土壌学第八回
- 4. 有機物が直接吸収される可能性も
アンモニア態窒素
オオムギ水耕栽培 アミノ酸区の方が生育旺盛
アミノ酸
・オオムギはアミノ酸を直接吸収する?
・ツンドラ地帯の植物等(有機物が多いことへの適応)?
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?
stage=temp_search_ques_detail&an_id=404&category=mokuji
- 5. 有機物が直接吸収される可能性も
有機質肥料施肥区の方が
窒素吸収が大きい
土壌中の無機態窒素は施肥区の方が少ない
有機態窒素が直接吸収されている可能性
チンゲンサイ、ホウレンソウ、ニンジンなどでも
- 6. 有機物が直接吸収される可能性も
放射性同位体を使ったグルタミンのリアルタイムトレーサー実験
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?
stage=temp_search_ques_detail&an_id=404&category=mokuji
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/25060/4/39-47016-4.pdf
- 9. 養分の種類
植物必須元素
多量元素
窒素(N)、リン(P)
カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、イオウ(S)
微量元素
鉄(Fe)、マンガン(Mn)
亜鉛(Zn)、ホウ素(B)、モリブデン(Mo)、塩素(Cl)
- 12. 窒素の給源と形態
窒素の給源 動植物、微生物などの遺体
一般の耕地土壌の窒素量 0.02 ~ 0.5 %(平均 0.15 %)
そのほとんどは有機態(動植物、微生物由来)
土壌有機物の約5%が窒素
窒素の給源 化学肥料
化学肥料の窒素はほとんどが無機態窒素
無機態窒素は土壌中の全窒素の1~2%以下
無機態窒素は水溶性であり溶脱・揮散しやすい
- 13. 窒素の給源と形態
窒素の給源 大気からの供給
1.根粒菌などの菌による窒素固定
2.大気中のアンモニアガス(NH3)が雨雪に溶解し降下
3.酸性条件により粒子状、あるいはガス状となり降下
2.、3.に関して、アンモニア態として5.2kg/ha
硝酸態として2.0kg/ha、合計7.2kg/haの降下が記録されている
http://clover.rakuno.ac.jp/dspace/bitstream/10659/351/1/S-28-1-85.pdf
- 15. アンモニア化成と硝酸化成
アミノ酸→アンモニア態窒素→亜硝酸態窒素→硝酸態窒素
アンモニア化成 硝酸化成
従属栄養細菌、放線菌、糸状菌など
独立栄養のアンモニア酸化性菌 硝化菌
亜硝酸酸化細菌
絶対好気性菌(水田では硝化されない)
無機化の促進
・乾土効果(土壌を乾燥→水田や畑に戻す)
有機物が脱水作用により易分解性Nとなる
・温度上昇効果→地温上昇による微生物の活発化
・酸性土壌への炭酸カルシウム施与(pH調整)
http://www.hiryou.hokuren.or.jp/qa/q03_01_01.html