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Implant device
- 3. 背景 基礎説明
脳内埋め込み型のデバイス
現在,脳疾患治療を対象にしたものや,脳波でモノを操作するブレインマシンインターフェース開発において,脳内埋め込み
型非侵襲デバイスの研究が盛んである.
例 薬が効かないてんかん患者の治療
現状
脳の異常な部位を切除 → リスキーであり侵襲的
今後
埋め込み型デバイスによる物理的な刺激(冷却,電気)を負荷
→ 非侵襲的に機能回復が行える可能性
例 全身麻痺患者ALSが脳波を用いてPCの操作を行う
Uehara K., Saito T., “DEPENDENCY ECOG BAND SPECTRUM IN EPILEPTIC DISCHARGES
UPON LOCAL COOLING RATE ON BRAIN ”IMECE2017, IMECE2017-72158 (2017).
Mariska J., et al, “Fully Implanted Brain-Computer Interface in Locked-In Patient with
ALS” The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE, 375, 2060-6 (2016).
・ALSは最もひどい場合,眼球運動でさえも困難.
・脳の活動ははっきりしている.
頭皮上からとる脳波EEGはノイズが多いため取り扱いが非常に困難で
あるが,脳表から取得する脳波ECoGはクリアな信号が得られる.
→ 2016年にはECoGを解析して,PCへの文字入力に成功.
→ 今後はより高度なことができると予想.
バイオハックによる代替治療や,最先端テクノロジーを駆使した脳と機械の融合(人類の機械的強化)が起こる
- 6. 装置性能 信頼性 安全性 生体適合性 耐久性 電力供給 環境 メンテナンス性 得点
重み 1 0.6 1 0.8 0.7 0.4 0.2 0.5
ハードウエア
脳波計測 3 3 3 2 3 1 2 12.9
深部脳刺激装置 3 3 3 2 3 1 2 12.9
生体内バッテリー 3 2 2 2 1 1 1 1 9.6
非接触電力送電装置 1 1 1 1 1 3 1 1 6
ソフトウエア
脳波解析 3 3 2 5.6
通信装置 1 1 1 1 1 3.6
OS 1 1 1 2.1
商品と予想したいものとの関係
詳細説明 商品:Product・技術:Technology
商品 脳波計測 深部脳刺激装置 脳波解析 得点
重み 0.7 0.7 1
ECoGセンシング 3 3 3 7.2
データ解析方法 2 2 3 5.8
生体親和性材料開発 1 1 1.4
エッジ(ノイズ処理) 3 3 5.1
電流制御技術 3 1 3.1
材料加工技術 1 1 1.4
商品と技術の関係
商品:必要になるハードウエアとソフトウエア両方検討する
技術:商品に必要な技術について検討する
ハードウエアの商品から
• 埋め込み型の脳波計測器
• 脳に刺激を送るモノ
の優先度が高いことが分かった
ソフトウエアの商品から
• 脳波解析ソフトウエア
の優先度が高いことが分かった
必要となる技術に関しては,
• ECoGセンシング
• エッジ
• データ解析方法
• 電流制御
の優先度が高いことが分かった