1. 不穏の強い利用者に対しての医療・介護・ケアマネのかかわり 平成23年7月18日 けあまねステーションれんげの里 松本富士子 林 幸子 内田みゆき

2. はじめに 不穏が強く、週3回の透析が困難となった利用者に対し、医療 介護 ケアマネジャー が連携し対処したことで、不完全ながらも不穏は緩和され良い結果が得られたので報告する。

3. 事例紹介 Ａ氏 86歳 女性 慢性腎不全（週3回人工透析） 認知症 両変形性膝関節症 左大腿骨転子部骨折術後

4. 透析室の様子 月・水・金 透析時間 ４時間

5. デイサービスの様子 火・木・土 デイサービスの利用時間 9時～16時

6. Ａ氏の性格 ・保育士として定年まで勤め、 花の？独身生活を送る ・冗談が大好き、 明るい性格 ・人の面倒見がよく、 他利用者からも信頼される存在

7. 支援の経過 平成15年 慢性腎不全にて治療開始 18年 8月 精神科に緊急搬送 9月 退院 10月 れんげの里らいふ お泊り開始 19年 5月 慢性腎不全悪化 人工透析開始 20年 4月 あったかホームれんげの里へ転居 転居15日後、居室で転倒入院 5月 退院 21年 6月 リハビリテーション病院透析室へ転院 22年 7月 くわな共立クリニックへ転院 8月 おいな苑に転居

8. 透析病院 透析困難のため メンタルクリニック受診の要請 高専賃 見守り困難のため ケアマネに対応の相談 ケアマネ対応 メンタルクリニックへの受診 サービス内容の見直し（透析後のヘルパーの訪問）

9. 医療事故防止が優先 不穏の抑制は必要 生活 「人間らしい生活」をさせてほしい 医療 介護

10. 介入 結果 不穏時の見守り 連絡ノートの共有 ナースの対応に変化がある 追加の服薬なしで透析が可能となる 24時間 Ａ氏の状態がどの職種にもわかるようになる

11. 考察 不穏の原因 改善した要因 環境の変化 新しい病院で、A氏を知る人が数人であった。 安心感 A氏を知って貰うことができた。

12. まとめ 現在のＡ氏は、以前のような不穏もなくなり、 デイサービスでも笑顔が見られます。 Ａ氏に 「人間らしい生活」 を送ってほしいと Ａ氏を「中心」に置き、医療、介護、ケアマネが連携し取り組んだことで、Ａ氏の情報を共有し、Ａ氏にかかわる人の考えや態度などが変化し、Ａ氏に笑顔が戻ったのではないでしょうか。

14. 御清聴ありがとうございました。