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2013/07
vol.023
⽶コカ・コーラ企業Webサイトにみる
コンテンツ・マーケティング
©2013 THINKJAM.Inc. Page 1
コカ・コーラ企業サイトのリニューアル
2012年11⽉
いままでの企業サイトと、何が変わったのか?
本社サイトを中⼼に考察してみる。
昨年の本社サイトに引き続き、
6⽉に⽇本コカ・コーラの企業サイトもリニューアルされた。
コカ・コーラ本社(アメリカ)
企業サイト リニューアル
⽇本コカ・コーラ
企業サイト リニューアル
2013年6⽉
旧サイト 旧サイト
www.coca-colacompany.com www.cocacola.co.jp
©2013 THINKJAM.Inc. Page 2
リニューアルして変わったこと
↓【例】 「スポーツ」の記事↓【例】「フード」の記事 ↓【例】「ヒストリー」の記事
フード
ライフ
スタイル
ビジネス スポーツ ジョブ ブランド
サスティナ
ビリティ
イノベー
ション
ヒストリー
メインコンテンツが、企業&製品情報から「コカ・コーラ ストーリー」に置き換わった。
9つの
トピック
バーベーキューに熱意を注ぐ⼈や
アメリカのバーベキュー⽂化を
紹介している
コカ・コーラが⽀援している
ドイツのナショナルチームのファンクラブに
スポットをあてたストーリー
筆者が偶然、史料保管倉庫で⾒つけた
古いアルバムから
コカ・コーラの歴史を語っている
コカ・コーラだからこそ持ちうる情報を「もっと読みたくなる」「誰かに教えたくなる」かたちに編集した読み物コンテンツ
©2013 THINKJAM.Inc. Page 3
「コカ・コーラ ストーリー」をメインコンテンツにした理由
解釈すると‥
企業サイトの主⽬的が変わった!
コカ・コーラ
デジタルコミュニケーション&ソーシャルメディア
ディレクター
Ashley Brown⽒
●「ブランドに好意を持ってもらうこと」は
「ブランドの商品を購⼊すること」と同義である。
●あらゆるユーザー接点が、
好意を持ってもらう(=絆をつくる)チャンスとなる。
●(ユーザー接点の1つである)Webサイトでは、
お客さまにとって価値のある(惹きつける)コンテンツを配信することが⼤事。
時には、コカ・コーラに関連のない記事も配信する。
●あらかじめ、どんなサイトにしていくか?を
計算しつくしているわけではなく、⽇々改良していく。
企業や商品について
ユーザーに理解していただくこと
従来のサイト
企業とユーザーとの関係を
深めること
今回のサイト
©2013 THINKJAM.Inc. Page 4
⽬的達成のために①|「コカ・コーラ ストーリー」への導線施策
サイトの諸所から
「コカ・コーラ ストーリー」へのアクセスを促している
▼トップ
↓キャリア情報トップ
▼コカ・コーラ ストーリー
ページ下部(コメント欄)まで
スクロールすると、次に読む
おすすめストーリーが表⽰される
9つのテーマが
トップに
ならんでいる
メインビジュアルが
コカ・コーラ ストーリーへの
導線で埋め尽くされている
企業情報系のページでも
コカ・コーラ ストーリーへの
導線を⼤きく配置
サイドエリアは下層への
リンクではなく、
●よく読まれている記事
●よくシェアされている記事
●よく議論されている記事
が並んでいる
▼コカ・コーラ ストーリー
スライドイン
なるべく多くの「コカ・コーラ ストーリー」に触れてもらうために、サイト内導線に⼯夫がみられた。
©2013 THINKJAM.Inc. Page 5
⽬的達成のために②|「コカ・コーラ ストーリー」への関⼼を⾼める施策
「コカ・コーラ ストーリー」には、
コメント欄を設けて
ユーザー同⼠の会話を促している。
投票コンテンツを設けて
ユーザーがコメントしたり、結果を⾒られるようにして
サイト内外での話題性を⾼める。
ユーザーに写真や動画を投稿してもらい
それをもとにコンテンツ化する取り組みを⾏い
ユーザーのモチベーションを⾼める。
社内のライターの他にも、
影響⼒のある実業家、フードライター、
ファッションライターによる記事を⽤意し
ユーザーを飽きさせない。
©2013 THINKJAM.Inc. Page 6
参考|⽇本コカ・コーラサイトとの差異
ストーリーのトピックが異なる
「パートナー」「ピープル」「グローバル」「⾃動販売機」という
⽇本独⾃のトピックが設けられている。
⽇本では、「⼈」を軸にしたストーリーを
強く打ち出していきたいという意図が感じられる。
また、⽇本の⽂化的特徴(⾃動販売機が多い)をトピック化するなど
国ごとの特徴や、コミュニケーション戦略をふまえて
トピックを変化させていることがうかがえる。
1
ユーザー参加型のコンテンツはまだ存在しない2
ストーリーの種になるような情報をユーザーに求めたり、
投票してもらうような取り組みは⾒られなかった。
⽇本のサイトは、まだ公開直後ということもあるので、
今後、同種の施策が展開されてくるということが予想される。
©2013 THINKJAM.Inc. Page 7
まとめ
●コカ・コーラの企業サイトの⽬的は「お客さまとの関係づくり」にシフトし、
「コカ・コーラ ストーリー」をメインとする⼤胆なリニューアルを講じた。
●コンテンツプランニングの重要性がますます⾼まっていく⼀⽅で、
いかにユーザーを惹きつけるコンテンツを提供し続けられるか?
(裏返せば、ストーリーが語れる新商品を次々に提供できるか?)が
運⽤上の課題になってくるかもしれない。
www.ge.com
●ほかの⽇本企業においては、まだ⼤胆な試みは⾒られないが、
アメリカではGEなど、読み物系を重視するサイトが公開されている。
これらは昨今「コンテンツマーケティング戦略」という概念で語られており
企業サイトのスタンダードになってくる可能性がある。

Wo! vol.23 米Coca-Colaサイトにみるコンテンツ・マーケティング

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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page1 コカ・コーラ企業サイトのリニューアル 2012年11⽉ いままでの企業サイトと、何が変わったのか? 本社サイトを中⼼に考察してみる。 昨年の本社サイトに引き続き、 6⽉に⽇本コカ・コーラの企業サイトもリニューアルされた。 コカ・コーラ本社(アメリカ) 企業サイト リニューアル ⽇本コカ・コーラ 企業サイト リニューアル 2013年6⽉ 旧サイト 旧サイト www.coca-colacompany.com www.cocacola.co.jp
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page2 リニューアルして変わったこと ↓【例】 「スポーツ」の記事↓【例】「フード」の記事 ↓【例】「ヒストリー」の記事 フード ライフ スタイル ビジネス スポーツ ジョブ ブランド サスティナ ビリティ イノベー ション ヒストリー メインコンテンツが、企業&製品情報から「コカ・コーラ ストーリー」に置き換わった。 9つの トピック バーベーキューに熱意を注ぐ⼈や アメリカのバーベキュー⽂化を 紹介している コカ・コーラが⽀援している ドイツのナショナルチームのファンクラブに スポットをあてたストーリー 筆者が偶然、史料保管倉庫で⾒つけた 古いアルバムから コカ・コーラの歴史を語っている コカ・コーラだからこそ持ちうる情報を「もっと読みたくなる」「誰かに教えたくなる」かたちに編集した読み物コンテンツ
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page3 「コカ・コーラ ストーリー」をメインコンテンツにした理由 解釈すると‥ 企業サイトの主⽬的が変わった! コカ・コーラ デジタルコミュニケーション&ソーシャルメディア ディレクター Ashley Brown⽒ ●「ブランドに好意を持ってもらうこと」は 「ブランドの商品を購⼊すること」と同義である。 ●あらゆるユーザー接点が、 好意を持ってもらう(=絆をつくる)チャンスとなる。 ●(ユーザー接点の1つである)Webサイトでは、 お客さまにとって価値のある(惹きつける)コンテンツを配信することが⼤事。 時には、コカ・コーラに関連のない記事も配信する。 ●あらかじめ、どんなサイトにしていくか?を 計算しつくしているわけではなく、⽇々改良していく。 企業や商品について ユーザーに理解していただくこと 従来のサイト 企業とユーザーとの関係を 深めること 今回のサイト
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page4 ⽬的達成のために①|「コカ・コーラ ストーリー」への導線施策 サイトの諸所から 「コカ・コーラ ストーリー」へのアクセスを促している ▼トップ ↓キャリア情報トップ ▼コカ・コーラ ストーリー ページ下部(コメント欄)まで スクロールすると、次に読む おすすめストーリーが表⽰される 9つのテーマが トップに ならんでいる メインビジュアルが コカ・コーラ ストーリーへの 導線で埋め尽くされている 企業情報系のページでも コカ・コーラ ストーリーへの 導線を⼤きく配置 サイドエリアは下層への リンクではなく、 ●よく読まれている記事 ●よくシェアされている記事 ●よく議論されている記事 が並んでいる ▼コカ・コーラ ストーリー スライドイン なるべく多くの「コカ・コーラ ストーリー」に触れてもらうために、サイト内導線に⼯夫がみられた。
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page5 ⽬的達成のために②|「コカ・コーラ ストーリー」への関⼼を⾼める施策 「コカ・コーラ ストーリー」には、 コメント欄を設けて ユーザー同⼠の会話を促している。 投票コンテンツを設けて ユーザーがコメントしたり、結果を⾒られるようにして サイト内外での話題性を⾼める。 ユーザーに写真や動画を投稿してもらい それをもとにコンテンツ化する取り組みを⾏い ユーザーのモチベーションを⾼める。 社内のライターの他にも、 影響⼒のある実業家、フードライター、 ファッションライターによる記事を⽤意し ユーザーを飽きさせない。
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page6 参考|⽇本コカ・コーラサイトとの差異 ストーリーのトピックが異なる 「パートナー」「ピープル」「グローバル」「⾃動販売機」という ⽇本独⾃のトピックが設けられている。 ⽇本では、「⼈」を軸にしたストーリーを 強く打ち出していきたいという意図が感じられる。 また、⽇本の⽂化的特徴(⾃動販売機が多い)をトピック化するなど 国ごとの特徴や、コミュニケーション戦略をふまえて トピックを変化させていることがうかがえる。 1 ユーザー参加型のコンテンツはまだ存在しない2 ストーリーの種になるような情報をユーザーに求めたり、 投票してもらうような取り組みは⾒られなかった。 ⽇本のサイトは、まだ公開直後ということもあるので、 今後、同種の施策が展開されてくるということが予想される。
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    ©2013 THINKJAM.Inc. Page7 まとめ ●コカ・コーラの企業サイトの⽬的は「お客さまとの関係づくり」にシフトし、 「コカ・コーラ ストーリー」をメインとする⼤胆なリニューアルを講じた。 ●コンテンツプランニングの重要性がますます⾼まっていく⼀⽅で、 いかにユーザーを惹きつけるコンテンツを提供し続けられるか? (裏返せば、ストーリーが語れる新商品を次々に提供できるか?)が 運⽤上の課題になってくるかもしれない。 www.ge.com ●ほかの⽇本企業においては、まだ⼤胆な試みは⾒られないが、 アメリカではGEなど、読み物系を重視するサイトが公開されている。 これらは昨今「コンテンツマーケティング戦略」という概念で語られており 企業サイトのスタンダードになってくる可能性がある。