1. ガバナンス論演習
( 赤尾 )③
インタビュー実践

2. 演習内容①
3人一組のチームを作る
聴き手，話し手，観察者の役割
を最大 20分の間隔で順番に回す
 観察者がタイムキープする
授業時間中に，必ず
三つの役割の経験を
終えること

3. 演習内容②
インタビューした内容を文章に
まとめる。字数は約 400字
 すべてが「語りの文」でも，地の文
に「語りの文」が随時挿入される形
式でも可
仕上げた文はブログに掲載する
その際，個人情報が漏れないよ
うに，人名・地名などは架空の
ものを用いること

4. テーマは
私が父 ( 母 ) から学んだこと
。「口で言われて学んだこと
」ではな
く，「無言のうちに父 ( 母 )
の背中をみて学んだ
こと」が望ましい。

5. インタビューの心得①
インタビューとは「自然な会話
」であるべき。人と通じ合うこ
と
 メモをとることに集中しない
 言葉のキャッチボール ( 話しの流れ )
を無視して，用意した質問を次々と
ぶつけるのは避ける
 録音をとるのはムダ ( 聞き返すのに
時間がかかる )→ 記憶だけでもなん

6. インタビューの心得②
「答えやすい質問から」を心が
ける
 「あなたにとってお父( 母 ) さんはど
んな人ですか」で始めるのは愚問
 物事には順序がある。いきなり「核
心」では，返答につまるだけ
 「聴き手」と「話し手」の信頼関係
を醸成し，できるだけ「うちとけた
雰囲気」に

7. 上手な聴き方①
相手の話に勝手にピリオドを打
たない ( 「それでどうしました
?」などで次の深い展開に相手
を誘う )
( 心の中でも ) 相手を否定した
り疑ったりしない。常に全肯定
で臨む
「否定」せずに「待つ」 ! 「何

8. 上手な聴き方②
シッタカブーは禁物 !
 「知らない」のは恥ずかしいことで
はない
 「知ろうとしないこと」は恥ずかし
い
「相手が言いたいこと」は「予
定調和」の先にこそある !
 事前の予想を超えたところに話が及
ぼうとしているときこそ，話を遮ら

9. 上手な聴き方③
「間」は相手のリズムに合わそ
う!
 せっかちで速射砲のような人には，
「解説」を促す問いかけを
 つまり，こういうことでいいんですか ?
 角度を変えると，こういうことですか ?
 考えながら訥々と話す人には，その
リズムを壊さず，先を急がせない問
いかけで
 それでどうなりました ?

10. 準備
取材相手に関するあらゆる材料
を集めて読み込む
しかし取材時点ではすべて捨て
去り，まっさらな姿勢で
 先入観・予断を拝する
 既存のインタビューに引きずられな
い
 取材相手が発した言葉への「驚き」
が喪失される

11. まとめ方
400字ではワントピック / ワン
エピソードしか書けません !
取材結果の大部分を捨てること
になる
取材相手，取材相手の父 ( 母 )
の最低限の人物描写が不可欠
取材相手の「過去」と「現在」
がどうつながっているかがポイ

12. では
実習に入ります !
3人一組に分かれてください !
 仲間でも親しくない人とでも
この教室がうるさければ，情
23， RS など 1 ～ 2階ならどこ
でも
取材時間は一人 20分が上限 !
3人でローテしてください