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選好逆転現象

担当:修士2年 金井槙太朗
先週は序数効用と基数効用につ
いて主に勉強し、「望ましさを
数値化する」ことを学びました
効用理論は経験的に成り立
   つのでしょうか
ちょっと次の問題について
  考えてみましょう
こんな一場面がありまし
た
どげんか
せんといか
  ん!
対策案は
次の通りです
問題1(選択課題)

       栃木魅力度      費用
       上昇指数
対策案A   500ptUP   6000万円
対策案B   100ptUP   800万円

 どちらを選びますか?
問題2(マッチング課題)

       栃木魅力度       費用
       上昇指数
対策案A    500ptUP    ?
対策案B   100ptUP    800万円
  対策案AとBが等価にな
  るよう「?」を埋めて
         ください
問題1ではAを選んでも、
問題2では6000万円より低い金額
にしませんでしたか?
マッチング課題で4000万円にし
たなら、選択課題ではBを選択す
るはずなのにAを選択している!


⇒「選好逆転現象」
効用理論では、課題の手続きに
よって選好が変わることはない
(手続不変性)ことが仮定され
ているが、選好逆転現象は手続
不変性から逸脱していることが
わかっている
3つの
        選好逆転現象
キーワード

        選択課題

        マッチング課題

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