room metro #28 (2014/11/29) めとべや

1. XAML & XAML
~ デザイナーリホスティングな世界~

2. WFをアプリケーションに
 WFの特徴
 WorkflowをXAMLとして、保存/読込可能
 ActivityをDrag＆Dropするだけで、実行可能なWorkflowが作成可能
 つまり、WFを採用するとこんなことができる！？
 リコンパイル不要で処理のカスタマイズ
 不要な派生バージョンの増加を抑制
 エンドユーザに処理フロー構築の明け渡し
 細かすぎるカスタマイズ案件からの解放

3. アジェンダ
 Workflowの実行
 Workflowの作成
 CustomActivityの作成

4. Workflowを実行する
 WorkflowInvoker
 Workflowをメソッドのように実行する。
 呼び出し側は、Workflowの終了を待機する。
 WorkflowApplication
 WorkflowのInstanceを作成し、それを管理する。
 呼び出し側は、Workflowの状態変更を各種Callbackとして受け取る
 WorkflowServiceHost
 Workflowをサービスとして実行する（詳細は割愛）
（参考）WorkflowInvoker とWorkflowApplication の使用
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd560894%28v=vs.110%29.aspx

5. Workflowの実行
 引数・戻値の設定
 Workflowの実行時読込

6. Workflowを作成する
 Visual Studioで、新しい項目の追加→アクティビティ
← Visual Studioで作成とか、うれしくな
い。
⇒ そこで、デザイナー
リホスティングですよ。

7. デザイナーリホスティングとは
 Visual Studio上のWorkflowデザイナを、コントロール化し独自アプリ
ケーションでも利用できるようにしたもの
 ただし、現状VB式のみ
 VisualStudio上のデザイナは.NET4.5よりC#式が利用可能となったので、次期
バージョンぐらいからC#も対応されないかなぁ（希望

8. 提供されるView
 WorkflowDesigner
 DesignView
 OutlineView
 PropertyInspector
 ToolBoxControl

9. デザイナーリホスティングの基本機能
 XAMLの読込/保存
 Drag&Dropによる編集
 編集中に使用する各種コマンドの提供
 Cut/Copy/Paste/SelectAll…
 入力エラーの表示
とりあえず、作ってみましょう
⇒Demo

10. 標準では有効にならない機能
 デフォルトでは、.NET Framework 4.5で強化された機能がOffになってい
ます。
 せっかくなので、Onにしておきましょう。
 http://blogs.msdn.com/b/tilovell/archive/2012/06/05/wf4-5-enabling-new-
net-framework-4-5-features-in-your-rehosted-designer-application.
aspx

11. 気を付ける点
 DesignerMetadataの登録
 おまじない
 WorkflowDesignerの初期化
 WorkflowDesignerはLoadごとに使い捨て
 Loadしたら、各種Viewも更新
 ActivityBuilderで初期化すること（引数を使うため）
 ToolBox
 ForeachはForEachWithBodyFactoryを使用すること

12. エディタを強化する
 標準では用意されていないが、実装次第で機能追加可能
 インテリセンス
 実装難易度高
 IExpressionEditorService とIEXpressionEditorInstance
 http://blogahf.blogspot.jp/2011/11/iexpressioneditorservice.html
 Tracking（デバッグ実行・ログ出力）
 実装難易度中
 TrackingParticipant とDebugManagerView
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ee624139.aspx

13. CustomActivityの作成
 既存のActivityの問題点
 色々なことが出来過ぎてしまう。
 Primitive過ぎて、一つのWorkflowを組み立てるのが大変。
 全てをまかなえるとは限らない。
 CustomActivity作成指針
 Applicationで必要とされる処理単位で作成するとよい
 プログラムの構造を意識させない

14. CustomActivityの作成
 CodeActivity
 任意のコードを実行するときに使用するときに便利な、Activityのサブクラス
 Executeをoverrideするだけお手軽
 ActivityDesigner
 Workflow上でのActivityの見た目を表現するための基底クラス
 WPFのContentControlのサブクラスでもある
 つまりWPFのXAMLで表現する
 ExpressionTextBox
 VB式を解釈して値を取得するために使用するTextBox

15. まとめ
 WFアプリケーションお手軽簡単3ステップ
 CustomActivityで処理単位を適切にまとめる
 WorkflowDesingerでXAML編集
 WorkflowInvokerで実行
 ただし、文献少な目

16. 参考
 てすとぶろぐ
 http://blogahf.blogspot.jp/
 松崎剛Blog
 http://blogs.msdn.com/b/tsmatsuz/archive/tags/workflow/
 WF Designer Express
 http://blogahf.blogspot.jp/2011/11/iexpressioneditorservice.html
 Windows Workflow (WF) Samples
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd483375.aspx