H24審査課題イ(園芸・野菜)
- 3. DNAマーカー
DNAマーカーとは
◦ 品種や耐病性など特定の形質に結びつい
た遺伝子配列
園芸分野では?
◦ 育種に使用されることが多い。
農林水産技術会議/ゲノム情報の品種改良への利用-DNAマーカー育種-
http://tinyurl.com/csfydwz
- 5. DNAマーカー育種
DNAマーカーを利用しない場合
◦ 植物体を成熟させ、表現形質を判断する
必要がある
◦ 栽培面積、費用、時間がかかる
DNAマーカーを利用する場合
◦ 幼苗段階で選抜できる。
◦ 労力とコストを大幅に削減できる。
◦ 選抜の精度も上がる。
- 7. 解答例
園芸ではDNAマーカーは主に育種に用
いられている。通常の育種では表現形質
を元に選抜を行うため、作物が成熟する
まで栽培する必要がある。一方、DNA
マーカーを利用するDNAマーカー育種
では、品種に特異的なDNAマーカーや、
耐病性などの有用形質に結びついた
DNAマーカーを利用することで、幼苗
のうちからの選抜が可能となる。これに
より、通常の育種に比べて栽培面積や労
力を大きく削減することができる。(195
文字)
- 9. 炭酸ガス施肥
空気中の炭酸ガス濃度はある程度高い
方が作物の生育は良好である。
施設環境では換気の少ない冬期に施設
内炭酸ガス濃度が低下することがある。
炭酸ガス濃度を高めたり、不足分を
補ったりする技術が炭酸ガス施肥。
灯油やプロパンガスを燃焼させる方式
が一般的だが液化炭酸ガスを利用し直
接施与する場合もある。
- 15. NFT
Nutrient Film Techniqueの略(Filmで
はなくFlowの場合もある)。
日本語では薄膜水耕。
緩い傾斜のベッド上を薄く養液が流れ
る。
NFT - 水耕栽培ドットコム - livedoor Wiki(ウィキ) - http://tinyurl.com/ckjaq3t
- 16. 解答例
NFTはNutrient Film Techniqueの略で、
薄膜水耕とも呼ばれる水耕栽培システム
の一種である。1%程度の緩やかな勾配
をもつ平面上のベッドの上を薄く培養液
が流れる。 液深が浅いため、根に十分
な酸素供給を行うことができ、根群を良
好に発達させることができる。養液は循
環利用されるため廃液が無い。また、
NFTでは固形 培地を使用せず、液深が
浅いため、ベッドを軽くすることができ、
高設化が容易で資材費も安いという利点
もある。(206文字)
- 18. 高温期の裂果(放射状裂果)
• 高温期に急速な果実肥大 へた付近のコルク化と小さな割れ
とともに発生(果実肥大の旺盛
なヨーク等で発生しやすい)
• 原因:直射日光、土壌水分の
急変
• 対策:果実に日を当てない
遮光資材を利用する
放射状裂果の発生と仕立て方の関係(鈴木、2007)
仕立て方 収穫個数 放射状裂果
斜め誘引 27.1 3.7
直立&玉出し 31.1 11.5
直立&果房被服 27.0 6.9
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