先史時代の遺跡は無作為にその”場所”に立地している訳ではない、むしろ遺跡分布は時代毎の環境の変化や生業等の社会的、経済的な側面によって規定されていると考えられる。本研究では、時代や地域ごとにどのような要因で居住域(遺跡立地)が決定されているかを解明したい。本発表では、考古学的研究の蓄積が進んでいる三浦半島の旧石器時代から古墳時代までの遺跡立地の分布変化を時系列で扱い、遺跡立地決定要因の検討を行う。Read less