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World farm project〜leave no one grain behind〜
- 3. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 3
参加メンバー
コーポレート・コミュニケーション部
山本 祐人
やまもと ゆうと
人事部
黄 善敏
ふぁん そんみん
環境管理部
伊東 万木
いとう まき
CSR企画部
永山 理子
ながやま りこ
自社紹介
「食料・水・環境」に関わる社会課題を解決する
- 5. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 5
解決したい問題の背景
2.52
2.00
1.64
1.32 1.35
0.00
0.50
1.00
1.50
2.00
2.50
3.00
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030
(億人) (%)
75億 85億
面積あたりの
収穫量伸び率
2017年
2030年
世界人口
問題① 食料不足
- 6. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 6
解決したい問題の背景
8億人
(9人中1人)
食料ロスの区分
約1兆ドル
作物
畑から家庭に
届くまでのロス
家庭での
ロス
世界の飢餓人口
問題② 食料ロス
≒
- 8. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 8
達成したいSDGs目標課題を知るための協働
食料不足 → 食料生産の効率化
食料ロス → 食料の追跡管理国際連合食糧農業機関(FAO)など、
食料・農業関係の国際機関
各国の政府
どこでどれくらいの食料が不足・ロスしているか?
- 11. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 11
事業コンセプト
モミコ
Monitoring
Millions of
Crop‘s life
・小型センサー、通信チップ、電池内蔵・植物に付着するかつ高温に耐える
AI
- 14. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 14
事業コンセプト(特長)
2020 2025 2030
生産量
2020 2025 2030
食料ロス
食べられる量
・ノウハウがなくても
農業の生産性が極大化できる
・保管・輸送中の品質を監視して、
食料のロスをなくすことができる。
- 15. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 15
事業立ち上げのための協働
ビッグデータの規格化など
農業関連会社
商社や物流会社
物流ルートの開拓・整備・運送
IT企業
ビッグデータの構築
受け入れ体制の整備・
自国内の分配方法整備など
各国の政府など
- 16. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 16
最小限の事業立ち上げに向けての計画
自動走行トラクタ
クラウドサービス
国内普及
農業機械の完全自動化
クラウドサービス
海外展開
モミコ開発
World Farm
Project
2017 2025 2030
- 17. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 17
最小限の事業立ち上げに向けての計画
自動走行トラクタ
クラウドサービス
国内普及
農業機械の完全自動化
クラウドサービス
海外展開
モミコ開発
World Farm
Project
2017 2025 2030
- 18. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 18
どんなムーブメントを起こすか
農業の生産性向上・重労働からの解放
農産物の加工など、
新たな仕事や二次・三次産業が生まれる
経済成長が加速
- 19. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 19
どんなムーブメントを起こすか
農業の生産性向上・重労働からの解放
農産物の加工など、
新たな仕事や二次・三次産業が生まれる
経済成長が加速
- 20. ©2017 Kubota Corporation All Rights Reserved. 20
メンバーの決意
食に困らず、職が生まれる
クボタは地域に寄り添いながら
誰ひとり(一粒も)取り残さず
~leave no one (grain) behind~
地球と人の未来を支え続けます!
Editor's Notes
- こんにちは!株式会社クボタです。技術が目覚ましい発展を遂げても、ずっと変わらないことがあります。それは、人間はお腹がすく、そしてのどが渇くということです。本日はこの食について話をさせて頂きたいと思います。
- クボタが創業した1890年はコレラなどの水を介した伝染病に悩まされた時代でした。そんな中、クボタは日本で初めて水道用鉄管の量産化に成功し、人々を伝染病の恐怖から救いました。このように創業精神がSDGsと合致しているクボタは
- その後も人類の生存に欠かせない食料・水・環境に関わる社会課題を解決すべく、農業機械、パイプシステム、エンジン、建設機械などの事業を展開しています。今回の参加メンバーはこちらの4人です。
- そんな私たちが描く2030年のビジョンは食に関するすべての不安を払拭し、世界中の全員が食に困らず、職が生まれる世界です。食料の問題は生活の根幹でありながら、今も課題が山積みです。
- その一つが食料不足の問題です。現在、約75億人の世界人口は2030年には85億人まで増えると言われています。しかし、人口増加に対し、穀物の収穫量はご覧の通り伸び悩んでいます。
- もう一つは食料ロスの問題です。年間なんと1兆ドルの食料ロスがある中、約4分の3が保管や輸送の段階で失われます。世界の飢餓人口約8億人が健康で活動的な生活を送るために十分な量です。
- 我々はこの食料不足と食料ロスの問題を解決したいと思います。食料における持続可能な消費と生産のパターンが作られれば、農業の生産性向上による経済成長と非農業分野の雇用創出が行われ、
- 飢餓問題や貧困問題の解決に繋がり、世界の皆が豊かに生活できる時代が広がると信じています。その為、まずFAOや各国政府の協力で、どこでどれくらいの食料不足と食料ロスがあるか状況を把握します。
- そしてクボタ提案するのは「WORLD FARM PROJECT」です。世界中の農地をまるで大きいな一つの農場のように捉え、農機の自動化と作物の追跡管理で食料生産を最大限に効率化し、一粒の残さず、消費者へ届ける事業です。
- 具体的には農業ロボットやドローンがIoTで作業をしながら、作物の生育に必要なあらゆるデータを集めます。集積されたデータと世界の需給状況から、AIがその農地に最適な作物や栽培方法、生産量を提案します。
- さてここからが米粒サイズのセンサー「モミコ」の出番。このモミコが、米、麦、大豆などの作物に混入され、ここから先の作物の流れを追跡します。かつ、品質状況、保管状態をリアルタイムで報告します。
- 農家や小売業はそのデータを見て、保管・輸送中に腐ってしまうなどの食料ロスを減らすことができます。また、モミコはそのまま各家庭までついていくため、購買層がわかり、マーケティングに活かすこともできます。
- また、モミ子のデータを使うと、村や集落単位のカロリーマップを作成できます。そこから運搬コストを勘案した最適な食料の分配案が分かるので、貧困地域への食料援助の計画に役立ててもらえます。
- 農業の自動化とビックデータにより、ノウハウがなくても生産性が極大化できる。モミコにより、保管・輸送中の品質を監視して、食料ロスを防ぐことができる。この2点が特長と言えます。
- この事業を立ち上げるにあたって、まずは各国政府の協力で農業の機械化を推進する必要があります。また、農業関連やIT企業と連携し、ビッグデータとシステムを構築します。商社や物流会社とも連携し物流ルートも開拓します。
- この事業の最初の一歩として、クボタは今年、人がいなくても作業する農業機械を披露しました。また、畑や作物のデータを集めるセンサーを搭載し、効率的な農業を実現するシステムも国内で展開しています。
- 2025年には農業機械を完全自動化し、米粒サイズのセンサーモミ子を開発。そして2030年には世界のビッグデータが構築され、これらの技術を統合させながら、ワールドファームプロジェクトを推進していきます。
- 農業の生産性向上と重労働から解放は何を生むでしょうか。途上国の農村を例にとれば、農村で余裕ができた労働力が投入され、農産物の加工など、新たな仕事が生まれたり、二次・三次産業が発達し、経済成長が加速されます。
- また、農作業に取られていた子供たちには教育の機会が、女性には仕事を選択する機械が生まれます。この機会の平等を伴う経済成長は人々の豊かな暮らしとひいては平和な世界の実現に繋がります。
- この事業を成功させるために一番重要なのは地域に寄り添うことです。クボタはこれからも人々の生活に密着し、誰一人取り残さず、そして米一粒の取り残さず、地球と人の未来を支え続けます。