定期バックアップ                   iSCSI   Storage
                                            Gateway
                                                                  S3

                                              Local
     DAS/SAN
                                             Backup
想定利用ケース(ファイルサーバ)

ファイルサーバ用iSCSIストレージとして
  更新サイズ・スナップショット頻度が許容できる場合
  S3へのスナップショットが、遠隔バックアップの役割を果たす
  DB側ですぐにファイルサーバとして復元可能
          NFS/Windows Storage Server

                                       Snapshots
                    iSCSI   Storage
                            Gateway
                                                   S3

                             Local
                            Volume
想定利用ケース(DBサーバ)

直接DBサーバとして
  更新量が性能的に許容できる場合(参照がメインなど)
  S3へのスナップショットが、遠隔バックアップの役割を果たす
  AWS側ですぐにDBとして復元可能
   Web/APサーバ   MySQL/Oracle

                                          Snapshots
                        iSCSI   Storage
                                Gateway
                                                      S3

                                 Local
                                Volume
想定利用ケース(ストレージサーバプロキ
シ)
iSCSI targetのヘッドとして
  既存のiSCSIストレージ環境に挿し込む形
  更新量が性能的に許容できる場合に限られる(参照がメインな
   ど)
  S3へのスナップショットが、遠隔バックアップの役割を果たす
     DBサーバ/Fileサーバ/etc

                                      Snapshots
                iSCSI   Storage
                        Gateway
                              iSCSI               S3

                         iSCSI
                        Storage
想定利用ケース(w/ Direct Connect)

 Direct Connectを利用
  転送帯域・速度を確保
  大量の更新データを高頻度にスナップショット取得可能



                                       Snapshots
                     iSCSI   Storage
                             Gateway
                                                   S3

                              Local
                             Backup



                                        Direct
                                       Connect
Direct Connect




   Copyright © 2011 Amazon Web Services
AWS Direct Connectの物理接続

 AWSとデータセンター、オフィス、コロケーション環境間にプラ
 イベート接続を確立するサービス
                           AWS Cloud
                         EC2, S3などの
                         Public サービス

                                       Zone A
        専用線
              相互接続ポイント



                          Amazon VPC
  お客様

コロケへの専用線引き込みと違っ                        Zone B
てサーバ設置場所を限定しない。
相互接続ポイントはZone Aでも
Zone Bでもない場所
AWS Direct Connectの論理接続

 論理的にはPublic向けと、VPC向けで異なる
                           AWS Cloud
                         EC2, S3などの
                         Public サービス

                                       Zone A
        専用線
              相互接続ポイント



                          Amazon VPC
  お客様

                                       Zone B
AWS Direct Connect:Publicサービス



                                 AWS Cloud
   Public ASを使ったBGP接続          EC2, S3などの
                               Public サービス

                                             Zone A
         専用線
                    相互接続ポイント



                                Amazon VPC
   お客様

                                             Zone B
     Public ASを運用
AWS Direct Connect:VPCサービス


    Private ASを使ったBGP接続
                              AWS Cloud
                            EC2, S3などの
                            Public サービス

                                          Zone A
         専用線
                 相互接続ポイント



                             Amazon VPC
  お客様

           Private ASを使用                  Zone B
     == VPCをVPNで使う場合と同じ
    IPSecトンネルの代わりに専用線上
       のVLANがあると考えればok
注意点

Public IP transitを行いません
    複数のカスタマ間のトラフィックを直接通信するこ
      とはできません
    カスタマのインターネット接続は依然として必要で
      す
    EC2インスタンスをProxyとして使うなどでは可能
リージョン毎の契約です
  東京につないで、シンガポールを使うようなことは
   できません
VPCからインターネットゲートウェイを使えばPublicサ
ービス (S3など)を使える

                                  27
AWS Direct Connectをつか
    ってできること
オンプレミスとのハイブリッド環境

DATAPIPE社のサービス例
 Oracle DBをオンプレミスのデータセンタに設置
 変化するリソースはAWS上
AWS STORAGE GATEWAY / BLACKCLOUD EDGE v1.0
Customer Site(s)                Off-Site Data Vaulting Backup/Restore

                                                                                                       Recovery Center
                                                                                                       Liberty Lake, WA

                   Hotel
                                        Recovery
                                         Suites

                                                                         Data Recovered
                                                                        (Virtual / Physical)


                                                                                  VMware View
                                                                    Admin            (VDI)
                                                                                                      Backup Server
                   Drop Ship                                              User


                           Remote                                                              AWS Storage Gateway
                           Offices                    IT-Lifeline
 Backup Agent(s)                                        Portal
                                                      Release 1
                                                                                 AWS Direct Connect        AWS Direct Connect
                                                                                    (US East)                 (US West)
                                                                                                Data Vaulted (S3)
マルチホーム(cloudhub)
 http://docs.amazonwebservices.com/AmazonVPC/latest/UserGuide/in
 dex.html?VPN_CloudHub.html




本社




    本社とは
 DirectConnect
広域LANサービスでの使用
                           一拠点とし
Amazon Virtual    AWS      てAWSを追
 Private Cloud    Direct      加
     (VPC)       Connect



                                    キャリアの
                                    広域LANサービス
AWS DirectConnectでよ
り自由なシステム構築を!
AWS Direct Connectの利用
        のために
AWS DirectConnect 接続のステップ
                                    検討開始    Publicサー
                                             ビスを直
                                             接使う?
DXSPに                               自社で手
 依頼                                 配する?
                                            Public AS
                                                         Public
DXSP:                                       を持って
                                                        ASの取得
Direct Connect Solution Provider              いる?

                                   回線業者選定
                                            Public 接続


 接続点                               回線終端装置
ラックを                               の置き場はあ
                                             VPCを使
 契約                                  る?
                                               う?
                                                        利用開始

                                    物理接続    VPC 接続
Direct Connect接続方法

 AWS Direct Connect Solution Providerに依
 頼する方法

 お客様が自分で相互接続ポイントに直接つなぐ
 方法
AWS Direct Connect Solution Provider

 利用者がやるべきことを肩代わり/お手伝いしま
 す。
     Equinix
     KVH
     NRI (野村総合研究所)
     NTT Communications
     Softbank Telecom
 お客様側でこれ以外を利用することももちろん
 可能
AWS DirectConnect 接続のステップ
                                    検討開始    Publicサー
                                             ビスを直
                                             接使う?
DXSPに                               自社で手
 依頼                                 配する?
                                            Public AS
                                                         Public
DXSP:                                       を持って
                                                        ASの取得
Direct Connect Solution Provider              いる?

                                   回線業者選定
           この面倒な手続が省力化されます
                     Public 接続


 接続点                               回線終端装置
ラックを                               の置き場はあ
                                            VPCを使
 契約                                  る?
                                              う?
                                                        利用開始

                                    物理接続    VPC 接続
物理接続

1Gbpsおよび10Gbpsの接続口を提供
接続口はアベイラビリティゾーンとは独立した
別の場所
  東京リージョンの場合は、Equinix TY2 (東京都
   品川区)

DXSPを使わない場合には原則 TY2にラックを
契約して、必要な機器を設置して接続する
Equinixへラックを設置する方法

  WANの終端装置、VLAN対応スイッチをラック内に設置
  TY2では構内配線
エンド   キャリア
                                  AWS

      WAN終端
       装置
      お客様                   AWS
      ラック                   ラック
                   802.1q
        R          1G/10G    R



              Equinix TY2
論理接続

1Gbpsおよび10Gbpsの接続の上にVLANを設
定
Publicサービス向け
 1. VLANを定義
 2. Public ASとPrefixをAWSに通知
                          VPCでのIPSecト
VPC向け                       ンネルに代わり
                              VLAN
 1. VLANを定義
 2. VPCを作成
 3. VPNゲートウェイIDをAWSに通知
論理接続形態
                                                   EC2,S3な
                                                   どのPublic
                                                   サービス
                     VLAN
                      VLAN        Equinix TY2
                       VLAN
           ラック                AWSラック                VPC
キャリ                                                (ZoneA)
                     10G
アバッ              R            R
クボー                  1G
 ン                                                  VPC
                                                   (ZoneB)
End user
(多数)
                                                AWSの責任範囲

      ネットワークプロバイダ コロケーション             Public向け
      またはEUの責任範囲  プロバイダ                 VLAN
                  の責任範囲
                  (構内配線のみ)

20120303 jaws summit-meister-08_sg-dx