第四屆東亞工會論壇

1. 第４回 UNI Apro 東アジア労組フォーラム
長時間労働対策の取り組みについて
2015 年 10 月 29 日
損害保険労働組合連合会

2. 目次
１．損害保険労働組合連合会の組織概要
２．産業の長労働時間労働対策の経緯
３．現状、課題および取り組み

3. １．損害保険労働組合連合会の組織概
要損保グループ産業内の企業別労働組合で構成
• 損保会社、損害調査会社、事務サービス会社
システム会社、生保会社、持株会社、ビル管理会社
の労組が加盟
２０単組、約９万人の組合員が加盟
• 全組合員の・・・
→６割弱が女性
→約 25% が有期契約労働者

4. ２．産業の長時間労働対策の経緯
長時間労働の解消は産別結成時 (1967 年 ) からの課
題
広報誌『損保労
連』
'68 年 1 月 25 日付

5. ２．産業の長時間労働対策の経緯
08 年にプロジェクトチームを立ち上げ、労働時間
短縮に向けた取り組みを検討
• 労働時間短縮のみならず、ワーク・ライフ／バランス
の実現ダイバーシティの理解浸透に向けた取り組みと
して検討

6. ２．産業の長時間労働対策の経緯
2011 年まで " 労働時間短縮統一運動 " を展開
ニュースの発
行
目標退社時間ポスターの
作成
ハンドブックの
作成
全組合統一職場会の開催
など

7. ２．産業の長時間労働対策の経緯
2011 年の総労働時間は 2,000 時間付近まで改善

8. ３．現状、課題および取り組み
足もとの労働時間は増加傾向。とりわけ、女性
組合員比率の高い地域限定職の増加傾向が強い
。

9. ３．現状、課題および取り組み
新規マーケット開拓や収支改善など、様々な取
り組みの展開により、職場の業務量が増加
→ 産別レベルでの業務削減・効率化の推進
・ 業界共通化・標準化を通じた
業務削減・効率化
・ 「職場の業務削減効率化集」の
提供
→ 職場レベルでの取り組みの定着

10. ３．現状、課題および取り組み
業務領域の拡大や法対応などにより業務が高度
化
→組合員のスキルアップの支援
・産別内外における人材育成メニューやその活用方
法に
関する調査研究 など
とりわけ、女性の担う役割は大きく変化しており、 これに
ともなって労働時間が長時間化している可能性がある。こ
うした状況が続けば男女平等参画社会の実現の妨げとなる
懸念がある。
→ ワーク・ライフ／バランス、ダイバーシティの理解浸
透
→ 育児・介護と仕事の両立の支援
→ 男性の働き方改革
などの取り組みを強化していく必要がある。

11. ご清聴ありがとうございました
。