農薬学勉強会#4
- 2. 展着剤とは?
• 葉面上のワックスと馴染み、散布液の表面張
力を下げて、薬液が丸まらずに作物表面に
広げるもの
1 非イオン界面活性剤(湿展性◎)
2 陰イオン界面活性剤(分散性◎)
3 陽イオン界面活性剤(付着性・殺菌作用◎)
4 パラフィン系展着剤(固着性◎)
3は、機能性展着剤と呼ばれ、濡らす力と染み込
ませる力に優れる!
- 3. 展着剤の注意点
1 乳剤には禁物
乳剤同士の混用や、界面活性剤を含む展着剤の加
用は薬害、効果の低下を引き起こす危険がある。
2 フロアブル剤にはほどほどに
展着剤を加えても薬害はでないが、もともと分
散・湿展性がよいため必要ない
3 水和剤では濡れの悪い作物に
水和剤を濡れの悪い作物に散布する場合は、付着
性や湿展性を高める展着剤が必要!!
- 4. 濡れにくい 濡れやすい
界面活性剤系
展着剤は丌要
接触角
イネや ブドウや ミカンや
キャベツなど ナスなど キュウリなど
- 7. 3 ニーズ
エステル型
非イオン界面活性剤
+ 陽イオン界面活性剤
浸透力○ 殺菌力○
・殺菌剤に混ぜると殺菌力が補強される
・保護殺菌剤に混ぜると耐雨性が補強される
しかし薬害が・・・
- 10. 4 欠点を補い長所を伸ばす混用法
病気や害虫は同時発生が一般的
複数の薬剤を含む混合剤は効率的
しかし・・・
・高い
・ムダ使いになりやすい
よく考えて、単剤を組み合わせて使うことが重要!
- 15. 5 薬害の軽減
ストレプトマイシン ストマイボルドー
銅剤
炭酸マグネシウム Zボルドー