Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート

Oracle Cloud Infrastructure (PaaS & IaaS)
2022年3⽉度サービス・アップデート
⽇本オラクル株式会社
事業戦略統括事業開発本部
2022年3⽉10⽇

マニュアル
• Oracle Cloud Infrastructure Documentation
(英語版︓最新情報はこちらをご覧ください)
• Oracle Cloud Infrastructure ドキュメント
(⽇本語版)
アップデートへのリンク
• Oracle Cloud Infrastructure 全体
• Autonomous Database
ブログ
• [英語]Oracle Cloud Infrastructure Blog
• [英語]Oracle Database Insider
• [⽇本語]オラクルエンジニア通信
• サービス・アップデート(全体概要)
• 本資料の過去資料はこちら
• OCI新機能ハイライト(機能詳細)
各サービスのアップデートはこちらから確認できます
2 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

東京リージョン: 追加サービス (2-3⽉)
⼤阪リージョン: 追加サービス (2-3⽉)
• Threat Intelligence
• Vision
• Speech
サービス・アップデート
• Compute
• バースト可能インスタンスがStandard3、Standard.E4 VM シェイ
プをサポート
• Autonomous Database
• OCIリソース、コスト、使⽤状況の追跡
• SYSDATE/SYSTIMESTAMP呼び出し時のタイムゾーンのハンド
リング
• Storage Auto Scaling
サービス・アップデート (続き)
• Exadata Cloud@Customer
• インフラストラクチャ・メンテナンスのエンハンス
• コントロールプレーンサーバーのオフラインでの診断レポート機能
• NoSQL
• Oracle NoSQL Database Migrator, Oracle NoSQL
Database Visual Studio Code Extension, オンデマンド料⾦モ
デル
• Data Safe
• データ検出、データ・マスキング、アクティビティ監査、およびアラート
がOCIコンソールと統合
• Cloud Guard
• Threat Detector
• Application Performance Monitoring
• 機械学習ベースの異常検出
• Announcement
• コンソールのお知らせのダッシュボートとフィルタリング、ソート
2022年3⽉度アップデート・サマリー
Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates
3

1. 東京/⼤阪リージョン
2. Oracle Cloud Infrastructure 全体
3. Infrastructure Service
4. データベース・サービス
5. Platform Service
6. マーケティング関連情報 (ニュース/事例/セミナー等)

今回新規で追加されたサービス
Oracle Cloud Infrastructure AI Services
ビジネス⽂書や契約書類などに書かれた⼤規模
な⾮構造化テキストを対象とする⽂章分析機能
Language
テキスト分析
ネイティブと⾮ネイティブの⾔語スピーカーを対象に
トレーニングされたモデルによる⾳声認識機能
⾳声認識
画像認識やドキュメント分析のタスク向けに事前ト
レーニングされたコンピュータービジョンモデルを提供
画像認識
Speech
Vision
時系列データに基づく異常検出（アノマリー検
出）モデルの提供
時系列データに基づく異常検出
機械学習と統計アルゴリズムによる時系列予測に
より製品需要、収益を迅速かつ正確に予測
時系列データに基づく需要予測
AI モデルをトレーニングするためのラベル付きデー
タセット（画像、テキスト、ドキュメント）を構築で
きるようにユーザーを⽀援するサービス
データラベル
Anomaly
Detection
Forecasting
Data
Labeling
提供開始
提供開始
5

画像認識やドキュメント分析のタスク向けに事前トレーニングされたコンピュータービジョンモデルを提供
サービス概要/特徴
• 画像認識およびドキュメント分析タスク⽤に事前トレーニン
グされたコンピュータビジョンモデルを提供
• 視覚的な外観、⾔語、抽出されたキーワードに基づいて、ド
キュメントを⾃動的に異なるタイプに分類
• OCI Data Labelingとの連携により、データのラベリングを簡
素化し、より正確なモデルを提供
こんな課題に役⽴ちます
• 画像／映像に含まれる物体の認識や分類したい⽅
• 製造現場における異常を視覚的に検出したい⽅
サービス価格
• Oracle Cloud Infrastructure - Vision - Image Analysis
• 5000トランザクション/⽉まで無償
• 以降、1000トランザクション/⽉ごとに: ¥30
• Oracle Cloud Infrastructure - Vision - OCR
• Oracle Cloud Infrastructure - Vision - Document Properties
• Oracle Cloud Infrastructure - Vision - Document
Extraction
• Oracle Cloud Infrastructure - Vision - Custom Training
• 15 トレーニング時間/⽉まで無償
• 以降、トレーニング時間/⽉ごとに: ¥180
OCI Vision
新サービス
6

さまざまなソースの脅威インテリジェンス・データを集約管理
• Oracleセキュリティの専⾨家、広⼤なテレメトリ、⼀般的な
オープンソースフィード、およびクラウドストライクを含むパート
ナーからの脅威インテリジェンスデータを集約
• Cloud Guardやその他のOCIサービスと連携し、脅威の検
知と防御のための実⽤的なガイダンスを提供
• 脅威インテリジェンスのデータの複数から⼊⼿、検証し、⾃
⾝で管理、保管するのでなく、シンプルで統合された脅威イ
ンテリジェンス・データを活⽤する
• Cloud Guard や Cloud Guard Threat Detector と連携
して、既知の悪意のあるIPからの攻撃から早期に対処する
• 管理⼯数をかけずクラウドをセキュアを保護したい
サービス価格
• 無償
Oracle Threat Intelligence
新サービス
7

最新の機械学習機能を活⽤した脅威検出サービス
• Oracle Cloud Infrastructureの監査イベントを継続的に
監視し、機械学習(ML)ベースの⾏動攻撃モデルを⻑期間
にわたって分析し、悪意のある活動を検出
• MITRE ATT&CKフレームワークに準拠し、攻撃の進⾏状
況に応じてリスクスコアを可視化
• 単なる異常ではなく、悪意のある⾏動を検出
• MITRE ATT&CKフレームワークに準拠した、脅威検出を⾏
いたい
• AIを⽤いてクラウド上の⾏動を解析して、リスクにつながる振
る舞いを検出したい
• グローバル、各部⾨で利⽤しているOracle Cloudのセキュリ
ティ対策を管理⼯数をかけずセキュアに保護したい
サービス価格
• 無償
Oracle Cloud Guard Threat Detector
機能拡張
8

5. Platform Service

低コストで利⽤可能なバースト可能インスタンスのシェイプの選択肢が増えた
Standard3とStandard.E4がバースト可能インスタンス(Burstable Instance)に対応
バースト可能インスタンスは、12.5%もしくは50%のベースラインOCPUを設定することで、通常のOCPU価格よりも安価に利⽤することが
可能なインスタンス
バースト可能インスタンスでサポートされるシェイプ(2022/2時点)
• VM.Standard3.Flex
• VM.Standard.E3.Flex
バースト可能インスタンスの課⾦
• 通常のOCPUの価格にベースラインCPU使⽤率をかけて計算される
• メモリは通常と同様に設定したサイズで課⾦される
• 例︓Standard.E4 1 OCPU ベースライン12.5% + メモリー 2GB のインスタンスの場合
• 標準単価︓E4 - OCPU ￥3.00 OCPU Per Hour
• 標準単価︓E4 - Memory ￥0.18 Gigabyte Per Hour
• OCPU ￥3.00 x 1 x 0.125 + メモリー￥0.18 x 2 = ￥0.375 + ￥0.36 = ￥0.735 / hour
[Compute] Standard3とStandard.E4がバースト可能インスタンスに対応
機能拡張
11

重要なお知らせを⾒逃さないよう、ダッシュボード表⽰や参照の利便性が向上
お知らせ(Announcements)のダッシュボードページが追加
お知らせの⼀覧ページでは、フィルタリング条件を絞り込んだりソートして表⽰することも可能になった
• フィルタリング項⽬︓イベントの⼀番早い開始⽇、イベントの⼀番早い終了⽇、サービス、プラットフォーム
• ソート項⽬︓お知らせ、イベント時間、公開時間
[Announcements] コンソールのお知らせのダッシュボートとフィルタリング、ソート
注）お知らせページ左下にもリスト範囲が適⽤され、コンパートメント選択が
可能になっているため、適切なコンパートメントを選択する必要がある
機能拡張
12

Infrastructure Service
サービス・アップデート詳細
2022年2⽉
https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/categ
ory/o4e-new-feature-highlights

Oracle Cloud Infrastructure: 最近の主な新機能 (2022/2 -1)
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/
Release Date Services
2022/02/01 OKE Support for capacity reservations when configuring node pool placement
2022/02/01 OKE Support for tagging Kubernetes cluster-related resources
2022/02/04 Data Science Accelerated Data Science v2.5.7 is released
2022/02/07 Announcements Configure announcement subscriptions to deliver announcements to Notifications
subscription endpoints
2022/02/07 Console, Dashboard Dashboards are now available in the Console
2022/02/08 Networking Access to Microsoft Azure expanded to Singapore (Singapore) region and Azure
Singapore location
2022/02/08 Java Management Java Management 3.1 is Now Available
2022/02/08 Pulse Pulse is now available!
2022/02/08 Operations Insights Create Dashboards from the Operations Insights Console
2022/02/08 Database
Management
Storage Management Enhancement
2022/02/08 Data Flow Data Plane Metrics are Available with Data Flow
2022/02/09 Data Science PySpark 3.0 and Data Flow conda environment is introduced
⾚字：本資料で取り上げる機能
⽇本以外のリージョンでの特定のサービス開始は除外
14

2022/02/09 Database Exadata Cloud Service: Choose Data Guard type using the Console or APIs
2022/02/10 MySQL Database MySQL Database Service Data Masking and De-Identification Functions
2022/02/10 Cloud Shell Cloud Shell now allows you to manage language runtimes
2022/02/11 Data Labeling Updates to Data Labeling
2022/02/11 Functions Support for 2 GB functions
2022/02/15 Threat Intelligence Use Threat Intelligence to search for information about known threat indicators
2022/02/15 Compute Burstable compute instances supported for Standard3 and Standard.E4 VM shapes
2022/02/16 APM Introducing Java Deep Dive and Topology Enhancements
2022/02/16 NoSQL Database
Cloud
New features in Oracle NoSQL Database Cloud
2022/02/16 Data Safe Oracle Data Safe: Data Discovery, Data Masking, Activity Auditing, and Alerts are now
integrated with OCI
2022/02/16 APM APM Java Agent Version 1.4 is Now Available
2022/02/17 Database Exadata Cloud@Customer: Allow Customers to Choose Data Guard Type
2022/02/17 Database Exadata Cloud@Customer: Pluggable Database (PDB) Lifecycle Management
15

2022/02/17 Database Exadata Cloud@Customer: Specify the Same SID for Primary and Standby Databases in
a Data Guard Association
2022/02/17 Announcements New announcements dashboard and new options for filtering and sorting
announcements
2022/02/18 Vision Vision is now Available
2022/02/18 APM Application Performance Monitoring Now Enables Machine Learning-Based Anomaly
Detection
2022/02/22 Threat Detector Cloud Guard Now Includes Threat Detector
2022/02/23 MySQL Database MySQL Database Service Improved Write Performance with Disable Crash Recovery
Option
2022/02/23 Speech Speech service is now available
2022/02/23 Networking FastConnect Physical and Logical Devices
2022/02/25 Networking DRG Route Advertisement and Filtering Enhancements
2022/02/28 OKE Support for PVC block volume expansion
16

テナンシのメンテナンス情報をフィルタリング条件をつけながら任意の通知先に通知可能
お知らせ（Announcement）のサブスクリプションが可能になり、通知サービス（Notification）で設定した通知先を指定可能。
サブスクリプションにはフィルタリング条件も設定可能。
• 例えば、ネットワーク管理者にはネットワーク関連サービスのお知らせのみ通知するような設定も可能
お知らせのサブスクリプション設定
2022/2/7
従来通り、テナンシ管理者向けのメール通知は引き続き⾏われる。
フィルタリング条件
・アナウンスメント・タイプ
・コンパートメント
・プラットフォーム（IaaS/SaaS）
・リージョン
・リソースOCID
・サービス
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/announcing-the-release-of-oci-announcement-subscriptions
17

カスタマイズ可能なコンソールのダッシュボード
コンソール・ダッシュボード・サービスにより、コンソールでカスタム・ダッシュボードを作成して、必要なリソース情報や主要なメトリックなどを表
⽰させることが可能。
• 各サービスからデータを収集し、リソースの使⽤率、請求、およびシステムの状態をすばやく確認できるようなチャートと表を追加
• 作成したダッシュボードは権限のあるほかのユーザと共有することも可能
• ダッシュボード・グループ︓複数ダッシュボードの管理
コンソールのダッシュボード（Console Dashboards service）
ダッシュボードに追加できるウィジェットの種類
・請求
・リソース・エクスプローラ
・ログ・チャート
・ログ・データ表
・モニタリング
・マークダウン
2022/2/7
18

2022年2⽉現在︓37リージョン提供中、さらに7リージョン計画
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のリージョン
https://www.oracle.com/cloud/architecture-and-regions.html
SYDNEY
MELBOURNE
Commercial
Commercial Planned
Government
Microsoft Interconnect Azure SANTIAGO
VINHEDO
SAO PAULO
CHILE 2
COLOMBIA
デュアル・リージョン︓基本的に全ての国/地域
で2つ以上のリージョンを提供し、お客様の業務
継続要件に対応していく
(⽇本の場合は東京-⼤阪)
各リージョンはOracle Backboneで接続
サステナビリティ︓2025年までに、すべてのリー
ジョンにおいて、100%再⽣可能エネルギーを使
⽤することを表明 (欧州リージョンは達成済み)
NEWPORT
AMSTERDAM
FRANKFURT
ZURICH
LONDON STOCKHOLM
MILAN
FRANCE 2
SPAIN MARSEILLE
JOHANNESBURG
CHUNCHEON
SEOUL TOKYO
OSAKA
SAN JOSE
PHOENIX
CHICAGO
ASHBURN
TORONTO
MONTREAL
MEXICO JEDDAH
JERUSALEM
DUBAI
MUMBAI
HYDERABAD
SAUDI 2
ABU DHABI
ISRAEL 2
SINGAPORE
シンガポール Azure相互接続
New
(Azure)
2022/2/8
19

Cloud Shell内で csruntimectl コマンドにより、プログラム実⾏に使⽤されるランタイム⾔語を表⽰、管理できるように
なった。現時点ではjavaのみ対応。
[Cloud Shell] ランタイム⾔語の管理
2022/2/10
20

低コストで利⽤可能なバースト可能インスタンスのシェイプの選択肢が増えた
Standard3とStandard.E4がバースト可能インスタンス(Burstable Instance)に対応
バースト可能インスタンスは、12.5%もしくは50%のベースラインOCPUを設定することで、通常のOCPU価格よりも安価に利⽤することが
可能なインスタンス。
バースト可能インスタンスでサポートされるシェイプ（2022/2時点）
• VM.Standard3.Flex
バースト可能インスタンスの課⾦
• 通常のOCPUの価格にベースラインCPU使⽤率をかけて計算される。
• メモリは通常と同様に設定したサイズで課⾦される。
• 例︓Standard.E4 1 OCPU ベースライン12.5% + メモリー 2GB のインスタンスの場合
• 標準単価︓E4 - OCPU ￥3.00 OCPU Per Hour
• 標準単価︓E4 - Memory ￥0.18 Gigabyte Per Hour
• OCPU ￥3.00 x 1 x 0.125 + メモリー￥0.18 x 2 = ￥0.375 + ￥0.36 = ￥0.735 / hour
[Compute] Standard3とStandard.E4がバースト可能インスタンスに対応
2022/2/15
21

重要なお知らせを⾒逃さないよう、ダッシュボード表⽰や参照の利便性が向上
お知らせ（Announcements）のダッシュボードページが追加
お知らせの⼀覧ページでは、フィルタリング条件を絞り込んだりソートして表⽰することも可能になった
• フィルタリング項⽬︓イベントの⼀番早い開始⽇、イベントの⼀番早い終了⽇、サービス、プラットフォーム
• ソート項⽬︓お知らせ、イベント時間、公開時間
コンソールのお知らせのダッシュボートとフィルタリング、ソート
注）お知らせページ左下にもリスト範囲が適⽤され、コンパートメント選択が
可能になっているため、適切なコンパートメントを選択する必要がある
2022/2/17
22

FastConnectのクロスコネクトで利⽤される物理デバイス名、論理デバイス名が表⽰されるようになった。
オンプレミスとの接続のSPoFを確認するために利⽤可能
FastConnect 物理、論理デバイス名
2022/2/23
23

VCNアタッチメントの作成、編集時に、⾃動的にインポートされるルートをVCNのCIDRかサブネットのCIDRから選択可能
になった。（デフォルトはサブネットCIDR）
DRG ルート通知とフィルタリングの機能拡張
2022/2/25
VCN CIDR選択時のルート・ルール
サブネットCIDR選択時のルート・ルール
24

リリースノート以外のアップデート
そのほかのアップデート
25

https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm
2021/12にOCIのアイコン集と、トポロジ&ダイアグラムのスタイル・ガイドが新しくなっています。
OCIの構成図などを作成される際などにご利⽤ください。
OCIアイコン集のアップデート
26

https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/category/o4e-OCI新機能ハイライト
よりタイムリーに新機能情報をキャッチアップしたい⽅は、Oracleエンジニア通信内のブログシリーズ「Oracle Cloud
Infrastructure 新機能ハイライト」もご参照ください。
隔週で新機能をご紹介しています。
Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト

5. Platform Service

CPUと同様にストレージの⾃動スケーリングができるように
なりました
デフォルトでは無効ですが、インスタンスの作成時または作
成後に有効化できます
有効にした場合は、割り当てられたストレージのサイズが
100GB以下になると、1TBずつ拡張され、設定値の最⼤
3倍まで⾃動的に拡張します
⾃動スケーリング機能を無効化するときに、使⽤済みのス
トレージが設定値を超えている場合は、警告が表⽰され、
使⽤済みのストレージが収まるよう設定値が変更されま
す
[Autonomous Database]
Storage Auto Scaling
29
機能拡張

[Autonomous Database]
SYSDATE/SYSTIMESTAMP呼び出し時のタイムゾーンのハンドリング
セッションレベルでパラメータSYSDATE_AT_TIMEZONEの値をTRUEに設定することで、SYSDATE/SYSTIMESTAMP
のタイムゾーンをデータべースのタイムゾーンを返すことができるようになりました。タイムゾーンがUTCになることへの回避策と
してご利⽤いただけます
SQL> SELECT dbtimezone FROM DUAL; /* DBタイムゾーンの確認︓設定はalter database set timezone='+09:00'（DB再起動必要 )*/
DBTIME
------
+09:00
SQL> SELECT SYSTIMESTAMP FROM DUAL; /* SYSDATE_AT_TIMEZONE有効化前 */
SYSTIMESTAMP
---------------------------------------------------------------------------
01-MAR-22 02.14.49.131008 AM +00:00
SQL> ALTER SESSION SET SYSDATE_AT_DBTIMEZONE=TRUE;
Session altered.
SQL> SELECT SYSTIMESTAMP FROM DUAL; /* 有効後 */
SYSTIMESTAMP
---------------------------------------------------------------------------
01-MAR-22 11.15.45.202339 AM +09:00
機能拡張
30

Autonomous Database
2022年2⽉
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autono
mous-database/adbsn/

Track Oracle Cloud Infrastructure Resources, Cost and Usage
OCIリソース、コスト、使⽤状況の追跡
ビューでOCIテナンシーに関するコスト、使⽤状況と⼀部のOCIリソース（Autonomous Databaseやオブジェクトストレージな
ど）に関する詳細情報を参照できるようになりました。
OCIコンソールにアクセスすることなく、ADBにアクセスしてこれらに関するレポートを作成することができます。
• 提供されたビュー
2022/2
ビュー名
OCI_AUTONOMOUS_DATABASES Autonomous Databaseインスタンスの情報
OCI_BUDGET_ALERT_RULES 作成されている予算アラート(Budget Alert)の情報
OCI_BUDGET_SUMMARY 作成されている予算(Budget)の情報
OCI_COST_DATA OCI使⽤コスト（各リソースのコスト）の情報
OCI_OBJECTSTORAGE_BUCKETS オブジェクトストレージのバケット情報
OCI_USAGE_DATA OCI使⽤状況（各リソースの使⽤量データ）の情報
32

Critical Events with Customer-Managed Keys
顧客管理の暗号化キーのクリティカルイベント
顧客管理の暗号化キー関連のイベントが追加されました。顧客管理キーを使⽤したインスタンスで顧客管理キーにアクセ
スできない場合、データベースにアクセスできず、ステータスは"Inaccessible"になります。
イベント・タイプはCriticalに分類されます（太字が追加されたイベント）
2022/2
イベント・タイプ含まれるイベント条件
Critical DatabaseInaccessibleBegin 以下のいずれかでデータベースにアクセスできずInaccessible
• OCI Vaultのマスター暗号化キーが削除されている
• OCI Vaultのマスター暗号化キーが無効になっている
• ADBがOCI Vaultに到達できない
DatabaseInaccessibleEnd InaccessibleからAvailableに回復
AdminPasswordWarning ADMINパスワードの期限切れ30⽇以内、または期限切れ後に発⽣
DatabaseDownBegin インスタンス利⽤不可、接続サービス利⽤不可
DatabaseDownEnd 利⽤不可からの回復
WalletExpirationWarning 期限切れの6週間前から最⼤週1回発⽣
33

Time Zone Handling in Calls to SYSDATE and SYSTIMESTAMP
SYSDATE/SYSTIMESTAMP呼び出し時のタイムゾーンのハンドリング
セッションレベルでパラメータSYSDATE_AT_TIMEZONEの値をTRUEに設定することで、SYSDATE/SYSTIMESTAMP
のタイムゾーンをデータべースのタイムゾーンを返すことができるようになりました。タイムゾーンがUTCになることへの回避策と
してご利⽤いただけます。
2022/1
SQL> SELECT dbtimezone FROM DUAL; /* DBタイムゾーンの確認︓設定はalter database set timezone='+09:00'（DB再起動必要 )*/
DBTIME
------
+09:00
SQL> SELECT SYSTIMESTAMP FROM DUAL; /* SYSDATE_AT_TIMEZONE有効化前 */
SYSTIMESTAMP
---------------------------------------------------------------------------
01-MAR-22 02.14.49.131008 AM +00:00
SQL> ALTER SESSION SET SYSDATE_AT_DBTIMEZONE=TRUE;
Session altered.
SQL> SELECT SYSTIMESTAMP FROM DUAL; /* 有効後 */
SYSTIMESTAMP
---------------------------------------------------------------------------
01-MAR-22 11.15.45.202339 AM +09:00
34

Exadata Cloud@Customer
2022年3⽉
https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/categ
ory/o4e-exadata-cloud-at-customer

Control Plane Server (CPS) Offline Diagnostic Report
• CPSとOCIの接続障害時のトラブルシューティングを⽀援するオフラインでの診断レポート機能
• 利⽤⽅法
• コンソール > Exadata Infrastructure > 対象の ExaCC Infrastructure > Network > Control Plane Server
Offline Report
• http://<CPSPublicIP>:18080/report
• http://<CPSPublicIP>:18080/report/json
コントロールプレーンサーバーのオフラインでの診断レポート機能
36

Exadata Cloud@Customer Enhanced Infrastructure Maintenance Controls
• 2022/03時点では CWLリージョンのみ、順次別リージョンにも追加
• インフラストラクチャメンテナンスのローリング、ノンローリング実施の選択
• インフラストラクチャメンテナンスのVM停⽌前にメンテナンスが待機するタイムアウトを指定することにより、各データベー
スサーバーでメンテナンス前にカスタムアクションを実⾏する機能
• タイムアウトデフォルト 30分最⼤ 120分
• インフラストラクチャメンテナンスでのデータベースサーバーの更新の順序の可視性
• コンポーネントレベルでのメンテナンスの進捗状況の詳細な追跡
インフラストラクチャメンテナンスのエンハンス
37

データベース・クラウド
各バージョンのサポート期間

Oracle Database: リリース及びサポート・タイムライン
Release Schedule of Current Database Releases (Doc ID 742060.1)
リマインド

対象サービス
• Database Cloud, Exadata Cloud (Public & Cloud@Customer)
サポート終了
• 基本的にオンプレミスのライフタイム・サポートに準拠して設定
(オンプレミスにおけるエラー修正終了時に、クラウドではサポート終了となり、Sustaining Supportは提供されない)
• セキュリティ・パッチを含むパッチ提供を終了、新規プロビジョニングを終了
• 当該バージョンのインスタンス稼働は保証されない (速やかなアップグレードもしくはインスタンス停⽌を推奨)
各データベース・バージョンのクラウドでのサポート期間
Release Schedule of Current Database Releases (Doc ID 742060.1)
クラウドでの提供開始サポート終了 (Sustaining Supportの提供なし)
11g R2 (11.2.0.4) 2014年9⽉ 2021年3⽉31⽇ (終了済み)
12c R1 (12.1.0.2) 2014年9⽉ 2022年7⽉31⽇ ← 残り4ヶ⽉
12c R2 (12.2.0.1) 2017年3⽉ 2022年3⽉31⽇ ← まもなく終了
18c (12.2.0.2相当) 2018年3⽉ 2021年6⽉30⽇ (終了済み)
19c (12.2.0.3相当) 2019年1⽉ 2027年4⽉30⽇
21c 2020年12⽉ 2024年4⽉30⽇
リマインド
40

5. Platform Service

プレスリリース
• ⽶国防総省、Oracle Cloud Infrastructure（OCI）をTop Secretミッションに認定
メディア記事
• オラクル、MongoDB互換API「Oracle Database API for MongoDB」をAutonomous JSON Databaseで提供開始－
Publickey
• Oracle、Autonomous JSON Database向け新API「Oracle Database API for MongoDB」を利⽤可能に︓CodeZine
（コードジン）
• 分析・集計に適したデータベースの最適な物理レイアウトを考える︓CodeZine（コードジン）
パートナー様発表
• [ジール] リードヘルスケアの営業⽀援システムをクラウド化、Oracle Cloudの採⽤で⼤幅なパフォーマンス向上を実現
関連ニュース (1)
43

ブログ記事
• Oracle GoldenGate 情報まとめ
• Oracle Cloud Infrastructure 新機能ハイライト - 2022/02/02
• Oracle Cloud ConsoleのDashboards紹介
• オンプレミスのバックアップをOracle Cloud Infrastructure (OCI) のオブジェクトストレージに管理・移⾏
• [セミナー資料/動画] オンプレミスDWHは今すぐ⽌めよう︕ここまで進化したクラウドDWH
• OCI Announcementサブスクリプションのリリースお知らせ
• Oracle Database API for MongoDB︓Autonomous Databaseで利⽤可能に
• Oracle Cloud Infrastructure(OCI)︓新着技術情報(2022年1⽉)
• Oracle Cloud InfrastructureでThreat Intelligenceの利⽤が可能に
• Oracle Cloud Infrastructure(OCI)︓新着技術情報(2022年2⽉)
• Oracle Database Management Serviceにおけるストレージ管理の新たな強化点
• Oracle Enterprise ManagerのデータをOCIで使⽤し、新たな洞察を引き出す
• Oracle Cloud Infrastructure: 2022年2⽉度サービス・アップデート
• [お客様事例] パーソルキャリア: 転職サービス「doda」を⽀える基幹業務データベースをハイブリッド・クラウド構成へ移⾏
関連ニュース (2)
“オラクルエンジニア通信”で検索
44

Oracle Cloud (PaaS/IaaS)︓セミナー情報
• https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-seminar
今後の開催予定
• 2022/3/11︓Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2021 Associate 資格試験ポイント解説セミナー
• 2022/3/15︓ハンズオンWebinar - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう [ハンズオン]
• 2022/3/15︓[OCIjp: Oracle Cloud Infrastructure ユーザーグループ] ExaCS解剖〜基礎編＆運⽤編〜
• 2022/3/16︓Oracle Database 11g,12cからのアップグレード対策とクラウド移⾏
• 2022/3/16︓[MySQL Technology Cafe] MySQL Shellを使ってもっと楽をしようの会
• 2022/3/22︓⼀歩進んだ分析でビジネスにチカラを!! 〜あなたもデータアナリスト〜 [ハンズオン]
• 2022/3/22︓[Oracle Cloud Infrastructure(OCI) スキルアップセミナー] OCIでVMware製品を動かそう
• 2022/3/23︓地域連携 × 次世代教育⽀援〜東京都⽴⻘⼭⾼等学校の⽣徒の成⻑を⽀援する連携事業〜
• 2022/3/24︓実践Kubernetesハンズオン〜OKEでKubernetesをバーチャルで体験しよう〜 [ハンズオン]
• 2022/3/24︓[Oracle Database Technology Night] Oracle Databaseのアップグレードとクラウド移⾏実践
• 2022/3/29︓はじめてでもできる、ビジネス情報の活⽤! ⾃分で試すナットクの、データの収集と共有・分析、そしてAI活⽤へ [ハンズオン]
• 2022/3/30︓最近よく聞く"Lakehouse(レイクハウス)"って何︖実例に学ぶデータ活⽤基盤のこれからのカタチとは
セミナー/イベント予定
“Oracle Cloud セミナー”で検索
45

Oracle Cloud ウェビナーシリーズ
進化し続ける Oracle Cloud Infrastructure (IaaS & PaaS) や Oracle Database をはじめとする、さまざまな製品につい
ての最新情報や活⽤事例および技術情報を業務部⾨からIT部⾨のエンジニアの⽅々までの幅広い皆様へ向けてウェビナーを通じ
てお届けします。さまざまなテーマや理解度レベルのコンテンツを取り揃えていますので、ぜひご活⽤ください。
毎週⽔曜⽇の開催となります。
『はじめてのOCI』『Database関連テーマ』『DXテーマ』『時々の旬なテーマ、最新トピック』を中⼼にお伝えしていきます。
Oracle Cloud ウェビナーハンズオン・トレーニング
Oracle Cloudのご紹介とビジネス課題を解決したお
客様事例やその時々のホットなトピックをお届けします
クラウドを活⽤したDX化をお客様と⼀緒に取り組む活
動をしており、その取り組みを広く知っていただくために、
お客様のDX促進に役⽴つヒントとなる事例やノウハウ
を紹介します
Oracle Cloudの使い⽅や活⽤イメージを実際に
Oracle Cloudを操作していただきながら具体的にご
紹介します
開催スケジュール
oracle.com/goto/ocws-jp
DXシリーズ
3⽉15⽇（⽕）13:00 - 17:00
ハンズオンWebinar - Oracle Cloud
Infrastructureを使ってみよう
詳細/お申込はこちら
3⽉22⽇（⽕）15:00-17:00
⼀歩進んだ分析でビジネスにチカラを!!
〜あなたもデータアナリスト〜
3⽉16⽇（⽔）15:00 - 16:00
Oracle Database 11g,12cから
のアップグレード対策とクラウド移⾏
4⽉6⽇（⽔）15:00 - 16:00
【まずはここから】はじめてのOracle
Cloud Infrastructure
3⽉23⽇（⽊）15:00 - 16:00
地域連携 × 次世代教育⽀援
〜東京都⽴⻘⼭⾼等学校の⽣徒の
成⻑を⽀援する連携事業〜
3⽉30⽇（⽔）15:00 - 16:00
最近よく聞く"Lakehouse(レイクハウ
ス)"って何︖実例に学ぶデータ活⽤基
盤のこれからのカタチとは

Monthly DX オンラインセミナー
地域連携 × 次世代教育⽀援
〜東京都⽴⻘⼭⾼等学校の⽣徒の成⻑を⽀援する連携事業〜
2022
3.23
15:00-16:00
申し込みURL
⻘⼭⾼等学校
統括校⻑
⼩澤哲郎
⽇本オラクルプロジェクトメンバー/ボランティア
https://go.oracle.com/LP=123116?elqCampaignId=334801
⻘⼭⾼等学校
主管教諭
髙橋幸⼀
須々⽊尚⼦川向緑
秋⼭真⼀渋⾕美奈⼦⻤澤美穂

Oracle Cloud サービス概要
• https://www.oracle.com/jp/
Oracle Cloud Free Tier
(Always Free＆無償トライアル)
• https://www.oracle.com/cloud/free/
マニュアル
• 英語 / ⽇本語
リージョン毎のサービス提供情報
• https://www.oracle.com/cloud/data-
regions.html#apac
東京/⼤阪リージョン最新情報
• https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/po
st/oci-tokyo-osaka
• https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/
技術情報
• 活⽤資料集 / チュートリアル
活⽤事例
st/oci-customer-reference
セミナー情報
st/oci-seminar
Oracle Cloud Infrastructure: 参考資料

Oracle Cloudにサインナップいただくと、両⽅が利⽤可能です
• https://www.oracle.com/jp/cloud/free/
Oracle Cloud Free Tier: Always Free＆無償トライアル
Always Free
時間制限なく
特定サービスを利⽤可能
Free Trial
30⽇間 300ドル
フリー・クレジット
+

Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート

Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート

Recommended

Recommended

More Related Content

Similar to Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート

Similar to Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート (20)

More from オラクルエンジニア通信

More from オラクルエンジニア通信 (12)

Recently uploaded

Recently uploaded (8)

Oracle Cloud Infrastructure：2022年3月度サービス・アップデート