More Related Content Similar to 20200122 エンタープライズ ブロックチェーン オラクル資料 (20) More from オラクルエンジニア通信 (20) 20200122 エンタープライズ ブロックチェーン オラクル資料3. 3 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
・名前:大橋 雅人(Masato.Ohashi@oracle.com) :@maato
・職歴:日本オラクル株式会社
Blockchain, IoT, AI ビジネスディベロップメント
← Big Data (Hadoop, NoSQL, Analytics)ビジネスディベロップメント
← コンサルティングサービス事業企画
← ERP Project PM, Consultant (SCM, PLM, FIN)
・技術経営修士(MOT:Management of Technology)
・趣味:スケボー初心者(w/息子)
・Blockchain GIG というMeetupの企画、実施をやっています
自己紹介
5. 5 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
• ブロックチェーンを適用することによる経済効果
(UAE政府が算出)
• 年間3億9800万の印刷物の削減
• 7700万時間の労働時間の削減
• 30億ドルのコスト削減
• 政府、民間の80%がすでにブロックチェーンを
導入済/導入中
グローバル:進むエンタープライズ領域でのブロックチェーン活用
Inclusive Deployment of Blockchain: Case Studies and Learnings from the United Arab Emirates
https://www.weforum.org/whitepapers/inclusive-deployment-of-blockchain-case-studies-and-
learnings-from-the-united-arab-emirates
6. • 実稼働は金融が圧倒的に多い、が非金融も急増
43%が銀行、ファイナンシャルマーケット、保険
• プロジェクトの成功には長期的な視点が必要
• コスト削減が最初の目標、売上向上は次のフェーズ
72%がコスト削減を目標にスタート、特にリコンサイル作業のコスト削減を目標
• 1社がリードしてコンソーシアムを立ち上げ、複数企業が後から参加
71%が1社がリードして立ち上げ、88%が独立した複数の企業との共同活用を想定
• 稼働中の多くに、中央集権的な運営体制が残るが、将来的に分散していく
• Hyplerledger Fabricが全てのインダストリーで多く選ばれている
実稼働中ネットワークの48%が、Hyplerledger Fabric
University CAMBRIDGE(2019)の調査から見えた、ブロックチェーン活用の実情
グローバル:エンタープライズでのブロックチェーン活用動向(2019)
2ND GLOBAL ENTERPRISE BLOCKCHAIN BENCHMARKING STUDY (University CAMBRIDGE, 2019)
https://www.jbs.cam.ac.uk/faculty-research/centres/alternative-finance/publications/2nd-global-enterprise-blockchain-benchmarking-study/
6 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
10. 公共
• 投票システム
• 土地や資格の管理
• 行政記録管理、市民サービス
自動車
• サプライチェーン効率化
• 偽装品対策、原産地証明
• 所有権証明
通信
• ローミング決済
• メディア、ゲーム
• セキュリティと不正対策
小売
• トレーサビリティーとリコール対応
• 製品認証、ブランド証明
• ワランティ管理
教育/研究機関
• 学歴履歴
• デジタル著作権管理
• 教育コンテンツマーケットプレイス
メディア/エンターテイメント
• ロイヤリティポイント
• C2C/P2P コンテンツ共有
• デジタル著作権管理
ハイテク/製造
• サプライチェーン効率化
• トレーサビリティー、
偽装対策
• IP、著作権管理
ヘルスケア
• 医薬品のトレーサビリティー
• 医療費管理
• 資格管理
金融
• 国際間決済、送金
• 認証管理、KYC
• 取引管理
企業間データ共有/
ワークフロー基盤
• 契約、請求支払、会計、リコンサイル
• 在庫、受発注、取引
有力な適用領域も固まりつつある
エンタープライズでのブロックチェーンの適用領域例
10 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
11. Oracle Blockchain Platform お客様例
証券サービスプラットフォーム
&
海上貿易、物流に関する文章管理、
イベントトラッキング
(12 コンソーシアムメンバー)
運送/物流
フランチャイズ文章管理
電子インボイス & EDI
紛争鉱物、電気自動車バッテリーの
トレーサビリティー、エシカル購買CDEL
学位履歴管理
学位認証/履歴管理証明
プラットフォーム
サプライチェーン
食品認証
糖蜜の正当性証明
ファイナンシャルサービス
国際間資金送金
ISVパートナー
販売管理 契約管理 遠隔患者管理ファクタリング 銀行 KYC
オリーブオイル
サプライチェーントレーサビリティ
靴革、製造工程の
トレーサビリティ
11 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
13. 13 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
ブロックチェーンで実現する世界
サプライチェーンへのブロックチェーン活用
材料加工 製造業者 物流 小売・顧客 • 可視化
– トラッキングとトレーサビリティ
• 偽装対応、検査結果等の不正改ざん防止、法令対応
• 原産地〜加工〜製造〜流通〜廃棄の可視化、履歴管理
• 契約書管理
– リコール発生時の迅速な影響範囲の特定、品質保証対応
– サプライヤー登録、認証、信用度の共有、効率化
– 在庫、受発注、売掛/買掛金のリコンサイル
• 企業間業務の自動実行と全体最適化
– 自動発注、自動在庫調整、例外対応、後工程調整
– 設計変更の合意、即時反映
– サプライチェーン全体での生産計画の最適化
• 新たなプレイヤーの加入、
サプライチェーンファイナンスの効率化
概要図 メリット
• 信頼性かつ、一貫性のあるデータ共有
• 企業間ワークフローの自動化、効率化
14. 14 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
Volvo Cars社におけるコバルトのリサイクル追跡
Circulor社との取り組み:
• 電気自動車のバッテリーに含まれる
コバルトのトレーサビリティー
• 目的
– 紛争鉱物報対応
– エシカル購買対応として、児童労働に依存していない証明
– バッテリーやその他の自動車材料のリサイクルに関する
説明責任を果たす
• Volco Cars、CATL、 Circulorによる、
Oracle Blockchain Platformを利用した実証実験
• 2ヶ月間の工程のトレーサビリティーを
ブロックチェーンを使い実現
– トレーサビリティーリチウムバッテリーのスクラップ
– コバルトのリサイクル
– バッテリー製造
– Volvo Cars浙江での車載搭載
• 2019/11 本格展開を正式に発表
https://youtu.be/PVp3BlzYDCg
16. Create PO
for
amount,
qty, items
Approve
PO
Transmit
PO
Get Ship
Confirm
Confirm
Receipt
Enter AP
Invoice
Match &
Approve
Payment
Pay AP
Invoice
Create
Sales
Order
Ship Sales
Order
Create AR
Invoice
Apply
Payment
Buying
Org
(Customer)
Selling
Org
(Supplier)
Inter-company process flow
Accounts PayablePurchase Order
Sales Order Accounts Receivable
Intercompany
Domain
PO (Goods) PO (Services) No PO
17. 17 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
ユースケースは何か?
何に使えばいいのか?
複数企業でバラバラに存在するものを、「まずはつなげてみる」という発想
• 非合理な複数企業間プロセス
• 非競争領域の共通業務プロセス
• 企業間データ連携
共通認識は醸成つつある、既存事例を自社に当てはめて考えてみる
そもそも事例がないとだめなのか?先行有利なのでは?
ブロックチェーンの検討におけるポイント(1/3)
18. 18 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
なぜブロックチェーンなのか?
それは、ブロックチェーンでないとだめなのか?
そもそも、なぜ今できていないのか?
その理由にブロックチェーンの特徴は活かせないか?
結果として、“ブロックチェーンを使わない”という結論も許容が必要
“ブロックチェーンでどう変わることができるか?をスタートとし、
高い視座で、ビジネス課題や新たなビジネスを発見すること自体は有用
全てブロックチェーンだけ、でできるわけではない
組み合わせが重要
ブロックチェーンの検討におけるポイント(2/3)
19. 19 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
どうやって進めればいいか?
どこから手を付ければいいか?
“Think Big, Start Small”
そもそもの目的を見失わない、高い視座を保つ(欲を出さない)
先行者メリットの享受、課題の発見と対応、イニシアティブ獲得は早い方がいい
取り組み始めなければ、PoCの壁を乗り越えられない
始めるための技術的なハードルは、劇的に下がっている
• 様々な技術勉強会、公開ドキュメント、技術ブログ
• Oracle Blockchain Platform の活用
ブロックチェーンの検討におけるポイント(3/3)
20. Oracle Blockchain Platform
Hyperledger Fabricをベースにエンタープライズ利用向けプラットフォームとして提供
Pre-Assembled:
事前定義済の環境提供、構築の迅速化と容易化
Automated:
自動化により運用/管理の手間を削減
Open:
マルチクラウド、ハイブリットクラウド
オープンなネットワーク構成が可能
Enterprise Grade:
エンタープライズ要件を満たす独自機能
Ease of Integration:
他システム連携、アプリ開発が容易な独自機能
東京DCからも
サービス提供中
20 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates
22. ・エンタープライズでのブロックチェーン活用をトピックにしたエンジニア向けコミュニティ
・先駆者たちの実際の事例での苦労話や技術ノウハウ話などを共有
・Hyperledger Fabric, Ethereum, Corda ,, オープンな技術共有が目的
・過去のゲストセッション
#1 (2/4) : 株式会社セゾン情報システムズ, 株式会社INDETAIL,
#2 (4/4) : アクセンチュア株式会社, 某コンサルファーム, トライデントアーツ株式会社
#3 (7/4) : G.U. Labs, TIS株式会社
#4 (9/4) : 日本IBM株式会社, 株式会社NTTデータ
#5 (10/10) : LayerX株式会社, 富士通株式会社
#6 (12/12) : 株式会社日立製作所, 丸紅株式会社
・次回は、2/26 【IBM/MS/Oracle共催】
エンジニアのためのエンタープライズブロックチェーン超入門
・「Oracle Code Tokyo Night」で検索し、グループに参加ください
Blockchain GIGの紹介
22 Copyright © 2020 Oracle and/or its affiliates