1. 平成24年度 大阪府図書館司書セミナー
情報発信と図書館協力
～つなぐ・むすぶ・ひ
ろがる～
平成24年10月12日（金）13:30～17：00
@大阪府立中央図書館
国立国会図書館 関西館 図書館協力課 課長補佐
兼 松 芳 之 （kane@ndl.go.jp）

2. 2

3. 本日の目標
 国立国会図書館の図書館協力事業が、
いろいろあることを知っていただく。
 国立国会図書館の情報発信について、
どんなものがあるか知っていただく。
 ぜんぶひっくるめて、皆さんの情報発
信に役立つものをお持ち帰りいただく
。

5. 「自己紹介」にチャレンジ
 同じテーブルの隣同士で、2人一組に
なってください
 1分間で、簡単に自己紹介をしていた
だきます。
 ただし、ひとつだけ条件があります。

6. 「自己紹介」にチャレンジ
＜条件＞
•仕事の話は一切NG！
（館名、肩書き、仕事内容な
ど）

7. 「自己紹介」にチャレンジ
うまくできましたか？

8. 8

9. 本日のメニュー
 はじめに
1. 国立国会図書館の図書館協力事業
2. 国立国会図書館の情報発信
3. 情報発信のポイント：私的経験から
 まとめ

11. 質問
国立国会図書館は
どれですか？

15. 質問
国立国会図書館は
どこにありますか？

16. 国立国会図書館 関西館
（京都） 国際子ども図書館
（上野）
国立国会図書館（東京本
館）
（永田町）

17. 国立国会図書館の3館体制
東京本館（1948～）
「納本制度」によって収集した
国内出版物全般
和洋図書・和雑誌・和洋新聞・地図等
国際子ど 関西館（2002～）
も
遠隔サービス拠点
図書館（2000
～）
博士論文・洋雑
誌・
児童書・教科
アジア言語資料
書・児童文学研
究書
職員＝約900人
（うちレファレンスサービスに関与する人約
150人）

18. 質問
国立国会図書館の資料は
どのくらいありますか？

19. 国立国会図書館の資料
*2011年度の統計から概算
デジタル資料：
約1,783,920点
会議録：
逐次刊行物： 14,638,156点 3,423,496頁
（約190,000タイトル）
録音資料： 664,876点
国内博士論文： 548,549点
地図： 540,459点
単行書： 9,822,566
文書類： 336,078点
点
映像資料： 277,620点
静止画像資料：150,588点
機械可読資料：107,223点
資料総計＝約38,039,704点 マイクロ資
料：
（2011年11月末時点。デジタル資料・会議録を除く）
8,854,870点

20. 国立国会図書館の資料と情
報
「調べる」ための
「探す」ためのツール ツール
資料 「読む」ツー
ル
アーカイブ

21. ×４ ≒

22. 質問
国立国会図書館には
どんな役割がありますか
？

23. 国立国会図書館の役割
National Library
国立
図書館
国立国会
図書館
National Diet Library
国会
図書館
Diet Library

24. 国立国会図書館の役割
納本制度／
永久保存
資料の収集
図書館
国会議員の
サービスの
支援
提供
公共図書館／ 国会の
図書館協力 補佐機関

25. National Diet Library ⇒ NDL
国立国会図書館

26. 国立国会図書館ホームページ （http://www.ndl.go.jp/）

27. 国際子ども図書館ホームページ （http://www.kodomo.go.jp/）

28. 28

29. 本日のメニュー
 はじめに
1. 国立国会図書館の図書館協力事業
2. 国立国会図書館の情報発信
3. 情報発信のポイント：私的経験から
 まとめ

31. 図書館サービス
図書館サービス
収集 情報 管理
資料提供 情報 図書館
保存 シス
整理 サービス サービス 協力 運営
テム
協
力
Web
閲 利 参 情 イ 相 レ 維
OPAC
収 整 配 予 補 修 覧 予 貸 複 用 考 展 広 報 ベ 互 複 フ 持 予 人
集 理 架 防 修 復 利 約 出 写 案 業 示 報 発 ン 貸 写 ァ サ 管 算 事
用 内 務 信 ト 借 レ イ 理
ン ト
ス

32. 図書館協力
図書館サービス
図書館協力
資料 書誌 サービス 人
特 レ
分 相 殊 総 サフ 情 調
標
担 保 互 複 製な 作 提 合 管 ーァ 広 報 査 研 派 交
準
収 存 貸 写 作資 成 供 目 理 ビレ 報 共 研 修 遣 流
化
集 借 料 録 スン 有 究
の ス

33. 国立国会図書館の位置づけ
市区町村立
図書館
都道府県立
図書館
国立国会図書館

34. 国立国会図書館の位置づけ
 日本の国立図書館
 ⇒海外・他機関・団体との交流
 各種図書館の支援・援助
 ⇒図書館のバックアップをする図書館
 図書館の先頭に立つ図書館
図書館のための図書館

35. 国立国会図書館の図書館協力
図書館へ
基盤
のサービ
整備
ス
連携
研修
協力

36. 国立国会図書館の図書館協力
 図書館へのサービス
 複写
 図書館間貸出し
 レファレンスサービス
 公共図書館への配信
 カレントアウェアネスサービス

37. 「歴史的音源」の公共図書館配信（試行）

38. カレントアウェアネス・ポータル

39. 国立国会図書館の図書館協力
 基盤整備
 全国書誌の作成・提供
 総合目録
 電子図書館
 調査研究
 レファレンス協同データベース
 障害者サービスを行う図書館への支援
 ISIL
 標準化

40. 全国書誌の作成と提供（NDL-OPAC）

41. NDLサーチと

42. 図書館調査研究リポートNo.13 「東日本大震災と図書館」

43. NDLサーチと

44. 障害者サービス担当職員研修（JLAと共催）

45. 図書館及び関連組織のための国際標準識別子
ISO 15511：Information and documentation -
International standard identifier for libraries and
related organizations：ISIL

46. 国立国会図書館の図書館協力
 連携協力
 国内外の図書館との連係協力
 国内外の図書館関係団体との連携協力
 図書館以外の機関との連携協力
 研修
 集合研修
 講師派遣研修
 遠隔研修

47. World Digital Library Technical Meeting @ Bibliotheca Alexandrina

48. 日本専門家ワークショップ（発表）＠国際文化会館

49. 集合研修（資料デジタル化研修（基礎編））

50. 講師派遣研修（岐阜県立図書館・岐阜大学）

51. 遠隔研修（サンプル画面）

52. 国立国会図書館の図書館協力
図書館へ
基盤
のサービ
整備
ス
連携
研修
協力

53. 53

54. 本日のメニュー
 はじめに
1. 国立国会図書館の図書館協力事業
2. 国立国会図書館の情報発信
3. 情報発信のポイント：私的経験から
 まとめ

56. 国立国会図書館の情報発信
対象 内容
媒体 国立 事業
国会
図書館

57. 情報発信（媒体別）
 紙  CD/DVD
 印刷出版物  電子メール
 パンフレット  通常のメール
 チラシ等配布物  メールマガジン
 郵送物
 Web
 電話  Webサイト
 ＦＡＸ  データベース
 人  電子出版物
 研修・講演等  ファイル（pdf等
 イベント ）
 取材・記者発表  e-Learning
 Twitter

58. 情報発信（対象別）
 一般
 利用者
 来館する／したい利用者
• 18歳以上の利用者
• 子どもを含む利用者（国際子ども図書館
）
 来館しない利用者
 図書館・図書館員
 専門家・研究者

59. 情報発信（内容別）
 組織・機関に関する基本情報
 サービスに関する情報
 調査・レファレンス情報
 標準化に関する情報
 最新情報
 データベース
 研修やイベントの告知・募集
 公報（調達情報等）

60. 情報発信（事業別）
 資料保存
 研修
 レファレンス協同データベ
ース

61. 資料保存
 パンフレット
 Webページ（「資料の保存」）
 資料保存研修
 保存フォーラム
 専門誌への投稿
 保存に関する技術支援
 被災資料支援
 イベント用のFacebook

62. 資料保存研修

63. 国立国会図書館 吉田家文書修復プロジェクト Facebook ページ

64. 研修事業
 Webサイト（「図書館員の研修」）
 図書館協力ニュース
 図書館関連雑誌への掲載
 各種協議会への直接依頼
 メールで直接連絡
 FAX投げ込み
 原稿執筆
 専門家への依頼
 図書館総合展等のイベント
 研修そのもの

65. 図書館総合展 ブース、フォーラム

66. ３タイプの研修
集合研修
講師
遠隔
派遣
研修
研修

67. 研修とサイクル
研修
申込 受講
情報 実践

68. レファレンス協同データベ
ース
 データベース  フォーラム
 サービスのWebサ  キャラクター
イト  参加館通信（ML
 RSS ）
 Twitter  参加館のWebサイ
 担当者研修会 ト
 講師派遣研修  API→他システム
 企画協力員  図書館総合展
 サポーター  原稿執筆
 調査研究

69. レファレンス協同データベース twitter @crd_tweet

70. レファレンス協同データベース 講師派遣研修

71. レファレンス協同フォーラム

72. 福井県立図書館 レファレンス事例集（API活用例）

73. 73

74. 本日のメニュー
 はじめに
1. 国立国会図書館の図書館協力事業
2. 国立国会図書館の情報発信
3. 情報発信のポイント：私的経験から
 まとめ

76. 地図を書いてみる。
 A4の用紙を折ってください。

77. 地図を書いてみる。
 用紙を広げ、中心に「自分」を書いて
ください。

78. 地図を書いてみる。
 「自分」から広がる事（仕事以外）を
、3分間でどんどん書いてください。
ネコ
銀塩
写真
旅
ひるね
うどん
温泉

80. 「自己紹介」に再チャレン
ジ
 同じテーブルの隣同士で、2人一組に
なってください
 3分間で、簡単に自己紹介をしていた
だきます。
 ただし、ひとつだけ条件があります。

81. 「自己紹介」に再チャレン
ジ
＜条件＞
•仕事の話は一切NG！
（館名、肩書き、仕事内容な
ど）

82. 「自己紹介」に再チャレン
ジ
さっき書いた地図を
活用してみてください。

83. 「自己紹介」に再チャレン
ジ
今度はうまく行きましたか
?

85. 情報発信?
配信
送信
発信

86. 情報発信?
 知らせる
 伝える
 コミュニケーション

87. 情報発信?
 広報（Public Information / Relations）
 自分たちの情報を広く伝えること。また、
取り上げてもらえるよう働きかけること。
 PR（Public Relations）
 情報を公（public）に伝え、信頼や理解を得
るための活動。双方向・相互理解がポイン
ト。
 広告、宣伝（Advertising）
 媒体やスペースを買って、自分たちの情報
を伝えること。

88. 情報発信のポイント
 図書館の立ち位置
 Why ? （何のために発信するのか?
）
 What ? （何を発信するのか?）
 Who ? （誰に発信するのか?）
 When ? （いつ発信するのか?）
 Where ? （どこで発信するのか?）
 How ? （どうやって発信するのか?

89. 情報発信の “Why?”
 何故、何のために伝えるのか？
① 利用者のため
② 図書館員のため
③ スポンサーのため?

90. 情報発信の “Why?”
 何故、何のために伝えるのか？
① 図書館員のため
② 利用者のため
③ スポンサーのため

91. 図書館を構成する要素
施設
図書館
司書 資料
利用者

92. 情報発信の “What?”
 何を伝えるのか? 図書館の価値は何か
?
 資料・施設・人・サービス、どれもが
伝える対象になる。
 ◎「図書館がある」
 ○ 「図書館が何をしているか」
 △「図書館がどれほど役に立つか」
 ☆「図書館がどれだけ面白いか」

93. 情報発信の “Who?”
 誰に伝えるのか?
 ターゲットは誰か? ：
• 「一般」「全員」はNG
 ニーズの絞り込み
 子ども目線と親目線
• 親は子どもについてくる。

94. 情報発信の “When?”
 タイミングと期間が重要
 「先にやる」ことに意味がある場合
• 新しい。誰もやっていない。ほとんど知
られていない←アドバンテージ有り
 「後からやる」方が効果的な場合
• 新しい方法が必ずしも良いわけではない
。
• 手間と効果のバランス
• 先例を参考にリスクを回避。
 長期継続／短期集中

95. 情報発信の “Where?”
 どこで伝えるのか?
 あらゆる機会がチャンスとなる
 研修・講演・イベント
 ショーや展示会
 アウェイでの告知
 人との出会い
⇒ アウトリーチ

96. 情報発信の “How?”
 何で、どうやって伝えるのか?
 費用がない!!
 アンケートの活用
 「公報」の活用
 キャラクターの是非
 イメージ戦略と文字戦略
 自分自身が媒体

98. よくある疑問・質問
「広報の予算がありません！」
⇒それは「広告」の予算じゃないですか
？
⇒予算がなくても、できる広報はたくさ
んあります。
⇒ターゲットの絞り込み、手法の再検討

99. よくある疑問・質問
「Webがあれば十分、と言われました
。」
⇒いいえ、紙、電話、FAXの力はすごい
です。

100. よくある疑問・質問
「紙があれば十分、と言われました。
」
⇒いいえ、Webの力はすごいです。

101. よくある疑問・質問
「私にはコネクションがありません。
」
⇒「コネクションを持っている人」を知
っていることが重要です。

102. よくある疑問・質問
「TwitterやFacebookを始めたいです
。」
⇒素晴らしいです。応援します！
でも、今、本当に必要ですか？

103. よくある疑問・質問
「そもそも伝えたいネタがありません
。」
⇒本当にそうですか?
何かが障壁になっていませんか?

104. よくある疑問・質問
「館内で上司に反対されます。」
⇒作戦を練りましょう。

105. よくある疑問・質問
「館内で上司に反対されます。」
⇒作戦を練りましょう。
 論理的に正面突破する
 既にある媒体を活用する
 広報力がある人に頼む
 共犯者を作る
 外部の人を使う
 自分自身が広告塔になる

106. 情報発信のポイント
 自分で 「面白さ」 を伝えられる
か。
 自ら情報を発信できるか。
 自分の得意分野は何か。
 自分は誰を知っているか。
！

107. 情報発信のポイント
 説明できなければ、発信できません。
 情報発信しなければ、誰も知りません
。
 誰もが広報・宣伝のプロになる必要は
ありません。
⇒自分の得意なところが突破口です。

108. 108

109. さっきの地図を使います。
 「自分」の一番お気に入りポイントに
、ぐりぐりと丸を書いて下さい。
ネコ
銀塩
写真
旅
ひるね
うどん
温泉

110. さっきの地図を使います。
 「自分」の2番目のお気に入りポイン
トに、星マークを書いて下さい。
ネコ
銀塩
写真
旅
ひるね
うどん
温泉

111. さっきの地図を使います。
 その地図に名前を書いて、隣の人に渡
してください。
かねまつ よしゆ
ネコ き
銀塩
写真
旅
ひるね
うどん
温泉

112. 渡された人は、
 自分が見て「面白い」と思った所に、
ハートマークをつけてあげてください
。 かねまつ よしゆ
ネコ き
銀塩
写真
旅
ひるね
うどん
温泉

114. 真ん中の列の人は、隣の人
と席を入れ替わってくださ
い。

115. 「他己紹介」にチャレンジ
 同じテーブルの隣同士で、2人一組に
なってください
 3分間で、「地図」をみながら、その
人がどんな人か紹介してください。

116. 「他己紹介」にチャレンジ
その人の人柄や特徴が
伝わりましたか
?

117. 「他己紹介」にチャレンジ
聞いた人は、その人に
興味が湧きましたか？

119. 情報発信の “What?”
 何を伝えるのか? 図書館の価値は何か
?
 資料・施設・人・サービス、どれもが
伝える対象になる。
 ◎「図書館がある」
 ○ 「図書館が何をしているか」
 △「図書館がどれほど役に立つか」
 ☆「図書館がどれだけ面白いか」

120. 情報発信のポイント
 自分で 「面白さ」 を伝えられる
か。
 自ら情報を発信できるか。
 自分の得意分野は何か。
 自分は誰を知っているか。
！

122. ご意見・ご質問は
お気軽にどうぞ。
kane@ndl.go.jp

123. 123

129. ゆにかちゃん
総合目録ネットワーク
（関西館）

130. れはっち
レファレンス協同データベース
（関西館）

131. 精華町立図書館
（京都府相楽郡）

133. A C
Act & Communicate
ひろがる

134. 情報発信も、図書館協力も
A C
Act & Communicate
つなぐ → むすぶ → ひろがる

136. ご意見・ご質問
研修のご用命は
お気軽にどうぞ。
kane@ndl.go.jp
ありがとう
ございまし
た

137. 137