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IGDA日本とSIG-Indieの展開について
- 3. NPOとは?
• Non Profit Organaizationの略
– 政府などの公的機関や企業などの民間組織で
対応できないニーズを埋めるために活動する
非営利目的の組織
– IGDAは、アメリカのNPO法の元なので、厳密
にはアメリカのNPO法人
• IGDA日本は、日本の法律上では、厳密には
「任意団体」(サークルや学会組織と同じ)
• ただし、活動実体は、NPOという趣旨に添ってい
ると理解。将来的な日本での法人格取得を検討中
- 4. IGDAのミッション
• ゲーム開発者をお互いに繋げて、互いが力を
付けられるような状況を作り、
ゲーム開発者コミュニティにとっての課題を
議論して主張していくことで、
開発者の職業を発達させ、人生や生活をより
よいものにしていくこと
– もっと端的に意訳すると、
• ゲーム開発者コミュニティとして人と人を繋
げ、お互いが切磋琢磨できる環境を、楽しみ
ながら行い、ゲームを発展させていくこと
- 5. 「ゲーム開発者」って、
どこまでの範囲?
• 自分が「ゲーム開発者」だと思っている人は、
すべて範疇に入る緩やかな解釈
– プロの開発者から、アマチュア開発者、教育者、
学生など区別は一切ない
– IGDAというアイデンティティに共感を持つだけで、
広義にIGDAに協力してくれているという理解
• 現在のIGDAの基本的な方針は、メンバーの活
動を行いたいというリクエストに応じる形で、
セミナーやSIG、飲み会を、企画・運営とい
う形
- 6. 誤解して頂きたくないこと
• IGDAは、ゲーム開発者のコミュニティの
独占を目標とした組織ではない
– 開発者のコミュニティが、様々なミッション
を持ち多数存在していくことは、”極めて望ま
しい”
– むしろ、多くのコミュニティを支援したい
• IGDAは、ゲーム開発者のコミュニティの
方向性を決めたいわけではない
– あくまで参加してくださる方や、アクティブ
に活動してくださる方を通じて決めていくこ
と
- 7. IGDAの活動状況
• 全世界に約15000名のメンバー
– 日本の正式メンバーは278名(世界第4位)
– アメリカは10000人を越える
– ボランティアコミュニティ 給与を得ている常勤スタッフは2名
• 全世界に30以上の支部(チャプター)
– 有力な支部 サンフランシスコ、ボストン、ニュージャージー、
シリコンバレー、モントリオール、フィンランド、デンマーク、
シンガポールなど…
– パブミーティングから、セミナースタイル、産業イベントへの
協力など、世界のどこかで毎週何らかの活動が行われている
• IGDA本体には、26のSpecial Interest Group(専門部会、SIG)
– 活発なのが、Education、Education、Localization、Writingなど
• 白書や書籍を刊行しているSIGもある。
– インディゲームに関連
• Casual Games、Flash、Mobile Game Development、Indies
- 10. IGDAの歴史
• 1988年にクリス・クロフォードの自宅でス
タートしたGame Developers Conferenceが、
ルーツ
– 27人でスタート
• 1994年にアーネスト・アダムスにより、前身
の組織が作られた
– 1000人規模
• 2000年に現在の体制と名称になり、急激な規
模拡大が進んだ
– 国際組織になり、毎年人数が増加している
– GDCの成長と大きく関係している
- 11. IGDA日本の活動
• IGDA日本は、世界最大のチャプターの一つ
– 活動規模の広範囲性から、チャプターの枠組みに収
まらない規模に発展しており、「スーパーチャプ
ター」と呼ばれることもある
• IGDA日本の設立は、2002年4月
– 当初は、日本のゲーム会社の特徴であった秘密主義
の壁で、活動への理解を得ることは難しかった
– 率直に言うと、ゲリラ活動だった
– ただ、多くの現場の方の協力により、活動はだんだ
んと認知されるようになり発達した。現在は、ゲー
ム会社の経営層にも理解を得られる状態になりつつ
ある
- 12. IGDA日本の構成
代表: 新清士
IGDA日本 副代表: 高橋勝輝 他4名
事務局
IGDA日本内のSIG
SIG-Board
SIG-Game Tech SIG-AI
IGDA関西
Game
SIG-eSports SIG-Indie SIG-Student
協力関係にある団体 コンピュータエ 日本デジタル ブロードバン
ゲーム学会
ンタテインメン ド推進協議会
ト協会(CESA) (BBA)
(Digra Japan)
- 13. 昨年度の活動
• IGDA日本主催イベント 8
• IGDA関西主催イベント 5
• IGDA日本が企画・運営協力したイベント 8
– 東京ゲームショウ「センスオブワンダーナイト2008」 CESA主催
– CEDEC CESA主催
– OGC2009 (オンラインゲーム&コミュニティカンファレンス)
BBA主催
• 日本デジタルゲーム学会「公開講座」等 9
– IGDA日本の学術機能がスピンアウトするような形
でスタート。相互補完関係にある。
• 後援イベント 6
- 18. IGDA日本の運用
• IGDA日本の事務局活動はすべてネット上で行われる。
– 各イベントの用意、連絡もメーリングリストを使う
– 運営活動に参加したいという希望者が出た場合、メーリン
グリストに参加してもらう
– それぞれのメーリングリストは、各世話人の運営に任せて
いる。
• セミナー等の企画は、誰かがやりたいと言い出して、
その時に手が空いている人が手を挙げる形でサポート
する形で運営されている。
– 全体の参加者は100名以上
– 有名人:コーエーの松原健二社長、東大の馬場章教授等々
…
• もちろん、全部ボランティア(志願制)
- 19. IGDA日本とIGDAとの関係について
• 日本の正式メンバーの少なさは、成長に国際
ルールの整備の遅れのため
– ドル建てで、年会費は年間48ドル
– 国際ルールができていないために積極的に加入を
勧めていない
• Game Developers Conference参加者にはメリッ
トが大きいために積極的に勧めます
– IGDA日本独自のメンバーシップ制度を検討中
– 無理して正式メンバーになって頂かなくても構い
ません
• コミュニティとしての実を取っている
- 22. IGDA日本の活動の中心
• できるだけ、
それぞれの人が抱えている問題意識や表
現したいこと、情報として共有したいこ
とを伝える場として、
IGDA日本を運営することを続けていきた
いと思っています。
• ゲーム開発に携わる人が
「人として成長できる場」を継続的に守
り続けることが、活動の中心となりま
す。
- 26. 個人としての問題意識
• 日本の2000年代に入ってのゲーム開発力の低
下が起きている。
• 一つの要因は、ゲームを自由に開発して、そ
れを自由に発表し、適切に評価される場が、
あまりにも限定的であるため。
• アマチュア開発者の層が欧米圏に比べて圧倒
的に薄い。
• 人を育てない産業は、30年後に確実に滅びる。
• なんとかならんものか。
- 27. 欧米のインディゲーム黄金時代
• GDC の熱を間近で見ている
– Independent Game Festival
– Experimental Gameplay Workshop
• 実験的ゲームプレイワークショップ
• 毎年、新しいヒーローが誕生する
– 年々、パワーが増している
– 「グーの惑星」(Wii Ware)
– インディゲームプラットホームの充実
• 別に商用でなくても可 iPhone、Steam
- 31. Global Game Jam
• IGDA Education SIGのスーザン・ゴールドさんやデ
ンマークチャプターが中心となって企画
• 2009年1月30日~2月1日
– 48時間の耐久ゲーム開発
– 23カ国54場所からの参加
• 全世界で1650人の参加に、360のゲームがアップ
ロードされた
– マスメディアでも報道され、一大イベントに
• インディゲームへのニーズとパワーを感じさせる
イベント
– 来年もやるそうで、日本からの参加を期待されてま
す
- 33. センス・オブ・ワンダーナイト
2008
• Experimental Gameplay Workshopがモデル
– 初年度だが全世界から56タイトルが応募
• 11タイトル(半分が海外)のプレゼンを実施し、
YouTubeにアップロード
– パーティを含め550人の参加があり、大成功
– 今年も規模拡大で実施する予定
• 試遊台の設置など検討中
– 東京ゲームショウ2日目
9月25日(金)午後の予定