企業における社会価値創造の実際

2018年 1⽉ 7⽇
⽇本電気株式会社
コーポレートマーケティング本部
岡本克彦 k-okamoto@bl.jp.nec.com
【開⽰不可: 配付先外】
【禁: 持出・複製】
【⽤済後廃棄】
【期間: 無期限】
慶應SDM「公共政策のイノベーティブデザイン」
企業における社会価値創造の実際
NECの取り組み「SDGs と Orchestrating a brighter world」
CM本・発・17-043号

本⽇、お伝えしたい内容
l  社会課題解決/社会価値創造に向けた意識の⾼まりと、
企業の役割
l  NECの社会価値創造に向けた取り組み

4 © NEC Corporation 2018 NEC CONFIDEITIAL
⾃⼰紹介
l 岡本克彦
l 1972年⽣まれ・45歳・185cm (実⼨:187cm)
l NEC (⽇本電気株式会社)
l 1995-2000年ワープロの商品企画
l 2000-2013年携帯電話やスマホの商品企画
l 2013年- 全社ブランド戦略・NEC Vision
l 越境・共創
l 内閣府提唱「交流型イノベーター」
企業間連携
2010年〜
Future Session
地域デザイン
2013年〜
ソーシャル系⼤学
2015年〜
シビックプライド
http://www.katuhiko0821.com katuhiko0821

社会課題解決/社会価値創造に向けた意識の⾼まりと、
企業の役割

変化する企業と個⼈(消費者)の関係性と、マーケティングの変化
「B to C」や「B to B」と表現される
は不変でなく、
常に変わり続けています
B to C
？
B C

変化する企業と個⼈(消費者)の関係性と、マーケティングの変化
フィリップ・コトラー
Marketing
4.0
⾃⼰実現
B with C for Social Value
B with C for Social Value 社会と⾃分を問う時代
Marketing
1.0
製品中⼼
B to C
B to C1970年代
Marketing
2.0
顧客志向
B to C
好きな商品を選べる時代に1980年代
Marketing
3.0
価値主導
B with C
メーカと消費者が共創する時代2010年代

【参考】就職に対する意識の変化
⼈のためになる仕事をしたい社会に貢献したい
マイナビ「就職意識調査」より
http://www.asahi.com/special/shukatsunews/history/

変わる企業と個⼈(消費者)の関係性と、マーケティングの変化
マイケル・ポーター
共有価値の創出
Creating Shared Value
経済価値
Economic Value
Product Portfolio Management
社会価値
Social Value
PPM
企業の社会的責任
Corporate Social
Responsibility
※狭義のCSR
CSVCSR

社会課題の解決は世界共通の課題 SDGs
2000-2015
ミレニアム開発⽬標
Millennium Development Goals
新興国中⼼
2016-2030
持続可能な開発⽬標
Sustainable Development Goals
新興国・先進国含めた世界すべて

世界中の企業が社会価値と経済価値の両⽴を⽬指す現在
環境と資源対策
ハイブリッドカー
⼈⾝事故撲滅
⾃動運転
例えば、⾃動⾞産業
所有から利⽤へ
カーシェアリング
Uber
物流の利便性向上と
渋滞緩和
ドローン

社会や企業に求められるキーワード

社会価値創造に向けたNECの取り組み

NEC ⽇本電気株式会社

社会価値創造型企業への変⾰
2013年4⽉
2015中期経営計画
への変⾰
2014年6⽉世界ICTサミット
ブランドステートメント策定
(当時:社会ソリューション事業のブランドメッセージ)
2014年11⽉ C&Cユーザフォーラム & iEXPO2014
NEC Vision 2014

NECが⽬指す社会価値創造
認識AI
予測・
最適化AI
論理思考
AI
AI向け
プラット
フォーム
セキュリティ
データ共有
基盤

グローバル・メガトレンド
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
連鎖する6つのメガトレンド
⼈⼝増加や都市化による
⽔・⾷料・エネルギーなどの消費拡⼤が、
他の資源や環境の持続可能性を低下させる
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
社会や⽣活を⼤きく変える都市化の進展はグローバルに広がり、
従来の制度やインフラの⾒直しを迫る
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
ICT技術の進展によって、
個の情報がより各種サービスに活⽤され、
社会や⼈々の価値観に変容をもたらす
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
国家、都市、企業、個⼈のパワーが拮抗するようになり、
従来にない新たな秩序が形成される
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
テクノロジーの指数関数的進化は、
社会のさまざまな課題解決に寄与すると同時に、
新たな課題も⽣み出す
DXで共に
創る未来
p.3-4

1 2 3 4 5 6
環境、社会、技術などの変化が脅威を多様化させ、
実世界・サイバー世界を問わず安全・安⼼の需要が⾼まる
DXで共に
創る未来
p.3-4

個々のメガトレンドは相互に影響を受け、連鎖しています。
その内容は年を追って複雑さやスピードを増しており、未来の予測はますます困難に。
地球規模の⼤きな潮流を⻑期的に把握し、さまざまなリスクや機会を察知して、
未来に備えることが重要です。
DXで共に
創る未来
p.3-4

7つの社会価値創造テーマ
Sustainable Earth
地球との共⽣
Safer Cities & Public Services
安全・安⼼な都市・⾏政基盤
Lifeline Infrastructure
安全・⾼効率なライフライン
Communication
豊かな社会を⽀える情報通信
Industry Eco-System
産業とICTの新結合
Work Style
枠を超えた多様な働き⽅
Quality of Life
個々⼈が躍動する豊かで公平な社会
7つの
社会価値創造
テーマ
DXで共に
創る未来
p.5-6

1 2 3 4 5 6 7
限りある資源の効率・公平な配分や、脅威への予兆対策を通じて、
地球と共⽣するサステナブルな社会を実現。

1 2 3 4 5 6 7
市⺠や産・官・学と共に、安全・安⼼な都市・⾏政基盤を実現し、
地域の魅⼒を発揮できるサステナブルな都市経営に貢献。

1 2 3 4 5 6 7
⾼度で柔軟なICTシステムで地域・時間格差を解消し、
24時間365⽇途切れることのないインフラを実現。

1 2 3 4 5 6 7
社会の⾼度化に伴って重要度が増す情報や知識の流通を⽀える
価値創造ネットワークの構築に貢献。

1 2 3 4 5 6 7
企業が持続可能な成⻑を続けるためのプラットフォームや共創を通じて、
バリューチェーン・イノベーションを実現。

1 2 3 4 5 6 7
世代・性別・国籍・組織の枠を超えて、AI・ロボットとも協働する
多様な働き⽅をデザインし、質の⾼い仕事と雇⽤を創出。

1 2 3 4 5 6 7
予防医療や教育環境の構築などを通じて躍動する個々⼈の⽣活を⽀え、
多様性ある豊かで公平な社会を実現。

社会課題の解決は世界共通の課題 SDGs
2015年9⽉採択
SDGs
持続的開発⽬標
2014年11⽉公開
NEC Vision
社会課題
開発⽬標
Vision・Goal
DXで共に
創る未来
p.3-6

社会価値創造のための「共創」
①お客さまや社会の本質的な課題への「気づき」、
②オープンイノベーションなどの価値創造への「仲間づくり」、
③AIやIoTなどの先進ICTを活⽤した「価値づくり」で、社会価値創造に取り組みます
DXで共に
創る未来
p.19-20

NECのICTアセットの活⽤と共創による社会ソリューション事例
との共創との共創
に向けた
と

医療法⼈社団KNIが⽬指す病院運営改⾰をNECのAIが⽀援事例
社会課題
顧客課題
超⾼齢社会による社会保障制度の限界
患者の増加や多様化するニーズにより、医療の質を確保するのが困難
病院経営を効率化する
AIを共同研究。
第1弾として、
●⼊院患者の早期退院
●問題⾏動の予兆検知
医療を⽣活全体に関わる
「総合⽣活産業」と再定義。
病院⾃体のデジタル化で
質の向上と業務効率化を図り、
病院運営の改⾰を⽬指す。KNI理事⻑
北原茂実⽒
患者
⽇常⽣活への早期復帰
医療従事者
医療現場の負担軽減
病院
病院経営の効率化
社会
社会保障の最適化
DXで共に
創る未来
p.11-12

NECのICTアセットの活⽤と共創による社会ソリューション事例
との共創との共創

さらなる未来を⾒つめて
2018
2020
TOKYO2020
2030
SDGs
2045
シンギュラリティ
2050

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