Oracle Cloud PaaS & IaaS：2019年9月度サービス情報アップデート

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Oracle Cloud
PaaS & IaaS
日本オラクル株式会社
クラウド事業戦略統括
2019年9月11日
2019年9月度サービス情報アップデート

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明す
るものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いか
なる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリア
ルやコード、機能を提供することをコミットメント（確約）するも
のではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さ
い。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースお
よび時期については、弊社の裁量により決定されます。
2

• Cloud Documentation
(英語版：最新情報はこちらをご覧ください)
• クラウドのドキュメント
(日本語版)
– Oracle Autonomous Data Warehouse
– Oracle Cloud Infrastructure
• アップデートは各サービスのド
キュメントの”What‘s New”から
確認できます
3
各サービスのアップデートはこちらから確認できます

• 東京リージョン: 追加サービス
– Infrastructure Service
– Platform Service
• Identity Cloud Service
• サービス・アップデート
– Oracle Cloud Infrastructure 全体
• リージョン開設
• Azureとの相互接続：ロンドン
– Compute
• Solaris イメージの提供
• SQL Serverイメージの提供(ライセンス込
み)
• 専有仮想マシン・ホスト
4
2019年9月度アップデート

Oracle Cloud Infrastructure
Oracle Cloud Infrastructure: リリースノート
5

ASHBURN, VAPHOENIX
FRANKFURT
Oracle Cloud Infrastructure: リージョン
SYDNEY
CHICAGO
TORONTO
SAO PAULO
TOKYOSEOUL
ZURICH
OSAKA
LONDON
Commercial
Government
Planned Commercial
Planned Government
MUMBAIJEDDAH
6
https://www.oracle.com/cloud/data-regions.html
New
New
New
2019年は既に7リージョンを新規展開

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Microsoft AzureとOracle Cloud間
で、ミッションクリティカルな
エンタープライズワークロード
を移行して実行できます
Interoperability
Cross-cloud SSO and Interconnect
• Oracle Cloud Infrastructure
• Oracle Autonomous Database
• Oracle Exadata
• Oracle Applications
• Oracle RAC
• Oracle Analytics Cloud
• And other services…
• Azure DevOps
• Azure Stream Analytics
• Azure Databricks
• Azure Kubernetes Service
• And other services…
Microsoft Azure
パートナーシップのポイント
1. 相互接続
2. ID/アクセス統合管理
3. エコシステムの拡大
https://www.oracle.com/cloud/oci-azure.html
https://azure.microsoft.com/en-us/solutions/oracle/

パートナーシップのポイント
• Oracle Cloud / Azure の相互接続
– 従来はサードパーティーのサービスを利用してマルチクラウド構成を実現し
ていたが、それが不要に(費用や複雑性の低減)
– Oracle Cloud (FastConnect) と Azure (ExpressRoute) を利用してプライベート接続
(両サービスの費用が必要)
– 現時点では、両クラウドの北米(東海岸)、ロンドン・リージョン間で利用可能
(他のリージョンは今後を予定)
8
New

Oracle Solaris イメージの提供
• Oracle Solaris 11.4 (x86)
• Marketplaceより提供
• VM/Bare Metal インスタンス向け
• Solaris Supportは追加費用なし
(OCI Compute料金内で利用可能)
• 詳細はこちら
9

SQL Server イメージの提供(ライセンスを含む)
• BYOLに加え、ライセンスを従量制で利用できるようになりました
• SQL Server イメージを利用する場合
– 料金体系：SQL Server SE/EE + Window Server OS + Compute
– 留意点：(1)課金停止条件, (2)課金単位, (3)最小構成
10
SQL Server
Standard
(OCPU/時間)
SQL Server
Enterprise
(OCPU/時間)
課金停止条件課金単位最小構成
SQL Server ¥54.504 ¥186.504
削除(Delete)が必
要
744時間以上1時
間単位
2 OCPU以上の
シェイプ
(AMD除く)
Windows Server ¥2.448 停止(Stop) 1時間単位
Compute ¥7.656 停止(Stop) 1時間単位
合計(OCPU/時間) ¥64.608 ¥196.608
1 2 3

専有仮想マシン・ホスト(Dedicated Virtual Machine Hosts)
• テナント専用のサーバ上にVMインスタンスを配置することが可能
– 他のお客様との共有環境ではなく、完全にお客様専用のサーバを使用
– DVH上の各VMインスタンスは同一テナント内の別コンパートメントにも配置可能
• ユースケース
– セキュリティ上の理由などで、物理サーバーとして独立した環境の上にVMが必要な場合
• 使用可能シェイプ
– DVH.Standard2.52 (Billed OCPU: 52, Usable OCPU: 48, Supported Shapes: VM.Standard2)
• ベアメタル・インスタンスとの違い
– ベアメタルにハイパーバイザーを持ち込む場合
ハイパーバイザーや仮想マシンはユーザ管理
– DVHでは、通常のVMインスタンスと同様の管理が
コンソール/APIから可能
11
専有仮想マシン・ホスト
VMインスタンス

ロードバランサーのトラフィック制御の機能拡張
• アクセス制御ルール（Access Control Rule）
– HTTP/HTTPSリスナーで、アプリケーションへの
アクセスを信頼済みのクライアントネットワー
クからのみに制限することが可能
• アクセスを許可するクライアントのIPアドレス範囲
を指定可能
• Load Balancer Cookieのセッション永続性
– セッション永続性Cookieが二種類に
• Application Cookie Stickiness
– バックエンドサーバーのアプリケーションが、あらかじ
め設定したクッキー名を含むレスポンスヘッダーを送信
するとセッション永続性を確保
• Load Balancer Cookie Stickiness
– アプリケーション側でクッキー生成と挿入ができない場
合でも、管理者がロードバランサーでクッキーを生成し
てインサートすることでセッション永続性を実現
2019/7/17
New!
12

予算（Budget）アラート
• コンパートメントごと、もしくはコスト・トラッキング・タグごとに予算を設定することが可
能
• あらかじめ設定した閾値に達したらアラートをメールで送信
13
2019/7/23
New!

予算（Budget）アラートサンプル
アラートメール
予算アラート・ルール
・しきい値メトリック：実績 / 予測
・しきい値タイプ：予算の比率 / 絶対金額

キー管理：ファイルストレージにも対応
• OCIのブロック・ボリューム、オブジェクト・ストレージ、
ファイル・ストレージはデフォルトで暗号化されている
– デフォルトでは暗号化キーの管理はOCIで行われる
• キー管理を利用することで、暗号化キーの管理をお客様自身
で実施することが可能
– 暗号鍵の集中管理
– HSM内に、お客様ごとに分離されたセキュアで可用性の高いパー
ティション
• Keyだけでなく、Vault自体もお客様が作成/削除可能なため、完全にお客
様側でコントロール可能
– OCIサービスの各サービスとシームレスに連携（ブロック・ボ
リューム、オブジェクト・ストレージ、ファイル・ストレージが
対象）
– 既存の鍵をインポートしたり、鍵をエクスポートすることは不可
• FIPS 140-2 Security Level 3 のHSMを利用
• Virtual Private Vault 単位での課金
15
Key
Management
Block
Volume
Object
Storage
Key
Management
お客様用
Vault
Key A
Key B
アサイン
アサイン
・VaultとKeyの作成
・各リソースへのアサイン
お客様
Security
2019/8/20
File Storage
New!

Autonomous Database
What's New for Oracle Autonomous Data Warehouse
What's New for Oracle Autonomous Transaction Processing
Autonomous Database 新機能紹介
16

(2019/8)
Integration with OCI Events Services
Events Service がAutonomous Databaseに対応しました
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• Events Service を利用することで、 Autonomous Database (Serverless/ Dedicate)に関
する各種イベントをメール通知できるようになりました。
ADB Container Exadata Infrastructure
Create Instance Begin-End Begin-End Begin-End
Create Backup Begin-End Begin-End
Restore Begin-End Begin-End
Maintenance Begin-End Begin-End
Maintenance Reminder ✔️ ✔️
Maintenance Scheduled ✔️ ✔️
Update Instance Begin-End
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Events/Reference/eventsproducers.htm#DbaaS
サポートされるイベント・タイプ（2019/8現在）

(2019/8)
Create Directory and Drop Directory commands
ディレクトリ・オブジェクトを追加作成できるようになりました。
18
• 従来はデフォルトで作成済みのDATA_PUMP_DIRのみでしたが、今回のアップデー
トにより、追加作成できるようになり、既存アプリケーションの移行が簡単にな
りました
• ディレクトリ・オブジェクトの作成には” CREATE ANY DIRECTORY ”権限が必要です。
ADMINスキーマから付与してください。
• ディレクトリ・オブジェクトに保管されたデータサイズに応じて、
割り当てられているインスタンスのストレージ（最小1TB）を消費します
CREATE DIRECTORY sales_staging AS 'stage/sales';

(2019/7)
ADB Gains ISO-27001, 27017 and 27018 certifications
Oracle Cloud の他サービスに追随し、Autonomousも対応しました。
19
• ISO / IEC 27001
– 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格
– 情報の機密性・完全性・可用性を管理し、有効活用するための組織の枠組みを規定
• ISO / IEC 27017
– クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理策のガイドライン規格
– ISO/IEC 27001の取り組みをISO/IEC 27017で強化し、クラウドサービスにも対応した情報セキュリ
ティ管理体制を構築するための規定
• ISO / IEC 27018
– クラウドサービスプロバイダが適切な情報セキュリティ管理を提供することを確実にすること
を目的とした規定

ブロックチェーン関連
20

Oracle Blockchain 関連アップデート
21
2019/9/12
日本オラクル株式会社
クラウド事業戦略統括ビジネス推進本部
大橋雅人（Masato.Ohashi@oracle.com)

Oracle Blockchain関連アップデート
• 製品アップデート
• 事例、パートナー様との取り組みアップデート
• イベントアップデート
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Oracle Blockchain Platform Cloud Service（OBPCS）
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エンタープライズでの活用障壁をなくす、Hyperledger Fabricベースのプラットフォーム
Pre-Assembled：
事前定義済の環境提供、構築の迅速化と容易化
Automated：
自動化により運用/管理の手間を削減
Open：
マルチクラウド、ハイブリットクラウド
オープンなネットワーク構成が可能
Enterprise Grade：
エンタープライズ要件を満たす独自機能
Ease of Integration：
他システム連携、アプリ開発が容易な独自機能
東京DCからも
サービス提供中

Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition（OBP EE）
• オンプレミス形態で提供、Oracle Blockchain Platformを自社データセンターや、
他社クラウド上に構築
– VM環境を選択（Oracle VirtualBoxとVMware vSphereをサポート）
• Oracle Blockchain Platform Cloud Service (OBPCS) と同等の機能を提供
– ブロックチェーン環境に必要な機能を事前定義、数クリックで環境構築
– APIは共通、アプリケーション移植性あり
– アップデートもOBPCSと足並みを揃えて提供
• OBPCSおよび、他のHyperledger Fabricとの
柔軟なネットワークが構成可能
– マルチクラウド構成
– ハイブリッドクラウド構成
概要
24
OBP EE
OBPCS
オープンソースの
Hyperledger Fabric
OBPCS
3rd Party Cloud
3rd Party Cloud上のOBP EE

Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition（OBP EE）
• オンプレミステクノロジー製品と同様の価格体系（Technology Price Listへの新規追加）
– Named User Plusはなく、Processor Licenseのみ
– 仮想環境での稼働時のCPU数計算の基準も、他オラクル製品と同様
– eDeliveryからの提供 (V983332-01 Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition)
25
価格体系
Product Named User Plus Processor License Software Update License & Support
Oracle Blockchain Platform
Enterprise Edition
No ¥5,700,000 ¥1,254,000
• 参考構成（最小合計CPU数）：
– Developer Shape：4 CPU（単一VM内にManagerとOBP Instance×1同居）
– Enterprise Shape
• （Participant）：10 CPU（Managerに2／Platformに2×3／Chaincodeに2）
• （Founder）：16 CPU（Participantの構成＋ZK/Kafkaに2×3）

26

事業創出に向けた社員の意識改革およびビジネス・クリエーション文化を醸成
するために、独自トークンを用いたゲーミフィケーション基盤構築
8/1ニュースリリース：事例
TIS様の新たな取り組み
• 社員の意識改革や文化醸成につながるさまざまな行動
に対してトークンが付与される仕組みを構築
✓ ビジネス・プレゼン大会での施策企画
✓ チーム内への新たな働きかけ
✓ 新サービスのアイデア投稿など
• モチベーションの向上と意識改革の加速
につなげることを目的
• Oracle Blockchain Platform、
Oracle Autonomous Database、
Oracle APEXで実現

ISOU PROJECT（2019/8/19-30 北海道厚沢部町で実証実験を実施）
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ISOU PROJECT FACTBOOK
https://www.indetail.co.jp/common/files/I
SOU_factbook.pdf

ISOU PROJECT（2019/8/19-30 北海道厚沢部町で実証実験を実施）
29
ISOU PROJECT FACTBOOK
https://www.indetail.co.jp/common/files/I
SOU_factbook.pdf
Oracle
Blockchain
Platform Cloud
を利用

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Blockchain GIGの紹介
• エンタープライズ領域でのブロックチェーン活用の、実際の事例での苦労話や
技術ノウハウなどを共有できる、エンジニアのためのコミュニティ
• オープンな技術共有を目的に、様々な技術や実プロジェクトからのTips紹介
• 過去のゲストセッション
– #1 (2/4) : 株式会社セゾン情報システムズ, 株式会社INDETAIL,
– #2 (4/4) : アクセンチュア株式会社, 某コンサルファーム, トライデントアーツ株式会社
– #3 (7/4) : G.U. Labs, TIS株式会社
– #4 (9/4)：日本IBM, NTTデータ
• 毎回、メディアにも掲載
• 次回は10/10（予定）
• 登壇者を常時募集中！
31
「Oracle Code Tokyo Night」
で検索

Appendix
Oracle Blockchain Platform 関連情報
• Oracle Blockchain Platform Cloud Service 詳細資料（Slideshare資料）
– https://www.slideshare.net/oracle4engineer/oracle-blockchain-platform-cloud-service20190619
• Oracle Blockchain Platform Cloud Service サイト、ドキュメント、事例
– https://cloud.oracle.com/ja_JP/blockchain
• Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition サイト、ドキュメント
– https://www.oracle.com/database/technologies/blockchain-platform-enterprise-edition.html
• Trial環境
– 試使用、学習環境として、 Oracle Blockchain Enterprise Edition（VMイメージ）を
OTNからダウンロード利用可能（OTNライセンスに準拠、ノンサポート）
– ダウンロード先、使用方法は、上記Oracle Blockchain Platform Enterprise Editionの
ドキュメントから
32

マーケティング関連情報
33

関連プレスリリース
• 2019/08/01：クラブネッツ、Oracle CloudでSNSマーケティング統合基盤のセキュリティおよび拡張性を向上
• 2019/08/01：TIS、社員の事業創出への意欲を高めるゲーミフィケーション・プラットフォームをオラクル
のクラウドで構築
• 2019/09/03：東京ガスiネット、Oracle Cloudでガス・電気のお客様向けのチャットボット・サービス提供基
盤を構築
メディア掲載
• Oracle Partner Awards受賞パートナー企業特集：本格的なクラウド移行に向け新機能を徹底検証少人数の
情シス部門でもOracle Cloudを (日鉄ソリューションズ様/NECネクサソリューションズ様)
• Oracle Partner Awards受賞パートナー企業特集：長い付き合いだから分かるクラウドの強み徹底比較で検証
した基本スペックの高さ Oracle Cloudインフルエンサーができること (アシスト様/システムエグゼ様/テクバン様)
• AWSの10分の1!? 性能と料金を売りにするオラクルのクラウド戦略とは? – マイナビニュース
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セミナー/イベント予定
• Oracle Cloud (PaaS/IaaS)：セミナー情報
– https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/oracle-cloud-platformpaasiaas-v4
• 今後実施
– 2019/09/05：実践Kubernetesハンズオン～OKEでKubernetesを体験しよう～（東京）
– 2019/09/10：Autonomous Database ハンズオン（東京）
– 2019/09/13：業務改善に効く！分析のすゝめ～データ × 活用 = 働き方改革～（東京＋サテライト）
– 2019/09/19：Oracle Cloud Infrastructure ハンズオン（東京）
– 2019/09/19：第207回夜な夜な! なにわオラクル塾～Oracle Cloudの使い方～（大阪）
– 2019/09/24： Oracle Database Technology Night Lite（東京＋サテライト）
– 2019/09/25：一歩進んだ分析でビジネスにチカラを!! ～あなたもデータアナリスト～（東京）
– 2019/10/08：Autonomous Database ハンズオン（東京）
– 2019/10/10：実践Kubernetesハンズオン～OKEでKubernetesを体験しよう～（東京）
– 2019/10/30：Oracle Cloud Infrastructure ハンズオン（東京）
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