1. Effective Java 輪読会
2013/01/23
開発部 田中

2. 第6章 enumとアノテーション
（項目30～31）

3. • 項目30
– int定数の代わりにenumを使用する

4. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

5. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

6. enumはクラス
• 名前空間を持ち、型安全である
public
public
public
public
static
static
static
static
final
final
final
final
int
int
int
int
APPLE_.. = 0;
APPLE_.. = 1;
ORANGE_.. = 0;
ORANGE_.. = 1;
public enum Apple { .., .. }
Public enum Orange { .., .. }

7. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

8. enumに振る舞いを持たせる
• 定数値 → シングルトンオブジェクト
• Planetという抽象から、具体的な惑星を表
すシングルトンオブジェクトの集合を生
成
• 最適化のためにメソッドを定義
– インスタンスフィールドから、必要に応じて
情報を計算できる

9. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

10. 定数固有クラス本体
• 定数固有メソッド実装
– 関数オブジェクト的
• 無名クラスの実装を、static finalな変数にバインド
する点で
public enum Operation {
PLUS { double apply(double x, double y) { return x + y } },
:
abstract double apply(double x, double y);
}
• ということはストラテジーパターンに使えるかも
• もちろんフィールドを持つことも可能

11. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

12. 定数固有メソッドを共通化
• 例：賃金計算
– 平日/休日
– 一つのpayメソッドでswitch？

13. 戦略enumパターン
• 戦略enum型を内部に定義
– 定数のパラメータとして戦略の選択を強制
– 戦略enum型で各戦略に共通抽象メソッドを定
義しておくことが重要
• 平日・休日のどちらも、戦略を通じてovertimePay
を呼び出すため
– switch文を使うよりもミスが減る
• 定数を追加した場合
• 戦略を追加した場合

14. 論点
1. int定数の代替としてのenumは何が強いか
2. 振る舞いを持たせる：列挙シングルトン？
3. 定数固有の振る舞いを持たせたい
4. 振る舞いを定数間で共有させるなら戦略
enum
5. いつenumを使うか

15. いつenumを使うべきか
• enumによって型を定義する
– 互いに関連する値の集合

16. • 項目31
– 序数の代わりにインスタンスフィールドを使
用する

17. 論点
1. ordinalメソッドの使い方に注意

18. ほとんど使う機会はない
• 使う必要があるのはEnumSetやEnumMapな
どの、enumのデータ構造を把握する必要
がある場合に限られる