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2017 年 2 月版
関連レコード一覧
関連する情報を他のアプリから取得して
一覧表示する関連レコード一覧を
「注文管理アプリ」を例に解説します
過去の購入商品について
調べたいけれど探すのが大変・・。
お客様ごとに過去の購入履歴を
まとめて表示できたらいいのに。
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関連レコード一覧導入前
注文管理アプリ
・関連するレコードを個別に検索して探していた
→ 件数が多くなると、探すだけでも大変
→ 一画面にまとめて表示ができないので見にくい
過去の注文履歴を検索して、ひとつずつ確認していた
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関連レコード一覧導入後
注文管理アプリ
・過去の注文情報を関連レコード一覧でまとめて表示
→ 詳細が見たい情報を、クリック一つで表示できる
→ 関連する情報を一画面に表示できる
条件に一致した注文履歴が一画面に表示される!(会社名が一致)
shibuya@cybozu.co.j)
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関連レコード一覧の設定方法
「関連レコード一覧」を設定すると、条件に一致したレコードを一覧で表示することができます。
同じアプリのレコードだけでなく、他のアプリのレコードも表示することができるので、関連する情報
をひとつの画面にまとめて表示したいときに便利です。
例えば、「注文管理アプリ」のレコード上に、お客様の過去の注文情報をまとめて表示できるようにな
ります。
【完成イメージ】
 1. 関連レコード一覧フィールドを配置
①「関連レコード一覧」フィールドを配置する
画面左側のパーツ一覧から[関連レコード一覧]を配置します。
①「関連レコード一覧」を配置する
①
②「注文管理アプリ」内にある、同じ会社名の注文一覧が自動で表示される
①「会社名」を入力する
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 2. 関連レコード一覧フィールドを設定
①「関連レコード一覧」フィールドの設定画面を開く
関連レコード一覧フィールドの設定画面を表示します。
②「フィールド名」を変更する
フィールド名を「注文履歴一覧」に変更します。
②
②
①
①関連レコード一覧フィールドの設定を開く
②フィールド名を「注文履歴一覧」に変更する
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③「参照するアプリ」を選択する
関連する情報を参照したいアプリを選びます。ここでは、同じ「注文管理アプリ」内の関連するレコー
ドを表示したいので、[注文管理(このアプリ)]を選択します。
④「表示するレコードの条件」を選択する
表示するレコードの条件を選択します。選択したフィールドと、参照するアプリのフィールドの値が一
致したレコードが、関連レコード一覧に表示されます。
ここでは[会社名](このアプリ)=[会社名](参照先のアプリ)を選択します。
※「表示するレコードの条件」で指定できるフィールド 「文字列(1行)」「数値」「計算」「リンク」「レコード番号」
※テーブルに設定しているフィールドは指定できません。
③
④
③参照するアプリから、「注文管理(このアプリ)」を選択する
④表示するレコードの条件に「会社名」=「会社名」を選択する
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⑤「さらに絞り込む条件」を選択する
さらに絞り込む条件を選択することができます。今回は[すべてのレコード]のままにしておきます。
⑥表示するフィールドを選択する
「参照するアプリ」から、関連レコード一覧に表示したいフィールドを選択します。ここでは、「受付日」
「部署名」「担当者名」「合計金額」を選択します。
※テーブルに設定したフィールドは指定できません。
⑦レコードのソートを選択する
関連レコード一覧の並び順を指定します。ここでは[受付日][降順]を選択します。
⑤
⑥関連レコード一覧に表示するフィールドを選択する
⑥ ⑥[]]で項目を追加する
⑤「すべてのレコード」のままにする
⑦ ⑦レコードのソートから「受付日」「降順」を選択する
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⑧一度に表示する最大レコード数を選択する
条件に合ったレコードの表示数を指定します。ここでは[10]を選択します。
⑨保存する
設定内容を確認して、[保存]をクリックします。
⑨
⑧
⑧表示する最大レコード数から「10」を選択する
⑨「保存」をクリックする
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関連レコード一覧が完成しました!
 関連レコード一覧の注意点
便利な関連レコード一覧ですが、いくつか利用する上で知っておくべき注意点があります。
*関連レコード一覧フィールドの値は、「集計」「計算」「検索」の操作の対象になりません。
*関連レコード一覧フィールドは、レコードの一覧画面には表示できません。
*関連レコード一覧フィールドの値は、CSV ファイルに書き出すことができません。
*「表示するレコードの条件」で指定できるのは、以下のフィールドのみです。
「文字列(1行)」「数値」「計算」「リンク」「レコード番号」
*テーブルに設定したフィールドは関連レコード一覧の条件に指定できません。
*関連レコード一覧フィールドに表示されるフィールドの横幅は調整できません。
(文字数に合わせて、自動的に横幅が調整されます。)
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| Let’s Try 関連レコード一覧を使ってみよう!
同じ会社から複数の注文が登録されたとき、関連レコード一覧に過去の注文情報が表示されるか確認し
ましょう。
【レコード作成画面】
条件に一致した注文履歴が表示される(会社名が一致)
shibuya@cybozu.co.j)
参照先の関連レコード詳細が表示される
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| Sample 関連レコード一覧活用例
 顧客管理 ← 案件管理
「顧客管理アプリ」と「案件管理アプリ」を「関連レコード一覧」で関連付けると、1顧客に対する過
去の案件履歴を「顧客管理アプリ」の1レコード内でまとめて確認できます。
案件管理アプリ
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 お問い合わせ管理
顧客番号を入力すると、過去の対応履歴が表示される「お問い合わせ管理アプリ」ができます。
顧客番号を入力すると、過去の対応履歴が表示される
関連レコード一覧は、同一アプリだけでなく、他のアプリからでも、
関連する情報を参照できます。
関連する情報を、ひとつのアプリのレコード内にまとめて表示できるように
なるので、情報が一元管理できて便利ですね!

【kintone便利に使おうシリーズ】[vol.04 関連レコード一覧]