25. おまけ (1) 4色定理
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1879年 ケンプが部分的に証明
1976年 アッペルとハーケンが1405個の不可避集合に対してコ
ンピュータによる演算を利用して証明
1996年 ロバートソンがアルゴリズムとプログラムを改良(不可
避集合を633個へ)
2004年 ゴンティエが定理証明支援系Coqを用いた検証可能な
証明を与えた
A computer-checked proof of the Four Color Theorem
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26. おまけ (2) MAP2012
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2012年3月ソフィア・アンティポリス(フランス)でFormalization of Mathematics
(MAP2012)という春の学校が定理証明支援系Coqの開発元であるフランス国立情報学
自動制御研究所(INRIA)でありました. 以下は主な招待講演リストです.
Vladimir Voevodsky (ミルナー予想の解決等で2002年にフィールズ賞受賞)
現在, Univalent foundations projectと称して 検証可能な数学証明を構成する
ためのホモトピー型の形式化に着手しています.
Thomas Callister Hales (1998年ケプラー予想解決)
ケプラー予想とは「3次元空間に球を最も密度高く詰める配置は六方充填配置で
ある」という予想で1998年にHalesにより計算機を使って全ての場合を調べ尽く
して証明されたと言われているが, それが正しいのかは未だに判定されていない.
cf. As Math Grows More Complex, Will Computers Resign?
(Wired 2013/03/04)
Georges Gonthier (マイクロソフト研究所, INRIA)
Coqの拡張Ssrreflectの開発や検証可能な数学証明を完成.
4色定理(2004年), 奇数位数定理(2012年).
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27. おまけ (3) 関連リンク
私の関係する数理科学振興のための活動へのリンクです. 順不同です.
NPO法人「数理の翼」
大川セミナー2013 (2013/8/16-8/19)
大分舞鶴高校SSH
大分スーパーサイエンスコンソーシアム2012
次世代科学者養成講座 (九州大学理学部)
2009年数学セミナー (坂内英一先生と球充填問題を考える)
E. Bannai, T. Sato(高校生), J. Shigezumi,
Maximal m-distance sets containing the representation of
the Johnson graph J(n,m), Discrete Mathematics, 312(22),
3283-3292, 2012. 27
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