統計学2回目 1
- 2. 目隠しテスト
➲ ある週刊誌で、知名人10人に5社の国産ビールの
目隠しテストを実施
● 全問正解ゼロ
● 正解なしが2名
このようなデータに仮説検定の考え方を適用してみよう!!
例1:ウイスキー3つの目隠しテスト
:
スコッチウイスキー3種
・オールドパー(左)、
・ブラック&ホワイト(中)
・ジョニーウォーカー(右)
の目隠しテスト
- 5. ブランド4つの場合
ウイスキー4つのうち 計算方法 計算結果 %
1 1 4.2
4つ正解
4! 24 < 5%
4
C2×1 6
2つ正解 25
4! 24
C ×2
4 1 8
1つ正解 24 33.3
4!
全問不正解 上記以外 9 37.5
24
全問正解の確率4.2% < 5%なので、
帰無仮説は棄却→「ウイスキー識別能力あり」と判断
- 8. 危険率設定について
➲ Q. 危険率5%、1%、0.1%の根拠は?
● A. 根拠なし!
➲ Q. 仮説を捨てる危険率をどのように決める?
● A. Case by Case.
● 仮説が正しいにもかかわらず仮説を捨ててしま
う誤りを犯したとき、被る損害の重大さによっ
て決めるべき
- 9. 今回のまとめ
➲ 帰無仮説
● 捨てることを前提に仮説を立てること
➲ 危険率
● 危険率の「5%(1%なども)」に根拠はない
● 危険率何%で仮説を棄却するかは、誤った判断
を下した場合の損害で判断すること